trimer と trimmer -🙈-#つぶやき英単語 1701

(2022.8.7)

えーっ、最近書いたNo.1998の中で、ちょっと typo がありまして、
爪切りの言い方の一つ nail trimmer を、mが一つしかないtrimer と打ってました。
こそっと直しました、ごめんなさい。

でも、スペルチェックに引っかからなかった気がするんですけど・・・。
それもそのはず。
mが一つのtrimer という単語は実在してて、辞書にも載ってるんです。
(このように間違えたスペルが、他の意味の単語と偶然同じになった場合には、当然スペルチェックでは抽出されません。単語として有るんですから。)

trimer は化学用語で『三量体、トリマー』。同一分子が3個結合してできた化合物のことだそうです。
元になる分子である単量体 monomer が2つ重合したのが二量体 dimerで、3つが 三量体 trimer なんですと。また、このような数分子が重合した化合物をまとめて、オリゴマーoligomer と言うとか・・・・。

ちなみに、
三量体のtrimer の発音は、 tráimər (トゥライマ)で
刈込用具のtrimmer は、trímər (トリマ) なので、違うんですね。

なんだ、リスニングなら間違えなかったのに。
いや、すみませんでした。

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ovate と ovation の関係は?-⚾-#つぶやき英単語 1658

(2022.6.24)

ovate と ovation という二つの単語の関係は?

例えば、
abbreviateは『略する』で、abbreviation は『省略、略語』です。
これは動詞にtionがついて関連した意味の名詞が出来ているわけで、
この両単語は人間で言えば親子か兄弟みたいな関係だと思います。

では、同じような形の ovate と ovation だとどうでしょうか。
実は、ovate と ovationは意味的に無関係なのです。
ovation は 『大かっさい、熱烈な歓迎』の意味です。
ところが、ovateは 『卵形の』の意味の形容詞で、ovation とはこれと言って関連が有りません。
人間に例えるなら、この二つの単語は「他人の空似」みたいなものです。
この形で無関係っていうのが、ちょっと紛らわしい感じですね。

Angels の大谷選手の最近の活躍すごいですね。
ホームラン2本打って8打点の翌日は、投げて8回無失点、13奪三振とか。
球場の観客も、みな立ち上がって拍手してました。
それを見て、
「 standing ovation のovation にはもとになる動詞か何かあるのか?」
と気になって調べたら、こんな結果でした。

英語で「がけっぷち」は?-🌊―#つぶやき英単語 1591

(2022.4.19)

今日の表現 『がけっぷち』 brink of a cliff 
Weblioで調べたらこれが出てきました。brinkの代わりにedge でも同じような意味になります。

cliff は『崖、絶壁』で、brink が『(崖などの)ふち』なので、合わせて『がけっぷち』ですね。
実は、brink だけでも『がけっぷち』の意味になります。また、brink には『瀬戸際』という意味も有ります。

例文です。
Please take a picture of me standing on the brink of the cliff.
「崖っぷちに立つ私の写真を撮ってください」
  (インスタ映えもほどほどに。安全第一です。)

The company was on the brink of bankruptcy.
「その会社は倒産の瀬戸際にあった」
  (これもがけっぷちですね。)

崖っぷちのイラスト(棒人間)

なお、このbrink 『がけっぷち』と blink『まばたき(する)』 は、RとLの一字違いですから混同しないようにしましょう。


一字違いの inequityとiniquityは?-🙅-#つぶやき英単語 1587

(2022.4.15)

inequityiniquity は途中のe とi が違うだけの一字違いです。

inequity は『不公平、不公正』の意味で、発音は inékwiti (イクウィティ) です。

iniquity は『不正、邪悪』の意味になり、発音は iníkwəti (イクイティ)です。

両方入れた例文です。
It is unbelievable that the leader of a group protesting inequity treated members in iniquity.
「不公平に抗議するグループのリーダーが会員を不当に扱っていたとは信じられない」

ノイローゼの人のイラスト(男性)

inequityiniquityは、不公平と不正という意味を見てもまだ紛らわしいですね。

inequity は、equity=公平 の対義語で不公平と覚えておけばいい気がします。
iniquityinequityじゃない方として、ついでに覚えてしまえばどうでしょう。


一字違い foul とfowl は?―🐣-#つぶやき英単語 1577

(2022.4.5)

また、一字違いシリーズ。

foul : 発音は fául (ファウル) です。
形容詞として『悪臭のある、不快な、腐った、泥まみれの、汚染した、(パイプや煙突が)詰まった、(言動が)野卑な、不愉快な、(行為・方法が)不正な、卑劣な、反則の、(天気が)悪い』などの意味が有ります。
『不正に』の副詞にもなりますし、『汚す、汚れる』などの動詞としても使えます。
もちろん、名詞で競技の『反則、ファウル』や野球の『ファウルの』の意味も有ります。
これ、語源は「悪臭がする」の意味の古期英語だそうです。
(なるほど、臭いがするくらい汚かったり、卑劣だったりするのですね。)

fowl: 発音は fául (ファウル) ・・・・上と同じです。
こちらは『家禽、ニワトリ、鳥類、鶏肉』の意味です。
動詞でも『野鳥をとる』の意味で使われる場合が有ります。

発音が同じなので紛らわしいのですが、
fowl の方にはwing のw があるから鳥と覚えてもいいかもしれませんね。

ニワトリのキャラクター

無理やり、両方入れた例文です。
Such a foul place is not suitable for raising fowls.
「そんな不潔な場所は、家禽を育てるのに適していません。」

(せめて快適に育ってほしい。)



一字違い complement と complimentは?-😊-#つぶやき英単語 1576

(2022.4.4)

complementcompliment ・・・紛らわしいと思います。

complement 
名詞では、『補足して完全にするもの、補足物』の意味です。
  文法用語の『補語』や数学の『余数、余角』などの意味もあります。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『(~を)補って完全にする』の意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀ntです。

compliment
名詞は『賛辞、褒め言葉、(行為・言葉による)敬意、(儀礼的な)あいさつ』等の意味です。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『お世辞を言う、ほめる、祝辞を言う』などの意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀nt です。

同音異義語 homonym で発音は同じですし、名詞と動詞の用法があるところも一緒ですから、紛らわしくて当然という感じです。

さらに、これらの形容詞形も紛らわしいのですよ。
complementary 『補足的な』
complimentary 『 敬意を表する、称賛の』
        『(敬意を表しての)招待の,無料の』
「無料の」の意味のcomplimentaryは、例えばお客さんに敬意を表して無料にしているという流れで理解した方がいいですね。

メイクアップアーティストのイラスト(お化粧)

二つの覚え方なんですけど、
補足して完全にするcomplement は、 「完全な」のcompleteに関係するので、
complete の e の方と覚えておけばいいかもしれません。
じゃあ、ほめる方のcompliment は何でかと言われると困るんですけど、
愛(i)があってほめるのが compliment ということでどうでしょうか。


一字違い rack と ruck は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1575

(2022.4.3)

rackruck は一字違いですが、
rackは、『棚、台』などの意味を持つ単語です。
マガジンラックとかオーディオラックとか日本語でも使われています。
発音は、記号では rǽkで、カタカナの「ク」に近いようです。
rack には『拷問(台)』の意味も有り、動詞として『拷問にかける、(人を)苦しめる』の意味にもあるそうです。

ruck は、『並の人間たち、有象無象の輩、多数』などの意味の単語です。
カタカナで発音を表せば、これも「ク」ですけれど、発音記号は rʌ́k で異なります。
ruckには『(布の)しわ、ひだ』の意味も有るそうです。

★ここで問題です。
ラグビー用語のラックは果たしてどちらの単語でしょうか?

正解はuの方の ruck です。

ラック ruck は、ラグビーのプレーの一つで、ボールが地面にある状態で行われる密集戦のことを言います。
多くの選手が入って誰が誰かわからない「有象無象の輩」的な状態になるので、これがruckと呼ばれるのはイメージとして理解できます。

例文です。
That team dominated in the ruck and scored the final try.
「そのチームはラックで優位に立ち。最後のトライを決めた。」

ruckは、競馬や他の競技での後続集団のことを指すことも有るそうです。
言い方は良くないですが、後続の集団は「有象無象」的な感じがするので、これも理解できますね。

一字違いのwoeとwoo ―🥜-#つぶやき英単語 1566

(2022.3.25)

一字違いで大違いシリーズ:今日は woe woo についてです。

woe :『悲哀、悲痛、悩み、災難、悲痛な事柄』の意味の名詞です。
 発音は wóuで、ウォゥに近い感じです。
  tale of woe  悲しい身の上話
  economic woe  経済的苦難 
  Woe betide ~!   ~に災いあれ! 
 のように使われます。
 (betide は『起こる、生じる』です)

woo:『言い寄る、求婚する、得ようと努める、せがむ』の他動詞です。
発音は wúː でウ―ですね。
 (言い寄る、求愛するという意味では古い表現だそうです。)
 The young player was wooed by several teams.
 「その若い選手にはいくつかの球団から声がかかっていた」
    

woewoo は少し紛らわしいですが、品詞が別で、発音が違うのそんなに間違えることはないかもしれません。

プロポーズのイラスト

両方一度に使ってみました。
Woe betide those who woo her.
「彼女に言い寄るものたちに災いあれ」
(こんなこと言う人いたらコワいけど)



一字違い naval と navel は?―🚢―#つぶやき英単語 1564

(2022.3.23)

一字違いで大違いなんて言いますけれど、英単語でも当然そういうのが有って、
紛らわしいかもしれません。(そこが面白いですけどね)

たとえば、navalnavel

naval :『海軍の』の意味です。 navy 『海軍』の形容詞ですね。
    発音は néivəl で、英辞郎の発音カタカナ表記では
    ネーヴァル、ネーヴォウ、ネイヴァルとなっていました。

navel : 『へそ、中心』の名詞です。
    発音は néivl で、ネイヴル、ネイヴァル と英辞郎に書いてあります。

発音も近いかもしれませんが、
品詞が違いますし、「海軍の」と「へそ」なので文の中では文脈からも区別はつくと思います。

まあ、こういうのはペアにして覚えてしまえばお得な感じです。

それで、両方を入れた例文考えました。
The poster featured a famous model in an outfit showing her navel posing on top of a naval destroyer.
「そのポスターでは、海軍の駆逐艦の上で有名モデルがへそ出し衣装でポーズをとっていた。」

かわいい船長さんのイラスト

ブラックラムズとラム肉-🏉―#つぶやき英単語 1560

(2022.3.19)

今日、熊谷ラグビー場で
リコーブラックラムズ東京と埼玉パナソニックワイルドナイツの試合を見てきました。
結果は、ブラックラムズ 12-29 ワイルドナイツでした。
(🎉)

ブラックラムズ は Black Rams で、このram は『(去勢しない)雄羊』の意味なので、
「黒い雄羊たち」というチーム名なわけです。
(Black Rams、確かに去勢されてない雄羊の感じでした。黒かったし。)

ここで、ちょっと英語の話になるんですが、
「ラムズって、あのチームは羊だよな。
 羊と言えば、ラム肉。マトンより軟らかくて・・・」
というのは全くの間違えです。
ブラックラムズのラムはram ですけれど、
ラム肉のラムはlamb でL始まりです。
ramが『雄羊』で、lamb が『子羊、子羊の肉』。
どちらも羊で、カタカナではどちらも「ラム」です。
(紛らわしいかも)

『羊』はsheep ですけれど、
『雄羊』が ram で、『雌羊』はewe だそうです。
因みに、マトンは mutton で『羊肉』です。

ブラックラムズのRams をLambsと間違えると、雄羊が子羊になってしまうので
要注意ですね。