一字違いのbatter と butter は?―🥞―#気になる英語調べ隊 2700

(2025.6.24)

batter には、名詞なら『(野球の)バッター、打者』、
動詞では『乱打する』などの意味が有ります。

ただ 料理用語では 、
batter は『バッター液 (小麦粉などの粉類に水などを加えて混ぜ合わせた粘度のある液体状の生地)』のことになります。
例えば、天ぷらとかパンケーキを作るのに使いますね。

これ、butter 『バター』と一字違いなので、ちょっと紛らわしいかもしれません。
batter と butter の両方とも食べ物関係の言葉ですしね。

例文です。
He made pancakes by baking batter from a mixture of flour, baking powder, eggs, and milk. He then put butter on top of them before pouring maple syrup over them.
「彼は小麦粉、ベーキングパウダー、卵、牛乳を混ぜた生地を焼いてパンケーキを作った。そして、その上にバターをのせ、メープルシロップをかけた。」

ちなみに
液体状の生地の batter は 発音記号で bǽtər で、バターのbutter は bʌ́tər なので、
発音は違います。


Ohtani gets plunked だとぉ―(# ゚Д゚)-#気になる英語調べ隊 2698

(2025.6.21)

ドジャースの大谷翔平選手がパドレス戦で死球を受けました。
たぶん、報復死球というやつです。

Shohei Ohtani gets plunked and Dodgers fans are NOT happy
「大谷翔平選手が故意の死球を受けてドジャースファンは不満」

plunk はもともとドスンというような擬音語で、
動詞としても『(重い物を)ドスンと落とす』などの意味で使われます。
野球に関するスラングとしては、
plunk は『わざと死球を投げる』の意味になるそうです。
「ドスンと当ててやる」的なことでしょうか。

なので、get plunked は『故意死球を当てられる』になります。

なお、死球は英語では hit by pitch で、デッドボールは和製英語だそうです。
(関連投稿→大谷選手に当てないでほしい:「死球」の英語は❓

まあ、わざとではない hit by pitch はしょうがないとしても
『故意の』intentional や 『報復的な』retaliatory がつくのは
だめですよね、ぜったい。

a hand of bananas は?―✋―#気になる英語調べ隊 2697

(2025.6.20)

この頃、バナナって大きな房で売ってるのは少ないかもしれませんが、
あのつながった状態だと大きな黄色い手みたいですよね。

英語にも同じような感覚はあるようで、
『手』の意味でお馴染みの hand には『(バナナの)房』の意味にもなるそうです。
[Weblio調べ]

ここには、hand の『手の形をしたもの』という意味が載っていて
その用例の一つとして『(バナナの)房』が出ている形です。
(同様に『時計の針』もhand だそうです。)

a hand of bananas は『ひと房のバナナ』という意味になります。
房に何本もバナナがついているので、当然、複数形の bananas です。
これ、そんなによく使われる表現ではないみたいですが、面白いので覚えておいてもいいのでは。

『ひと房のバナナ』は a bunch of bananas の言い方も有り、こちらの方が一般的なようです。
a bunch of flowers 『花束』や a bunch of grapes 『ひと房のぶどう』のように、
a bunch of は他の物にも使われます。

その点、『房』の意味のhand は バナナ専用と考えておいた方が無難でしょう。
手みたいな形の果物が他に有れば、使ってもいいのかもしれませんけど。

beside oneself は?―😾―#気になる英語調べ隊 2693

(2025.6.2)

beside は『そばに、横に』ですが、
それでは beside oneself はどんな意味になるでしょうか?

「自分のそばに」ということで幽体離脱みたいですが、そうではありません。

beside oneself は『我を忘れて、逆上して』という意味になるのだそうです。

例えば
He was beside himself with rage when he realized her betrayal.
「彼女の裏切りに気づいたとき、彼は怒りで我を忘れてた」
のように使えます。

うれしくて我を忘れるのはいいですが、
怒りや嫉妬で我を忘れると、結果はろくなことにならないと思います。
そういう時こそ、冷静に。


ノエル団長の言葉より:FAQはファッキューではありません―🖕―#気になる英語調べ隊 2692

(2025.6.1)

ホロライブの白金ノエルさんは、
最近までFAQをファッキューと読んでいたらしいです。
今日の配信で言ってました。

FAQ は frequently asked questions の略です。
frequently が『しばしば、頻繁に』なので、
FAQは直訳すれば「しばしば尋ねられる質問」、要するに『よくある質問』ということですね。

FAQの読み方は「エフエーキュー」が普通で、さすがに「ファッキュー」はないかなと・・・。

でも、こういう見る機会は多いけれど、あまり口にすることがない言葉って、いざという時に正しい読み方が分からない事って有りがちな気がします。
まあ、間違えるのも勉強のうちですね。


censor と sensor ―📷―#気になる英語調べ隊 2690

(2025.5.24)

一字違いの censor と sensor 、
censor が『検閲する』や『検閲官』で、
sensor の方は『センサー、感知装置、検出器』です。

意味は全然違うわけですが、
発音はほぼ同じです。
(発音記号は sénsər のように出ています。)

やはり、少し紛らわしいですね。

このうち、『センサー』のsensor は s で始まるので分かりやすいと思います。
なので、『検閲する』の方を c で始まる censor と頭に入れておけば、
間違えにくいのではないでしょうか。

なお、『検閲』の意味の名詞は censorship になります。

例文です。
It seems that information on the Internet is censored in that country.
あの国ではインターネットの情報が検閲されているらしい。
It is difficult to freely criticize that censorship.
その検閲について自由に批判することは難しい。

A newly developed image sensor enables high-resolution photography.
新開発のイメージセンサーが高精細写真の撮影を可能にしている。

plug away は?―🔌―#気になる英語調べ隊 2685

(2025.5.10)

plug away は『こつこつ励む』という意味だそうです。

英辞郎によると、この表現は
「plug (木くぎ)をこつこつたたいて働く様子」に由来するとか。

でも何で away がつくんでしょうか?
away って『離れて』のような意味なんじゃ・・・?

実は、away は『絶えず、せっせと』のように行動が連続することを表す場合があるんですね。
例えば、work away でも『せっせと働き続ける』の意味になります。

plug away 使ってみましょう。

He pluged away at his homework.
「彼は宿題にこつこつ取り組んだ」

この表現は主に、難しかったり退屈なことにこつこつ取り組むような場合に用いられるようです。
こういう「こつこつ」が大事ですよね。

本をたたかない hit the books は?―📚― #気になる英語調べ隊 2681

(2025.4.29)

hit the books というのは本をたたいたり殴ったりすることではなく、
『猛勉強をする』の意味なんだそうです。

このイディオムの語源ははっきりしないのですが、
『(カウボーイが)旅に出る』という意味の hit the trail という表現から来たとの説も有るようです。
(この場合のhit は「始める」というニュアンスで、他にも hit the road 『出発する、立ち去る』のような表現も有ります。)

でも僕的には hit the books は
「本にぶつかっていく=猛勉強する」と理解しとけばいいのかと思いました。

例えば
She is hitting the books for the qualifying exam.
「彼女は資格試験のために猛勉強中だ」
のように使えます。

このイディオムは、娘から教わりました・・・。

come down with は?―🤧―#気になる英語調べ隊 2677

(2025.4.16)

come down with には『(病気に)かかる』の意味があるそうです。

例えば
He appeared to come down with rubella.
「彼は風疹にかかったようだった。」
のように使えます。

 *rubella は 『風疹』です。

また、come down with は『(金を)出す、寄付する』の意味にもなります。

これは、
She came down with some money for the school.
「彼女はその学校に金を寄付した。」
のように使えるようです。

こういう表現は、使っている単語は簡単でも
知っていないと意味を理解するのは難しいですね。
やっかいですが、これも英語の面白い所だと思います。

heartburn は? ― ❤️‍🔥―#気になる英語調べ隊 2676

(2025.4.13)

heartburn という単語ご存知ですか?

「ハートが燃える」みたいに見えますが、
これで『胸焼け』だそうです。

THE FREE DICTIONARY BY FARLEX の説明では
heartburn
A burning sensation, usually centered in the middle of the chest near the sternum, caused by the reflux of acidic stomach fluids that enter the lower end of the esophagus. Also called acid reflux, cardialgia, pyrosis.
「胸焼け
 酸性の胃液が食道の下端に逆流することによって起こる、胸骨に近い胸の中央部を中心とした焼けるような感覚。acid reflux、 cardialgia、 pyrosis とも呼ばれる。」
となっていました。

なお、ここで挙がっている類義語を英辞郎で調べると
acid reflux 『胃酸の逆流』、
cardialgia 『心臓痛、胸焼け』
pyrosis 『胸焼け』
のように出ていました。

例えば
「最近、脂っこいものを食べると胸焼けがする」なら
These days, I feel heartburn when I eat fatty foods.
のように言えます。
(実話です。年のせいかもしれません。)