pantyhose って何❓―🙈―#つぶやき英単語 2522

(2024.3.28)

pantyhose は『パンティーストッキング』のことだそうです。
これは主に米国で使われ、英国ではtights と言うようです。

hose と言ったら、イメージは水まいたりする『ホース』じゃないですか。
なんで hose がついててパンスト?

実は、hoseを辞書で見ると『ストッキング、ソックス』の意味も有るのです。
hoseの語源は「おおうもの」の意味の古代英語だそうですから、むしろストッキングは本来の意味の近い感じですね。

パンティーストッキングは和製英語と辞書に書いてありますので、
pantyhoseと覚えておいた方がいいですね。
ぼくにはあまり使う機会はないかもしれませんが。

野球の「ノック」は英語で何?-🥎-#つぶやき英単語 1978

(2023.4.30)

昔の野球漫画だと、千本ノックみたいな守備特訓をしているシーンがよく出てきました。
(「巨人の星」や「キャプテン」とか・・・)
それほど激しくなくても、コーチなどが各守備位置の選手に打球を放つノックは、一般的な守備練習で行われていますね。

このノックは英単語のknock から来ていると思われますが、
これには『強く打つ』や『たたくこと』の意味は有っても、特に野球のノックのことを意味する言葉ではないようです。

では、あの『ノック』は英語では何と言うでしょうか?
これは、fungo だそうです。

細かく言うと、
野球用語のfungo は『ノック、ノックしたボール、ノックバット』の意味です。
また、ノックによる守備練習=シートノックは、単にfielding practice と言うそうです。
(野球用語のノックやシートノックは和製英語だったんですね)

バットのメーカーのツイートでも fungo という単語が出てました。
Perfect fungo bat for short range just like the video.
A good defense begins with the good fungo.

「このビデオのような短い距離用の完璧なノックバットです。
良い守備は良いノックから始まります」
あるいは「良いノックバットから」かもしれません。

なお、このHakusoh というのは株式会社 白惣という日本メーカーらしいです。

「ムードメーカー」の英語-⚾-#つぶやき英単語 1927

(2023.3.12)

今やっているWBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)で、
大谷選手とかヌートバ―選手がムードメーカーになって、侍ジャパンを盛り上げているのは間違いないと思います。

でも、この『ムードメーカー= Mood Maker』という言葉は、
ホントの英語ではなく和製英語なんだそうです。

『ムードメーカー』に相当する英語を辞書で見ると、 life of the party という表現が有りました。
Merriam-Webster の説明では
the life of the party
 someone who is very lively and amusing at a party or other social gathering
「パーティや社交の場で元気で楽しい人」
と出ていました。

ちょっとパーティ限定かもしれません。
これ、野球チームの場合は、the life of the team としたら通じそうですけど。

他にはもっと説明的になりますが
a person who enlivens an atmosphere
a person who inspires other players
も辞書に出ていました。

例えば、
Lars Nootbaar has become a player who inspire the Japanese team.
「ラーズ・ヌートバ―選手は日本チームのムードメーカーになっている」
のように言えますね。

考え方を変えて 、ムードメイカーを名詞にせず
Nootbaar is enliving the atmosphere in the Japanese team.
「ヌートバ―選手が日本チームの雰囲気を盛り上げている」
のように言うのもいいと思います。

ちなみに
Ohtani is the life of the Japanese team.
は、「大谷選手は日本チームの命です」のように受け取られるかもしれませんが、
まあそう思われても間違えではないというか、
それはそれで正解な気がします。

ハートフル・heartful・hurtfulの三角関係―🙈-#つぶやき英単語 1781

(2022.10.24)

カタカナ語のハートフルは「心からの、心温まる」などの意味でよく使われてますね。
でも、Webrio によると、ハートフル heartful は和製英語なんですって。

Webrioにそう出ているなら、英語としてheartful という単語が無いのかと思うじゃないですか。

ところが、無いこともないみたいなのです。

One look dictionary search という複数の英英辞典が引けるサイトでheartful を引くと、ごく限られた辞書には載っているようです。

例えば、Merriam-Websterでは heartful の定義が出ていました
  Definition of heartful:full of heartfelt emotion
 「heartful の定義:心からの感情に満ちた」

でも、他の多数の有名な辞書、Oxford や Cambridgeなどには heartful は出ていないようなのです。

なので、heartful という英単語は有るには有る。でも、有名な辞書でも出てるものが少ない・・・・。
ということは、実際あまり使われない単語と考えられます。
(Weblioが和製英語というぐらいですから)

実は、ハートフルとカタカナで書けるような英単語が他にもあります。
その hurtful は『(肉体的・精神的に)苦痛を与える、有害で』の意味です。
日本語のハートフルとは全く違って、むしろ逆の意味に近い単語ですね。
hurtful の方は主な英英辞典にはみんな出てますから、よく使われる単語なんです。

これは使う立場としてみると
hurtful『苦痛を与える』に聞き間違えられる可能性があるとしたら、『心からの』の意味でheartful を使うのリスキーですよね。
(heart 『心』は発音記号でhɑrt で、 hurt 『けがさせる』が hə́ːrtですから、発音は違いますけど。)

なので、
日本語のハートフル『心からの、心温まる』に相当する英語としては、heartfelt や heartwarming を使う方が望ましいと思われます。
heartful には悪いけれど、使わない方が無難と言っておきましょう。

でもまあ、書くのなら誤解はされにくいので、ここではあえてheartfulhurtfulを合わせて使ってみましょう。
He said heartful words, but she took them as hurtful.
「彼は心のこもった言葉を発したが、彼女はそれを傷つける言葉として受け止めた。」 
ちなみにこの文も
He said heartfelt words, but she took them as hurtful.
の方が普通かもしれません。

最後に、ハートフルという言葉を使った耳あたりのいいキャッチフレーズがありますが、内容を理解せずに信用するのはやめときましょう。
へたに信じて痛い目を見てから、ハートフルがhurtfulのことだったと分かるかもしれませんし。

アベックホームラン?-⚾-#つぶやき英単語 1663

(2022.6.29)

今日、Angels のトラウト選手と大谷選手が続けてホームランを打って、日本では一部のニュース記事で「アベックホームラン」という言われ方をしてました。
でも、アベックホームランは和製英語で、アベックという言葉自体、フランス語で英語ではありません。
今日のような連続打者によるホームランは、英語では back-to-back home runs というそうです。
Today, Trout and Otani of the Angels hit home runs in quick succession, and some news articles in Japan called them “avec home runs”.
However, “avec home run” is Japanese English; “avec” itself is French, not English.
In English, home runs by consecutive batters, as seen today, are called “back-to-back home runs“.

(トラウト選手と大谷選手のホームランが出ても勝てないのは問題ですけどね)

 一緒にいる恋人らしき男女のこと、昔はよくアベックと言っていましたが、今は日本語の会話であまり使いませんね。まあ英語ではないしね。
 この二人連れの意味では、カップル couple が日英共に使えるのでよろしいかと思います。

補足:avec はwith の意味のフランス語だそうです。

今日のラグビーの試合17:00から―🏉―#つぶやき英単語 1529

(2022.2.19)

ラグビー リーグワン第6節、 熊谷ラグビー場で行われた埼玉パナソニックワイルドナイツ vs 東芝ブレイブルーパス東京 の試合、行ってまいりました。
結果は、ワイルドナイツ 30-18 ブレイブルーパス でした。
ワイルドナイツも勝ったし、コロインベテ選手のトライも結構近くで見ることができて
満足です。

この試合は試合開始17:00ということで、照明使っていて、いわゆるナイターでした。
レーザービームや炎を使った演出もありました。

Kumagaya Rugby Stadium, Feb.19

で、ちょっとだけ関係した英単語の話を。
皆さんご存知と思いますが、『ナイター』は和製英語で、要するに日本語です。
英語としては night game になりますね。

また、東芝ブレイブルーパス東京のBRAVE LUPUSについてですが、
Brave は『勇敢な』で、Lupus の方は、Weblioで調べると『狼座』という星座の意味を持っているんですね。
ですから、BRACE LUPUS は「勇猛果敢な狼」というようなことになります。
だから、赤い狼のロゴなんですね。

来週、ワイルドナイツは全勝のサンゴリアスとの対戦になります。
これは事実上の決勝戦と言っても過言ではありません。
Go! Wild Knights! 来週も熊谷行きます。

関連投稿)英語で「逆転勝ち」は?

関連投稿)英語で「鳥が止まる」は?
 (熊谷では鳥もラグビーを見る件)

フリーサイズは英語で何?―👕―#つぶやき英単語 1439

(2021.10.16)

衣服や帽子などでフリーサイズというのがありますが、このフリーサイズ Free Size というのは和製英語らしいです。
(日本や一部アジアの商品説明ではfree size の記述が多いようです。オンラインショッピングの世界的広がりを見ると、いずれ認知されるのかもしれませんが、現時点の辞書ではfree size は和製英語認定になっています。)

そこで、『フリーサイズ』を和英辞典でひくと、
one-size-fits-all やone size fits all という訳語が出てきます。

自作例文です。
These one-size-fits-all gloves are made of highly stretchable material.
「このフリーサイズの手袋は伸縮性の高い素材でできています。」

フリーサイズ=one-size-fits-all の商品は、
例えば、伸縮性が高かったり調節できたりでサイズ対応範囲は広いのでしょうが、
本当にどんなサイズの人にも合うということでもないようです。
また、使えたとしても、フィット感が悪い場合も当然有ります。

🧤

one-size-fits-all は比喩的な使い方では、
『(方法・解決策などが)それ一つでどんな場合にも通用する、汎用的(画一的)な』や
『(薬などが)万能の』の意味にもなります。
この意味の one-size-fits-all は 少しネガティブな文脈で使われる場合があるようです。
日本語でも「画一的な対策」と言ったら、何か細かな配慮を欠いていて、うまくいきそうにない感じがしますよね。

There is no one-size-fits-all solution to promote the various local economies.
「様々な地域経済の振興に万能の解決策はありません。」

本当は、one-size-fits-allで全てが解決できれば、そんないいことはないのですが、
世の中それほど単純じゃないということでしょう。



made-to-measure は?―👕―#つぶやき英単語 1363

(2021.5.9)

made-to-measure は、計るために作ったみたいな意味にも見えますが、
ちょっと違います。惜しいけど。
『寸法に合わせて作った、あつらえの』の意味を表す形容詞です。主に衣服とか家具なんかに使えます。

使ってみました。
They bought made-to-measure curtains for their new room.
「彼らは新しい部屋のためにオーダーメイドのカーテンを購入した。」

🪟

made-to-measure の類義語は、
custom-made 『注文品の、あつらえの』
made-to-order  『あつらえて作った、ぴったり合う』 などになります。
(👉 ちなみに オーダーメイドは和製英語なので、ご注意を。)

また、反対の意味になる言葉としては、
off-the-peg  『でき合いの』
off-the-shelf 『既製の、在庫品の』
ready-made 『でき合いの、既製品の』 などが有ります。

roller coaster は?―🙀―#つぶやき英単語 1282

(2020.12.7)

ちょっと前にMerriam-Webster Learner’s Dictionary のWord of the day に
roller coaster が取り上げられてました。
『ジェットコースター』のことですね。

ジェットコースターは和製英語だそうで、
roller coaster をなぜこう呼ぶようになったかの方が不思議です。
(昔、後楽園遊園地にあったroller coaster がジェットコースターと命名されて、
その名前が一般化して広まったと、Web情報有り。)

🙀

roller coaster は比喩的に『起伏の激しい変化』を意味することが有ります。
日本語でも「ジェットコースターのような」とか言いますもんね。

僕のお手製の例文です。
 🙈 Our society has been on a roller coaster because of COVID-19.
   Covid-19のせいで私たちの社会は急激な変化の中にいる。
  (何とか落ち着いてせいかつしたいんですけどね。)

jump the ( ) =早まったことをする―🏃―#つぶやき英単語 1258

(2020.10.22)

『早まったことをする』という意味の junp the ( )
さあ( )に入る単語は何でしょうか?

👈🏿

正解はgun です。 jump the gun で早まったことをするなんですね。

なんだかgun = 銃 というと穏やかじゃないような感じがしますが、
ご安心ください。これは人を打つ銃ではないようです。

jump the gun のgun はトラック競技などのスタートの合図をする銃で、
この表現はそもそも『フライングをする』という意味でもあるんですね。
(注意:フライングは和製英語だそうです。)

Merriam-Websterのサイトでの説明では
jump the gun
1) to start in a race before the starting signal
 競技でスタートの合図前にスタートすること
2)to act, move, or begin something before the proper time
 適切な時期が来る前に行動したり、何かを始めたりすること
だそうです。

👈🏿


まあ、スピードは大事とはいえ、
タイミングの方がもっと大事だったりしますから。
焦らない、焦らない。