大谷選手:epic World Seriesへ―⚾―#気になる英語調べ隊 2324

(2024.10.21)

形容詞 epic は『叙事詩の、叙事詩的な、壮大な、英雄的な』などの意味ですが、米俗語では『素晴らしい、最高の』ぐらいの意味でも用いられます。

本日、MLBのナショナルリーグの優勝決定シリーズでドジャースがメッツを下し、ワールドシリーズ進出を決めました。
ワールドシリーズでは、アメリカンリーグ覇者のヤンキースと闘うことになります。

Sports Illustrated のXポストでは、両チームのワールドシリーズを epic World Series と表現していました。
“Los Angeles vs. New York. Ohtani vs. Judge.
The stage is set for what should be an epic World Series”
「ロサンゼルスvsニューヨーク。大谷 vs ジャッジ。
最高のワールドシリーズの舞台が整った。」

このepic は「壮大な」「最高の」のどちらと訳しても問題ないでしょう。
壮大で最高のワールドシリーズになる気がします。

その大舞台での大谷選手の活躍が楽しみです。

関連投稿⇒大谷選手関係

英語で「火炎瓶」は?―🔥―#気になる英語調べ隊 2322

(2024.10.19)

前にも書いたことがあるのですが、
英語で『火炎瓶』のことを Molotov cocktail と言います。(→関連記事

ちょっと美味しそうに聞こえますが、なんでこれが『火炎瓶』の意味になるのでしょうか?

一説によると、第2次大戦中にフィンランド兵がソ連の戦車を攻撃するのに用いた火炎瓶が、当時のソ連のMolotov 外相にちなんでこう呼ばれたとのことです。

実際に今日の英語ニュース記事で、この言葉が使われていました。
Early Saturday morning, someone allegedly threw Molotov cocktails at the Liberal Democratic Party’s headquarters before ramming his vehicle into the fence outside of the Prime Minister’s Office. Police and firefighters responded to the incident.
「土曜日の早朝、何者かが自由民主党本部に火炎瓶を投げつけた後、首相官邸の外のフェンスに車を突っ込んだとみられる。警察と消防がこの事件に対応した。」

『火炎瓶』の他の言い方として
  fire bottle  (これは火炎瓶そのままですね)
  fire bomb
  gasoline (petrol) bomb
なども辞書に出ています。

それにしても何か政治的な主張があるのなら、他のやり方があるのではないでしょうかね。

大谷選手が RISP merchant ?―#気になる英語調べ隊 2320

(2024.10.17)

野球用語のRISPは runners in scoring position の略で、
『得点圏』のことです。

MLBのポストシーズン、
大谷翔平選手は 得点圏 RISPだけで高率で打っているので、
大谷選手は RISP merchantとか呼ばれています。

merchantは普通は『商人』ですが、
俗語で『~狂、マニア』の意味にもなるそうです。
大谷選手は RISP merchant 「得点圏マニア」と言われてるんですね。

大谷選手は今日までのポストシーズンで
得点圏 RISP では 9打席で7安打で、それ以外では22打席で0安打だそうです。
こんな極端なことも有るんですね。まさか、わざと・・・。

関連投稿⇒大谷選手関係

大谷選手関係:「フェンス直撃の」の英語は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2318

(2024.10.14)

本日のNLCS=ナ・リーグ優勝決定シリーズの第一戦で、ドジャースがメッツに勝利しました。

大谷翔平選手も2安打、1打点でチームの勝利に貢献しました。
そのうち、2本目のヒットはフェンス直撃で、もう少し上がればホームランになるような当りでした。

このような場合の「フェンス直撃の」は英語では off the fence となり、
例えば以下のように使います。

Ohtani hit a single off the fence.
「大谷選手はフェンス直撃のシングルヒットを放った。」

ドジャースが先勝し、大谷選手もいいところで打っています。
欲を言えば、そろそろ大谷選手のホームランが見たいかな。

関連投稿⇒大谷選手関係

ドジャースが NLDS で勝って NLCS へ―⚾―#気になる英語調べ隊 2316

(2024.10.12)

MLBのポストシーズンゲームが進んでいますね。
本日は、ナショナルリーグ西地区で1位のドジャースと2位でWildcard Seriesで勝ち上がったパドレスのNLDS最終第5戦が有りました。

NLDSは National League Division Series の略で、
ナショナルリーグ ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)のことになります。

ドジャースの山本由伸、パドレスのダルビッシュ有の両先発投手が好投して、
しまったいいゲームになりましたが、ドジャースが2-0で勝ちました。

これでドジャースはNLDSを勝ち上がり、次にNLCSでメッツと闘うことになりました。

NLCS は National League Championship Series ナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ(優勝決定シリーズ)で、ここでナショナルリーグの優勝チームが決まります。

アメリカンリーグ側でも、ALDS=American League Division SeriesとALCS=American League Championship Series が行われます。

最終的に、両リーグのチャンピオンチームが、World Series(ワールドシリーズ)でMLB優勝をかけて戦うわけです。

ワールドシリーズで大谷選手が大活躍するのを期待します!

ポストシーズンの大谷選手:バットフリップに関する英語コメントつまみ食い―⚾―#気になる英語調べ隊 2310

(2024.10.6)

本日、MLBポストシーズンゲームで、ドジャースがパドレスに先勝しました。
この試合で、大谷翔平選手が同点3ランホームランを打ち、その時のバットフリップも派手で話題になっていました。
(バットフリップについては前にも書いてますのでそちらもどうぞ⇒これ

Reddit のスレッド
“Ohtani hits his first postseason homer, a 3 run shot to tie it up for the Dodgers!”
「大谷選手がポストシーズンでドジャースのために初ホームラン、3ランで同点に」から、この3ランHRのバットフリップについての英語コメントを拾ってみました。
和訳は自前なので、間違ってたらごめん。

I want Ohtani to throw his bat even harder
「大谷にもっと強くバットを投げてほしい。」

Seven years of pent up anger and frustration bat flip
「7年閉じ込められていた怒りやフラストレーションのバットフリップだ。」

A Batapult
「バタパルトや。」 bat(バット) + catapult(カタパルト) 

That bat bout to rip a hole in the ozone geez
「あのバットがオゾンに穴を切り裂いたぜー。」

Threw it right at the SD bench… willing to bet players were fighting for it.
「あれサンディエゴのベンチに投げたんだ...選手たちが奪い合ったのは間違いない。」

That wasn’t a “bat flip”, that was a hatchet throw.
「あれはバットフリップではなく、手斧を投げたんだ。」

Put that bat flip into the HOF
「あのバットフリップをHOF(野球殿堂)に入れろ。」

The bat throw
「あのバット投げよ」

That bat toss had more aura than any flip I’ve ever seen
「あのバット投げは、俺が見たどんなフリップよりもオーラが有った。」

Helluva bat flip damn
「見事なバットフリップ」

He threw that bat away like it disgusted him
「彼はバットにむかついたように投げた。」

Bro fucking chucked that bat 😂😂
「ありゃバット放り投げている😂😂」

That bat flip was 100/100 tier holy shit man
「あのバットフリップは100点満点クラスだったぜ。」

What do you even call that bat toss? Certainly not a bat flip. I like it.
「このバット投げるのを何と呼んだらいいんだ?
ありゃ確かにバットフリップじゃない。気に入ったぜ。」

Gimme the field view of that bat flip now!
「あのバットフリップのフィールド視点の動画くれ。」

The bat throw is insane. I love it
「バット投げが普通じゃない、大好き。」

That bat flip made me moan
「あのバットフリップには興奮した。」

Xのポストにもこんなのが有りました。
Shohei Ohtani bat flip, October edition.
「大谷翔平のバットフリップ、10月バージョン」

次の試合でも遠慮なくぶちかましてほしいですね。

関連投稿⇒大谷選手関係

「不発弾」の英語は?―💣―#気になる英語調べ隊 2309

(2024.10.5)

『不発弾』は英語で unexploded bomb ですね。
unexploded は『(爆弾などが)まだ爆発していない』で、
bomb が『爆弾』なので、そのままな感じです。

他にdud bomb や blind shell でも『不発弾』の意味になります。

不発弾に関する最近のポストです。
An unexploded U.S. bomb from World War II — that had been buried at a Japanese airport — exploded Wednesday, causing a large crater in a taxiway and the cancellation of more than 80 flights, Japanese officials said. No injuries were reported.
「日本の空港に埋まっていた第二次世界大戦時の米軍の不発弾が水曜日に爆発し、誘導路に大きなクレーターができて80便以上のフライトがキャンセルになったと、日本の当局が発表した。負傷者は報告されていない。」

爆発した不発弾は、もはや不発弾ではないような・・・。

大谷選手・ドジャース:地区優勝 Tシャツの言葉-⚾―#気になる英語調べ隊 2301

(2024.9.27)

大谷選手のドジャースが、MLBナショナルリーグ西地区での優勝を決めました!


ドジャースの選手が優勝の記念撮影で来てた Tシャツに
WE OWN THE NATIONAL LEAGUE WEST
と書いてありました。
「ナショナルリーグ西地区は俺たちのもの」
ということですかね。

Dodgers rally past Padres for 11th NL West title in last 12 years
「ドジャースがパドレスに逆転勝ちし過去12年で11度目のNL西地区制覇」

もう地区優勝が決まったので、
大谷選手には、残り試合思い切ってプレーしてほしいと思います。
いろいろ記録もかかっているようですし。

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大谷選手の歴史的パフォーマンスをReliveせよ―📺―#気になる英語調べ隊 2294 

(2024.9.20)

大谷翔平選手についてのMLBのポストでrelive という単語を使っていました。
この relive は『(想像によって)再び体験する、追体験する』の意味の動詞です。

ポストの内容は
What a night.
What a ballplayer.
Relive Shohei Ohtani’s historic performance 👏
「何という夜だ。
 何という野球選手だ。
 大谷翔平選手の歴史的なパフォーマンスを追体験せよ」
という感じでした。

確かに、大谷選手は、6打数6安打で、3本塁打、10打点、2盗塁で、
前人未到の50本塁打-50盗塁を達成し、すぐに記録を51-51に伸ばしたんですから。
それに、チームのドジャースもプレイオフ進出確定で。🎉


ぼくもハイライト見て、この試合、追体験させてもらいますわ。

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walkie-talkie もこわい―🚓―#気になる英語調べ隊 2293

(2024.9.19)

レバノンでの組織的な爆破が続いているようです。

CNNのXへのポストです。
At least nine people are dead and more than 300 injured after walkie-talkie explosions in Lebanon, the country’s health ministry says.

walkie-talkie は『トランシーバー』のことですから、上の文は
「レバノンでトランシーバーが爆発して、少なくとも9人が死亡、300人以上が負傷したと同国保健省が発表した。」

昨日のポケベルに続き、電気機器なら何でも爆弾にできるということですね。
これ、誰がどう収拾つけるんでしょうか?

ちなみにwalkie-talkieは、元は「walk(歩く) + talk(話す)」ということから第二次世界大戦中に兵士が使っていた俗語だそうです。

また、トランシーバーは、英語でもそのまま transceiver とも言います。
transmitter(送信機)+ receiver(受信機)のようにできた言葉だそうです。