村上選手:Three True Outcomes -⚾―#気になる英語調べ隊 2893

(2026.5.3)

MLB ホワイトソックスの村上宗隆選手が、
Three True Outcomes タイプの打者と言われているようです。

Three True Outcomes (TTO)は直訳なら「三つの真実の結果」ですが、
野球用語としては、野手の関与がほとんどなく投手と野手の力関係のみによる三つの結末「本塁打、四球、三振」のことを指します。

この本塁打、四球、三振で打席を終える率が非常に高い選手が
Three-True-Outcomes player ということになります。
村上選手は、 Xのポストで mr three true outcomes とも書かれており
代表的な TTO player との認識が広がっているようです。 

As of today (May 3, Japan Standard Time), Murakami has recorded 13 home runs, 27 walks, and 48 strikeouts in 134 at-bats.
Based on these figures, his Three True Outcomes rate is approximately 64.7%.

村上選手の成績は、現在(5月3日、日本時間)までの134打席で
HR 13、四球 27、三振 は48です。
これから計算したThree True Outcomesの率は約 64.7% になります。

バウアー投手 “I’m blackballed.”―⚾―#気になる英語調べ隊 2890

(2026.4.30)

日本でもプレーしたトレバー・バウアー(Trevor Bauer)投手が、
アメリカの独立リーグでプレーするというNew York Postの記事を見かけました。

その中で、バウアー投手が
” I’m blackballed. I’m not allowed to play Major League Baseball …”
と言っていました。これは、
「僕は追放されたんだ。メジャーリーグでプレーすることは許されていない……」
というような意味になります。

最初、「blackball って何? 黒い球?」と思ったのですが、
blackball が他動詞として『(~の加入に)反対投票する、(~をグループから)追放する』の意味になるのだそうです。

これは、18〜19世紀の英米の会員制の組織で人の加入の可否を投票で決定しており、
賛成の場合は白球、反対なら黒球を箱に入れて投票していたことに由来するんですと。

なので、blackball は文字通り『(入会への)反対投票用の黒球』であったものが、
転じて名詞の『反対投票』の意味になり、動詞の『反対投票する』や『追放する』
の意味でも使われるようになったわけですね。

上の会員制組織の場合は、一つでも黒い球が有ったら入会できないらしいのですが、
そんな排他的な組織に入らなくてもいいような気もします。

rocky からのロッキーズ―⛰―#気になる英語調べ隊 2883

(2026.4.19)

名詞の rock は『岩』なので、
形容詞の rocky は『岩の多い、岩のような』の意味で、
そこから比喩的に『意思の固い、不動の、頑固な』の意味にもなります。

(ただ、動詞の rock が『揺れ動く、揺り動かす』の意味なので、
  rocky には『不安定な、ぐらぐらする、不確かな』の意味も有ります。)

北米大陸にあるロッキー山脈 Rocky Mountains は、
岩が多い= rocky だということで、この名称なんですね。

MLBのコロラド・ロッキーズ Colorado Rockies のチーム名は、
もちろんロッキー山脈に由来するものです。
ロッキー山脈の最高峰であるエルバート山(標高4401m)も、コロラド州に位置します。
ロッキーズのホームはコロラド州デンバーのクアーズ・フィールド(Coors Field)ですが、ここでも標高1600mもあるそうで、打球の飛びやすいことで有名な球場です。

MLBのABSって何の略?―⚾―#気になる英語調べ隊 2869

(2026.3.30)

今シーズンからメジャーリーグで採用されているABSは
Automated Ball-Strike (自動ボール・ストライク判定)あるいは
Automated Ball-Strike Challenge System(自動ボール・ストライク判定チャレンジシステム)のこと。
ABSのSが Strike かSystem かというと、両方とも有りかもしれません。

MLB公式のポスト中でも、
the Automated Ball-Strike Challenge System (ABS) と書いたり、
the ABS Challenge の表記も有りますから。

まあ、いろいろ見ているとABS Challenge という使い方が多いようなので、
ABS = Automated Ball-Strike (自動ボール・ストライク判定)が正解でいいと思いますけど。

ちなみにABS チャレンジシステムのルールはこういうことらしいです。
ABS CHALLENGE RULES: ABSチャレンジのルール
Each team will get two challenges and can keep them if they’re successful
「各チームには2回のチャレンジ権が与えられ、チャレンジが成功した場合はその権利を保持できる」

Challenges can only be initiated by a pitcher, catcher, or batter, and the request must come right after the pitch
「チャレンジは投手、捕手、または打者のみが申し出ることができ、その要求は投球直後に行わなければならない」

To signal a challenge, the pitcher, catcher, or batter will tap his hat or helmet to let the umpire know
「チャレンジを申し出る際、投手、捕手、または打者は帽子やヘルメットを軽く叩いて審判に知らせる」

No help from the dugout or other players on the field is allowed
「ダグアウトやフィールド上の他の選手からの助言は認められない」

In each extra inning, a team will be awarded a challenge if it has none remaining entering the inning
「延長戦では、そのイニング開始時点でチャレンジ権が残っていないチームに対し、1回につき1回のチャレンジ権が付与される」
https://x.com/MLB/status/2036497390811615239

人間の目より機械の目の方が信頼できるレベルになっているんですね。

大谷選手が書いた three-peat は?-⚾-#気になる英語調べ隊 2868

(2026.3.29)

MLBのシーズンが始まり、
Dodgers の大谷選手がチームメイトみんなに
“LET’S THREE-PEAT” というメッセージをつけて時計をプレゼントしたそうです。
これは 「三連覇しょう」ということですね。

Dodgers は 過去2シーズンでMLBチャンピオンになっていますので、
今年は三連覇を目指す年になります。

この three-peat は『三連覇する、三連勝する』の動詞になります。
名詞で『三連覇、三連勝』の意味で使われる場合もあります。
-peat は repeatの短縮形だそうです。

Dodgers は、three-peat を目指してシーズンの滑り出し好調のようです。
後は大谷選手の今シーズン初ホームランがいつ出るか、初登板がどうなるかですね。
順調にいけば、今年も大谷選手はすごいことをしてくれるはず。
楽しみしかありません。


mercy rule は?-⚾-#気になる英語調べ隊 2862

(2026.3.7)

mercy rule は、Wiktionary で
(sports) A rule that ends a one-sided contest prior to its natural conclusion.
と説明されています。
訳すと
「(スポーツ)一方的な試合を自然な結末の前に終わらせるルール」です。

これは、野球の『コールドの規定』に当たります。
mercy が『慈悲』なので「慈悲による(試合終了)規定」ということでしょうか。
得点差が非常に大きくなった場合に、試合を終了させるルールのことですね。

Japan wins its WBC opener via mercy rule
「日本がWBC初戦をコールド勝ち」

初戦は大差勝ちでしたが、油断しない方がいいかもしれません。
アメリカに行ってからが本番ですから。

Decoy ran straight for Shohei―⚾―#気になる英語調べ隊 2833

(2026.2.5)

大谷選手とデコピンの絵本が発売されたそうで。 👏

その一行から
Decoy ran straight for Shohei.
「デコピンはまっすぐ翔平に向かって走った。」

straight for ~は「~にまっすぐに向かって」ということです。

この絵本、絵柄もかわいくて、ちょっとほしくなりますね。

大谷さんちのファンデーション-⚾―#気になる英語調べ隊 2772

(2025.11.25)

カタカナのファンデーションは「化粧の下地として用いられる化粧品」の意味でよく使われていますね。

元の英語 foundation には、化粧品のファンデーション以外に『基礎、土台、根拠、設立』や『基金、財団』の意味があります。

最近、大谷翔平選手が SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION 「大谷翔平ファミリー財団」を設立したことが話題になっています。

この財団の理念は以下のように説明されています。
Our mission is to create healthier, happier communities by funding initiatives that inspire children to stay active and live well, and by supporting programs that rescue, protect, and care for animals in need.
「私たちの使命は、子どもたちが活発に活動し健やかに生きるよう促す取り組みへの資金提供と、助けが必要な動物を救い、保護し、ケアするプログラムの支援を通じて、より健康で幸せなコミュニティを創ることです。」

なんか、大谷選手は野球の才能だけでなく、生き方が素敵ですね。
ロゴまで素敵だし。

山本投手の言ってない名言 ―⚾―#気になる英語調べ隊 2752

(2025.11.4)

ワールドシリーズ で文句なしのMVPとなった山本由伸投手の言葉が
英訳されて、名言化するのおもろい。

「負けるわけにはいかない」
→ Losing isn’t an option
→「負けるという選択肢はない」

言語間を行って帰って、こうなるんですね。

DAWGは?―🐶―#気になる英語調べ隊 2751

(2025.11.3)

MLBワールドシリーズの試合後インタビューで
レジェンドのデビット・オルティスさんがフリーマン選手らにMY DAWGと書かれたTシャツを渡していました。

dawg というスラングは dog に由来する言葉で、もともとの『犬』の意味も有りますが、
『友達、仲間』の意味でも使われるとのこと。

なので、オルティスさんがこのTシャツ渡すのは、「友達」認定的なことと思われます。

ただ、チームスポーツの選手をdawg と評する場合があり、
「精神的にタフで、困難な状況に粘り強く立ち向かう」ようなすごい選手のことを指すようです。

ワールドシリーズでの山本由伸投手は、以下のポストでは Absolute DAWG と称賛されています。

中0日で第7戦のピンチの場面でリリーフに出てきて勝利を手繰り寄せた山本投手がDAWGなのは間違いないと思います。