confident と confidant ―😤―#つぶやき英単語 1397

(2021.7.30)

オンライン英会話のレッスンで、
教材のエッセイの題を CONFIDENT だと思って読んでいたのですが、
実はCONFIDANTだったということがありました。

😤

e と a の一字違いで、
confident (発音 kάnfədnt)は『確信して、自信に満ちた』の意味の形容詞。
confidant (発音 kάnfəd`ænt)は『(秘密を打ち明けられるような)腹心の友、親友』の意味の名詞です。

古くは、confident には、現在のconfidant と同じ意味の名詞としての用法もあったらしく、兄弟同士みたいな関係なわけです。

🙈

まあ、ちょっと紛らわしいですよね。
でもまあ、僕としては confident は分かってたわけなので、
confidant もついでに覚えれば、合わせ技一本じゃないですか。
(東京オリンピックの柔道がんばってますね。)

てなことで、両方入れた自作英文です。
I am confident that he is my confidant who will keep the secret.
「彼はその秘密を守ってくれる親友だと確信しています。」

全知全能は英語で何?―👼―#つぶやき英単語 1396

(2021.7.25)

『全知全能』は、omniscience and omnipotence だそうです。

omni-はallの意味のラテン語を語源とする接頭語で、
『全』や『総』ということになります。

omniscienceの science は、ラテン語 scientia (=knowledge)に由来して、『知識、知ること』を表しています。だから、amniscience は「すべてを知っていること=全知」となります。
因みに、science 単独では『科学』などの意味で日常使われているわけですが、この発音は「サイエンス sάɪəns」ですよね。
でも、omniscience だと「アムニシェンス ɑmníʃəns」でscience の部分はシェンスです。
良心の意味の conscience も「カンシェンス kάnʃən」ですから、同じ感じです。

💮

potence の方ですが、この語源はラテン語のpotentia(=power)やpotens (=powerful)と考えられ、『強力な状態、能力』などを意味します。
なので、omnipotence は『全能』になるわけですね。

自作例文です。
Some people believed in God’s omniscience and omnipotence.
「ある人々は、神が全知全能であることを信じていた。」

ついでに言うと『全知全能の』なら、omniscient and omnipotent になります。

Some people believed in an omniscient and omnipotent God.
「ある人々は、全知全能の神を信じていた。」

あまり日常的に使う言葉じゃないですが、
アニメを見ていたら omnipotent という言葉が使われていました。
どこにでも学びの種はころがっているってことですね。

Harry Potter と Olympic に関係する単語 ―🔥―#つぶやき英単語 1395

(2021.7.23)

今日は、ハリー・ポッター と オリンピックに関係する単語の話。

「ハリー・ポッターと賢者の石 Harry Potter and the Philosopher’s Stone」で、
ダイアゴン横丁のシーンは、初めて魔法世界に足を踏み入れるハリーとともに読者もその世界にひきこまれる感じでとても魅力的だと思います。

その魔法の街の入り口になるパブ兼宿屋の名前が
「漏れ鍋」Leaky Cauldron です。

leaky は『漏れる、漏れやすい』という形容詞ですね。
cauldron は『大釜、大鍋』で、魔女が怪しげな薬を造るときに使っているイメージが有ります。

🔥

で、急にオリンピックの話なんですけど、
2021年7月23日、今日はこの「歴史的な」東京オリンピックの開会式ですね。

ここで注目されるのが『聖火台』。
辞書で調べると、Olympic cauldron と出ていました。

Leaky Cauldron の cauldron と同じ!
なんと、東京オリンピックとダイアゴン横丁は、cauldron つながりじゃないですか。
まあ、聖火台もいろんなデザイン有りますが、大釜と言われれば、そんな形ですからね。

🔥

とりあえず、いろいろいろいろ有って開幕のオリンピックですが、
やるからには、世界にポジティブなメッセージを発してほしいと思います。

Olympic cauldron 聖火台 への点火が、「純粋なスポーツの世界」への入り口になりますように。

(これ以上、ネガティブなことが起こりませんように。
 あんまり不手際が目立つと、Olumpic cauldron 聖火台というよりLeaky cauldron 漏れ鍋だとか言いたくなっちゃいますから)

be caught off guard は?―👮―#つぶやき英単語 1394

(2021.7.22)

オンライン英会話のレッスンで、be caught off guard という表現が出てきました。
これで『(予期せぬことに)驚かされる』の意味になるんですね。
例えば
 I was caught off guard by the unexpected appearance of my ex-girl friend.
「私は予想もしなかった元カノの登場に仰天した。」

のように使えます。
(こんなことを言う場面には出会いたくないですが・・・)

🙀

be caught off guard には 『不意を突かれる、油断に付け込まれる』の意味も有ります。そもそも off guard が『油断して、警戒を怠って』という意味なんですね。

また、be caught off guard は、be の代わりにget でもほぼ同様な意味になるようです。
be より get の方がダイナミックな感じかもしれませんが。

We got caught off guard by the enemy and defeated.
「私たちは敵に油断して敗北した。」

何事も油断大敵です。
サッカーでも、感染症対策でもね。

2番目の second を動詞で使うと?―✌―#つぶやき英単語 1393

(2021.7.18)

『第2の』のsecond には動詞も有って、『賛成する』の意味になるんですね。
一番目の人の意見に従う感じでしょうか。

オンライン英会話 Bizmates のYoutube 動画で
 I second that.  「賛成です」
という表現が使われてて、覚えました。

そもそも、second の語源は「後に従う」の意味のラテン語だそうですから、
賛成するのsecond が元の意味に近いのかもしれません。

throw a tantrum は?―🏀―#つぶやき英単語 1392

(2021.7.17)

throw の基本的な意味が『投げる』というのはいいとして、世の中、何を投げるかで意味合いがずいぶん変わってくるものです。

throw a tantrumという表現で、
目的語の tantrum はボールとか物理的に投げれそうなもんじゃありません。
tantrum は『かんしゃく』ですから。

で、throw a tantrumの意味は何かというと、
『駄々をこねる、かんしゃくを起こす、むかっ腹を立てる』です。
だいたい駄々っ子や短気な人のケースで使われるようです。

これ、throw の代わりに動詞として have を使って、have a tantrum としても
同様の意味になるようです。

でも、なんかイメージとしては、throw の方が
自分の不機嫌・不満を周囲に投げっぱなす感じで表現として「面白い」と思います。

😭

In the past, we used to see children throwing tantrums in front of toy stores.
「昔はおもちゃ屋の前で駄々をこねる子供がよくいたものです。」
本当です。

Oh my gosh! の gosh は?―😲―#つぶやき英単語 1391

(2021.7.16)

Oh my gosh! はびっくりしたようなときに使う「えーっ」とか「おやまあ」とかいう意味の言葉ですね。
アメリカの人とかやたら言っている印象があるのですけど、
今日、ふと疑問に思いました。gosh って何だっけ?

辞書で調べると
gosh 自体で「おや、まあ、うへー」とかいう驚きを表す間投詞で、
god の婉曲語(euphemism)でもあるそうです。

これは、びっくりして Oh my god! と言うところを
あまり神様の事を気軽に口にするのがはばかられるため
婉曲的にそれを指す gosh という言葉にしているのですね。

ついでに言うと
gosh を一時違いの gash は『(長く深い)傷』という意味になります。
おやまあのgosh の発音はgάʃ で、傷のgash はgˈæʃ です。

上腕と前腕?―🤳―#つぶやき英単語 1390

(2021.7.14)

まず日本語での話になりますが、
腕って肩からひじの間は『上腕』と言って、
ひじから手首の間は『前腕』と言うのが普通なんですね。
上と前というのがミスマッチな感じですけど、
人の腕の部位を指して下腕、後腕というのはあまり聞いたことが有りません。
語呂のせいなのでしょうか?

英語ではどうかというと、
『上腕』は、upper arm になります。
upper 『上部の』とarm 『腕』ですから、そのまま訳した感じですね。
(解剖学的には、brachium という用語も有ります。)

で、『前腕』はというと、辞書には forearm あるいは fore-arm と出てます。
fore が『前部の』ですから、これも英語と日本語が同じイメージです。
(なお、前腕は、解剖学用語では antebrachium と言うそうです。)

ただ、辞書には lower arm も『前腕』の訳語として載っています。
これだと、lower 『下部の』∔ arm なので、upper arm の対義語としては自然な感じですね。
日本語だと下腕とはふつう言わないので、これは日本語と英語で違っている所になります。

こういう日本語と英語のイメージの同じところや、ずれているところが
味わい深いと僕は思うんですけれど。

英語で格言・ことわざは?―👉―#つぶやき英単語 1389

(2021.7.12)

格言、ことわざ、金言に当たる英単語は、いくつか有ります。
proverb, maxim, saying, adage, ……..

Oxford dictionaryによる説明はこんな感じです。
proverb :
A short pithy saying in general use, stating a general truth or piece of advice. 
一般的に使われる含蓄のある簡潔な言葉で、一般的な真実やアドバイスを述べたもの

maxim:
A short, pithy statement expressing a general truth or rule of conduct.
一般的な真理や行動のルールを表現した短くて含蓄のある文

saying:
A short, pithy expression that generally contains advice or wisdom.
一般的にアドバイスや知恵を含んだ短くて含蓄のある表現

adage:
A proverb or short statement expressing a general truth.
一般的な真理を表現したことわざや短い文

正直、意味の差はよくわからないのですが、まあ似たような意味であることは確かです。

こういう類義語はみんなまとめて覚えてしまえば、その方がお得で、
かえって覚えやすいかもしれません。
Killing two birds with one stone = 一石二鳥ならぬ、
Killing four birds with one stone = 一石四鳥じゃないでしょうか。

dawn を動詞で使う―🌅―#つぶやき英単語 1388

(2021.7.8)

dawn は『夜明け』で、from dawn till duskなら『夜明けから夕暮れまで』ですね。
この単語には『(物事の)始まり、兆し』の意味もあります。

自作英文です。
  Ryoma said. “It’s the dawn of Japan”. 竜馬は言った。「日本の夜明けぜよ。」

Dawn in Kumagaya

ここまでは名詞のdawn ですけれど、これには動詞も有るんですね。

動詞のdawn には『夜が明ける』や『(徐々に)発達を始める、現れだす』の意味が有ります。
Ryoma believed a new era was dawning.
竜馬は新しい時代が来ようとしていることを信じていた。

また、『(物事が)人に分かり始める』という意味でも使えるんですね。
 His idea was beginning to dawn on the people.
彼の考えが人々に理解され始めていた。

ちょっと竜馬成分が多めになってて、すみません。
なんか夜明けというと、僕的には竜馬を絡めといた方が覚えやすい気がしたので。

ちなみに、dawn の発音は、dˈɔːn で「ドーン」に近いですからね。
(ダウンじゃないことは確かです)