「重箱の隅をほじくる」の英語は❓―🧐―#つぶやき英単語 2547

(2024.4.22)

『重箱の隅をほじくる』は、つまらぬあら探しをすることですが、
nitpick という動詞がこれに近い意味になります。

Wiktionarynitpickの説明を見ると
(figurative) To correct insignificant mistakes or find fault in unimportant details.
『 (比喩)取るに足らない間違いを正したり、重要でない細かな間違いを見つけたりすること。となっています。
他に『細かいことにうるさく言う、いちいちけちをつける』等の意味にもなります。

例えば、
He is always nitpicking others.
「彼はいつでも他人のあら探しをしている」
のように使えます。
このような重箱の隅をつついて来る人の事を
nitpicker と言うそうです。

nit には『毛ジラミの卵』の意味が有り、
nitpickはそもそも誰かの髪の毛から小さなシラミの卵を探して取ることだったとか。
これが、つまらぬあら探しをすることの比喩として用いられているわけですね。


ソメイヨシノの「自家不和合性」の英語―🍒―#つぶやき英単語 2537

(2024.4.12)

『自家不和合性』とは、雌雄同株の植物で、自家受粉では受精しない性質のこと。
英語では self-incompatibility と言うそうです。
『自家不和合性の』はself-incompatible です。

All Someiyoshino are clones with the same genes and are self-incompatible, which means that they cannot produce seeds by self-pollination.
Therefore, it cannot be propagated by seed, but only by grafting or cuttings.
ソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持つクローンで自家不和合性です。そのため、種子による繁殖はできず、接ぎ木か挿し木により繁殖させるしかありません。

難しい講釈はともかく今年もサクラはきれいでした。

「接ぎ木」の英語は❓―ソメイヨシノはそうなんだって―🌸―#つぶやき英単語 2535

 (2024.4.10)

接ぎ木とは「枝などを切り取って、同種または近縁の他の植物の幹に接ぐこと」で 、
これにより枝の部分の特徴通りの木を作る事ができるわけですね。
繰り返していくと、同じDNAを持った木をどんどん増やせることになります。

この『接ぎ木』という手法は、英語では grafting と言います。
『接ぎ木する』は graft や engraft という動詞で表されます。

使ってみましょう。
Grafting is one of the techniques to create clonal trees with the basically same DNA.
接ぎ木は基本的に同じDNAを持つクうくローンの木を作る技術の一つです。

Somei-Yoshino cherry trees have been repeatedly grafted from a single original tree discovered at the end of the Edo period and increased until today.
桜のソメイヨシノは江戸時代の終わりごろに発見された一本の原木から接ぎ木を繰り返して、今日まで数が増やされてきました。

The beauty of these cherry trees is due to the efforts of many people who have continued to protect them.
この桜の美しさは、守り続けてきた多くの人々の努力が有ってのものなのですね。

花の名:golden bell は❓―📷―#つぶやき英単語 2531

(2024.4.6)

golden bell という英語名の花は何でしょうか?

春に咲く黄色い花、『レンギョウ』のことです。
英語では他にも golden bell flower やforsythia の名でも呼ばれるようです。

今日、公園で見かけて写真撮りました。
この季節、桜に目が行きますがレンギョウの黄色もきれいですね。

レンギョウは漢字で書くと連翹。俳句では春の季語として扱われるそうです。

英語で桜の「早咲き・遅咲き」は❓―🌸―#つぶやき英単語 2517

(2024.3.24)

桜と一口に言ってもいろいろな種類があり、
花が咲く時期が早いものと遅いものがあるようです。

そういう『早咲き・遅咲き』というのを、英語では何と言うでしょうか?

桜について『早咲きの』という場合、early blooming が使われます。
これに対する『遅咲きの』は late blooming になります。
(場合により、early や late だけでも『早咲きの』『遅咲きの』の意味になるようです。)

『早咲きの花(木)』や『遅咲きの花(木)』という意味では
early bloomer 、late bloomer という言葉が使われます。

(例文)I took a picture of the cherry blossoms a few days ago, and I think it is fair to say that the cherry tree is an early bloomer.
数日前に桜の花の写真を撮ったのですが、この桜の木は早咲きと言っていいと思います。

Early blooming cherry blossoms 早咲きの桜 (2024.3.21)

日本語でも人の才能の早咲き・遅咲きというような比喩的な表現を使いますが、英語でも同じような表現が可能です。

(例文)
While there are precocious artistic geniuses, there are also great late blooming artists.
「早熟な芸術的天才もいる一方、遅咲きの偉大な芸術家もいる」

ここで、『早熟の』という意味で precocious という単語を使いましたが、
この単語は植物について『早咲きの、早なりの』という場合でも使えるそうです。

「もやし」の英語は❓―🍜―#つぶやき英単語 2498

(2024.3.4)

『もやし』は、bean sprouts です。
bean sprouts は「豆の芽」ということで、豆類の発芽したもの全般を指すそうです。

ただ、日本のもやしは緑豆(モヤシインゲン)の発芽したものなので、これを明確に示すためには mung bean sprouts と言う場合も有るそうです。
mung bean が『緑豆』ですね。

例えば
I made and ate stir-fried pork and bean sprouts for lunch today.
「今日の昼食には肉豚肉ともやしの炒め物を作って食べた」

もやしは安くてお財布に優しいと事もすばらしいです。

山本由伸投手がもうブルペンで投球!からの「何でブルペンと言うの?」―⚾―#つぶやき英単語 2475

(2024.2.12)

山本由伸投手がドジャース入りして初めてのブルペン投球をした、とのニュースが有りました。
かなり注目されていますね。

Yoshinobu Yamamoto throwing his first bullpen with the Dodgers
「山本由伸投手がドジャースでの初ブルペン投球」

このことについてのRedditでのコメントを見てたら、bullpenという言葉についてのやり取りが有りました。
引用して訳してみましょう。

TyrionJoestar
 Why do they call it a bullpen
 「何でブルペン(牛の囲い場)と呼ぶの?」

KebabTaco
Over 100 years ago it was called that cause fans would actually stand in foul territory. It was cheap and a lot of fans would be in there, therefore it got the name bullpen (they were packed in tight like cattle). Later they cleared it and it became a place where pitchers would warm up にand chill. They kept the name.
「100年以上前は、ファンが実際にファウル・テリトリーに立っていたため、そう呼ばれていた。安かったので多くのファンがそこにいたことから、ブルペンと呼ばれるようになった(牛のようにぎゅうぎゅうに詰め込まれたから)。
その後、そこを更地にして、投手たちがウォームアップしたり、クールダウンする場所になった。でも、前の名前が残ってるんだ。」

へえ、そうなんですね。山本選手の記事で一つ賢くなった感じです。

補足すると、
bull は『(去勢されていない)雄牛』で、penには『(家畜の)おり、囲い』の意味が有ります。
なので、bullpen の文字通りの意味は、『牛の囲い場』です。

山本投手の実力は確かだと思うので、
大谷選手ともども今シーズンのドジャースは楽しみですね。
(一平さんもいるしね。)

「1月の満月」の英語で一句―🐺―#つぶやき英単語 2459

(2024.1.26)

今夜は満月らしいので、写真撮りました。
(あそこで、SLIMが逆立ちしているのかな)

1月の満月、英語では Wolf Moon という呼び名が有るそうです。
文字通りなら「狼月」ですね。

ここで一句
「狼月に 遠吠えもせず 一人飲む」

Under the Wolf Moon
Not even howl
Just drink alone

(狼月と言う季語は正式には無いと思いますが、季語っぽいから許してください。)

寒い夜には、熱燗がいいですかね。
僕はお茶にしときますけど。

「借りてきた猫のような」の英語は❓―🐈―#つぶやき英単語 2457

(2024.1.25)

英辞郎を見ていたら
『借りてきた猫のような、とてもおとなしい』の意味の英語として
as meek as a kitten という表現が出ていました。

meek は『おとなしい』の意味で、kitten が『子猫』ですから
as meek as kitten は文字通りなら「子猫のようにおとなしい」という意味ですね。

例えば
He is as meek as a kitten in the presence of strangers.
「彼は見知らぬ人がいるところでは借りてきた猫のようだ」
のように使えます。

僕もけっこう借りてきた猫状態になります。
我ながら、もう少し図太く生きた方がいいとは思いますが。

flower frog は❓―💐―#つぶやき英単語 2455

(2024.1.23)

オンライン英会話 Bizmates の英文を読んで会話するDiscovery というレッスンで、
flower frog という表現が出てきました。

文字通りなら「花カエル」みたいなことですが、
こういうのは文字通りではないのです。

flower frog はWikipediaで次のように説明されています。

A flower frog is a device used to help arrange flowers.
「flower frog は花を生けるための道具です」

Some, such as the Japanese kenzan, are utilitarian metal devices that fit into a vase or bowl and fix the stems by metal needles. Other designs use a number of holes or guides that stems could be fit through for arranging.
「日本の剣山のように、花瓶や鉢に入れて金属の針で茎を固定する実用的な金属製の器具も有ります。他に、アレンジメント用に茎を通す穴やガイドを多数配置したデザインも有ります。」

生け花で使う『剣山』は 一つのタイプのflower frogなんですが、
これと異なり、茎を穴に差し込んで固定するタイプのflower frogもあるわけですね。

なので、針のあるflower frog は『剣山』と訳していいと思いますが、
穴なきタイプは日本語で何と言えばいいかよくわかりません。
まあ、「フラワーフロッグ」と言うのが正解かもしれませんけど。

(追記:研究社の新英和中辞典で、frog の訳語の中に『剣山』が入っています。)