「外交特権」の英語は❓―🚓―#つぶやき英単語 2559

(2024.5.4)

『外交特権(外交官特権)』とは、「外交官が駐在国において有する不可侵権、治外法権などの特権」だそうです。これにより、外交官が犯罪を犯しても逮捕されなかったりします。

英語で『外交特権』は diplomatic immunity と言うそうです。

diplomatic は『外交の、外交官の』です。
この場合のimmunity には『免除、免責、特典』の意味になります。
(他に immunity は病気に対する『免疫』の意味でも使われます。)

シンガポールの外交官が銭湯で未成年男子を盗撮していたのに、
外交特権によりその場で逮捕されず、帰国したと・・・。

これ、報道されてけっこう騒ぎが大きくなったので、少し雲行きが変わってきたようです。

CNA(@ChannelNewsAsia)によると
Singapore diplomat suspended amid probe into allegations he filmed teen at public bath in Japan
シンガポールの外交官、銭湯での撮影疑惑で停職処分

The Singapore Ministry of Foreign Affairs said that it is prepared to waive diplomatic immunity to facilitate investigations “if the alleged facts bear out”.
シンガポール外務省は、「疑惑の事実が証明されれば」外交特権を放棄して捜査を促進する用意があると述べた。
  (waive は『放棄する』の意味です。)  

外交官がこういうことすると、その国の信頼に傷がつきますね。
きびしく処分した方がいいんじゃないでしょうか。

dissident は❓―✊―#つぶやき英単語 2530

(2024.4.5)

dissident は『意見を異にする、反体制の』や『意見を異にする人、反体制派』の意味の単語です。
語源は、「離れて座る」の意味のラテン語だそうです。

Xの投稿でこの単語使われていました。
Hanna Malewska, author, Polish Home Army member, #WarsawUprising soldier, editor-in-chief of the “Znak” publishing house and anti-communist dissident, died #OTD in 1983.
She wrote many historical novels reflecting on philosophical issues, such as freedom or human dignity.
ハンナ・マレフスカ、作家、ポーランド国内軍メンバー、#ワルシャワ蜂起 の兵士、出版社「Znak」の編集長、反共・反体制派、1983年死去。
自由や人間の尊厳といった哲学的問題を反映した歴史小説を多数執筆。

理知的な感じの人ですね。

派閥を「解散する」の英語は❓―🎸―#つぶやき英単語 2451

(2024.1.19)

政治派閥が『解散する』の動詞って、disband でいいみたいです。
『派閥』はfactionですね。

disbandment なら『解散』という名詞になります。

ニュース関連の英語での投稿で、このdisbandが使われてました。
Three of the LDP’s largest factions have announced they will disband amid a slush fund scandal that has created turmoil within the ruling party.
「与党内の混乱を引き起こした裏金スキャンダルの中で、自民党の3大派閥が解散すると発表した」

自民党は前にも派閥解消とか言ってた時期が有りますが、結局、派閥無くせなくて。
徒党を組まないとやっていけない人達というか仕組みと言うか・・・。

disband って、バンドの解散のことをイメージすると覚えやすいかもしれません。
自民党の派閥解散するのは、音楽性の違いということでは無いでしょうけど。

ニュースの言葉:dictator ―👤―#つぶやき英単語 2184

(2023.11.16)

dictator は『独裁者』ですね。
最近のニュースで、この言葉が使われていました。

Joe Biden reiterates Xi Jinping is a dictator at press conference after talks between two leaders
「ジョー・バイデン、両首脳会談後の記者会見で習近平は独裁者だと繰り返す」

reiterateは『何度も何度も繰り返す、反復して言う』の意味です。

dictator とは、たった今会談した相手に対して、かなりきつい言い方ですね。

でも意外な言葉というわけではないかな。

English words Reddit people really like=Reddit 民が愛する英単語 (その2)-💻-#つぶやき英単 2148

Reddit民の好きな英単語のご紹介 - 訳語と自作例文を添えて
Reddit の”What is an English word you really like?”というスレッドから)

11)Discombobulated 『まごつかせる、困惑させる』
 例文)The new rules discombobulated the employees and reduced their efficiency.
  「新しいルールが従業員を困惑させ、彼らの効率を低下させた」

12)Lollygag 『時間を浪費する、のんびり過ごす』
 例文)Stop lollygaging, and focus on your writing work.
「ごろごろしていないで、執筆作業に集中しなさい」

13)Shrubbery 『低木(の林、植え込み)』
 例文)We use an electric trimmer to keep the shrubbery neat.
  「低木の茂みをすっきり保つために私たちは電動のトリマーを使う」

14)Succulent 『汁の多い、水気の多い』
 例文)In the fall, that tree will bear succulent fruits.
  「その木は秋にジューシーな実をつける」

15)Gruntled 『満足している』
   disgrantled (不満な)という単語が先に有って、
   逆成(back-formation)でできた単語だそうです。
 例文)While traveling in France, we all were gruntled.
  「フランス旅行の間、私たちはみんな満足していた」 

16)Pan 『鍋、平鍋』『カメラを左右に回転して写す、パン』
 (投稿者の理由:pan, because it means bread in my language
  「pan、私の母国語では パン bread の意味だから」日本人か?)
 例文)This dish is easy to prepare with just one frying pan.
  「この料理は、フライパン一つで簡単に作れる」   

17)Dipshit 『愚か者』『愚かな』
 例文)You are the most dipshit person who listens to dipshits arguing with dipshits.
 「アホとアホの議論を聞いているお前が一番のアホだ」

18)Superfluous 『余分の、よけいな、不必要な』
 例文)I want to get rid of superfluous flesh around my waist.
  「腰回りの余分な肉をなくしたい」

19)Shenanigans 『いたずら、悪ふざけ、ごまかし、偽り、不正行為』
 例文)He was suspended for shenanigans he did in an attempt to show off.
  「彼は目立とうとしてやった悪ふざけで謹慎処分になった」  

 

20)Antics 『おどけたしぐさ、悪ふざけ』
 例文)His antics sometimes make me annoyed.
  「彼のふざけた態度に、ときどきイラっとする」

まだ、続きます。

guise と disguise はどちらが難しい❓-🤔-#つぶやき英単語 2127

(2023.9.19)

guise と disguise 、単語が綴りの長さで難しさが決まるなら
disguise の方が難しいということになりますね。

guise の意味は『(人を欺くために外面を装った)外観、見せかけ』などです。

disguise には『変装する(させる)』や『変装、仮装』などの意味が有ります。

で、辞書サイトのWeblioに英単語の学習レベルが出ていますが
guise は、レベル10、英検1級以上の単語で、
disguise は、レベル5、英検2級以上の単語だそうです。
この観点では、guiseの方が難しい単語と言えますね。

ここで言う単語の学習レベルには、実際に使われる頻度とか、問題として使われる頻度なども関係します。「何年生で習うか」という、学校の英語教育での優先度も関係すると思います。

ここで僕の言いたいことは、単語が難しいとか考えずに覚えてしまえばいいんじゃないかということです。
特に関係していそうな単語は、ペアやグループで覚えてしまった方が記憶に定着しやすいと思います。一つ覚えるより、二つの方が覚えやすいかもしれません。
なので、英検2級の単語のdisguiseのついでに、英検1級の単語のguise を覚えてしまった方がお得なのではないでしょうか。

decent と descent 、おまけに dissent -🙉-#つぶやき英単語 2110

(2023.9.2)

descent を decent と書き間違えた話を二日前に書きました。
スペルを間違えると意味変わっちゃいますね。

で、それなら他にも似たような
dissent という単語もあるじゃないか、と気が付きました。

dissent は
名詞では『意見の相違、異議、反対意見』で
動詞では『異議を唱える、異なる意見を述べる、反対する』の意味になります。
発音記号はdisént です。

ちなみに
decent は『きちんとした、まともな、かなりの』などの意味の形容詞で
発音記号はdíːsənt です。

descent は『下降、下り坂、堕落』などの意味の名詞で
発音記号はdisént です。

descent と dissent は綴りは異なりますが発音が同じで、
こういうのを『異形同音異義語』homophone と言います。
リスニングでは紛らわしいかもしれませんし、特に名詞として使われていると文脈で判断することになりますね。

まあ、紛らわしいと思った時こそ、きちんと覚えるチャンスなので
まとめて覚えてしまいましょう。

difference と deference -📚―#つぶやき英単語 1939

(2023.3.24)

difference は『違い、差異』ですが、
これに似ているdeference は『服従、尊敬、敬意』の意味なんですね。
ちょっと紛らわしいですね。

発音はと言うと
difference は発音記号で dífərəns (ディファレンス)で
deference は défərəns (デファレンス)です。
違うことは違うのか・・・。

使ってみましょう。
Blind deference to the leader endangers the organization.
Isn’t it more natural to have differences of opinion?
「リーダーへの盲従は組織を危うくします。
 意見の相違がある方がより自然ではないですか?」

紛らわしい単語は、ペアにして覚えてしまえばいいかと思います。

dish up は❓-🥗-#つぶやき英単語 1922

(2023.3.7)

dish up は『(食べ物を)皿に盛る、盛り付けて出す』という意味になるそうです。

例文です。
He is good at dishing up food.
「彼は料理の盛り付けが得意です」

この dish up は『(話などを)まことしやかに作る、面白く聞かせる』という意味でも使えます。

He dished up his heroic story.
「彼は武勇伝を面白く語った」

dish を名詞としてよく知っていても、
動詞としての使い方は知らなかったりしませんか?
こういう言葉の奥行が英語の面白い所かも。

英語で「板ばさみ」は❓-🙀-#つぶやき英単語 1860

(2023.1.6)

Weblio辞書で『板ばさみ 』を引くと、dilemma と出てきました。

逆にdilemma を調べると
『(好ましくない二者択一を迫られる)板ばさみ、窮地、ジレンマ』などの意味が出ています。因みに発音は dilémə(ディレマ)ですね。

例文です。
He was in a dilemma between two groups.
「彼は両グループの間で板ばさみになっていた。」

『板ばさみ』の訳語を考えたのですが、
僕の頭の中にdilemma はすっと出てきませんでした。
ジレンマとして日本語でも使われていて知ってる単語なんですけどね。
(まだまだだね)