crow って鳴き声由来だよね―🐦‍⬛―#気になる英語調べ隊 2401

(2025.1.7)

『カラス』は英語でcrow ですけれど、
crow ってなんかカラスの声真似になっているような気がしませんか。
発音記号で króu で、カタカナで書けばクロゥのような音です。
これ、 r を意識して舌を奥に引いてゆっくり言うと、カラスの鳴き声に似てきますよね。

諸説あるのかもしれませんが、
crow は 実際にこの鳥の鳴き声に由来する名前とも言われています。

また、crowには『おんどりの鳴き声、(赤ん坊の)喜びの声』という意味も有り、
成り立ちとして少なくとも擬音語から来ていると考えるのが自然でしょう。

実は日本語の『カラス』も、鳴き声の「カラ」と鳥を意味する「ス」が合わさってできたと言われており、鳴き声に関係した名称であることでは共通しています。

カラスは身近な鳥で、その声の特徴を多くの人が知っているので、
鳴き声に関係した名前が付けられるのは当然な流れかもしれません。

tase は?―🔫―#気になる英語調べ隊 2400

(2025.1.6)

tase という動詞は、『(人に)テーザー銃を発射する』の意味だそうです。

taser が『テーザー銃』で、これはワイヤ接続された電極付きダーツを発射して、相手の体に高電圧電流を流して電気ショックを与えるスタンガンの一種です。TASERは、メーカーであるAXON社(旧TASER International)のブランド名だそうです。

そもそも、TASERというのは開発者が Tom Swift’s electric rifle という小説の頭文字から名づけたものだそうです。
なので、taser という商品名ができて、その後にそれを使うことを表すtaseという動詞ができたことになります。
(単語の形から見ると、tase という動詞が先に有って、それをやるための道具がtaser と呼ばれていると誤解しそうですけど、実際は逆なんですね。)



ノエル団長に教わった「グランピング」って―🏕️―#気になる英語調べ隊 2368

(2024.12.2)

グランピングは英語では glamping です。

これは glamorous と camping を合わせてできた言葉だそうです。

ホロライブのノエル団長がコラボ配信の中で言ってました。

glamorous は『魅力的な、ワクワクさせる』のような意味なのですね。
なるほど。

(glamorous って言うと、サイズ的にそういう女の人のことが思い浮かびますが・・・・ )


(白銀ノエルさん関連投稿→ここ

「ジントニック」は?―🍸―#気になる英語調べ隊 2340

(2024.7.19)

『ジントニック』で和英辞典を引くと gin and tonic と出ています。

gin 『ジン』は、ジュニパーベリー(セイヨウネズの球果)で香りづけをした蒸留酒だそうです。因みに、ネズはヒノキ科の針葉樹で、漢字では杜松と書きます。

この場合の tonic 『トニック』は 、 tonic waterトニックウォーター のことです。
トニックウォーター は、炭酸水に糖分や柑橘系果物の皮やハーブのエキスなどを加えた、少し苦みのある飲料です。もともとは、マラリアの特効薬である quinine キニーネを含有していた薬用のものだったのですが、独特の苦みが好まれて飲料に転用されたようです。なので、場合により quinine water キニーネ水とも呼ばれます。
ただし、現在市販されているトニックウォーターは、キニーネを含まないものが多く、含んでいたとしても薬用のものよりも少ない量に制限されています。

Collins Dictionary でのgin and tonic の説明
a drink made with gin and quinine water, served in a tall glass and usually garnished with a slice of lime or lemon
「ジンとキニーネ水で作った飲み物で、背の高いグラスに注がれ、通常はライムかレモンのスライスが添えられる」
となっていました。

本日、ホロライブ3期生、白銀ノエル団長のジントニック缶が再販だそうです。
缶がかっこいいです。

(白銀ノエルさん関連→ここ

インポスターって何?―🚀―#つぶやき英単語 2292

(2024.6.5)

ぼくは全く詳しくないのですが、Among Usというゲームの配信をやっていて
その中で、ロケットのクルーに紛れ込んだ偽物のような意味でインポスターという言葉が使われてました。

インポスターは英語で書けば impostor か imposter で
Weblioには『(他人を詐称する)詐欺師、ぺてん師』と意味が出ていました。

ここで、impostor (imposter)が語尾に or (er)がついて人を表していて
impost という動詞が元になっているのかと思うかもしれませんが、
そういう動詞は無いみたいです。
(impost という単語は有りますが、『税、関税』の意味の名詞です。)

impostor の語源は中期フランス語の imposture だそうです。
imposture は『(他人詐称による)詐欺、ぺてん』の意味で、英語でも使われます。

ホロライブの方々がゲームやってて楽しそうでした。

(白銀ノエルさん関連→ここ

「重箱の隅をほじくる」の英語は❓―🧐―#つぶやき英単語 2547

(2024.4.22)

『重箱の隅をほじくる』は、つまらぬあら探しをすることですが、
nitpick という動詞がこれに近い意味になります。

Wiktionarynitpickの説明を見ると
(figurative) To correct insignificant mistakes or find fault in unimportant details.
『 (比喩)取るに足らない間違いを正したり、重要でない細かな間違いを見つけたりすること。となっています。
他に『細かいことにうるさく言う、いちいちけちをつける』等の意味にもなります。

例えば、
He is always nitpicking others.
「彼はいつでも他人のあら探しをしている」
のように使えます。
このような重箱の隅をつついて来る人の事を
nitpicker と言うそうです。

nit には『毛ジラミの卵』の意味が有り、
nitpickはそもそも誰かの髪の毛から小さなシラミの卵を探して取ることだったとか。
これが、つまらぬあら探しをすることの比喩として用いられているわけですね。


upshot は❓―🏹―#つぶやき英単語 2533

(2024.4.8)

upshot って「上に向かって打つ」みたいなスポーツ用語のように見えますが、
これで『結果、結末、結論』の意味だそうです。

in the upshot という表現では、『とどのつまり、結局』の意味になるそうです。

upshot 使ってみましょう。
What was the upshot of the discussion?
「話し合いの結果は?」

In the upshot, both sides must compromise.
「結局のところ、双方の妥協が必要だ。」

このupshotがスポーツ用語みたいだと言いましたが、
これはあながち的外れでもありません。
upshot の語源は、
「最後の一矢」を意味するアーチェリー用語らしいので。

山本由伸投手がもうブルペンで投球!からの「何でブルペンと言うの?」―⚾―#つぶやき英単語 2475

(2024.2.12)

山本由伸投手がドジャース入りして初めてのブルペン投球をした、とのニュースが有りました。
かなり注目されていますね。

Yoshinobu Yamamoto throwing his first bullpen with the Dodgers
「山本由伸投手がドジャースでの初ブルペン投球」

このことについてのRedditでのコメントを見てたら、bullpenという言葉についてのやり取りが有りました。
引用して訳してみましょう。

TyrionJoestar
 Why do they call it a bullpen
 「何でブルペン(牛の囲い場)と呼ぶの?」

KebabTaco
Over 100 years ago it was called that cause fans would actually stand in foul territory. It was cheap and a lot of fans would be in there, therefore it got the name bullpen (they were packed in tight like cattle). Later they cleared it and it became a place where pitchers would warm up にand chill. They kept the name.
「100年以上前は、ファンが実際にファウル・テリトリーに立っていたため、そう呼ばれていた。安かったので多くのファンがそこにいたことから、ブルペンと呼ばれるようになった(牛のようにぎゅうぎゅうに詰め込まれたから)。
その後、そこを更地にして、投手たちがウォームアップしたり、クールダウンする場所になった。でも、前の名前が残ってるんだ。」

へえ、そうなんですね。山本選手の記事で一つ賢くなった感じです。

補足すると、
bull は『(去勢されていない)雄牛』で、penには『(家畜の)おり、囲い』の意味が有ります。
なので、bullpen の文字通りの意味は、『牛の囲い場』です。

山本投手の実力は確かだと思うので、
大谷選手ともども今シーズンのドジャースは楽しみですね。
(一平さんもいるしね。)

大谷選手の新天地: ドジャースの名前 の由来を復習―⚾―#つぶやき英単語 2210

(2023.12.10)

Shohei Ohtani announces he is signing with the Dodgers.
「大谷翔平選手がドジャースと契約することを発表」

🎉

決まってよかったです。

10年で総額7億ドルだそうで、1000億円以上・・・。

やっぱりドジャースか、ということでクイズです。
ドジャース Dodgers の名前の由来は?
(ヒント:路面電車が関係あります)

前に書いているので復習になりますけど、答えは→ココ

tangible は❓-🌏-#つぶやき英単語 2100

(2023.8.23)

tangible は『有形の、実体的な、明白な』の意味を持ちます。
もともと、語源は「触れることができる」の意味のラテン語で、英語でも『触れられる』の意味にもなります。

ちなみに、対義語のintangible は、『無形の、実体の無い、触れることのできない』の意味です。

以下のように、ノーベル平和賞を受賞した元国連事務総長のKofi Annan さんの講演で、tangible が使われていました。

“Peace must be made real and tangible in the daily existence of every individual in need. Peace must be sought, above all, because it is the condition for every member of the human family to live a life of dignity and security.”
「平和は、必要としている一人ひとりの日常生活の中で、現実的かつ実体的なものとされなければならない。とりわけ、平和は、人類社会のすべての構成員が尊厳と安全のある生活を営むための条件であるため、追求されなければならない。」

今、戦争が起こっている最中ですから、とりわけ具体的な平和を実現する努力が必要なののだと思います。