dole は❓―💰―#つぶやき英単語 1943

(2023.3.27)

dole は名詞として『分配物、施し物、わずかなもの』の意味ですが、
the dole では英国の『失業手当』の意味になるそうです。
例えば、
He is on the dole.
「彼は失業手当を受けている。」のように使われます。

このdoleの語源は、『分け前』の意味の古語英語だそうです。

また、dole は『(施しとして)分け与える』の意味の動詞としても使われます。
例えば
She doles out a monthly allowance to her son.
「彼は息子に月の小遣いを与えている」

dole の発音は dóul (ドウル)です。
これは、『人形』のdollと異なる発音です。
doll の発音は dɑl か dɔl (ダル、ドル)ですので。
ただ、doul という言葉を知らずに、リスニングの中で音を聞いたら
doll と間違えるかもしれません。
このレベルの言葉も覚えておいて損は無いと思います。

difference と deference -📚―#つぶやき英単語 1939

(2023.3.24)

difference は『違い、差異』ですが、
これに似ているdeference は『服従、尊敬、敬意』の意味なんですね。
ちょっと紛らわしいですね。

発音はと言うと
difference は発音記号で dífərəns (ディファレンス)で
deference は défərəns (デファレンス)です。
違うことは違うのか・・・。

使ってみましょう。
Blind deference to the leader endangers the organization.
Isn’t it more natural to have differences of opinion?
「リーダーへの盲従は組織を危うくします。
 意見の相違がある方がより自然ではないですか?」

紛らわしい単語は、ペアにして覚えてしまえばいいかと思います。

sootheは❓-😟-つぶやき英単語 1869

(2023.1.13)

soothe は『(優しく)なだめる』や『沈静化する、やわらげる』の意味の動詞です。
発音は súːð (スーズ)です。

Oxford の辞書で、soothe は以下のような場合分けで説明されています。
1 soothe somebody = to make somebody who is anxious, upset, etc. feel calmer
「 =不安や動揺などがある人を落ち着かせること」
この意味での同意語は carm

2 soothe something = to make a tense or painful part of your body feel more comfortable
「 =身体の緊張や痛みを和らげること」
この意味の同意語は relieve です。


使ってみましょう。
She struggled to soothe the crying child.
「彼女は泣いている子供をなだめるのに必死だった」

なお、soothe の最後のe を書き忘れると、sooth 『真実、事実』という別の単語になってしまいます。
sooth の発音はsúːθ(スース)だそうです。

got over itとgot it over の違いは❓-🤔-#つぶやき英単語 1866

(2023.1.10)

参考書「徹底例解ロイヤル英文法」の例文に
She got over it. 
She got it over.
というのが出ていました。

She got over it. は
「彼女はそれを乗り越えた」の意味だそうです。
この場合のgotは自動詞で、over は前置詞です。
get over が『乗り越える、から回復する、克服する』などの意味の句動詞ということですね。

これに対し、
She got it over. は
「彼女はそれを片付けた」の意味で、
got は他動詞、overが副詞ということになります。
この場合の副詞のover は『終わって、済んで』の意味と考えられます。

これ、語順で意味が変わってかなり紛らわしいと思いますから、
例文ごと覚えておいて損はありませんね。

reality からiを取ったら realty -🏢-#つぶやき英単語 1838

(2022.12.17)

reality は『現実、真実性』の意味ですが、
これからi をとったrealty は法律用語で『不動産』だそうです。
(ちょっと紛らわしい)

real という形容詞は『真の、現実の』などの意味で、この名詞がrealityですね。

ただ、real には『不動産の』という意味も有るんで、
その名詞が realty と考えておけばいいと思います。

なお、real estate もrealty と同じように『不動産』の意味になりますね。
英英辞典でrealty を引いたら、real estate と書いてあったので、
まあほとんど同じ意味ということです。

reality と realty を使った例文です。
You may think that the realty company can make big money, but the reality is not so simple.
「不動産会社が大儲けできると思うかもしれませんが、現実はそう単純ではありません。」

サッカー用語の turnover って❓-⚽-#つぶやき英単語 1820

(2022.12.1)

サッカー用語として turnover を調べると、
Turnover: Turnover is a word used to describe a situation where the ball has changed possession from one team to another
a-comprehensive-glossary-of-the-terms-used-in-soccer
「 turnover とは、ボールの所有権が一方のチームから他方のチームに変わった状況を表現するために使われる言葉です」
のように出ています。
辞書にも、この意味では載っている場合が有ります。(英辞郎とか)

今週、カタカナ語の「ターンオーバー」が、主力選手を休ませるために先発メンバーを大幅に変える作戦の事として使われているのを多く見ました。

サッカーワールドカップで日本がコスタリカ相手に、このターンオーバーをやったのが
敗因じゃないかと議論になっているんですね。

僕の気になるのは、この特定な意味のターンオーバーが英英辞典なんかでも載ってないことです。

近い例では
Despite injuries and significant roster turnover, BIS-Houston’s boys soccer team finished 9-6 overall and made it to the area playoffs in 2022.
「BIS-Houstonの少年サッカーチームは、怪我やメンバーの大幅な入れ替わりにもかかわらず、通算9勝6敗で終え、2022年のエリアプレーオフに進出しました。」
のように確かにメンバーの入れ替わりについては使われてますが、意図したわけではなさそうです。

なので、メンバーの「入れ替え」ということでは使ってもいいと思うんですけれど、
turnover は他の意味のサッカー用語でもあるので、混乱する可能性が有ります。

例えば
「この前の試合の敗因は、あのターンオーバーだ」
The reason we lost that last game was that turnover.
というと、どちらの意味か分かりません。

たぶん、この文は試合の中でボールを失った局面を指しているのですが、
turnover がメンバー入れ替えと思えば。そんな気もするわけですね。
文脈で決まるという感じになります。

なので、先発メンバーの入れ替えのことを、カタカナ語の「ターンオーバー」と言うのがいいのかはちょっと疑問です。
プレミアリーグとかで用語として定着してるのでしょうか。
(そうだとしたら、ソースを教えていただけるとありがたいです。勉強します。)

でも、あやふやなものをカタカナ語で使うよりは、
日本語で「先発選手の入れ替え」と言えばいいんじゃないでしょうかね。

defeat は contranym かな -🎭-#つぶやき英単語 1801

(2022.11.13)

contranym は、 merriam-webster.com での説明によると
a word having two meanings that contradict one another
「相反する二つの意味を持つ単語」
だそうです。

僕はこれまでなぜかdefeat という単語を自信をもって使えなかったのですが、
これ contranym だからなんだと思います。

名詞のdefeat を辞書で見ると
『(相手を)打ち負かすこと、打破 』 
『負け、敗北、挫折、失敗』
の両方の意味が出ています。
(勝ちなのか負けなのか、どっちなの?)

例えば、このように勝っても負けても使えるわけです。
Their defeat of the Springboks took the world by surprise.
「彼らがスプリングボクスを打ち負かしたことは世界を驚かせました」
  (これは2015年のラグビー日本代表、南アに逆転勝ち)

I was really disappointed by the defeat against England.
「イングランド戦の敗北は本当に残念でした」
   (これ2022年11/13の日本代表。イングランドにコテンパンにやられた。)

defeatは動詞で使うこともできて、その場合は『(敵・相手を)打ち負かす』の意味になります。
例えばこんな感じ。

I expect the Japanese team to defeat the French team in their next match.
「私は日本チームが次の試合でフランスを打ち破るのを期待します。」
   (本当に次の11/20はフランス戦がんばって。)

なんか、例文書いてたら、defeat も使えるような気がしてきました。

ハートフル・heartful・hurtfulの三角関係―🙈-#つぶやき英単語 1781

(2022.10.24)

カタカナ語のハートフルは「心からの、心温まる」などの意味でよく使われてますね。
でも、Webrio によると、ハートフル heartful は和製英語なんですって。

Webrioにそう出ているなら、英語としてheartful という単語が無いのかと思うじゃないですか。

ところが、無いこともないみたいなのです。

One look dictionary search という複数の英英辞典が引けるサイトでheartful を引くと、ごく限られた辞書には載っているようです。

例えば、Merriam-Websterでは heartful の定義が出ていました
  Definition of heartful:full of heartfelt emotion
 「heartful の定義:心からの感情に満ちた」

でも、他の多数の有名な辞書、Oxford や Cambridgeなどには heartful は出ていないようなのです。

なので、heartful という英単語は有るには有る。でも、有名な辞書でも出てるものが少ない・・・・。
ということは、実際あまり使われない単語と考えられます。
(Weblioが和製英語というぐらいですから)

実は、ハートフルとカタカナで書けるような英単語が他にもあります。
その hurtful は『(肉体的・精神的に)苦痛を与える、有害で』の意味です。
日本語のハートフルとは全く違って、むしろ逆の意味に近い単語ですね。
hurtful の方は主な英英辞典にはみんな出てますから、よく使われる単語なんです。

これは使う立場としてみると
hurtful『苦痛を与える』に聞き間違えられる可能性があるとしたら、『心からの』の意味でheartful を使うのリスキーですよね。
(heart 『心』は発音記号でhɑrt で、 hurt 『けがさせる』が hə́ːrtですから、発音は違いますけど。)

なので、
日本語のハートフル『心からの、心温まる』に相当する英語としては、heartfelt や heartwarming を使う方が望ましいと思われます。
heartful には悪いけれど、使わない方が無難と言っておきましょう。

でもまあ、書くのなら誤解はされにくいので、ここではあえてheartfulhurtfulを合わせて使ってみましょう。
He said heartful words, but she took them as hurtful.
「彼は心のこもった言葉を発したが、彼女はそれを傷つける言葉として受け止めた。」 
ちなみにこの文も
He said heartfelt words, but she took them as hurtful.
の方が普通かもしれません。

最後に、ハートフルという言葉を使った耳あたりのいいキャッチフレーズがありますが、内容を理解せずに信用するのはやめときましょう。
へたに信じて痛い目を見てから、ハートフルがhurtfulのことだったと分かるかもしれませんし。

lumbagoは腰痛-🏥-#つぶやき英単語 1773

(2022.10.16)

lumbago は 『腰痛』で、発音は lʌmbéigou (ラムベイゴウ)です。
ラテン語由来なので医学用語っぽいですね。

Wiktionaryの説明では
Backache of the lumbar region or lower back, which can be caused by muscle strain or a slipped disc.
「筋肉疲労や椎間板ヘルニアなどが原因で起こる背中の下部や腰部で起こる痛み」
だそうです。

この説明文中の lumbar が『腰の』なんですね。
(これ、lumber 『材木』と一字違いで紛らわしいので注意です。
発音もlʌ́mbərで同じです。)

『腰痛』はlumbago 以外では、low back pain とも言えます。
backache も『背中の痛み』ですが、たいていは『腰痛』を指します。
a bad back も同じように『腰痛』の意味で使われるようです。

使ってみましょう。
Ichiro has been hospitalized for acute lumbago since yesterday.
「一郎は急性腰痛症で昨日から入院しています。」

His father has also suffered from low back pain for many years.
「彼の父親も腰痛を長年患っています。」

His brother has a bad back and doesn’t play golf anymore.
「彼の兄は腰が悪くて、もうゴルフはしません。」

His mother and sisters always complain of backache.
「彼の母親や姉たちは、いつも腰痛を訴えています。」

But his 90-year-old grandfather has no back problem at all.
「でも、彼のおじいさんは90歳でまったく腰に問題がありません。」

(昔の人でもピシッと姿勢の良い方がいらっしゃいますからね。)


rob と steal の違い―😎-#つぶやき英単語 1754

(2022.9.29)

rob steal は、奪うとか盗むという似たような意味の動詞ですが、
使い方が違うんですね。そこのとこ押さえておきましょう。

rob では、
Lupin robbed the queen of the jewel. 
「ルパンは女王から宝石を奪った」のように、
rob +(被害者)+ of +(盗まれた物)の形になります。
   
一方、 stealは、
Lupin stole the jewel from the queen. 
「ルパンは女王から宝石を盗んだ」のように、
steel + (盗まれた物)+ from + (被害者)の形で使います。

受け身では、それぞれ
The queen was robbed of the jewel by Lupin.
The jewel was stolen from the queen by Lupin.
のようになります。

また、意味の上でも
rob が『奪う、略奪する、強奪する』なのに対し、
steal は『盗む、こっそり取る、うまく手に入れる』なので
少し違いは有ります。
rob :強盗、 steal:コソ泥ぐらいのイメージで覚えておけばいいかもしれません。