一字違いの fragranceとflagrance は❓-😎-#つぶやき英単語 2134

(2023.9.26)

フレグランス という言葉は香りを売り物にする製品の宣伝など、日本語でもよく使われています。
英語では fragrance は『かぐわしいこと、芳香、香気』を意味する単語です。

これが、一字違いで r が l になった flagrance だと『悪名(の高いこと)、凶悪』という意味になるんです。flagrancy でも同じ意味になるそうです。

fragrance と flagranceのようなr と l の一字違いは日本人にとって紛らわしいので、間違える人もいると思うのですよ。

現に、
辞書サイトWeblio の flagrance =『極悪』と意味が書いてあるページに
以下のような例文-日本語訳付きが出ています。
TEA RICH IN FLAGRANCE OF FLOWER
花の香りが豊かな微生物発酵茶の製造方法 – 特許庁」
これは・・・?
これは悪名たっぷりという意味になるのでは?

他にも、このページには特許関係の例文が4つ出てて、すべてflagrance を『香り、芳香』の意味で使っているんですけど・・・。
flagrance にも香りの意味が有るの?(そうなら、誰か教えてください)

ちなみに fragrance のページでも特許系の例文が出ています。
「FRAGRANCE COMPOSITION COMPRISING NITRILE MIXTURE
ニトリルの混合物を含む芳香組成物 - 特許庁」とか。
こっちが正解と思うんですけど。

これ、僕が誤解しているだけならいいんですが、
みんなで盛大に間違えているなら、ちょっと恥ずかしい感じです。
特許庁の名前も出てますからね。
Weblioさんの見解はどうなのでしょう?


英語で「揚げたて」は?―🍤―#つぶやき英単語 1501

(2022.1.22)

揚げ物にも天ぷら、とんかつ、唐揚げなど、いろいろありますけれど、いずれにしても揚げたてのものをいただくのが、最も美味だと思います。

この『揚げたての』って、英語でどう言えばいいでしょうか?

辞書で引いたら、freshly-fried と出ていました。

freshly が『新しく、新たに』の意味で、
他にも、よく動詞の過去分詞の前について使われるようです。
 (例えば、freshly picked strawberries 「摘みたてのイチゴ」など。)

そんな難しい表現じゃないんですけど、知っていないとすっと出て来ないですから、
頭の中の引き出しに入れとくのは大事かと思います。

🍤

使ってみましょう。

It was great to eat freshly-fried tempura on the fishing boat.
「釣り船の上で揚げたての天ぷらを食べるのは最高だった。」

揚げ物のこと考えてたら、おなかが減ってきましたので、
今日はこんなところで。

NCIS で覚えた fragging -💣-#つぶやき英単語 1243

(2020.9.24)

ドラマNCIS シーズン16の中に、このfraggingという言葉が出てくる回が有りました。

動詞 frag の 辞書 merriam-webster による定義は
to deliberately injure or kill (one’s military leader) by means of a fragmentation grenade
「(軍の上官を)破砕性手りゅう弾で故意に殺傷すること」だそうです。
fragging もそういう行為のことです。

因みに、fragment は『破片』で、fragmentation は『破砕(すること)』です。
fragは、fragment やfragmentationを短くしてできた言葉なんですね。

💣

嘘みたいな話ですが、ベトナム戦争など厳しい状況の戦場で、危険で無謀な指示をするリーダーを部下が殺傷する事件がかなりあったらしいです。
まあ、fragging という言葉が出来てるくらいですからね。

黒にオレンジの君はだれ?-🍊-#つぶやき英単語 1213

(2020.7.25)

道で、黒とオレンジのツートーンでとげとげの毛虫が歩いているの発見。君は誰かな?

英語の名前どころか、日本語の名前も知らないけれど、
こういうの調べるの面白いじゃないですか。

道で遭遇した黒とオレンジの幼虫君
Larva of Indian Fritillary

「黒 オレンジ 毛虫」 で検索したらすぐ分かりました。

ツマグロヒョウモンという蝶の幼虫ですと。
漢字で書くと「褄黒豹紋」 (なんか暴走しそうな・・)

こんな蝶になるんですね。

うさぎ屋写真さんによる写真ACからの写真

で、英語名は Indian Fritillary というそうです。
ラテン語の fritillus “dice-box”が語源だとか。
黒い点がサイコロっぽいからかな。

👉

この蝶、日本ではもともと南西諸島、九州、四国、本州南西部で見られる種で、1980年頃までは近畿地方以西でしか生息していなかったらしいです。それが、生息域がだんだん北上して、今では北関東でも普通に見られるんですって。
(蝶の幼虫から温暖化を教わった感じです)

ツマグロヒョウモン Fritillaryの幼虫は、スミレとかビオラの葉を食べるんです。そういう花育ててる人には迷惑なやつなのかもしれませんが、毒はないみたいだし、ちょっとぐらいだったら大目に見てやってくれませんかね。
みんなが殺虫剤で始末しちゃったら、あの蝶も見られなくなっちゃうんで。

I found a black and orange caterpillar on the road, which is a larva of Fritillary. In Japan, this species of butterfly originally was of the southern area, but it is common now even in Kanto area due to global warming.

英語で「分数」とかアレコレ・・-🔢-#つぶやき英単語 43

(2014.7.12)

分数についてアレコレ 1

辞書で引けば、『分数』はfraction。

ですが、fraction は必ずしも分数だけでは無いんです。
『小数』もdecimal fraction なので、fractionという言葉が示す範囲に入ります。

fraction はそもそも『断片、小部分』の意味です。
整数ではない半端な数字がfraction と考えると、小数も分数もそういう数字ということで納得できます。

区別したい時は、
common fraction や vulgar fractionと言えば、『分数』であることは明確です。
常分数(分子、分母とも整数)と呼ばれるものです。

decimal と言えば、これだけでも少数の意味になるので、
小数=decimal 、分数=fraction という区別で覚えておいてもいいかもしれません。

(続く)