tase は?―🔫―#気になる英語調べ隊 2612

(2025.1.6)

tase という動詞は、『(人に)テーザー銃を発射する』の意味だそうです。

taser が『テーザー銃』で、これはワイヤ接続された電極付きダーツを発射して、相手の体に高電圧電流を流して電気ショックを与えるスタンガンの一種です。TASERは、メーカーであるAXON社(旧TASER International)のブランド名だそうです。

そもそも、TASERというのは開発者が Tom Swift’s electric rifle という小説の頭文字から名づけたものだそうです。
なので、taser という商品名ができて、その後にそれを使うことを表すtaseという動詞ができたことになります。
(単語の形から見ると、tase という動詞が先に有って、それをやるための道具がtaser と呼ばれていると誤解しそうですけど、実際は逆なんですね。)



error の動詞は?―🤕―気になる英語調べ隊 2611

(2025.1.5)

名詞のerror は『誤り、間違い』の意味で、エラーとして既に日本語になってますので、みんなが知っている単語ですね。

では、この error の動詞は?

error の関連語にerr という自動詞が有り、
これが『誤る、間違いをする』の意味になります。

例えば、err は以下のように使えます。
He erred in his decision at the critical moment.
「彼は肝心は時に判断を誤った」

なお、この err は「アー」のような発音(発音記号で ə́ːr か ə́ː )になります。
error やエラーという言葉に馴染みがあるだけに、
このerr の発音は知っていないと間違えるかもしれません。


politics と politic ―🏛️―#気になる英語調べ隊 2610

(2025.1.4)

politics は『政治、政治学、政見、駆け引き、政略』などの意味の名詞ですね。

これから s をとったpolitic は
『思慮のある、賢い、策を弄する、ずるい』などの意味の形容詞になります。
この訳語だと、政治 politics と直結した意味ではないような・・・。
ただし、the body politic 『国家』という表現でのみ、politic が『政治上の』の意味で用いられているそうです。
(一般的に『政治の』の意味で用いられる形容詞は political ですね。)

もしかしたら、politics と politicの関係は、
政治は本来、「思慮深い賢い人たちが政策を立てるもの」というところに有るのでしょうか?
現実の政治はどうでしょうかね?
(ずるい人たちが策を弄することだったりして・・・。)


白銀ノエルさん関係:英語で「大写生大会」は?―🖌―#気になる英語調べ隊 2609

(2025.1.3)

英語で『写生』は sketch ですね。
『写生する』 は、この名詞のsketch を使って make a sketch のように言えます。
また、sketch だけでも動詞として『写生する』の意味になります。

『写生大会』は、内容がただ写生をするだけであれば、
sketch event や sketching event でしょうし、
賞が決まるコンテストのようなものなら
sketch competition や sketching competition などになります。

なので、『大写生大会』なら grand sketching event のように言えます。(大のところは big, large や great でも可)

例えば、こんな感じでしょうか。
They may hold a grand sketching event in this month.
「今月、彼らは大写生大会を催すかもしれません」

新年早々、白銀ノエルさんらホロライブ3期生の4人の youtube 配信で
「新年大写生大会」というパワーワードが出てました。
そもそも「書初め」のことを写生と間違えて言っていたので、
唐突に「しゃせい」という言葉が出てきた感じになり・・・。

日本語には同音異義語がたくさんありますからね。

* The Japanese word “写生(しゃせい)” means sketching and is pronounced like “sha-sei”. It has a homophone meaning ejaculation.

(他の白銀ノエルさん関連投稿→ここ

「金脈」の英語は?―🏅―#気になる英語調べ隊 2608

(2025.1.2)

金脈とは「金の鉱脈」のことですね。
この『金脈』は英語では vein of gold gold vein のように言います。
vein には『静脈、葉脈』などの意味も有りますが、この場合は『鉱脈』の意味になります。

例えば、
「彼は苦労の末、金脈を掘り当てた。」なら
He stroke a vein of gold after all his hard work.
のように言えます。
(金脈に当ったら、一攫千金ですね。)

なお『金脈』は、「政治家の金脈」のように
資金などを引き出せるところの意味でも使われますね。
この場合、英語では patron 、 financial supporter や source of money などの表現になるようです。

at first light ―🌅―#気になる英語調べ隊 2607

(2025.1.1)

at first light は『夜明けとともに』の意味だそうです。

例文
I started my activities at first light on New Year’s Day.
「僕は元旦の夜明けとともに活動を始めた」

僕の住んでいる普通の街にも
当然にように太陽が昇ってきてくれる。
ありがたいことだな。

last cry は?―😭-#気になる英語調べ隊 2606

(2024.12.31)

last cry はどんな意味でしょうか?
(今日は大晦日、今年最後の日ということで、last が含まれる表現を取り上げました。)

英辞郎によると、last cry には文字通り『最後の叫び』の意味も有りますが、
『最新流行のもの』の意味にもなるそうです。
(その場合、the last cry の形で用いられるらしい。)

フランス語の dernier cri という言葉が、直訳だと英語のlast cry に当たり、
これが the newest fashion『最新流行のもの』の意味になるそうです。
英語でも借用語として dernier cri が用いられていますが、
これを直訳した last cry も同じ『最新流行のもの』の意味で用いられていると考えられます。

ちなみに、last word も last cry と同様に『最新流行品』の意味にもなるそうです。

2024年も今日で終わってしまいますが、
できなかったことがいろいろ有るような気がします。
来年には、AI技術とか新しいものにもトライしてみたいかも。

double じゃない dabble ―✌―#気になる英語調べ隊 2605

(2024.12.30)

オンライン英会話のBizmates のレッスンで dabble という単語を覚えました。
当然ながら『2倍の』や『倍にする』の意味の double とは違う単語です。

dabble は『(~を)ちょっとやってみる』の意味の動詞だそうです。
これは道楽やちょっとした興味で何かやる感じのことです。

例えば
I dabbled in painting when I was young.
「私は若い頃、絵を描くことに手を出した。」
のように使えます。

なお、dabbleには『(戯れで)水を跳ねかける』のような意味も有るそうです。

この dabble が英会話のレッスン中に出てきた時に「double か?」と思ったのですが、
まあ発音は違うので耳が良ければ、区別は容易なのかもしれません。
発音記号で言うとdouble は dʌ́bəl で、dabbleが dǽbl だそうです。

まあ、でもちょっと紛らわしいですよね。

ラグビーで導入されたセンサー付きマウスピースの英語名―👄―#気になる英語調べ隊 2604

(2024.12.29)

ジャパンラグビーリーグワンで選手がセンサー付きのマウスピースを着用しているという話を昨日書いたのですが、今日はその続きになります。

調べたら、リーグワン公式HPではスマートマウスガード(iMG)と書いていました。
(この場合、マウスピースmouthpiece ではなく、マウスガード mouthguard の呼称を使ってるんですね。)

このiMGは Instrumented Mouthguard の略で、直訳なら「装置が付いたマウスガード」ということになります。要するに「センサー内蔵のマウスガード」ですね。

ラグビーの試合中に 選手が着けているiMGから、ある値を超える衝撃が感知された場合、選手は試合から離れて、脳震盪の検査=HIA(Head Injury Assessment)を受けることが定められているとのことです。

12/28のワイルドナイツ vs スピアーズの試合で僕の撮った写真に、オペティ・ヘル選手が口に咥えているセンサー付きマウスガード iMG が写っていました。

この試合でも、 iMG で規定を超えた衝撃が検知されたケースがあり、HIAの検査が行われていたようです。
ラグビーは基本的に激しいスポーツなので十分な安全対策が必要で、こういう新しい装置を使うのも有効だと思います。

山沢選手もつけている「マウスピース」の英語は? ―🏉―#気になる英語調べ隊 2603

(2024.12.28)

本日、ラグビー リーグワンの埼玉ワイルドナイツは、今シーズン初のホームゲームでスピアーズと対戦しました。
かなりギリギリの試合でしたが、なんとか勝利しました。結果良し。

今日撮った山沢拓也選手の写真で、歯が白く大きく見えるのは、マウスピースをしているからだと思います。マウスピースは、ぶつかった際の口中の負傷を防ぐほか、 頭部へのダメージ緩和や脳震とうの予防に効果があるそうです。

このマウスピース、英語でも mouthpiece と言います。
ただ、mouthguard、mouth protector や gumshield などのようにも呼ばれます。

むしろ、mouthpiece という言葉は場面や文脈によっては他の物になるので注意が必要かもしれません。
例えば、管楽器の息を吹き込む部分も『マウスピース』 mouthpiece と言います。
他にも、電話の送話口や煙草の吸い口なども mouthpiece と呼ばれます。
また、『代弁者、弁護士』のこともmouthpiece と言うそうで、これだと物ですらありませんね。

ラグビーの話に戻りますが、
このごろラグビー選手のマウスピースには、センサーが入っていて、一定以上の衝撃が感知された場合に、その選手は頭部などの検査を受けるルールになっているらしいです。
激しいスポーツだけに、可能な限りの安全対策が必要だと思います。