fall under は?―⚠―#気になる英語調べ隊 2565

(2024.8.12)

fall under ってなんか落下するみたいに聞こえますが、
これで『~の分類に入る、~に該当する』や『~の支配下(監督下)に入る』の意味になるそうです。

使ってみましょう。

「この動物は爬虫類に属する」
This animal falls under the reptile category.
(=This animal belongs to the reptile family.)

「その地域は隣国の支配下に置かれた」
The area fell under the control of the neighbor country.


harp は「竪琴」ですね。それでは harp on はどんな意味?―♪―#気になる英語調べ隊 2562

(2024.8.10)

harp は名詞では楽器の『ハープ、竪琴』で、動詞としては『ハープを弾く』の意味にもなります。

それでは harp on だとどういう意味になるでしょうか?
これは『~のことをくどくどと言う、つらさ(悲しさ)を繰り返し訴える』の意味なのだそうです。

使ってみましょう。
They harped on the unfairness of the referee’s decisions that affected the outcome of the match.
「彼らは試合結果に影響した審判の判定の不公平さについてくどくどと言った」

ハープと言うと、なんか美しい女性が弾いているイメージがありますね。
これとharp onの「くどくどと言う」がどう結びつくのでしょうか?

実は、harp on は harp on the same string というイディオムが短縮されたものです。
つまり、これは「同じ弦だけを弾く」というような表現で、比喩的に「同じことを繰り返し言う」ことを表しているのです。
なるほど。

lash, lush, rash, rush ―📚―#気になる英語調べ隊 2350

(2024.7.29)

lash, lush, rash, rush は全部辞書に載っている単語ですけど
並べると紛らわしいですね。

lash は『むち、むち打ち』や『むち打つ』などの意味で、
発音記号は lǽʃ になります。

lush は『(植物が)繁茂した、青々とした』『実り豊かな』などの意味で、
発音記号は lʌ́ʃ です。

rash は『軽率な』や『発疹』などの意味です。
この発音記号は rǽʃ です。

rush は『急ぐ、急いでする、突撃する』『急ぐこと、突進』などの意味で、
発音は rʌ́ʃ です。

例文です。
He was given 10 lashes.
「彼は10回むちで打たれた。」

There are lush mountains with trees nearby.
「近くには木が生い茂る山々がある」

That is clearly a rash plan.
「それは明らかに無謀な計画だ」

You have plenty of time, so don’t rush.
「時間はたっぷりあるから、急がないで」

全部覚えちゃえば問題ないですね。


「ジントニック」は?―🍸―#気になる英語調べ隊 2340

(2024.7.19)

『ジントニック』で和英辞典を引くと gin and tonic と出ています。

gin 『ジン』は、ジュニパーベリー(セイヨウネズの球果)で香りづけをした蒸留酒だそうです。因みに、ネズはヒノキ科の針葉樹で、漢字では杜松と書きます。

この場合の tonic 『トニック』は 、 tonic waterトニックウォーター のことです。
トニックウォーター は、炭酸水に糖分や柑橘系果物の皮やハーブのエキスなどを加えた、少し苦みのある飲料です。もともとは、マラリアの特効薬である quinine キニーネを含有していた薬用のものだったのですが、独特の苦みが好まれて飲料に転用されたようです。なので、場合により quinine water キニーネ水とも呼ばれます。
ただし、現在市販されているトニックウォーターは、キニーネを含まないものが多く、含んでいたとしても薬用のものよりも少ない量に制限されています。

Collins Dictionary でのgin and tonic の説明
a drink made with gin and quinine water, served in a tall glass and usually garnished with a slice of lime or lemon
「ジンとキニーネ水で作った飲み物で、背の高いグラスに注がれ、通常はライムかレモンのスライスが添えられる」
となっていました。

本日、ホロライブ3期生、白銀ノエル団長のジントニック缶が再販だそうです。
缶がかっこいいです。

(白銀ノエルさん関連→ここ

cheap じゃないcheepの意味は❓―🐣―#気になる英語調べ隊 2331

(2024.7.11)

cheap は『安い、安価な、とるにたらない』などの意味の形容詞ですね。

これを cheep と書き間違えても、ちゃんと辞書に載っている英単語なんですけど
ご存知ですか?

cheepは『(ひな鳥などの)ピヨピヨ鳴く声、(ネズミなどの)チューチュー鳴く声』の意味を持ちます。
これには動詞も有って、
『(ひな鳥が)ピヨピヨと鳴く(ネズミなどが)チューチューと鳴く』や
『(~を)ぴーぴー声で言う』の意味で使えます。

発音は両方ともほとんど同じで、発音記号 tʃíːp です。
(英辞郎では cheap の米国風の発音はtʃipになってましたけど)

使ってみましょう。
A chick in a cheap cage was cheeping.
「安っぽいカゴの中でひよこがピヨピヨ鳴いていた」

cheap のa を e にすると、ピヨピヨかチューチューになるわけですね。

Mercury reaches 40 degrees ―🥵―#気になる英語調べ隊 2328

(2024.7.8)

NHK WORLDの7/7ニュースでのニュースタイトルの中で mercury という単語が使われてました。
Mercury reaches 40 degrees Celsius in Shizuoka

mercury は、常温で液体の金属で元素記号Hgの『水銀』のことですが、
この場合は『(温度計の)水銀柱』の意味で使われています。
(若い人は、水銀が使われている温度計とか見たことないかも・・・。)

つまり、ニュースタイトルは
「静岡で気温が40℃に到達」ということですね。

それにしても、今からこんなに暑くて、夏本番になったらどうなるんでしょうか?

ちなみに、大文字で始まるMercury には『水星』の意味も有りますね。

「吉田選手が起死回生のホームラン」の英語―⚾―#気になる英語調べ隊 2327

(2024.7.7)

MLB レッドソックスの吉田正尚選手が、ヤンキースとの試合で9回の2死から同点2ランホームランを放ちました。打ち取られればゲームセットの状況で、まさに起死回生の一発でした。

この「起死回生のホームランを放つ」は、英語でどう言えばいいでしょうか?
気になりますね。

ちょうど、研究社の新和英中辞典に出ていました。
「起死回生のホームランを放つ」は
hit a homer to pull the game out of the fire
ですと。

pull ~ out of the fire が『~を起死回生させる』だそうです。

使ってみましょう。
Yoshida hit a 2-run homer to pull the game out of the fire.
「吉田選手が起死回生の2ランホームランを放ちました」

最終的にレッドソックスが勝ったので、吉田選手の一振りは値千金でしたね。

習慣じゃないhabitは❓―⛪―#つぶやき英単語 2323

(2024.7.5)

habit というと『癖、習慣、習性』等の意味で知られていますが、
それじゃない意味もあることご存知ですか?

この頃知ったのですけど、
シスターが着る『修道服』のことも habit と言うそうです。
(修道士が着ててもhabitですが・・・。
 ついでに『乗馬服』もhabit と言うらしいです)

ホロライブの白銀ノエル団長の新衣装はシスター風なので、
habit っぽいとも言えますね。

(白銀ノエルさん用語11 : シスターの服)

(白銀ノエルさん関連→ここ

鹿だって browse するって!―🦌―#つぶやき英単語 2320

(2024.7.2)

インターネットで検索・閲覧するソフトをブラウザ browser と言いますから、
ブラウズ browse は『ネットで情報を閲覧する』の意味で使われる場合が多いですね。
これはbrowse の『拾い読みする』という意味のバリエーションと考えられます。

でも、browse は場合によっては動物がする場合も有ります。
動物が『若葉(若芽)を食う』という意味でもbrowse という動詞が使われますから。

例えば、他動詞として
Many of the young shoots of the trees in that forest had been browsed by deers.
「その森の木々の若芽の多くが鹿に食われていた」
のように使われます。

また、自動詞でbrowse on の形で
The deers are browsing on young shoots of the trees.
「鹿が木々の若芽を食べている」
のようにも使われます。

このbrowse のように、英単語にはいろいろな意味を持つ場合が有って、
それで意味を取り違えることも有るかもしれません。
こういうのは、出会った時が覚えるチャンスですね。

白銀ノエルさんの英語版プロフィールでstronk を覚えました―⚔―#つぶやき英単語 2301

(2024.6.14)

ホロライブのVTuber 白銀ノエルさんの英語版プロフィールstronk という単語が使われてました。こんな感じで
’Hungering for power, she came to train to the VTuber world where all the stronk people are.’

ぼくは最初、strong の打ち間違えなんじゃないかと思ったんです。
これ教えてあげた方がいいかとも思ったぐらいですが、ぼくが無知なだけでした。

stronk という単語もあるんですね。
どんな辞書でも載っているといった単語では無いのですが、Wiktionary に 出てました。

Intentional misspelling of strong for humorous or sarcastic effect. In some cases, it is meant to evoke a non-native pronunciation of strong.
「ユーモアや皮肉を込めて意図的にstrongをスペルミスしたもの。
strongのネイティブでない発音を連想させる場合もある。」

このプロフィールも、わざとstrong じゃなくて stronk を使っているのか!

当り前ですがノエル団長のプロフィールには日本語版も有ります。
上の英文に対応する部分は
「強さに憧れるあまり、つよつよな人達が集まるVTuber界に武者修行にきた。」となっています。

つまり日本語で「つよつよな」とちょっと面白い言い方をしているので、
英語でもユーモラスな感じを入れて stronk にしているわけですね。


ということで、stronk = つよつよな と思っておけばいいでしょう。
白銀ノエル団長から 英単語をひとつ教わった感じです。

これは、白銀正騎士団に入団して恩返しせねば。

(白銀ノエルさん関連→ここ