欠陥じゃない方の defect は❓―🤔―#つぶやき英単語 2486

(2024.2.23)

defect には名詞として『欠点、欠陥、弱点』の意味が有ります。

例えば
He investigated the cause of surface defects on the product.
「彼はその製品の表面欠陥の原因を調査した」
のように使えます。
この言葉は、僕はよく知っていると思ってました。

ですけれど、
defect って動詞では『(国・組織などから)離脱する、逃亡する、亡命する』の意味にもなるんですね。
ただし、『欠陥』の意味の名詞のdefect は発音記号では díːfektで、
動詞で『亡命する』の意味のdefect は difékt です。
(名詞の場合にアクセントが前に来る「名前の法則」というやつかな)

動詞のdefectが、ニュースで使われているのを見かけました。
Breaking News: A Russian pilot who defected to Ukraine last year is believed to be dead in Spain, fueling speculation that Russia was responsible.
「速報 : 昨年ウクライナに亡命したロシア人パイロットがスペインで死亡したと見られ、ロシアの犯行との憶測を呼んでいる。」

いろいろ分からな過ぎてコメントしにくいニュースですね。

sauce は生意気❓―🍽️―#つぶやき英単語 2483

(2024.2.20)

sauce は調味料の『ソース』ですけれど、
『生意気、ずうずうしさ』という意味もあるのだそうです。

What sauce! は、「なんて生意気な」の意味になります。
(ウスターとかソースの種類の話では無いんですね。)

この形容詞がsaucy ですが、これは
『生意気な、ずうずうしい、気のきいた、しゃれた、(性的に)いかがわしい、わいせつな』などの意味になるそうです。

なので
「とんかつソースはとても生意気だと醤油が言った」なら
Soy sauce said the tonkatsu sauce is very saucy.
になると思います。
(自分でも意味が分かりませんけど・・・お腹がすいてて・・・。)


go easy on は❓―😇―#つぶやき英単語 2482

(2024.2.19)

英語で『優しくする』を何と言うか英辞郎で調べたら、
go easy on という表現が出ていました。

これは確かに『優しくする』なのですが、『手加減する、あまりきつくあたらない、慎重な態度を取る、甘やかす』といった訳語もでています。
なので、go easy on は、大目に見てきびしくしない的なニュアンスの時に用いる方がいいようです。

例えば、こんな感じで使えます。
During the first few months, the head coach went easy on the new club members.
「最初の数か月、ヘッドコーチは新入部員に優しく接していた」

Go easy on me. 「お手柔らかにお願いしますよ」
(これが通用する相手ならいいですけど・・・)

その他に、
go easy on は、何かを『控えめに使う(飲む、食べる)』の意味でも使われます。

例えば
Go easy on the booze.
「酒は控えめにしなさい」 
   booze は名詞では『酒、酒盛り』の意味。

これ知らないと、簡単な言葉の組み合わせだけに
「気軽に飲んでくれ」みたいな逆の意味に受け取ってしまうかも知れませんね。 
あぶない、あぶない。  

ホストではない host は❓―🍷―#つぶやき英単語 2474

(2024.2.11)

「もてなす人」の意味のラテン語に由来する host という名詞は、
客をもてなす『主人(役)、ホスト(役)、主催者』などの意味で使われます。
日本にいる「ホスト」という職業の男の人達も、「もてなす」という基本からは外れていません。(だいぶお金を使わせると聞きますけど・・・。)

また、寄生生物の『宿主』もhost と呼ばれます。
ある意味でこれも「もてなしている」感じはあるので、全く違うイメージということではありませんね。

では、hostが「もてなす」と全く関係ない場面で使われることが有るのをご存知ですか?

実は、host には『大勢、群れ、多数』の意味が有って、
a host of か hosts of の形で使われ、『多くの、多数の、大群の』の意味になります。
これが主人、ホストと意味がかけ離れているのは、語源が異なり、「敵,軍勢」の意味のラテン語から来ているためらしいです。

使ってみましょう。
The host city of that exposition is facing a host of problems.
「その博覧会の主催都市は、多くの問題に直面している」

(なんかそういう話を聞きますが、どうなんでしょう?)




wing it は❓―🐣―#つぶやき英単語 2445

(2024.1.13)

wing と言えば『翼、はね』の意味でお馴染みですね。

それでは、wing it はどんな意味になるでしょうか?

このwing it という表現は
『即座にやってのける、即席でしゃべる』の意味で辞書に出ています。
この場合のwing は他動詞ですね。

例えば
We were unprepared and had to wing it.
「私たちは準備不足でぶっつけ本番でやるしかなかった」
のように使えます。

この表現は、オンライン英会話 Bizmates のレッスンで見かけたのですが、
こういう表現は、簡単な単語を使っていても初見で意味を推測するのは難しいですね。
出会う都度、覚えるしかないと思います。

あの dust 、この dust ―🧹―#つぶやき英単語 2179

(2023.11.11)

dust は名詞では『粉末、ちり、ほこり、ごみ、粉塵』などの意味ですね。

これが動詞だと『(粉末を)ふりかける、まぶす』と『ほこりを払う』の意味が有ります。

この二つは、粉っぽいものを取り除くのと、振りかけるので、全く違うことをしている感じです。

例えば
I dusted the cake with sugar. あるいは I dusted sugar over the cake.
  「私はケーキに砂糖をふりかけた」
He is now dusting the table.
  「彼は今、テーブルの粉を払っている」
のように使えます。
(私が砂糖をふりかけたときにテーブルにこぼれて、彼がそれをきれいにしてくれているのかもしれません。この両方が同じ動詞dustで言えるんですね。)

dust については、オンライン英会話のレッスンで
contronym (またはcontranym)
=A word that has two opposing meanings「相反する二つの意味を持つ単語」の例として出てきました。

一字違いのballet, billetそしてbullet―💃―#つぶやき英単語 2178

(2023.11.10)

一字違いは大違いなんて言いますが、本当にそうですね。

ballet は『バレエ、舞踊劇』のことです。

billet にはいろんな意味があるのですが、
名詞では『兵士用宿舎(提供命令書)、勤め口、短い書簡、メモ、鋼片、ビレット』
動詞では『(兵士用の)宿を提供する、宿を提供させる、泊める、宿を取る』
等の意味になります。

bullet は、『銃弾、弾丸、小球、(釣糸の)おもり』などの意味になります。

当り前ですが、全然関係ない単語です。
まあ、形が似ているので、まとめて覚えておけばいいかなと。

ちなみに、bellet と bollet は僕の調べた範囲で辞書に出ていませんでした。
こういう英単語は無いという理解でいいのではないでしょうか、

「麻婆豆腐にとろみをつけるには?」の英語―🥄―#つぶやき英単語 2172

(2023.11.4)

英語で「麻婆豆腐にとろみをつけるにはどうしたらいい?」は
 How can I thicken Mapo Tofu?
あるいは
 How can I add thickness to Mapo Tofu ?
のように言えます。

これの答えまで書くとすれば
「とろみを出すには、片栗粉かコーンスターチが使えます」
 You can use potato-starch or corn-starch as a thickner.
という感じでしょうか。 

『麻婆豆腐』は英語では Mapo Tofu や mapo tofuが一般的な表記のようです。

また、『とろみをつける』は thicken という他動詞で表すことができますし、
『とろみ』thickness という言葉を使い add thickness も有りかと想います。

これ書いているだけで、お腹がすいてきました。

ちなみに形容詞のthick には
『(液体などが)濃厚な、どろどろした』の意味の他に、『厚い』の意味があり、こちらの方で多く使われます。
なので、対象が液体などなら『濃厚な』で、固体の板とかなら『厚い』ということになります。
同様に、thicken は『濃くする』と『厚くする』、thickness も『濃厚、濃さ』と『厚さ』の場合が有り、液体か固体かで訳し方が変わってきます。

ラグビーの「バンカー」の英語-🏉-#つぶやき英単語 2137

(2023.9.29)

今やっているラグビーワールドカップで、バンカー= bunker というシステムが取り入れられています。

INDEPENDENT の記事によると
ラグビーワールドカップフランス大会でのbunker は
Put simply, the bunker is an area away from crowds and other interference, which will be occupied by dedicated foul play review officials. During the World Cup, it will be at the International Broadcast Centre in Paris.
「簡単に言えば、バンカーは反則審査専門の職員が配置される、群衆や他の妨害から離れたエリアのことである。ワールドカップ期間中は、パリの国際放送センターに設置される。」
だそうです。

レッドカードの可能性のある反則が有った時、審判はとりあえずイエローカードを出してその選手を10分間の退場とし、離れたところにある専門の場所(bunker)で、レッドカードとしてずっと退場させるか、イエローのままで10分後に試合に戻すか判断するわけです。
このシステムにより、レフェリーがその場でレッドの判断のために試合を止めることが避けられるメリットが有ります。

bunker には軍事用語として『掩蔽壕(えんぺいごう:鉄筋や強化コンクリートの分厚い装甲をもった、あるいは地下や山を掘りぬいて作られた軍事建造物)』や『(地下の堅牢な)観測室』の意味が有ります。これが、ラグビーのbunker も、この軍事用語のイメージから名づけられたと思われます。

ちなみにbunkerには他にも、『(燃料の)大きな箱、貯蔵庫』やゴルフの『バンカー』の意味が有ります。

今日、ラグビーの日本対サモア戦で、堀江選手がボールを持った相手の選手と頭同士ぶつかってイエローカードもらいましたが、bunker でレッドカード判断にならなくてよかったです。
日本、試合に勝ちましたけど、あれレッドだったらどうなってたか・・・。

mull は❓-☕-#つぶやき英単語 2128

(2023.9.20)

mull という単語を辞書で引くと
『じっくり考える、思案する』と
『(ワインなどに)砂糖や香料を加えて温める』という意味が出てきます。

このmull の二つの意味の脈絡の無さ、なかなか面白いと思います。

使ってみましょう。

He is mulling over starting a new business.
「彼は新しい事業を始めることについて熟考している」

I want to know your recipe of this mulled wine.
「このマルドワインのレシピが知りたいです」

マルドワインって、砂糖やフルーツの甘さやスパイスを加えて、ワインを加熱するんですよね。
探せばいろいろレシピが出てくるので、冬になったら、試してみてもいいかもしれません。