大谷選手が RISP merchant ?―#気になる英語調べ隊 2532

(2024.10.17)

野球用語のRISPは runners in scoring position の略で、
『得点圏』のことです。

MLBのポストシーズン、
大谷翔平選手は 得点圏 RISPだけで高率で打っているので、
大谷選手は RISP merchantとか呼ばれています。

merchantは普通は『商人』ですが、
俗語で『~狂、マニア』の意味にもなるそうです。
大谷選手は RISP merchant 「得点圏マニア」と言われてるんですね。

大谷選手は今日までのポストシーズンで
得点圏 RISP では 9打席で7安打で、それ以外では22打席で0安打だそうです。
こんな極端なことも有るんですね。まさか、わざと・・・。

関連投稿⇒大谷選手関係

良くはない fine ―👮―#気になる英語調べ隊 2511

(2024.9.25)

fine は『素晴らしい、良い、晴天の、元気な、きめ細かい』などの意味の形容詞として
よく使いますね。

一方、fineには、いろんな意味で良いものとはいえない『罰金』の意味もあります。
これは、なんか違和感を感じませんか?

fine の語源は「終わり」の意味のラテン語 finis だそうです。
『素晴らしい』のfine は、語源からの意味から
「終わり」→「完成された」→「洗練された、素晴らしい」のような繋がりがあります。
『罰金』の方のfineは、「終わり」の意味から
「ルール違反を指摘されている状態を終わりにするために支払う金」のように考えると、理解できる気がします。

つまり、語源は同じでも、意味が違う方向に拡張しているため
「罰金」と「素晴らしい」が同じfineという英単語で表されるのだと思います。

overrun の意味はオーバーランだけじゃない―🚘―#気になる英語調べ隊 2510

(2024.9.24)

定位置などを走り過ぎることを日本語でも『オーバーラン』と言いますが、
当然、overrun という英単語にもこれに当たる意味は有ります。
また、この単語は動詞として『(定位置などを)オーバーランする、走り越す』の意味でも使われます。
(野球でベースを通り過ごしてしまうオーバーランで、タッチアウトになるのもたまに見ますね。)

ただ、このオーバーランとは異なる意味の overrun も有ります。

例えば
Weeds are overrunning the garden.
「雑草が庭を覆いつくしている」のように、
overrunは『(雑草‣害虫が)はびこる』の意味にもなるのです。

他に、overrun は『(国などを)侵略する』の意味にもなります。
(庭も雑草に侵略されているみたいなものか)

また、overrun には『(限度などを)超える』や名詞の『超過』の意味も有りますが、
これはオーバーランと近いイメージかもしれません。

revealingってそんな!―🙈―#気になる英語調べ隊 2497

(2024.9.11)

revealing は形容詞として『啓発的な、意義深い』という意味を持ちますが、
『(通例隠されているところが)現れている、露出する』の意味にもなるそうです。

なのでrevealing dress は、「肌を露出させたドレス、露出度の高いドレス」だそうです。

そもそも動詞のreveal
『(秘密・事実を)漏らす、明らかにする、(隠されていたものを)見せる、露わにする、(神が)啓示する』などの意味です。
この動詞の語源は「ベールをはぐ」の意味のラテン語だそうです。
なるほど。

例えば
This game character wears quite revealing clothing.
「このゲームキャラクターはかなり露出度の高い服を着ている」
のように使えます。

まあ、露出していればいいってものでもないんですけどね。

ベジタリアンでもできるcannibalizeは?―🛠️―#気になる英語調べ隊 2478

(2024.8.23)

cannibalize は『(人の)肉を食う、(動物が)共食いする』を意味する動詞ですが、
この単語には肉食と関係ない意味も有るのをご存知ですか?

cannibalize は、
『(古い車・機械などを)分解する、解体する、解体して利用可能な部品を使う』の意味でも使われるんです。

使ってみましょう。
He cannibalized the old car and used the parts to fix his father’s car.
「彼は古い車を分解し、その部品を使って父親の車を修理した。」

機械の修理に、故障した同じ機種から部品を取って使うのは、
確かに共食いっぽいかもしれませんね。

bachelorってどっちの?―#気になる英語調べ隊 2476

(2024.8.21)

bachelor って、
『独身男性』と『(大学の学部を卒業した)学士』の意味があるので
ちょっとややこしい感じがします。

以前、ぼくは似たような発音の別の単語かと思っていたのですが、
同じ単語に両方の意味があるということですね。

そもそも、bachelor の語源は「若い騎士」の意味のフランス語だそうです。
独身男性も大学卒業した学士も、まあ若い騎士みたいなものなのかもしれません。
(そうかな?)

英辞郎でbachelor の所を見たら、上の二つの意味の他に
『(まだ交尾したことのない)雄の若いオットセイ』というのも載ってました。

まあ、そういう若い雄のオットセイも、若い騎士みたいなものかもしれませんし・・・。
(そうかな?)

焼いたりしない roast は?―🍖―#気になる英語調べ隊 2469

(2024.8.14)

他動詞のroast は、食品の関係で使われ、
『(肉の塊・野菜などを直火やオーブンで)あぶり焼きにする、ローストする、
(豆などを)いる、ほうじる』
などの意味になります。

このroast は、食品とは関係なく
『(処刑や拷問のため)火あぶりにする』の意味でも使われることもあるようです。
物騒ですね。

その延長と言うのでしょうか、もはや実際に火で焼くとかではありませんが、
roast は『(人をからかったりあざけったりして)酷評する』という意味でも使われるそうです。
(酷評というのも、程度によっては「公開処刑=火あぶり」的なものになりますからね。)

例えば
The candidate roasted the his opponents in his speech.
「その候補者はスピーチの中で対立候補を酷評した。」
のように使えます。

いい意味でも悪い意味でも言葉にはエネルギーが乗る場合が有りますから、
使いどころを間違えませんように。


harp は「竪琴」ですね。それでは harp on はどんな意味?―♪―#気になる英語調べ隊 2464

(2024.8.10)

harp は名詞では楽器の『ハープ、竪琴』で、動詞としては『ハープを弾く』の意味にもなります。

それでは harp on だとどういう意味になるでしょうか?
これは『~のことをくどくどと言う、つらさ(悲しさ)を繰り返し訴える』の意味なのだそうです。

使ってみましょう。
They harped on the unfairness of the referee’s decisions that affected the outcome of the match.
「彼らは試合結果に影響した審判の判定の不公平さについてくどくどと言った」

ハープと言うと、なんか美しい女性が弾いているイメージがありますね。
これとharp onの「くどくどと言う」がどう結びつくのでしょうか?

実は、harp on は harp on the same string というイディオムが短縮されたものです。
つまり、これは「同じ弦だけを弾く」というような表現で、比喩的に「同じことを繰り返し言う」ことを表しているのです。
なるほど。

Mercury reaches 40 degrees ―🥵―#気になる英語調べ隊 2430

(2024.7.8)

NHK WORLDの7/7ニュースでのニュースタイトルの中で mercury という単語が使われてました。
Mercury reaches 40 degrees Celsius in Shizuoka

mercury は、常温で液体の金属で元素記号Hgの『水銀』のことですが、
この場合は『(温度計の)水銀柱』の意味で使われています。
(若い人は、水銀が使われている温度計とか見たことないかも・・・。)

つまり、ニュースタイトルは
「静岡で気温が40℃に到達」ということですね。

それにしても、今からこんなに暑くて、夏本番になったらどうなるんでしょうか?

ちなみに、大文字で始まるMercury には『水星』の意味も有りますね。

習慣じゃないhabitは❓―⛪―#つぶやき英単語 2425

(2024.7.5)

habit というと『癖、習慣、習性』等の意味で知られていますが、
それじゃない意味もあることご存知ですか?

この頃知ったのですけど、
シスターが着る『修道服』のことも habit と言うそうです。
(修道士が着ててもhabitですが・・・。
 ついでに『乗馬服』もhabit と言うらしいです)

ホロライブの白銀ノエル団長の新衣装はシスター風なので、
habit っぽいとも言えますね。

(白銀ノエルさん用語11 : シスターの服)

(白銀ノエルさん関連→ここ