英語で「がけっぷち」は?-🌊―#つぶやき英単語 1591

(2022.4.19)

今日の表現 『がけっぷち』 brink of a cliff 
Weblioで調べたらこれが出てきました。brinkの代わりにedge でも同じような意味になります。

cliff は『崖、絶壁』で、brink が『(崖などの)ふち』なので、合わせて『がけっぷち』ですね。
実は、brink だけでも『がけっぷち』の意味になります。また、brink には『瀬戸際』という意味も有ります。

例文です。
Please take a picture of me standing on the brink of the cliff.
「崖っぷちに立つ私の写真を撮ってください」
  (インスタ映えもほどほどに。安全第一です。)

The company was on the brink of bankruptcy.
「その会社は倒産の瀬戸際にあった」
  (これもがけっぷちですね。)

崖っぷちのイラスト(棒人間)

なお、このbrink 『がけっぷち』と blink『まばたき(する)』 は、RとLの一字違いですから混同しないようにしましょう。


英語で「挑発」は?-🤪-#つぶやき英単語 1588

(2022.4.16)

『挑発』を英語で何というでしょうか?

和英辞典で『挑発』を調べると provocation と出ていました。

これを使った例文です。
Their menace and provocation triggered the conflict.
「彼らの威嚇と挑発が紛争の引き金となった」
( menace 威嚇 については最近書いたばかりです→No.1586) 

変顔のイラスト

関連する語として
動詞の provoke 『挑発する』や、形容詞の provocative『挑発的な』が挙げられます。

例文です。
Never try to provoke us.
Or, you will pay for your provocative attitude.
「私たちを挑発しようとするな。
さもないと、その挑発的な態度の代償を払うことになるぞ」

挑発的な態度をとって、あまりいいことはないと思います。
争いを起こすよりも、納める方が大変ですからね。

英語で「威嚇」は?-🚀-#つぶやき英単語 1586

(2022.4.14)

『威嚇(いかく)』を表す英単語には threat, intimidationmenace などがあります。
threatenintimidate は動詞で『威嚇する』の意味にもなります。
menace はそのまま動詞としても使われます。

使ってみましょう。
He often makes threatening remarks. 
「彼はよく威嚇的な発言をする」
Intimidation by the military exacerbated the situation.
「軍による威嚇が状況を悪化させた」
The president continued to speak in a menacing tone.
「大統領は威嚇的な口調で話し続けた」

ただ、『威嚇射撃』は warning shot と言うようです。

化け猫のイラスト

なんかロシアの潜水艦が日本海でミサイルを発射したとか。
こういうのを威嚇と言うんですね。


英語で「謝罪になっていない謝罪」は?-😜-#つぶやき英単語 1585

(2022.4.13)

non-apology apology というのが、『謝罪になっていない謝罪、謝罪風の謝罪』のことなんですね。apology 繰り返している字面がちょっと面白いかも。
これ、nonpology とも言うらしいです。

例えば、
I’m sorry you feel that way with my remark.
「私の発言で、そのように感じさせてしまい申し訳ない」
(=発言の問題ではなくで、感じ方の問題だ。)

I am sorry if my statement gave you that misconception.
「私の発言で、そう誤解を与えてしまったとしたら申し訳ない」
(=俺は正しいこと言ってるのに、誤解する奴が悪い。)

等々。これではきちんと謝っていることにはなりませんね。
こういう時は、
How can we be satisfied with one such non-apology apology from you?
「あなたのそんな謝罪にもなっていない謝罪一つで納得できるはずありませんよ」
とか言い返してやりたいところです。

記者会見をする総理大臣のイラスト

政治家でこういうこと言う人が多いのは、困ったものです。
政治家は言葉に責任を持つべきでしょう。

英語で「換算する」は?-⚾-#つぶやき英単語 1582

(2022.4.10)

今日は『換算する』の英語について。

異なる単位や通貨の間で換算が必要な場合が有りますが
この『換算する』を和英辞典で引くと convert という動詞が出ています。

例えば、次のように使われます。
To settle the expenses on my overseas business trip, I converted the amount from dollars to yen at the default exchange rate.
「海外出張の費用清算のため、私は既定の為替レートで金額をドルから円に換算しました」

Ball speed of 100 MPH is approximately 160 km/h when converted to metric units.
「100MPHの球速は、メートル法に換算すると約160km/hです」

因みに、MPHは miles per hour で mile での時速の単位です。
1MPH=1.609344km/h になりますので、100MPHは160.9km/hになります。
(エンゼルスの大谷選手の球速が話題になるので、米国で用いられるマイル時速、MPHにはだいぶ馴染んできた感じです。)

野球のピッチャーのイラスト(オーバースロー)

convertは、他にも『(…を…に) 変える、転換する、(人を)改心させる、転向させる』や『変わる、切り替える、転向する』などの意味にもなります。
名詞は conversion ですね。

なお、convert の語源は、「方向を変える」の意味のラテン語だそうです。

英語で「むさぼり読む」は?-📚―#つぶやき英単語 1580

(2022.4.8)

読書が好きな方の中には、むさぼるように本を読む感じの人もいらっしゃると思います。
『むさぼり読む』というのを辞書で引くと devour という単語が出てきます。
devour の発音は diváuər ディヴァウア です。)

この単語について、辞書の初めに出てくるのは『むさぼり食う』です。
語源も「すっかり飲み込む」という意味のラテン語だそうです。
ここからイメージが広がって、
devour の目的語がbooks などになれば『むさぼり読む』になるわけですね。
(日本語でも食い入るように見るとか言うのは似た感覚かもしれません)

真面目に書類を読んでいる人のイラスト(男性)

例文です。むさぼり食う・むさぼり読むを両方入れてみました。
He devoured the report of that criminal case while devouring sandwiches.
「彼はサンドイッチをがっつきながら、その犯罪の報告書をむさぼり読んだ」
 (ちょっと変人の探偵がやりそう)

devour は他にも
火事・疫病などが『(~を)滅ぼす』、海や闇などが『(~を)のむ』の意味でも使われます。
The wild fire devoured the small village.
「山火事がその小さな村をのみこんだ」

また、好奇心や心配が『(人を)夢中にさせる,悩ませる』の意味で、以下のように受け身の形でも使われます。
He was devoured by anxiety.
「彼は不安感にむしばまれていた」

一口サンドイッチのイラスト

夢中になるような本に出合えることは幸せですから、たまにはむさぼり読むぐらいでもいいかもしれません。
ただ情報については、少し冷静に考えて咀嚼することも必要ですね。





英語で「血行」は?-🏃‍♀️-#つぶやき英単語 1579

(2022.4.7)

血行が良いとか、悪いとかいう『血行』は英語で何というでしょうか?

辞書で『血行』を引くと、blood circulation と出てきました。
これ『血液循環』の訳語でもあります。
文脈によりcirculation だけでも血行の意味になります。

「血行が良い(悪い)」は、
have good blood circulation (bad blood circulation)
と言うことができます。

体操をする親子のイラスト

例文です。
A balanced diet and proper exercise are necessary to improve blood circulation.
「血行を改善するには、バランスのとれた食事や適度な運動が必要です。」

僕はちょっと具合が悪くて、病院で血行を良くする作用のある薬を処方されました。
健康的な生活を心がけないといけませんね。


英語で「だまされやすい」は?-😇-#つぶやき英単語 1573

(2022.4.1)

だまされやすい人というのはいるものですね。
心根がまっすぐな純粋な人ということだと思いますけど、世知辛い世の中ですから、こういう人は気を付けないとね。

『だまされやすい』を辞書で調べると、gullible という形容詞が出ています。
gullibly だと副詞で『だまされやすく』で。
gullibility は名詞で『だまされやすいこと』の意味になります。

使ってみましょう。
Pure and gullible boys like him often become victims of mischief.
「彼のような純粋でだまされやすい少年たちが、しばしばいたずらの犠牲者になる」

エイプリルフールに嘘をつくウェブサイトのイラスト

4月1日は、 エイプリルフール April Fool’s Dayなので、いろいろと嘘のニュース・情報が流されていますね。大半はジョークと分かる笑えるものですが。

April Fool’s Day may exist to test our gullibility.
「エイプリルフールの日は、私たちのだまされやすさを試すために存在しているのかもしれません。」

(パンデミックも国際的な紛争も、何かエイプリルフールのネタニュースのような感じで・・・。あとウィル・スミスの平手打ちも。)


英語で「接戦を制する」は?-🏉-#つぶやき英単語 1569

(2022.3.28)

今日はスポーツなどで使われる『接戦を制する』について:

close game や tight game が『接戦』なので,
win a close game (tight game) が『接戦で勝つ』になります。

他に、『辛勝する、僅差で勝つ』を意味する動詞のedge も使えます。
edgeedge out の形でも使われます。

ラグビーボールのイラスト

使ってみましょう。

Saitama Wild Knights edged Shizoka Blue Revs in Japan Rugby League One yesterday.
The visitor, Wild Knights, won a close game by 26 to 25 in the game.
They completed the come-from-behind victory in the last minute.
「昨日、ジャパンラグビーリーグワンでは、埼玉ワイルドナイツが静岡ブルーレブスを僅差で下しました。ビジターのワイルドナイツは26対25の接戦を制しました。
彼らは、終了間際に逆転し勝利をものにしました。」

実話です。ワイルドナイツがラストプレイのコンバージョンキックで逆転して1点差勝ち。
すごい試合でした。

→関連投稿:逆転勝ち


英語で「麻痺せよ」は?-⚠-#つぶやき英単語 1567

(2022.3.26)

ハリー・ポッター HARRY POTTER の話には、いろんな種類の呪文が出てきます。
もちろん、魔法の呪文なので英語ではないわけですが、中には英語のままというのも有るんです。

僕は気が付いたのは、「 麻痺せよ」という呪文です。
麻痺せよの元の呪文は Stupefy で、日本語版の本でも「ステューピファイ!麻痺せよ!」と書かれているところも有ります。

stupefy という単語は実際に辞書に載っていて、
『(人を)麻痺させる、無感覚にさせる、ぼうっとさせる』の意味を持つ他動詞です。
他にも『びっくりさせる、仰天させる』の意味にもなります。

使い方はこんな感じです。
He was stupefied with the drug.
「彼は薬で朦朧としていた」

We were stupefied by the news.
「私たちはそのニュースに唖然とした」

ハロウィンのイラスト「黒猫の魔法使い」

呪文のStupefy は、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の闘いのシーンなどにも出てきます。機会が有れば、チェックしてみてください。