fumigate はバルサンで?―🐛―#気になる英語調べ隊 2380

(2024.12.15)

fumigate という動詞、
辞書サイトMerriam-Webster での定義は以下のようになっています。

to apply smoke, vapor, or gas to especially for the purpose of disinfecting or of destroying pests
「特に消毒や害虫駆除の目的で、煙や蒸気、ガスを使用すること」

この単語の和訳は、
『燻蒸(くんじょう)する、燻蒸消毒する、(煙で)いぶす』になります。

関係する名詞には、fumigation 『燻蒸』、fumigant 『燻蒸剤』があります。

例文です。
I want to fumigate my house to get rid of cockroaches, what should I use?
「ゴキブリ駆除のために家を燻蒸をしたいのですが、何を使えばいいですか?」

The most well-known fumigants in Japan are Varsan or Earth Red, which are sold at drugstores.
「日本で最もよく知られている燻蒸剤はバルサンやアースレッドで、ドラッグストアで売っています。」

ああいうの、どれくらい効くんですかね?
後始末のところが心配だけど・・・。

cry for the moonは?―🌕―#気になる英語調べ隊 2376

(2024.12.10)

cry for the moon は『得られないものをほしがる、できない事を望む』の意味の表現です。

cry for が『(を求めて)叫ぶ、欲しがる 』の意味なので、
直訳ならcry for the moon は「月を欲しがる」ということになります。

このcry for the moonという表現は、
「名月を 取ってくれろと 泣く子哉」
という小林一茶の俳句を思い起こさせますね。

さすがに子供に月をとってくれと泣かれても無理な物は無理。
そんな時は、月の写真を撮ってお茶を濁すぐらいでどうでしょう。
「ほらとったよ」

「リンゴ病」は fifth disease?―🍎―#気になる英語調べ隊 2373

(2024.12.7)

この頃、『リンゴ病』が流行しているらしいですね。

これは伝染する病気で、かかると両頬がリンゴのように赤くなるので『リンゴ病』と呼ばれています。

この病気の正式名は『伝染性紅斑』で、これに対応する erythema infectiosum が正式な英語の病名になります。
しかし、『リンゴ病』で辞書を引くと fifth disease というのも出てきます。
直訳すれば『第五病』ですけれど、なんでこの名前なんでしょうか?
第一や第二の病気も有るのでしょうか?

こんな英語の解説がネットにあるました。
Fifth disease got its name because it was the fifth viral skin rash known to affect children in a list of six conditions.
これを訳すと
「Fifth disease (第五病)という病名は、子供がかかることが知られている6つの病気の中で5番目のウイルス性発疹であったことから付けられた。」ということになります。

ここで言う 6つの病気は以下の通りです。
1)measles 『はしか』
2)scarlet fever『猩紅(しようこう)熱』
3)rubella (German measles) 『風疹』
4)Dukes’ disease 『デューク病』
5)erythema infectiosum (fifth disease) 『伝染性紅斑、第五病、リンゴ病』
6)roseola 『バラ疹』
確かに、このリストでは5番目ですね。

この病気はヒトパルボウイルスB19(parvovirus B19)による感染症で、主に子供がかかりますが、大人がかかることも有ります。
頬が赤くなるなどの皮膚の症状の前に、風邪に似た発熱、せき、鼻水などの症状が出るそうです。
飛沫感染や接触感染でうつるので、予防するためには手洗い、うがい、マスクの着用などが重要です。風邪の予防と同じ感じですね。

『リンゴ病』の英語名には、
slapped cheek disease というのもあるそうです。
これは「平手打ちされた頬病」的なことですね。
確かに、今のご時世で子供の真っ赤な頬をしていたら、
親は児童虐待を疑われるかもしれません。

英語俳句: Stink bug ―📷―#気になる英語調べ隊 2367

(2024.12.1)

先週、野菊の写真を撮ったら、主役のように花の上にカメムシが立ってました。
なにか、風を読んで未来を知ろうとしているような感じで・・・。

そこで一句。

  風を読む 野菊の上の 放屁虫

カメムシは嫌な臭いを出すので、俳句では放屁虫とも言われているようです。
オナラする虫ということですね。

これを、英語俳句にもしてみました。

  as a wind reader / on a wild aster / a stink bug farts
  (風読みのように 、野菊の上で 屁をこくカメムシ)

どうでしょうか。まあ、へたくそなのはお遊びなので許してください。

『カメムシ』は英語では、
stink bug (悪臭を放つ虫)と言われるようです。
その他に shield bug (盾の形の虫)とも言われます。

今年、この緑のカメムシが大量発生していたようですが、
こういうことが、未来に起きることを暗示してたりしないでしょうか。


cherry-picking は?―🍒―#気になる英語調べ隊 2345

(2024.11.11)

cherry-picking はどんな意味でしょうか?

単純に『サクランボ狩り』でも正解ですが、これと異なる意味も有ります。

cherry-picking は比喩的に『選り好み、いいとこ取り』の意味にもなるそうですよ。
多くの中から、自分にとって都合の良いものだけを選ぶことですね。

動詞は、cherry-pick 『いいとこ取りする』になります。

例えば、以下のように使えます。
You shouldn’t cherry-pick data.
「データを都合よく選ぶべきではない」

(バイアスのかかった情報だけ見ているのは危険ですね)

ノエル団長関係:ボンレスハムは?-🐹-#気になる英語調べ隊 2337

(2024.11.3)

英語関係の日々の個人的な気付きをつづる本ブログですが、
本日は、ホロライブの白銀ノエルさんの配信で出てきた『ボンレスハム』についてです。

白銀聖騎士団のノエル団長に合わせて、ファンは「団員さん」と呼ばれています。
ちなみに団員は、画面やイラスト上ではハムスター hamster の姿です。

で、今日のノエル団長の配信で話題になったのが、団員の中のガチ恋勢の名称でした。
大空スバルさんのファン「スバ友」のガチ恋勢が「アヒージョ」と呼ばれているので、その白銀聖騎士団バージョンという感じですかね。

で、コメントでいくつかの案が出て、『ボンレスハム』というのが最有力候補になりました。
これ英語では boneless ham で、「骨(bone)の無い(less) ハム(ham) 」ということです。

ノエル団長の魅力で「骨抜きにされている」ことと、団員が「ハムちゃん」であることが意味として入っていて、これでいいんじゃないかという感じになりました。
ボンレスハムの別の書き方として「ボンレス公」とすると、聖騎士のイメージにも合うとの意見もありました。(それもいいかも。)

ちなみに、 「食品のハム はそもそも骨が無いもの」と思っている方も多いと思いますが、海外では bone-in ham 『ボンインハム(骨付きハム)』が主流だそうです。
たぶん日本人の好みから、骨を抜いた boneless ham の方が国内では普及しているのだと思われます。

「ボンレスハム」や「ボンレス公」は、
名称として面白いので定着するのではないでしょうか。

(白銀ノエルさん関係いろいろ→ここ

「サザンカ」の英語名は?-🤔-#気になる英語調べ隊 2331

(2024.10.28)

サザンカ(山茶花)は、ツバキ科の植物で、晩秋に花をつける特徴を持ちます。

その英語名は sasanqua だそうです。
日本の固有種らしく、和名がそのまま英語名になっているんですね。

最近撮った写真です。
この時期に咲いているので、サザンカ sasanqua だと思います。

コイではない carp は?―🎣―#気になる英語調べ隊 2327

(2024.10.24)

carp と言えば魚の『コイ』ですが、コイ以外の意味になる場合もあります。

実は、carp は口語的な表現では
『あら探しをする、口やかましく咎める』の意味の動詞として使われるそうです。
自動詞なので carp at や carp about の形をとるようです。

例えば
He is always carping at me.
「彼はいつも私に文句をつける」
のように言えます。


「コイ」と「口やかましく咎める」がなぜ同じcarp という単語なのかは、単純に言って語源が違うからだと思います。

口やかましい人の様子が、口をパクパク開けているコイに似ているからという理由でできた言葉ではないのは確かです。

昨日は hunter’s moon だったらしい―🌕―#気になる英語調べ隊 2321

(2024.10.18)

昨日10/17は満月でした。
英語ではこの満月を hunter’s moon と言うそうです。

hunter’s moon 「狩猟の月 」は、
中秋の満月 (harvest moon)の次の満月です。

この呼び名はもともとアメリカの先住民によるものです。
彼らにとって、10月が冬の前に肉を蓄えるため狩猟を始める時期であったことから、この時期の満月を「狩猟の月 」hunter’s moon と呼ぶらしいです。

昨夜は曇ってましたが、何とか雲の切れ間に出た月を撮影しました。

今日見た「紫色の葉で濃いピンクの花」の植物の名前―🔍―#気になる英語調べ隊 2319

(2024.10.16)

今日、紫色の葉と濃いピンクの花の植物を見かけて写真撮りました。

調べてみると、
これは『ムラサキゴテン』というツユクサ科の植物だそうです。

英語では purple secretia、purple heart や purple queen のように呼ばれるようです。

日本語でも英語でも、名前は特徴的な紫色からついているのですね。

開花期は7月~10月で、花は早朝に開花して正午には萎むのだそうです。