trailblazerは❓-👣-#つぶやき英単語 1854

(2022.12.31)

trailblazer は『先駆者、草分け』の意味で使われます。
そもそもは、『(未開地などで)通った道に目印をつける人』のことだそうです。

米国の女性ニュースキャスターとして草分け=trailblazerであったバーバラ・ウォルターズさんが亡くなったとのことで、Twitterにも速報やお悔やみのコメントが出ていました。

BREAKING: Barbara Walters, who shattered the glass ceiling and became a dominant force in an industry once dominated by men, has died. She was 93.
「速報:ガラスの天井を打ち砕き、かつて男性が支配していた業界で圧倒的な力を発揮したバーバラ・ウォルターズが死去した。93歳だった。」
*glass ceiling :実力があっても女性やマイノリティが一定以上のポジションにつけないようにしている見えない組織内の障壁のこと。

“Once dominated by men” was not that long ago. So thanks Barbara Walters, TRAILBLAZER.
「”かつて男が支配していた “というのは、それほど昔の話ではありません。
草分けとなったバーバラ・ウォルターズさんに感謝します。』

結局のところ、今が有るのは、がんばった先輩たちのおかげですよね。

次に世代に何を残していけるのだろうかと、1年の最後の日に
少しだけ真面目な気持ちになりました。

英語で「一卵性双生児」は❓-♊―#つぶやき英単語 1850

(2022.12.28)

『一卵性双生児』は英語では monozygotic twin です。

monozygoticが『一卵性の』の意味 です。
dizygoticだと『二卵性の』なので、dizygotic twinが『二卵性双生児』 になります。

一卵性双生児は遺伝子も「同一=identical」なので、identical twin とも呼ばれます。
これに対し、二卵性双生児には別の言い方として、fraternal twin という言い方が有るそうです。このfraternal は『兄弟の』という意味です。

使ってみましょう。
Fred and George are monozygotic twins, right?
I think they look too much alike to be dizygotic twins.
「フレッドとジョージは一卵性双生児だよね?
 二卵性双生児にしては似すぎてると思う。」

The Weasley twins Fred and George in the Harry Potter films were actually played by identical twins James and Oliver Phelps.
「映画ハリー・ポッターに出てくるウィーズリー家の双子フレッドとジョージは、
実際に一卵性双生児のJamesと Oliver Phelpsが演じました。」

僕は、ハリー・ポッターの映画は特に2本目までが好き。


snowed under は❓-⛄-#つぶやき英単語 1842

(2022.12.20)

snowed under は、『てんてこ舞い、忙殺される、仕事に追われる』という

意味になります。
この表現には『~におしつぶされる、惨敗する』の意味や、
文字通りの『雪に埋もれる』という意味も有るそうです。

なので、雪に埋もれるように仕事に埋もれている感じでしょうか。
ときどき、積み上げた書類が雪崩起こしたりして・・・。

なお、これを snow under とすると『雪で覆う』『圧倒する』『忙殺する』という意味になるそうです。

snowed under の使い方はこんな感じです。
We all are snowed under at work because the deadline of our project is approaching.
「プロジェクトのデッドラインが近づいているので、私たちは仕事に追われている」

やはり年末は慌ただしいですけど、
完璧にしようとしすぎて、仕事に押しつぶされないようにね。

pet peeve は❓-🐈-#つぶやき英単語 1835

(2022.12.14)

pet peeve は『不平の種、人をむかつかせるもの』だそうです。
それも、「周りの人はそれほど感じていないが、自分にとっては腹立たしいと感じること」なんですと。

Wiktionary の説明では、
pet peeve
Something that is personally annoying; a personal dislike. :
「何か個人的にいらだたせるもの、個人的に嫌なこと」
の意味の口語表現ということです。

peeve だけでも『いらいらするもの』の意味で、これはpeevish 『いらいらした』という形容詞が先に有ってできた言葉だそうです。
(名詞に -ish がついて形容詞ができるのが普通のパターンです。ただ、ish 語尾の形容詞が先に有ると、その元になる名詞があるという誤解が生じて、後からその名詞ができることがあります。このような言葉の成り立ちを、逆成 Back-formation というそうです。)
pet は犬とか猫とかのペットではなく、個人的な小さなことというような意味らしいです。

pet peeve 使ってみましょう。
One of my pet peeves is the unorganized bookshelf.
「私がイライラするものの一つは、整理されていない本棚だ」

「感情のもつれ」の英語は?-😠-#つぶやき英単語 1803

(2022.11.15)

『感情のもつれ』は、英語では 何と言うでしょうか。

emotional entanglement でいいんです。

emotionalが『感情の』ですね。
entanglement は、『もつれ、もつれさせること』の意味で
文字通り「糸のもつれ」という場合にも使えます。
Can you do something about that entanglement of threads?
「糸のもつれをどうにかしてもらえませんか」

でも、entanglement は「感情や人間関係のもつれ」という場合にも使えるのですね。
They broke up the band because of an emotional entanglement between two of the members.
「メンバー二人の間の感情のもつれから、バンドは解散した」
みたいに。

面白いのは、英語でも日本語でも、
感情や人間関係のぐじゃぐじゃした状態を、
糸の「もつれ entanglement 」と同じ言葉で表すところです。

やっぱり、
ごちゃごちゃした感情が糸のもつれに似ていると感じるあたり、
人間の感覚は日本でも英語の国でも似てるんですよね。


chivalry は?―⚔―#つぶやき英単語 1788

(2022.10.31)

今日の気になる英語: chivalry

chivalry は『(中世の)騎士道、騎士道的精神』だそうです。

Oxford Advanced Learner’s Dictionaryの説明では
chivalry
1.polite and kind behaviour that shows a sense of honour, especially by men towards women
「特に男性が女性に対して行う、名誉を示す礼儀正しく親切な振る舞い」
2. ​(in the Middle Ages) the religious and moral system of behaviour that the perfect knight was expected to follow
「(中世において)完璧な騎士が従うべき宗教的・道徳的な行動様式のこと」
だそうです。

1の女性に対して礼儀正しく・・・という方のchivalry について、
多くの女性たちが “chivalry is dead.” 「騎士道精神は死んだ」と言っているそうですよ。
(オンライン英会話のレッスンでそういう話をしました)

まあ、鎧も剣もなく、王様もお姫様もいない世の中で、
騎士でもないのに騎士道精神持てと言われても・・・・。

dilly-dally は?-🥱-#つぶやき英単語 1782

(2022.10.25)

dilly-dally は『(決心がつかず)ぐずぐずする、時間をむだにする』という意味の自動詞です。
ちょっと面白い語感だと思います。

dally という単語が『(考えや問題を)もてあそぶ、ぐずぐず扱う』という意味で、これを繰り返してできた言葉が dilly-dallyはらしいです。
(片方をdilly にしたのは語呂を良くするためかな?)

日本語でも「ぐずぐず」が繰り返しになっているので、何か共通するものがあるのかもしれません。
まあ、繰り返しで、強調されたりくだけた感じにする効果はあると思います。

Oxfordの辞書での説明では
dilly-dally
to take too long to do something, go somewhere or make a decision
「何かをしたり、どこかに行ったり、決定を下したりするのにに時間がかかりすぎること」となっていました。(口語的で旧式の表現らしいですが)

この意味からすると『だらだらする』という日本語でもいいかもしれませんね。ちょっと音も似てますし。

使ってみましょう。
Don’t dilly-dally. You only do is wasting time.
「ぐずぐずするな。君は時間を無駄にしているだけだ。」

時間は大事ですから、ぐずぐず・だらだら・dilly-dallyしてはいられませんね。




color commentator は?-🎤-#つぶやき英単語 1760

(2022.10.4)

color commentator って辞書に載っていたのですが、
色のことをコメントする人とかではなく『スポーツ解説者』なんだそうです。

Merriam-Websterの辞書サイトでの説明
 a person whose job is to make interesting comments on a radio or television broadcast about the things that are happening in a sports contest
「スポーツの試合で起こっていることについて、ラジオやテレビ放送で面白いコメントをすることを仕事にしている人」だそうです。

color commentator はカナダでよく使われる言葉とか。
(カナダだと、uの入るcolour commentator かもしれません )
一般的には、analyst とかsummarizerとも呼ばれるようです。

この color commentator は実況アナウンサーを助けて、細かい情報を入れたり、ちょっと面白いことを言ったりして、放送に色を添えるからcolorなんじゃないでしょうか。

真面目な実況だけだと、モノクロみたいに単調になるかもしれませんしね。

「親切そのもの」の英語―😊-#つぶやき英単語 1753

(2022.9.28)

「彼女は親切そのものだ」は
 She is kindness itself. という言い方ができます。

これは、
She is all kindness. でも同様の意味になるそうです。

形容詞ではなくて、
抽象名詞+ itself all + 抽象名詞の形で、これが言えるのが面白いですね。

抽象名詞+ itself を使ってみましょう。
The formula is complexity itself.
「数式は複雑そのものです」

僕も理系のはずですが
なんか数式とか出て来るだけで身構えちゃったりします。


 

 

ミソマニアって?-🥢-#つぶやき英単語 1749

(2022.9.24)

ミソマニアという言葉、なんか「味噌のマニア」みたいで面白い言葉に聞こえます。
(そういう味噌大好きの人はもちろんいるでしょうし。)

ミソマニア= misomania は心理学・精神医学の用語です。

Wiktionary の説明では
misomania
1. (psychology) A mania of hatred for everything.
2. (psychology) A fear of persecution, or being hated by everyone.
 1.(心理学)すべてのものを憎む狂的心理状態
 2.(心理学)みんなから嫌われることや迫害への恐怖
だそうです。
(うーん、心の闇が深い。)

misomania のmiso- は hatred『憎しみ』の意味の接頭辞、mania は compulsion『衝動』や obsession『強迫観念』の意味の接尾辞です。

味噌っぽい言葉じゃないのは分かっていましたが、
こんなに心の闇が深い感じの言葉とは・・・。