tear one’s hair out は?―🧔🏻‍♂️―#気になる英語調べ隊 2383

(2024.12.19)

tear one’s hair out はどういう意味でしょうか?

これで『(悲しみ・怒りなどで)髪の毛をかきむしる』の意味になるそうです。
場合により『取り乱す、ひどく興奮(心配)する、頭を抱える』などのようにも訳せます。

tear というと『涙』と思うかもしれませんが、
この場合の tear は動詞で『引き裂く』のような意味になります。
(この『引き裂く』の tear の発音は tέər(テア)で、
『涙』のtear の発音 tíər (ティア)とは異なります。)

例文です。
He was so concerned for his daughter’s safety that he was tearing his hair out.
「彼は娘の安否を心配するあまり、髪の毛をかきむしっていた」

取り乱した状況で髪の毛をかきむしったりするのは
日本でも英語を使う国の人でも同じなんじゃないですかね。

「メンツを保つ」の英語は?―😬―#気になる英語調べ隊 2364

(2024.11.29)

メンツは漢字では面子となり、「世間に対する体裁」のことです。
面目や体面と同じような意味です。

『メンツを保つ』というのは、何かをやって世間的な評価を保つというようなことで、英語の save face という表現に当たります。
例えば
He made bitter excuses in an attempt to save face.
「彼はメンツを保とうとして苦しい言い訳をした」
のように使えます。

反対の意味の『メンツを失う』は lose face になります。
He lost face for killing the chance.
「彼はチャンスをつぶしたことでメンツを失った」
のように使えます。

面子の面にも、face と同じように『顔』の意味が有りますね。
この点で、面子を保つ(失う)と save(lose) face は
似たような感覚でできた表現だと思います。
日本語でも英語でも、人間の感じ方にそう違いは無いのかもしれません。

関連投稿→「顔をつぶされる」



「~三角形」の英語、ついでに「三角関係」は?―🔼-気になる英語調べ隊 2360

(2024.11.25)

『三角形』は triangle ですが、
三角形でもいろいろありますので、その英語をいくつか。

『正三角形』は equilateral triangle, regular triangle と言います。
 equilateralは『等辺の』という意味です。
 regular は平面図形に対しては『等辺等角の』の意味になります。

『直角三角形』は right angled triangle, right triangle です。
 right や right angled が 『直角の』を意味します。

『二等辺三角形』は isosceles triangle です。
 isosceles が『二等辺の』の意味です。

『逆三角形』は inverted triangle, upside-down triangle のように言えます。

ついでに、『三角関係』を英語で何というかご存知ですか?

triangle relationship や love triangle のように言うようです。
(場合により、これは数学より難しくなりますね。)



「器の小さい」の英語は?―🫙―#気になる英語調べ隊 2355

(2024.11.21)

ドンブリとかではなく、人について『器の小さい』というのを英語でどういうでしょうか。

『器の小さい』は比喩的に、
「人として度量が狭い、細かいことを気にする」などを表す言葉です。
『尻の穴が小さい』も同じような意味ですね。

英語だと
small-minded 、petty-minded 、narrow-minded や
small-hearted という言い方が有ります。

たとえば、
サッカーの国際試合の前にピッチのサイズを自分たちに有利となるように変えるような人たちのことは
They are small-minded.
「彼らは器が小さい」
と言っていいと思うんですけど。

cherry-picking は?―🍒―#気になる英語調べ隊 2345

(2024.11.11)

cherry-picking はどんな意味でしょうか?

単純に『サクランボ狩り』でも正解ですが、これと異なる意味も有ります。

cherry-picking は比喩的に『選り好み、いいとこ取り』の意味にもなるそうですよ。
多くの中から、自分にとって都合の良いものだけを選ぶことですね。

動詞は、cherry-pick 『いいとこ取りする』になります。

例えば、以下のように使えます。
You shouldn’t cherry-pick data.
「データを都合よく選ぶべきではない」

(バイアスのかかった情報だけ見ているのは危険ですね)

steel oneselfは?-🔨-#気になる英語調べ隊 2338

(2024.11.4)

steel oneself という表現があります。
steel は名詞なら『鋼』ですが、ここでは動詞です。

動詞のsteel は、 steel oneself の形で以下の意味になります。
: to make (oneself) ready for something difficult or unpleasant
 「困難なことや不愉快なことに対して備える」
: to fill (oneself) with determination and courage
 「決意と勇気をみなぎらせる」
Merriam-Webster

研究社の新英和中辞典でも
「心を固くする、心構えする、心を鬼にする」などの訳が出ていました。

使ってみましょう。
She had to steel herself for bad news.
「彼女は悪い知らせを覚悟せざるをえなかった」

Because of the quality problems, we steeled ourselves for a decline in profitability.
「その品質問題のために、私たちは収益の低下を覚悟していた。」

鋼が硬いというイメージから、このような表現ができたと思うと、
なかなか面白いと思います。
(オンライン英会話、Bizmates のレッスンで覚えた表現です。)

英語で「ごみを分別する」は?―🚮―#気になる英語調べ隊 2317

(2024.10.13)

英語で「ごみを選別する」はどう言えばいいでしょうか?

「選別する」の動詞としては
segregate 『分離する』
separate 『分離する、分ける、区別する』
sort (out) 『分類する、区別する』
が使えます。

「ごみ」は
waste 『廃物、廃棄物』
garbage 『(生)ごみ、がらくた、廃物』
trash 『くず、がらくた』
rubbish  『ごみ、くず、がらくた、廃物』
などになります。

なので「ごみを分別する」は
segregate waste
separate the garbage
separate trash
sort out one’s rubbish
などと言えます。

ちなみに「ごみの分別」なら
waste segregation
waste sorting
trash separation
などのように言えます。

例えば、このように使えます。
This leaflet contains information on trash separation methods .
「このチラシにごみ分別方法が書いてあります。」

Please separate your garbage according to the rules and put it out at the collection point near your place.
「ごみはルールに従って分別し、お住まいの近くの集積所に出してください。」

地球環境という大きな話を持ち出さないでも
ごみの選別って日常生活で重要ですね。
地域によりルールが違うのは何とかできないのでしょうか?

「家系図」の英語は?―👨‍👩‍👧―#気になる英語調べ隊 2308

(2024.10.4)

『家系図』は英語では
 family tree
 pedigree chart
などと言うようです。

pedigree は『家系、血筋、血統』などの意味で、
これだけでも『系図』の意味にもなります。

deja vu と jamais vu は?―😵‍💫―#気になる英語調べ隊 2300

(2024.9.26)

元はフランス語ですが、英語の辞書にも出ているdeja vu と jamais vu 。

deja vu は『既視感』で
「初めてなのに以前にも経験したように感じられる錯覚」のことです。
デジャブとカタカナ語にもなっているので、これはお馴染みですね。

これの対義語が jamais vu で『未視感』ということになります。
「実際によく知っている人や状況を、見知らぬもののように感じる経験」だそうです。
ジャメビュのような読み方になります。

ぼくは、知ってるはずの英単語の意味が分かんなくなったりするけどね。

bachelorってどっちの?―#気になる英語調べ隊 2264

(2024.8.21)

bachelor って、
『独身男性』と『(大学の学部を卒業した)学士』の意味があるので
ちょっとややこしい感じがします。

以前、ぼくは似たような発音の別の単語かと思っていたのですが、
同じ単語に両方の意味があるということですね。

そもそも、bachelor の語源は「若い騎士」の意味のフランス語だそうです。
独身男性も大学卒業した学士も、まあ若い騎士みたいなものなのかもしれません。
(そうかな?)

英辞郎でbachelor の所を見たら、上の二つの意味の他に
『(まだ交尾したことのない)雄の若いオットセイ』というのも載ってました。

まあ、そういう若い雄のオットセイも、若い騎士みたいなものかもしれませんし・・・。
(そうかな?)