my late grandmother は?-👵-#気になる英語調べ隊 2434

(2025.2.21)

my late grandmotherは 「今は亡き祖母」という意味になります。
(遅いおばあちゃんではないですよ。)

late は『遅い、遅れた、末期の、最近の』などの意味を持ちますが、
この場合のlate は『(最近)死んだ、今は亡き、故~』の意味です。

例えば
「私の亡き祖母は、たいへん親切な人だった」なら
My late grandmother was a very kind person.
のようになります。

この表現は、オンライン英会話 Bizmates のDiscovery Lesson に出てきました。

udder からのぶらり探索-🐮-#気になる英語調べ隊 2423

(2025.1.30)

辞書サイトWeblio の検索ランキングで最近 udder という単語を見かけました。
なんだっけこれ?

辞書見たら、udder は『(ウシ・ヤギなどの袋状に垂れた)乳房』ですと。
知らん、こんなの。
( utter 『話す、口に出す』『まったくの』と間違えたわ)

これ、Collins の辞書で引くと
udder
the large baglike mammary gland of cows, sheep, etc, having two or more teats
「2 つ以上の乳頭を持つ牛や羊などの大きな袋状の乳腺」
だそうです。

話はずれますが、
上の説明に mammary 『乳房の』という形容詞が出てますけど、
ここでピンときました。

母親のことをママっていうのは、乳房があるからなのでは。

現に
関連する名詞の mamma
『哺乳器官、 乳房、ママ、おかあちゃん』の意味だそうです。
乳房=ママということでは?
(そもそも元はラテン語の mamma で『乳房』の意味ですと。)

『おかあさん、ママ』の意味のmommammaが語源らしいです。


ついでに、『哺乳類』を mammal っていうのも、乳房関係なんですね。
語源はやっぱりmammaだそうです。


one of a kind は大谷選手のこと?―⚾―#気になる英語調べ隊 2410

(2025.1.17)

one of a kind は『ユニークな、他に例のない、唯一無二の』の意味です。

これ、大谷翔平選手みたいなことと思っておけば間違いなさそうです。

2024年9月20日、大谷選手が50-50を達成した時のMLBのポストで、
この表現が連発されています。

Shohei Ohtani
One-of-a-kind achievement
One-of-a kind moment
One-of-a-kind player

大谷翔平 唯一無二の偉業 唯一無二の瞬間 唯一無二の選手

確かに大谷選手は、one of a kind だと思います。

関連投稿⇒大谷選手関係

英語で「多重人格」は?―👥―#気になる英語調べ隊 2402

(2025.1.10)

一人の人間の中に複数の独立した人格が存在するような状態のことを『多重人格』と言いますが、英語ではこれを multiple personality と言います。

その中の『二重人格』は、
double personality, dual personality や split personality になります。

こういうのは、ミステリー小説とか映画ではよく出てきます。
ヒッチコックの古い映画でも有りました。

ただ、普通の人でも、場面によって態度や言うことが全く変わったりするような人のことは二重人格と言ったりしますね。
例えば、こんな言い方になるでしょうか。
He has a huge difference in his demeanor when he is at work and when he is drinking, almost as if he has a dual personality.
「彼は仕事中と酒を飲んでいる時の態度の差が大きく、まるで二重人格のようだ。」

なお、病気として捉えた場合、かつては『多重人格障害』Multiple Personality Disorder (MPD) と呼ばれていましたが、現在は『解離性同一性障害』 Dissociative Identity Disorder (DID)の呼称が用いられているそうです。

tear one’s hair out は?―🧔🏻‍♂️―#気になる英語調べ隊 2383

(2024.12.19)

tear one’s hair out はどういう意味でしょうか?

これで『(悲しみ・怒りなどで)髪の毛をかきむしる』の意味になるそうです。
場合により『取り乱す、ひどく興奮(心配)する、頭を抱える』などのようにも訳せます。

tear というと『涙』と思うかもしれませんが、
この場合の tear は動詞で『引き裂く』のような意味になります。
(この『引き裂く』の tear の発音は tέər(テア)で、
『涙』のtear の発音 tíər (ティア)とは異なります。)

例文です。
He was so concerned for his daughter’s safety that he was tearing his hair out.
「彼は娘の安否を心配するあまり、髪の毛をかきむしっていた」

取り乱した状況で髪の毛をかきむしったりするのは
日本でも英語を使う国の人でも同じなんじゃないですかね。

「メンツを保つ」の英語は?―😬―#気になる英語調べ隊 2364

(2024.11.29)

メンツは漢字では面子となり、「世間に対する体裁」のことです。
面目や体面と同じような意味です。

『メンツを保つ』というのは、何かをやって世間的な評価を保つというようなことで、英語の save face という表現に当たります。
例えば
He made bitter excuses in an attempt to save face.
「彼はメンツを保とうとして苦しい言い訳をした」
のように使えます。

反対の意味の『メンツを失う』は lose face になります。
He lost face for killing the chance.
「彼はチャンスをつぶしたことでメンツを失った」
のように使えます。

面子の面にも、face と同じように『顔』の意味が有りますね。
この点で、面子を保つ(失う)と save(lose) face は
似たような感覚でできた表現だと思います。
日本語でも英語でも、人間の感じ方にそう違いは無いのかもしれません。

関連投稿→「顔をつぶされる」



「~三角形」の英語、ついでに「三角関係」は?―🔼-気になる英語調べ隊 2360

(2024.11.25)

『三角形』は triangle ですが、
三角形でもいろいろありますので、その英語をいくつか。

『正三角形』は equilateral triangle, regular triangle と言います。
 equilateralは『等辺の』という意味です。
 regular は平面図形に対しては『等辺等角の』の意味になります。

『直角三角形』は right angled triangle, right triangle です。
 right や right angled が 『直角の』を意味します。

『二等辺三角形』は isosceles triangle です。
 isosceles が『二等辺の』の意味です。

『逆三角形』は inverted triangle, upside-down triangle のように言えます。

ついでに、『三角関係』を英語で何というかご存知ですか?

triangle relationship や love triangle のように言うようです。
(場合により、これは数学より難しくなりますね。)



「器の小さい」の英語は?―🫙―#気になる英語調べ隊 2355

(2024.11.21)

ドンブリとかではなく、人について『器の小さい』というのを英語でどういうでしょうか。

『器の小さい』は比喩的に、
「人として度量が狭い、細かいことを気にする」などを表す言葉です。
『尻の穴が小さい』も同じような意味ですね。

英語だと
small-minded 、petty-minded 、narrow-minded や
small-hearted という言い方が有ります。

たとえば、
サッカーの国際試合の前にピッチのサイズを自分たちに有利となるように変えるような人たちのことは
They are small-minded.
「彼らは器が小さい」
と言っていいと思うんですけど。

cherry-picking は?―🍒―#気になる英語調べ隊 2345

(2024.11.11)

cherry-picking はどんな意味でしょうか?

単純に『サクランボ狩り』でも正解ですが、これと異なる意味も有ります。

cherry-picking は比喩的に『選り好み、いいとこ取り』の意味にもなるそうですよ。
多くの中から、自分にとって都合の良いものだけを選ぶことですね。

動詞は、cherry-pick 『いいとこ取りする』になります。

例えば、以下のように使えます。
You shouldn’t cherry-pick data.
「データを都合よく選ぶべきではない」

(バイアスのかかった情報だけ見ているのは危険ですね)

steel oneselfは?-🔨-#気になる英語調べ隊 2338

(2024.11.4)

steel oneself という表現があります。
steel は名詞なら『鋼』ですが、ここでは動詞です。

動詞のsteel は、 steel oneself の形で以下の意味になります。
: to make (oneself) ready for something difficult or unpleasant
 「困難なことや不愉快なことに対して備える」
: to fill (oneself) with determination and courage
 「決意と勇気をみなぎらせる」
Merriam-Webster

研究社の新英和中辞典でも
「心を固くする、心構えする、心を鬼にする」などの訳が出ていました。

使ってみましょう。
She had to steel herself for bad news.
「彼女は悪い知らせを覚悟せざるをえなかった」

Because of the quality problems, we steeled ourselves for a decline in profitability.
「その品質問題のために、私たちは収益の低下を覚悟していた。」

鋼が硬いというイメージから、このような表現ができたと思うと、
なかなか面白いと思います。
(オンライン英会話、Bizmates のレッスンで覚えた表現です。)