「肺活量」の英語は?―🫁―#気になる英語調べ隊 2741

(2025.10.20)

『肺活量』は英語では
lung capacity と言うようです。
lung が『肺』で、capasity は『容量、能力』なので、これは分かりやすいと思います。

その他にも
pulmonary capacity
(lung) vital capacity
などのように言うようです。

pulmonary は『肺の』の意味です。
vital は 一般には『命の、生命維持に必要な、元気な』のような意味ですが
これを漢字の『活』と思えば、lung + vital + capacity で肺+活+量になります。

COVID-19 aftereffect may adversely affect lung capacity.
「新型コロナの後遺症が肺活量に悪影響を与えるかもしれない」

ホロライブの白銀ノエルさんが
コロナの後で肺活量への影響を心配しているみたいで。
大事な声なので、本当にお大事に。


sweepの使い方は二刀流かも―⚾―#気になる英語調べ隊 2740

(2025.10.18)

『掃除する、掃く』という意味の動詞 sweep (過去形 swept )は、
目的語として「掃く場所(部屋、床など)」と「掃くもの(ほこり、落ち葉など)」のどちらもとります。
 He swept his room.  「彼は部屋を掃いた」
 He swept fallen leaves. 「彼は落ち葉を掃いた」

野球に関しては、この sweep が『(シリーズ戦などに)全勝する、スイープする』の意味になりますが、これも目的語としてスイープした「シリーズ」と「対戦相手」の両パターンで使えます。

The Dodgers swept the National League Championship Series.
「ドジャースはナショナル・リーグ優勝決定シリーズでスイープ勝ちした」

The Dodgers swept the Brewers in the National League Championship Series.
「ドジャースはナショナル・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズをスイープした」

今年のMLBのポストシーズンはドジャースの日本人選手の活躍も有って
面白いですね。

MLBのWCS,DS,LCS,WSは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2739

(2025.10.18)

MLB (Major League Baseball) のポストシーズンのシリーズ名を見ておきましょう。

WCS (Wild Card Series): ワイルドカードシリーズ
 各リーグの地区優勝チームを除く勝率上位の3チームと、地区優勝チームの中で最も勝率の低い1チームの計4チームが行うシリーズ。2戦先勝(最大3試合)。

DS (Division Series): 地区シリーズ、ディビジョンシリーズ
 地区優勝したチームのうち勝率上位の2チームとWCSを勝ち抜いた2チームで行われる3戦先勝(最大5試合)のシリーズ。

LCS (League Championship Series): リーグ優勝決定シリーズ
  DSを勝ち上がった各リーグ2チームが4戦先勝(最大7試合)で戦い、各リーグのチャンピオンを決めるシリーズ。
 アメリカンリーグは ALCS (American League Championship Series)
 ナショナルリーグは NLCS (National League Championship Series)

WS (World Series): ワールドシリーズ
 アメリカンリーグとナショナルリーグのチャンピオン同士が4戦先勝(最大7試合)で戦い、ワールドチャンピオンを決定する。


佐々木朗希投手はカレ?―⚾―#気になる英語調べ隊 2738

(2025.10.11)

MLBドジャースの佐々木朗希投手、ポストシーズンでリリーフとして大活躍してますね。特にフィリーズ戦で8~10回の9人をパーフェクトで抑えたのは圧巻でした。

Xにもこんな感じのポストがされるぐらいです。

Holy shit
Roki Sasaki is actually HIM

大文字にしたHIMとかHim は、ただの『彼』ではなくて
『神』の意味で使われる場合が有ります。

なので、上のポストは
「なんてことだ。
 佐々木朗希はまじで神だ。」
ということですね。

(佐々木投手、本当に救世主という感じです)

ノーベル化学賞:「金属有機構造体」の英語は?―⚗️―気になる英語調べ隊 2737

(2025.10.9)

京都大学の北川進特別教授が『金属有機構造体』の開発に関して今年のノーベル化学賞(Nobel Prize in Chemistry)を共同受賞されました。

この 『金属有機構造体』は metal–organic frameworks (略してMOF)だそうです。

ノーベル賞のサイトでは次のように説明されています。
The constructions they created – metal–organic frameworks – contain large cavities in which molecules can flow in and out. 
彼らが創り出した構造体——金属有機構造体——は、分子が出入りできる大きな空洞を含む。

この孔の多い構造のMOFに、ガスの貯蔵・分離や触媒などの機能を持たせることが可能で、様々な応用が期待されています。
これを利用した大気中のCO2の捕集や燃料への転換というようなアイデアも有るようです。

「制御性T細胞」の英語は?―🦠―#気になる英語調べ隊 2736

(2025.10.7)

今年のノーベル生理学・医学賞を坂口志文先生が受賞され、
その研究内容の説明のため『制御性T細胞』という言葉がニュースなどでも取り上げられています。

『制御性T細胞』は、英語で regulatory T cell (略してRTCあるいはTreg) だそうです。
(regulatory は『制限(調節)するための』の意味の形容詞です。)
この制御性T細胞は、免疫システムが自分の細胞を攻撃するのを抑えるブレーキのような作用を果すものらしいです。

これに関連してXにこんなポストが有りました。

Saori Hayami congratulated Osaka University’s Professor Shimon Sakaguchi on winning the 2025 Nobel Prize in Physiology or Medicine for his groundbreaking discovery of regulatory T cells!
「早見沙織が、制御性T細胞の画期的な発見により2025年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学の坂口志門教授を祝福!」

Hayami voiced the Regulatory T Cell character in the “Cells at Work!” anime.
「早見はアニメ『はたらく細胞』で制御性T細胞のキャラクターの声を担当した。」

制御性T細胞(の声の人)からのお祝いメッセージは、坂口先生もちょっとびっくりかも知れまっせん炎。

「自民党総裁選」の英語は?―📰―#気になる英語調べ隊 2735

(2025.10.4)

英語で『自由民主党総裁選挙』は、
the Liberal Democratic Party’s presidential election です。
短く『自民党総裁選』と言うには、
略した党名のLDP を使った LDP presidential election の方が近いかもしれません。
(自民党の『総裁』は president なのですね )

LDP presidential race も『自民党総裁選(選挙戦)』の意味で、英語の記事で使われています。

ついでに言うと
『立候補者』は candidate 、『立候補』がcandidacy です。

今、やってるみたいですけど・・・。