「音符」の英語は?―♪―#気になる英語調べ隊 2374

(2024.12.8)

音楽の授業で習う『音符』は、西洋音楽の楽譜で音を書き表すために使われる符号ですが、これを英語で何というでしょうか?

『音符』は英語では musical note または単に noteと言います。
これに対し、音の出ないことを表す『休符』は rest です。

街で、音符のデザインがついた時計を見かけたのですが、
この♪は『8分音符』で、英語ではeighth note か quaver です。
米国では eight note 、英国ではquaver の呼び方が一般的なようですが、
僕は米国流の方が覚えやすくていいかなと思います。

この時計、時報が音楽になっているんでしょうかね。

「リンゴ病」は fifth disease?―🍎―#気になる英語調べ隊 2373

(2024.12.7)

この頃、『リンゴ病』が流行しているらしいですね。

これは伝染する病気で、かかると両頬がリンゴのように赤くなるので『リンゴ病』と呼ばれています。

この病気の正式名は『伝染性紅斑』で、これに対応する erythema infectiosum が正式な英語の病名になります。
しかし、『リンゴ病』で辞書を引くと fifth disease というのも出てきます。
直訳すれば『第五病』ですけれど、なんでこの名前なんでしょうか?
第一や第二の病気も有るのでしょうか?

こんな英語の解説がネットにあるました。
Fifth disease got its name because it was the fifth viral skin rash known to affect children in a list of six conditions.
これを訳すと
「Fifth disease (第五病)という病名は、子供がかかることが知られている6つの病気の中で5番目のウイルス性発疹であったことから付けられた。」ということになります。

ここで言う 6つの病気は以下の通りです。
1)measles 『はしか』
2)scarlet fever『猩紅(しようこう)熱』
3)rubella (German measles) 『風疹』
4)Dukes’ disease 『デューク病』
5)erythema infectiosum (fifth disease) 『伝染性紅斑、第五病、リンゴ病』
6)roseola 『バラ疹』
確かに、このリストでは5番目ですね。

この病気はヒトパルボウイルスB19(parvovirus B19)による感染症で、主に子供がかかりますが、大人がかかることも有ります。
頬が赤くなるなどの皮膚の症状の前に、風邪に似た発熱、せき、鼻水などの症状が出るそうです。
飛沫感染や接触感染でうつるので、予防するためには手洗い、うがい、マスクの着用などが重要です。風邪の予防と同じ感じですね。

『リンゴ病』の英語名には、
slapped cheek disease というのもあるそうです。
これは「平手打ちされた頬病」的なことですね。
確かに、今のご時世で子供の真っ赤な頬をしていたら、
親は児童虐待を疑われるかもしれません。

bunt とは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2372

(2024.12.6)

bunt を辞書で引くと
『(牛などが頭や角で)突く、押す』『頭突き(する)』という意味が出てきます。
その後に『(野球で)バントする』という意味が書いてあるので、
これは牛が頭突きするような姿勢でボールを転がすから bunt と呼ばれるようになったのかもしれませんね。

野球のバントにも
sacrifice bunt 『犠牲バント』
drag bunt 『ドラッグバント』
push bunt 『プッシュバント』
とかいろいろありますね。

でも『セーフティーバント』というのは和製英語で
英語では bunt for a hit や bunt hit のような言い方になるようです。

「鋭角、直角、鈍角」の英語は?―📐―#気になる英語調べ隊 2371

(2024.12.5)

『鋭角』は 90°より小さい角で、英語では acute angle です。

『直角』は90°の角で、英語では right angle と言います。

『鈍角』は 90°を超え、180°未満の角のことですが、英語では obtuse angle です。

例文です。
A triangle with all three interior angles acute is called an acute triangle.
「3つの内角の全てが鋭角の三角形を鋭角三角形と言う。」

A triangle with one of its interior angles obtuse is called an obtuse triangle.
「内角の1つが鈍角の三角形を鈍角三角形と言う。」

martial law は ?―📰―#気になる英語調べ隊 2370

(2024.12.4)

今日は絶対そうなるとは思ったのですが、
辞書サイトWeblio の検索数1位の言葉は martial law でした。

この martial law は『戒厳令』のこと。
martial は『軍の、戦争の、好戦的な』などの意味の形容詞です。

Wiktionary でのmartial law の説明
Rule by military authorities, especially when imposed on a civilian population in time of war or other crisis, or in an occupied territory.
「特に、戦争やその他の危機の際、または占領地において、民間人に課される軍事当局による統治。」

今日のニュース記事に、この martial law という言葉が出てきています。

South Korea is confronting its biggest political crisis in decades after President Yoon Suk-yeol declared emergency martial law on Tuesday night.
ユン・ソクヨル大統領が火曜日の夜、緊急戒厳令を発令し、韓国はここ数十年で最大の政治危機に直面している。

何でこんなことが起こっているのかよく分かりませんが、
かなり混乱した状況なのは確かですね。

contend と content ―🤔―#気になる英語調べ隊 2369

(2024.12.3)

contend と content は一字違いで、当然、全く違う意味です。

contend は『(~と)戦う、争う、競う、論争する』などの意味の動詞です。

content は動詞としては『(人に)満足を与える、(人を)満足させる』の意味です。
content oneself では『満足する、甘んずる』の意味になります。

content は『満足して』の形容詞や、『満足』の意味の名詞にもなります。
また、『中身、内容、目次、趣旨、含有量』の意味のcontent も有りますが、
満足の方と語源は違うようです。

contend と content 、争うのと満足させるの意味ですから、
一字違いで大違いですね。


ノエル団長に教わった「グランピング」って―🏕️―#気になる英語調べ隊 2368

(2024.12.2)

グランピングは英語では glamping です。

これは glamorous と camping を合わせてできた言葉だそうです。

ホロライブのノエル団長がコラボ配信の中で言ってました。

glamorous は『魅力的な、ワクワクさせる』のような意味なのですね。
なるほど。

(glamorous って言うと、サイズ的にそういう女の人のことが思い浮かびますが・・・・ )


(白銀ノエルさん関連投稿→ここ

英語俳句: Stink bug ―📷―#気になる英語調べ隊 2367

(2024.12.1)

先週、野菊の写真を撮ったら、主役のように花の上にカメムシが立ってました。
なにか、風を読んで未来を知ろうとしているような感じで・・・。

そこで一句。

  風を読む 野菊の上の 放屁虫

カメムシは嫌な臭いを出すので、俳句では放屁虫とも言われているようです。
オナラする虫ということですね。

これを、英語俳句にもしてみました。

  as a wind reader / on a wild aster / a stink bug farts
  (風読みのように 、野菊の上で 屁をこくカメムシ)

どうでしょうか。まあ、へたくそなのはお遊びなので許してください。

『カメムシ』は英語では、
stink bug (悪臭を放つ虫)と言われるようです。
その他に shield bug (盾の形の虫)とも言われます。

今年、この緑のカメムシが大量発生していたようですが、
こういうことが、未来に起きることを暗示してたりしないでしょうか。