ラドン, radonと Rodan ―🎥―#気になる英語調べ隊 2346

(2024.11.12)

ラドンと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

ラドンは、原子番号86 で元素記号Rn の元素ですね。
無味無臭、無色の気体であり、希ガスに分類されます。
英語では radon です。

辞書 Collins の説明では
Radon is a radioactive element in the form of a gas.
「ラドンはガスの形で存在する放射性元素」
となっています。

(化学元素に関して英語名・和名などを、この86番目のRadon ラドン までまとめました。→ここ) 

ラドンと言うとラドン温泉というのを思い出す人もいるでしょうか?
これは、ラドン発生装置から安全な濃度のラドンガスを浴槽内へ送る方法で作られた人工温泉で、いろいろ効能がうたわれています。
(ただし、安全なラドンの濃度はごく低濃度になるはずです。
放射性元素なので、ラドンは気体として吸い込むと、肺癌のリスクが上がるとも言われています。)

また、ラドンと聞いて怪獣を思い浮かべる方もいるかもしれません。

ラドンは、怪獣映画『空の大怪獣 ラドン』1956年作に初登場して以来、
ゴジラ、モスラと共に東宝三大怪獣と称され、他の作品にも多く出ています。

実は、この怪獣のラドン、英語ではRodan なんだそうです。ロダン?
(元素と同じ Radon と思っていたのですが、違うんですね)
なんで、この英語名になったかは分かりません。
知っている方がいたら、ぜひ教えてください。

ram は?―🚙―#気になる英語調べ隊 2557

(2024.8.5)

昨日、lamb 『子羊(肉)』とか rum 『ラム酒』のことを書いたのですが、
ram という英単語も有ります。

ram は名詞なら『雄羊、くい打ち機』などの意味が有ります。the Ram は『牡羊座 』だそうです。

動詞の ram も有って、『激しくぶつかる(ぶつける)、打ち固める、打ち込む』の意味になります。

Xのポストでも見かけました。
Nigeria Police Force water truck rammed into police car and killed a police officer.
「ナイジェリア警察の給水車がパトカーに突っ込み警官死亡。」

なんか物騒な事故み感じですけど。

lash, lush, rash, rush ―📚―#気になる英語調べ隊 2350

(2024.7.29)

lash, lush, rash, rush は全部辞書に載っている単語ですけど
並べると紛らわしいですね。

lash は『むち、むち打ち』や『むち打つ』などの意味で、
発音記号は lǽʃ になります。

lush は『(植物が)繁茂した、青々とした』『実り豊かな』などの意味で、
発音記号は lʌ́ʃ です。

rash は『軽率な』や『発疹』などの意味です。
この発音記号は rǽʃ です。

rush は『急ぐ、急いでする、突撃する』『急ぐこと、突進』などの意味で、
発音は rʌ́ʃ です。

例文です。
He was given 10 lashes.
「彼は10回むちで打たれた。」

There are lush mountains with trees nearby.
「近くには木が生い茂る山々がある」

That is clearly a rash plan.
「それは明らかに無謀な計画だ」

You have plenty of time, so don’t rush.
「時間はたっぷりあるから、急がないで」

全部覚えちゃえば問題ないですね。


ゲームの「レイド」って英語?―🦕―#気になる英語調べ隊 2345

(2024.7.24)

Hololive のVtuber さんたちが、ホロライブARKというゲームイベントをやっていて、
レイドというのが起こるらしいのですが・・・。

悪いけど、おじさんゲームに疎くて、レイドって何?

レイドは英語では raid で、本来は『急襲、襲撃』などの意味になるようです。
オンラインゲームでのレイド raidは、少し特別な意味で使われているようです。

英語での説明
A Raid is a high-level challenge requiring cooperative play amongst several players, usually 10 or more. Often end-game content involves a combination of mechanics, puzzles, and/or a super boss or multiple bosses. Rewards for raids are typically higher than smaller instances such as dungeons.
これを訳すと
「レイドとは、通常は10人以上の複数のプレイヤーによる協力プレイを必要とする高レベルのチャレンジのこと。多くの場合、ゲーム終盤のコンテンツには仕掛けや謎解き、スーパーボスや複数のボスの組み合わせが含まれる。レイドの報酬は通常、ダンジョンなどの小規模なイベントよりも高い。」だそうです。

具体的には、オンラインゲームで少人数では倒せない強敵を多数のプレイヤーが協力して攻略するようなイベントがraid レイドと呼ばれるようです。

なんか、そんなことが午後10時ごろ起こるとか、起こらないとか・・・。
ぼくは白銀ノエル団長目線で、ホロライブARK見てます。

(白銀ノエルさん関連→ここ

干しぶどうと従兄の共通点―🍇―#つぶやき英単語

(2024.1.27)

クイズです。
干しブドウと従兄の共通点は何でしょうか?

英語にすると
『干しぶどう』は raisin で、『従兄』は cousin です。
両方とも語尾が sin なのに、sではなくzの発音になります。
レイズンとカズンのように、カタカナで書くとズですね。

他にも sin で終わる英単語はありますけど、例えば、
assassin 『暗殺者』はアサシン
basin『鉢、洗面器、水盤』はベイスンに近い発音で、
これらはsの発音です。

なので、
干しぶどうと従兄の共通点は、
「英語の綴りがraisin とcousin。sinと書いてズンと読む。」ということです。

まあ日本語でも、同じ漢字の「人」を「じん」とか「にん」と読み分けてたりしますから
英語の綴りと音もそういうものだと思っていた方がいいですね。

英語見出し:議員事務所の家宅捜索―👮―#つぶやき英単語 2230

(2023.12.29)

最近の国会議員事務所が家宅捜索されたというニュースで、
見出しはこんな英語になっていました。

Lawmaker’s offices raided over LDP funds scandal
「自民党資金スキャンダルで議員事務所を家宅捜索」

動詞のraid は基本的に『急襲する』という意味ですが、
ここではreided で「家宅捜索された」ということになってます。
(reid は名詞では『急襲、襲撃』や『(警察の)手入れ、強制捜索』などの意味があります。)

ちなみにLDPは、 Liberal Democratic Party 『自由民主党』のことですね。
党名は理想を掲げているのかもしれませんが、現実を見ると・・・。

ATLAのrailgun !-🎥-#つぶやき英単語 2160

(2023.10.23)

railgun (レールガン)は、物体を電磁気力で加速して撃ち出す装置のこと。

この言葉からアニメタイトルを思い出す方もいると思いますが、
実際の防衛兵器としての開発が進められているようです。

ATLA has accomplished ship-board firing test of railgun first time in the world with the cooperation of the JMSDF. To protect vessels against air-threats and surface-threats by high-speed bullets, ATLA strongly promotes early deployment of railgun technology.

「ATLA(防衛装備庁)は、海上自衛隊の協力のもと世界で初めてレールガンの艦上射撃試験を実施しました。高速弾丸による空からや地表からの脅威から艦船を守るため、ATLAはレールガン技術の早期導入を強力に推進します。」

 *ATLA(Acquisition Technology & Logistics Agency=防衛装備庁)
  JMSDF(Japan Maritime Self Defence Force=海上自衛隊)

どれくらいすごいのか分かんないですけど、
攻撃されたときにミサイルとか撃ち落せるならいいですね。

rapport は❓-🧑‍🤝‍🧑-#つぶやき英単語 1981

(2023.5.3)

rapport は『(一致・調和を特徴とした)関係』だそうです。
オンライン英会話のレッスンで覚えました。

THE FREE DICTIONARY の説明でも
Relationship, especially one of mutual trust or emotional affinity.
「特に相互信頼や感情的な親密さを伴う関係』
となっています。

この単語はフランス語からの借用語で、
発音は ræpɔ́r か ræpɔ́ː (ラポァ、ラポー)です。

rapport with ~「~との関係」や
rapport between ~は「~の間の関係」の形でも使われます。

be in rapport with は
「と心が通じ合っている、と互いに理解し合っている」の意味です。

例えば
The teacher had a rapport with his students.
The teacher was in rapport with his students.
「その教師は生徒たちと信頼関係を築いていた」
のように使えます。


なお、この単語は、ららぽーととは関係ありません。
ららぽーとはLaLaport らしいです。



rainbows and unicorns は❓-🌈🦄-#つぶやき英単語 1975

(2023.4.27)

rainbows and unikorns は、直訳なら「虹とユニコーン」ですけれど、
Wiktionaryによると
A wonderful (but often unrealistic) scenario. 
『素晴らしい(しかし、しばしば非現実的な)筋書き』の意味のイディオムだそうです。
(Wiktionary)

日本語の『夢物語』に似ている言葉ではないでしょうか。

でも、素晴らしいことであるなら、
問題はそれをどう現実にするかなんだと思います。

昨日、虹が出てました。
少なくとも虹は現実です。

Angels の大谷選手=ユニコーンもいることですし、
rainbows and unikorns もそれほど非現実ではないかもしれませんね。

rabbit hole は❓-🐇-#つぶやき英単語 1856

(2023.1.2)

rabbit hole には
‘ a surreal or bewildering situation ‘
『超現実的あるいは不可解な状況』という意味が有ります。
これは、 Lewis Carrollの
‘Alice’s Adventures in Wonderland’ 「不思議な国のアリス」で、アリスが落ち込むウサギの穴に由来する表現です。
(なお、rabbit hole には、文字通りの「ウサギの穴」の意味ももちろんあります。)

fall (go) down the rabbit hole で『超現実的な体験をする、不可解な状況に陥る』という意味になります。
また、これは「(目的・通常から逸れて)抜け出せない状況に陥る」ような場合にも用いられるようです。

We have not been able to solve this infection problem for three years.
This is like we have fallen down the rabbit hole.
「私たちは3年もこの感染症問題を解決できていない。
 これは、沼にはまったようなものだ」

ウサギの年なんで、ぴょんと飛躍的な進歩があるといいんですけどね。