fumigate はバルサンで?―🐛―#気になる英語調べ隊 2380

(2024.12.15)

fumigate という動詞、
辞書サイトMerriam-Webster での定義は以下のようになっています。

to apply smoke, vapor, or gas to especially for the purpose of disinfecting or of destroying pests
「特に消毒や害虫駆除の目的で、煙や蒸気、ガスを使用すること」

この単語の和訳は、
『燻蒸(くんじょう)する、燻蒸消毒する、(煙で)いぶす』になります。

関係する名詞には、fumigation 『燻蒸』、fumigant 『燻蒸剤』があります。

例文です。
I want to fumigate my house to get rid of cockroaches, what should I use?
「ゴキブリ駆除のために家を燻蒸をしたいのですが、何を使えばいいですか?」

The most well-known fumigants in Japan are Varsan or Earth Red, which are sold at drugstores.
「日本で最もよく知られている燻蒸剤はバルサンやアースレッドで、ドラッグストアで売っています。」

ああいうの、どれくらい効くんですかね?
後始末のところが心配だけど・・・。

英語で「自給自足」は?―🥬―#気になる英語調べ隊 2379

(2024.12.13)

自給自足とは、必要とするものを全て自分で賄ってまかなって足りるようにすることですね。

この『自給自足』は、英語では self-sufficiency と言います。
sufficiency が『足りること、充足』の意味なので、self-sufficiency は自分で充足することですね。
形容詞 self-sufficient が『自給自足の』の意味になります。

例文です。
He dreamed of living a self-sufficient life, but he also understood that complete self-sufficiency would be difficult.
「彼は自給自足の生活を夢見ていたが、完全な自給自足が困難なことも理解していた。」

まあ、家庭菜園で野菜つくるぐらいなら、できそうな気がしますけど。

この単語は、オンライン英会話 bizmates のDiscovery Lesson で使用した英文に出てきました。

rule 34って何?―🙈―#気になる英語調べ隊 2378

(2024.12.12)

辞書サイトWeblioの検索ランキングで、
rule 34 というのが上位に入っていました。

rule 34というのはネットスラングで
「この世に存在する全てのものにそれを扱ったポルノがある」
ということを指すそうです。

何にでも、それを意味する言葉があるものですね。

それにしても、
今日、なぜ多くの人がこのrule 34 を調べたいと思ったのでしょうか?
謎です。

「氷山の一角」の英語は?―🧊―#気になる英語調べ隊 2377

(2024.12.11)

『氷山の一角』とは、物事のごく一部分だけが外に現れている状態を表す言葉ですね。
氷山で水面から出ているのはごく一部ということから来たたとえです。

この『氷山の一角』は、英語では tip of the iceberg になります。

iceberg が『氷山』です。これは「氷の山」の意味の中期オランダ語が語源だそうです。
tipは『先端、(山の)頂点』などの意味です。

例文です。
The political finance scandal that has come to light is only the tip of the iceberg.
「明らかになった政治資金スキャンダルは氷山の一角に過ぎない」

政治については、この際に大掃除が必要な気がしますけどね。

cry for the moonは?―🌕―#気になる英語調べ隊 2376

(2024.12.10)

cry for the moon は『得られないものをほしがる、できない事を望む』の意味の表現です。

cry for が『(を求めて)叫ぶ、欲しがる 』の意味なので、
直訳ならcry for the moon は「月を欲しがる」ということになります。

このcry for the moonという表現は、
「名月を 取ってくれろと 泣く子哉」
という小林一茶の俳句を思い起こさせますね。

さすがに子供に月をとってくれと泣かれても無理な物は無理。
そんな時は、月の写真を撮ってお茶を濁すぐらいでどうでしょう。
「ほらとったよ」

the downfall of society ―🚥―#気になる英語調べ隊 2375

(2024.12.9)

downfall には『失墜、破滅、失脚、破綻』の意味が有ります。

the downfall of society begins with the individual
「社会の破綻は個人から始まるのです」

母が初めて日本に引っ越してきたとき、
人通りの少ない住宅街でベビーカーを押しながら信号無視をしようとした。
すぐに身なりの良い年老いた日本人男性に呼び止められた。
彼は完璧な英語で「社会の破綻は個人から始まるのです」と穏やかに言った。

(こういうお年寄りはかっこいいと思います。)

「音符」の英語は?―♪―#気になる英語調べ隊 2374

(2024.12.8)

音楽の授業で習う『音符』は、西洋音楽の楽譜で音を書き表すために使われる符号ですが、これを英語で何というでしょうか?

『音符』は英語では musical note または単に noteと言います。
これに対し、音の出ないことを表す『休符』は rest です。

街で、音符のデザインがついた時計を見かけたのですが、
この♪は『8分音符』で、英語ではeighth note か quaver です。
米国では eight note 、英国ではquaver の呼び方が一般的なようですが、
僕は米国流の方が覚えやすくていいかなと思います。

この時計、時報が音楽になっているんでしょうかね。

「リンゴ病」は fifth disease?―🍎―#気になる英語調べ隊 2373

(2024.12.7)

この頃、『リンゴ病』が流行しているらしいですね。

これは伝染する病気で、かかると両頬がリンゴのように赤くなるので『リンゴ病』と呼ばれています。

この病気の正式名は『伝染性紅斑』で、これに対応する erythema infectiosum が正式な英語の病名になります。
しかし、『リンゴ病』で辞書を引くと fifth disease というのも出てきます。
直訳すれば『第五病』ですけれど、なんでこの名前なんでしょうか?
第一や第二の病気も有るのでしょうか?

こんな英語の解説がネットにあるました。
Fifth disease got its name because it was the fifth viral skin rash known to affect children in a list of six conditions.
これを訳すと
「Fifth disease (第五病)という病名は、子供がかかることが知られている6つの病気の中で5番目のウイルス性発疹であったことから付けられた。」ということになります。

ここで言う 6つの病気は以下の通りです。
1)measles 『はしか』
2)scarlet fever『猩紅(しようこう)熱』
3)rubella (German measles) 『風疹』
4)Dukes’ disease 『デューク病』
5)erythema infectiosum (fifth disease) 『伝染性紅斑、第五病、リンゴ病』
6)roseola 『バラ疹』
確かに、このリストでは5番目ですね。

この病気はヒトパルボウイルスB19(parvovirus B19)による感染症で、主に子供がかかりますが、大人がかかることも有ります。
頬が赤くなるなどの皮膚の症状の前に、風邪に似た発熱、せき、鼻水などの症状が出るそうです。
飛沫感染や接触感染でうつるので、予防するためには手洗い、うがい、マスクの着用などが重要です。風邪の予防と同じ感じですね。

『リンゴ病』の英語名には、
slapped cheek disease というのもあるそうです。
これは「平手打ちされた頬病」的なことですね。
確かに、今のご時世で子供の真っ赤な頬をしていたら、
親は児童虐待を疑われるかもしれません。

bunt とは?―⚾―#気になる英語調べ隊 2372

(2024.12.6)

bunt を辞書で引くと
『(牛などが頭や角で)突く、押す』『頭突き(する)』という意味が出てきます。
その後に『(野球で)バントする』という意味が書いてあるので、
これは牛が頭突きするような姿勢でボールを転がすから bunt と呼ばれるようになったのかもしれませんね。

野球のバントにも
sacrifice bunt 『犠牲バント』
drag bunt 『ドラッグバント』
push bunt 『プッシュバント』
とかいろいろありますね。

でも『セーフティーバント』というのは和製英語で
英語では bunt for a hit や bunt hit のような言い方になるようです。

「鋭角、直角、鈍角」の英語は?―📐―#気になる英語調べ隊 2371

(2024.12.5)

『鋭角』は 90°より小さい角で、英語では acute angle です。

『直角』は90°の角で、英語では right angle と言います。

『鈍角』は 90°を超え、180°未満の角のことですが、英語では obtuse angle です。

例文です。
A triangle with all three interior angles acute is called an acute triangle.
「3つの内角の全てが鋭角の三角形を鋭角三角形と言う。」

A triangle with one of its interior angles obtuse is called an obtuse triangle.
「内角の1つが鈍角の三角形を鈍角三角形と言う。」