cog in the machine は?―⚙️-#つぶやき英単語 1758

(2022.10.2)

今日の気になる英語:cog in the machine

cog は『歯車の歯』の意味の単語です。

なので、cog in the machineは、比喩的に『大組織の中で小さな(つまらない)役割を担う人』を意味します。
(cogだけでも。文脈上で同じような意味を表す場合も有ります。)

これは日本語でも、「組織(会社、社会)の歯車」という表現が有りますから、
どこの国の人でも共通している感じ方なのではないでしょうか。

使ってみましょう。
I don’t want to be a cog in the machine any more.
「もう、組織の歯車でいるのはいやだ。」
Without one cog, the whole machine would not run well.
You should be proud that you can contribute to society through your work.
「一つの歯車が無ければ、機械はうまく動きません。
 仕事を通して社会に貢献できることに誇りを持つべきです。」

歯車としてちゃんと動いていれば立派なものだと思いますよ。

at odds は?-😠-#つぶやき英単語 1757

(2022.10.2)

今日の気になる英語:at odds
(オンライン英会話で教材にした英文で使われていました)

at odds は『(~と)争って、調和しないで』の意味だそうです。

merriam-websterの辞書サイトで調べると、oddsには
DISAGREEMENT, VARIANCE つまり『(意見の)不一致、相違』の意味があり、
この意味では主に at odds の形で使われるそうです。

例文です。
The students and teachers were at odds about school uniforms.
「制服について、生徒と教師が対立していた」

Many people are at odds with the way the president handle the problem.
「その問題に対する大統領の対応に、多くの人が反発している」

odds には他に『見込み、勝算、賭け率』などの意味も有り、
特にギャンブル好きな人だと競馬のオッズを思い浮かべるかもしれません。
簡単な言葉こそ、いろいろな意味が有ったりしますので要注意ですね。

rob と steal の違い―😎-#つぶやき英単語 1754

(2022.9.29)

rob steal は、奪うとか盗むという似たような意味の動詞ですが、
使い方が違うんですね。そこのとこ押さえておきましょう。

rob では、
Lupin robbed the queen of the jewel. 
「ルパンは女王から宝石を奪った」のように、
rob +(被害者)+ of +(盗まれた物)の形になります。
   
一方、 stealは、
Lupin stole the jewel from the queen. 
「ルパンは女王から宝石を盗んだ」のように、
steel + (盗まれた物)+ from + (被害者)の形で使います。

受け身では、それぞれ
The queen was robbed of the jewel by Lupin.
The jewel was stolen from the queen by Lupin.
のようになります。

また、意味の上でも
rob が『奪う、略奪する、強奪する』なのに対し、
steal は『盗む、こっそり取る、うまく手に入れる』なので
少し違いは有ります。
rob :強盗、 steal:コソ泥ぐらいのイメージで覚えておけばいいかもしれません。



「親切そのもの」の英語―😊-#つぶやき英単語 1753

(2022.9.28)

「彼女は親切そのものだ」は
 She is kindness itself. という言い方ができます。

これは、
She is all kindness. でも同様の意味になるそうです。

形容詞ではなくて、
抽象名詞+ itself all + 抽象名詞の形で、これが言えるのが面白いですね。

抽象名詞+ itself を使ってみましょう。
The formula is complexity itself.
「数式は複雑そのものです」

僕も理系のはずですが
なんか数式とか出て来るだけで身構えちゃったりします。


 

 

music to someone’s ears は?-📯-#つぶやき英単語 1752

(2022.9.27)

music to someone’s earsは『(言葉・話などが)(その人の)耳に心地よい』という意味のイディオムです。
その言葉や情報が、音楽に聞こえるほど心地よい、うれしいものということですね。

Wictionaryの説明では
music to someone’s ears
(idiomatic) Some good news; a spoken expression or a sound which is pleasing;
a welcome remark or information.
「(慣用句) 良い知らせ、話す言葉や音で心地いいもの、うれしい発言や情報」
のようになっていました。

この表現使ってみましょう。
What he said was music to my ears.
「彼の言葉は、耳に心地いいものだった」

音楽でもいろいろありますから
デスメタルみたいな発言とかいう場合もあるかもしれませんけど。

「正誤表」は英語で何?-😵-#つぶやき英単語 1750

(2022.9.25)

正誤表とは、「出版物の誤記・誤植と正しい記述を列挙したリスト」のことです。

この『正誤表』のことを、英語ではerrata あるいは corrigenda と言うそうです。

どちらの単語も語尾にsがついていませんが複数形の名詞です。
errataは、erratumという単語の複数形で、同様にcorrigendacorrigendumの複数形です。

これらの単数形のerratumは『(訂正すべき)誤り、誤字、誤植』、corrigendumも『(書物などの)訂正すべき個所、誤植』の意味です。
このような誤植や誤記を複数まとめて訂正のためのリストにしたものなので、複数形のerrata corrigendaが『正誤表』を表すことになるのですね。
また、正誤表のことを、a list of errata (corridenda)ということも有りますので、これを略してerrata corrigendaと言うのかもしれません。

なお、erratacorrigendaは、名詞を複数形にするときに語尾にsがつかない不規則変化ということになります。
その中でも、ラテン語由来の名詞で単数形の語尾が-umの場合で、複数形が -aの語尾になるパターンに当たります。
これは、『データ』の意味の単数形 datum / 複数形 data も同じです。


ミソマニアって?-🥢-#つぶやき英単語 1749

(2022.9.24)

ミソマニアという言葉、なんか「味噌のマニア」みたいで面白い言葉に聞こえます。
(そういう味噌大好きの人はもちろんいるでしょうし。)

ミソマニア= misomania は心理学・精神医学の用語です。

Wiktionary の説明では
misomania
1. (psychology) A mania of hatred for everything.
2. (psychology) A fear of persecution, or being hated by everyone.
 1.(心理学)すべてのものを憎む狂的心理状態
 2.(心理学)みんなから嫌われることや迫害への恐怖
だそうです。
(うーん、心の闇が深い。)

misomania のmiso- は hatred『憎しみ』の意味の接頭辞、mania は compulsion『衝動』や obsession『強迫観念』の意味の接尾辞です。

味噌っぽい言葉じゃないのは分かっていましたが、
こんなに心の闇が深い感じの言葉とは・・・。

face the music は?-🎸-#つぶやき英単語 1748

(2022.9.23)

face the music は、「音楽に向き合う」みたいに見えますが、
これで『(自分の行為の結果に対して)進んで責任を取る、いさぎよく批判を受ける』の意味だそうです。
(政治家の方々に覚えていただきたいイディオムですね。)

Cambridge Dictionary の定義で face the music は
to accept criticism or punishment for something you have done
「自分がしたことについて批判や罰を受け入れること」
となっていました。

使ってみましょう。
If you have made a mistake, you have to face the music.
「もし過ちを犯したのなら、責任を取らねばなりません」

この表現が何に由来するかは明確ではありませんが、
一つの説では、軍隊で兵士が不名誉除隊させられるときに、ドラムなどの演奏とともに罷免される慣習があったためとか。
(見せしめってやつですかね。)




catharsis はどんな意味?-💥-#つぶやき英単語 1747

(2022.9.22)

今日の気になる英単語:catharsis は?

これは日本語にもなっていて、映画などを夢中で見てスッキリとするようなことを「カタルシス」と言ったりしますね。

英英辞典での定義では
catharsis  (noun)
the process of releasing strong feelings, for example through plays or other artistic activities, as a way of providing relief from anger, mental pain, etc.
      (from the Oxford Advanced Learner’s Dictionary
「演劇やその他の芸術活動などを怒りや精神的苦痛などからの解放手段とし、それを通じて強い感情を解放すること」
となっています。

英辞郎でcatharsis を見ると、『カタルシス、(精神の)浄化』と出ています。そもそもcatharsisの語源は「浄化」の意味のギリシャ語なんだそうです。


意外に思う人もいるかもしれませんが、
catharsis には『(下剤による)便通』の意味も有るそうです。
これは「浄化」ということで繋がっているのだと思います。
すごい映画やドラマを見て心をすっきりするのと、便秘薬でおなかをすっきりするのは、
「たまっている悪いものを出してきれいになる」という点が似ているのではないでしょうか。

最後に一つ。
発音については要注意です。
catharsisの発音は kəθɑ́ːsis (カスィス)でサーの所はthの音ですから、カタカナ語の「カタルシス」とはだいぶ違います。

live in someone’s head rent-free は?-🤯-#つぶやき英単語 1744

(2022.9.19)

今日、気になった英語表現:live in someone’s head rent-free

rent-free は『賃貸料無しの』ですから、
live in someone’s head rent-free は直訳なら「家賃無しで人の頭に住む」ですが、
実はこれで
『(考えたくない物事・思い出したくない嫌な人・大好きな物事などが)頭から離れない』の意味なんだそうです。

最近見たMLB エンゼルスのファンのコメントで、こんなのが有りました。

Mike Trout be living rent free in mariners’ fanbases’ heads
(引用元はReddit)

「マリナーズファンたちはマイクトラウトのことが頭から離れることがない」

トラウト選手はマリナーズ戦でとりわけ良く打つので、一部のマリナーズファンからは目の敵にされているようです。
最近も試合を決めるようなホームラン打ってますから、
トラウト選手がマリナーズファンの「頭の中に家賃を払わずに住みついている」のは確かかもしれません。
(トラウト選手は高給取りなので、家賃請求してみたらどうでしょう?)