face the music は?-🎸-#つぶやき英単語 1748

(2022.9.23)

face the music は、「音楽に向き合う」みたいに見えますが、
これで『(自分の行為の結果に対して)進んで責任を取る、いさぎよく批判を受ける』の意味だそうです。
(政治家の方々に覚えていただきたいイディオムですね。)

Cambridge Dictionary の定義で face the music は
to accept criticism or punishment for something you have done
「自分がしたことについて批判や罰を受け入れること」
となっていました。

使ってみましょう。
If you have made a mistake, you have to face the music.
「もし過ちを犯したのなら、責任を取らねばなりません」

この表現が何に由来するかは明確ではありませんが、
一つの説では、軍隊で兵士が不名誉除隊させられるときに、ドラムなどの演奏とともに罷免される慣習があったためとか。
(見せしめってやつですかね。)




catharsis はどんな意味?-💥-#つぶやき英単語 1747

(2022.9.22)

今日の気になる英単語:catharsis は?

これは日本語にもなっていて、映画などを夢中で見てスッキリとするようなことを「カタルシス」と言ったりしますね。

英英辞典での定義では
catharsis  (noun)
the process of releasing strong feelings, for example through plays or other artistic activities, as a way of providing relief from anger, mental pain, etc.
      (from the Oxford Advanced Learner’s Dictionary
「演劇やその他の芸術活動などを怒りや精神的苦痛などからの解放手段とし、それを通じて強い感情を解放すること」
となっています。

英辞郎でcatharsis を見ると、『カタルシス、(精神の)浄化』と出ています。そもそもcatharsisの語源は「浄化」の意味のギリシャ語なんだそうです。


意外に思う人もいるかもしれませんが、
catharsis には『(下剤による)便通』の意味も有るそうです。
これは「浄化」ということで繋がっているのだと思います。
すごい映画やドラマを見て心をすっきりするのと、便秘薬でおなかをすっきりするのは、
「たまっている悪いものを出してきれいになる」という点が似ているのではないでしょうか。

最後に一つ。
発音については要注意です。
catharsisの発音は kəθɑ́ːsis (カスィス)でサーの所はthの音ですから、カタカナ語の「カタルシス」とはだいぶ違います。

live in someone’s head rent-free は?-🤯-#つぶやき英単語 1744

(2022.9.19)

今日、気になった英語表現:live in someone’s head rent-free

rent-free は『賃貸料無しの』ですから、
live in someone’s head rent-free は直訳なら「家賃無しで人の頭に住む」ですが、
実はこれで
『(考えたくない物事・思い出したくない嫌な人・大好きな物事などが)頭から離れない』の意味なんだそうです。

最近見たMLB エンゼルスのファンのコメントで、こんなのが有りました。

Mike Trout be living rent free in mariners’ fanbases’ heads
(引用元はReddit)

「マリナーズファンたちはマイクトラウトのことが頭から離れることがない」

トラウト選手はマリナーズ戦でとりわけ良く打つので、一部のマリナーズファンからは目の敵にされているようです。
最近も試合を決めるようなホームラン打ってますから、
トラウト選手がマリナーズファンの「頭の中に家賃を払わずに住みついている」のは確かかもしれません。
(トラウト選手は高給取りなので、家賃請求してみたらどうでしょう?)

work one’s tail off は?-🐭-#つぶやき英単語 1741

(2022.9.16)

work one’s tail off は『一生懸命働く、身を粉にして働く、全力で取り組む』の意味だそうです。オンライン英会話Bizmates のレッスンで覚えました。

これには work one’s ass off という同じ意味の表現も有って、ass 『尻』よりもtail 『しっぽ』の方が下品じゃないみたいです。

辞書に説明が見当たらないんで、あくまで僕の解釈ですが、
「しっぽ(or お尻)を落としてしまうぐらい動き回って、忙しく働くということ」なのでしょうか。

この表現を使う時に、主語がWe のような複数形なら、tailも複数のtailsにする必要が有ります。

使ってみましょう。

He worked his tail off to pay off his debts.
「彼は借金を返すために必死で働いた」

We worked our tails off despite the lack of manpower.
「私たちは人手不足の中、懸命に働いた」

忙しいのは仕事があるということで、ある意味幸せなんでしょうけれど、
「しっぽ」を落としてしまうような働き方は、ちょっとやばいと思います。
笑顔になれないような、あまりにひどい状況なら、しっぽを切って逃げ出すのも手かもしれません。(まじで)

clean as a whistle は?-🎷-#つぶやき英単語 1740

(2022.9.15)

(as) clean as a whistle は、『とても清潔で、清廉潔白で』の意味を表すイディオムです。

オンライン英会話 Bizmates では短いエッセイを読んで内容について話すレッスンが選べるのですが、それに出てきて覚えた表現です。

例えば
I had faith that the politician was clean as a whistle.
「私はその政治家が清廉潔白だと信じていたのです」
He polished his motorcycle as clean as a whistle.
「彼は彼のオートバイをきれいに磨き上げた」
のように使えます。

このイディオムで、なんでwhistle がきれいな物の基準なのか、いろいろ説はあるみたいなのですが、いまいちよく分かりません。
その中には、
「笛はデリケートで少し汚れがついただけでも音が悪くなるので、いつでも清潔に磨いておかなければいけないものだから」という説明も有りました。
そんなものなのかもしれません。



aural と oral って紛らわしくないですか?-🙈-#つぶやき英単語 1737

(2022.9.15)

今日、気になった英単語:aural oral の件

aural は『耳の、聴覚の』で、
oralは『口の、口部の、口頭の、経口の』などの意味です。
両方とも形容詞で、顔のパーツ耳と口に関係する意味なので、
かなり紛らわしいかもしれません。

発音については
耳関係のaural が、 ɔ́rəlかɔ́ːrəl(オラルかオーラル)で、
口の関係のoral が、ɔ́rəlかɔ́ːrəl(オラルかオーラル)です。
・・・同じですね。
やっぱり、紛らわしい!

ちなみに
aural の語源はラテン語で、 auris 「耳」に形容詞を作る接尾辞-alがついた形です。
oral の語源も、ラテン語でos「口」に-alがついてできています。

これらを使う時にも、いろいろ紛らわしいことが起こりそうです。
例えば、
aural surgeon は『耳科医』で、oral surgeon は『口腔外科医』です。
これは聞いても、どっちか分からないのではないでしょうか。

まあ、相当紛らわしいのは確かなので、注意を要する単語として両方覚えておく方がいいと思います。



ラグビーの試合の告知にtake onが使われてた件-🏉-#つぶやき英単語 1727

(2022.9.3)

オーストラリアのラグビーチームQueensland Redsの最近のTweetで、take onという句動詞が使われていました。

We’ll be taking on the @Panasonic_WK in Japan this November 🇯🇵 🛫
「11月に日本でPanasonic Wild Knightsと対戦します」

句動詞 take on にはいろいろな意味が有りますが、上の例のように
『(競技などで)~と対決する、~と争う』という意味でも使えるのですね。

スーパーラグビーに参加しているQueensland Redsに対してWild Knightsがどう戦うのか、親善試合とはいえ興味は尽きません。
場所は熊谷ラグビー場ということで、Wild Knights ファンとしては必見です。
行かねば。

この告知、Wild Knights で内田選手をチョイスするあたり、なかなかやるなという感じです。

schwa は曖昧な母音でいいのだ!-👻-#つぶやき英単語 1726

(2022.9.2)

何でも白か黒かきっぱりさせたい人はいると思いますが、
世の中、灰色とか「曖昧(あいまい)なもの」があって成り立っているのですよね。

schwa も、そんなものの代表ではないでしょうか。

schwa のCambridge Dictionary での説明
the weak vowel sound in some syllables that is not emphasized, such as the first syllable of “about” and the second syllable of “given”, or the ə symbol that represents this sound
「aboutの第1音節やgivenの第2音節などのような一部の音節にある強調されない弱母音、またはこの音を表す発音記号ə」
となっていました。

schwa は英和辞典には『シュワ―』とそのまま出ている他、『曖昧母音』とも訳されます。
アクセントの無い音節で弱く発音され、アイウエオのどれにも聞こえるような母音なので
曖昧な母音ということです。
発音記号の「 ə 」で表される母音が schwaということになります。

この schwa 曖昧母音というのを知って、
僕は少し気楽に英語を発音できるような気がします。
勝手な解釈かもしれませんが、アクセントの無い音節のschwaの所は、
弱く曖昧に発音しておくのが正解ということですよね。
曖昧でいいのだ!

だから例えば about は、
ウトかェウトか分からないぐらい「曖昧」でいいのではないかという気がしないでもないです。
(曖昧に言ってみた)

see to it は?-👁-#つぶやき英単語 1724

(2022.8.31)

今日の気になる英語:see to it

これで『取り計らう』の意味だそうです。
see to it that ~の形で、『(~になるように)取り計らう、注意する』という表現になります。

使ってみましょう。
Please see to it that no one interferes with his writing.
「彼の執筆を誰も邪魔しないように取り計らってください」

See to it that you lock the door when you leave the office.
「退社時には必ず施錠すること」

まあ、 see to it は「ちゃんと注意して見ておく」というようなイメージで理解しておけばいいかもしれませんね

ergo は?-📚-#つぶやき英単語 1723

(2022.8.30)

今日、気になって調べた単語:ergo

ergo は『それゆえに』というthereforeに近い意味の副詞、接続詞です。
発音は ə́ːrgou (アーゴウ)で、もともとラテン語だそうです。

僕は昔、「我思う、故に我在り」というデカルトの言葉のラテン語表記が
Cogito ergo sum と習った気がします。そのergoですね。

そんなニュアンスの単語なので、普通によく使われる単語ではありませんが、
使いどころが有ります。

例えば、ちょっとおどけて哲学者みたいに「それゆえに」と言いたい場合です。

The night is long. Ergo, we need more booze.
「夜は長い。それゆえに、もっと酒が必要なのだ。」

ちょっと昔のインテリ気取りの学生みたいな感じで、
嫌いではないかな。