ぼっちとbotch ―😢 ―#つぶやき英単語 2277

(2024.2.13)

本日は、ぼっちとbotchという言葉についての雑談です。
なんか音として似てるじゃないですか、ぼっちとbotch。

botch という英単語は、
名詞なら『下手な仕事、へま、ぶざまな継ぎはぎ、』で、
動詞では『下手にやる、しくじる、ぶざまに繕う』などの意味になります。

英辞郎で 見ると、
botch は発音記号では bɑtʃ か bɔtʃ、カタカナでバチ、ボチと書いてあります。
じゃあ、ぼっちと違うと思うかもしれませんが、
そんなこと言えば catch の発音もkætʃ、キャチと出ているのです。
catch は日本語でキャッチと普通に表記されていますから、それならbotchもボッチだと思うんですよ。
なので、botch とぼっちが発音が似ていると言うのは間違いではないでしょう。
意味の関係は有りませんけどね。


で、「ぼっち」という言葉ですが、これは「独りぼっち」から来ていますね。
「独りぼっち」の英語は、英辞郎では loneliness や solitude と出ていますので、
「ぼっち」の英語も基本的にはこれでいいのだと思います。

なお、「独りぼっち」はもともとは「独り法師」という言葉で、一人で放浪する法師(仏教僧)のことを指していたそうです。
(ぼっちの所だけなら、本当は「坊さん」的な意味なんだね。)

少し前にアニメの「ぼっち・ざ・ろっく!」が人気になっていましたが、
このタイトルは英語では ”BOCCHI THE ROCK!” です。
外国にも「ぼっち」的な人もいるはずなので、もしかしたら bocchi という言葉も将来的には世界的に普及して、英語の辞書に載るようになるかもしれません。

山本由伸投手がもうブルペンで投球!からの「何でブルペンと言うの?」―⚾―#つぶやき英単語 2276

(2024.2.12)

山本由伸投手がドジャース入りして初めてのブルペン投球をした、とのニュースが有りました。
かなり注目されていますね。

Yoshinobu Yamamoto throwing his first bullpen with the Dodgers
「山本由伸投手がドジャースでの初ブルペン投球」

このことについてのRedditでのコメントを見てたら、bullpenという言葉についてのやり取りが有りました。
引用して訳してみましょう。

TyrionJoestar
 Why do they call it a bullpen
 「何でブルペン(牛の囲い場)と呼ぶの?」

KebabTaco
Over 100 years ago it was called that cause fans would actually stand in foul territory. It was cheap and a lot of fans would be in there, therefore it got the name bullpen (they were packed in tight like cattle). Later they cleared it and it became a place where pitchers would warm up にand chill. They kept the name.
「100年以上前は、ファンが実際にファウル・テリトリーに立っていたため、そう呼ばれていた。安かったので多くのファンがそこにいたことから、ブルペンと呼ばれるようになった(牛のようにぎゅうぎゅうに詰め込まれたから)。
その後、そこを更地にして、投手たちがウォームアップしたり、クールダウンする場所になった。でも、前の名前が残ってるんだ。」

へえ、そうなんですね。山本選手の記事で一つ賢くなった感じです。

補足すると、
bull は『(去勢されていない)雄牛』で、penには『(家畜の)おり、囲い』の意味が有ります。
なので、bullpen の文字通りの意味は、『牛の囲い場』です。

山本投手の実力は確かだと思うので、
大谷選手ともども今シーズンのドジャースは楽しみですね。
(一平さんもいるしね。)

ホストではない host は❓―🍷―#つぶやき英単語 2275

(2024.2.11)

「もてなす人」の意味のラテン語に由来する host という名詞は、
客をもてなす『主人(役)、ホスト(役)、主催者』などの意味で使われます。
日本にいる「ホスト」という職業の男の人達も、「もてなす」という基本からは外れていません。(だいぶお金を使わせると聞きますけど・・・。)

また、寄生生物の『宿主』もhost と呼ばれます。
ある意味でこれも「もてなしている」感じはあるので、全く違うイメージということではありませんね。

では、hostが「もてなす」と全く関係ない場面で使われることが有るのをご存知ですか?

実は、host には『大勢、群れ、多数』の意味が有って、
a host of か hosts of の形で使われ、『多くの、多数の、大群の』の意味になります。
これが主人、ホストと意味がかけ離れているのは、語源が異なり、「敵,軍勢」の意味のラテン語から来ているためらしいです。

使ってみましょう。
The host city of that exposition is facing a host of problems.
「その博覧会の主催都市は、多くの問題に直面している」

(なんかそういう話を聞きますが、どうなんでしょう?)




posh は❓―👄―#2469つぶやき英単語 2270

(2024.2.6)

発音系Youtuberのだいじろーさんの動画見たら、イギリス英語で育ちのよさそうな人の発音をposh と形容していました。

posh を辞書で引くと、『ぜいたくな、豪華な、ハイから気どりの、上流社会的な』等の意味が出ています。
だいじろーさんも、上流社会的な英語発音という意味で使ったのだと思います。
一つ勉強になりました。

これは別の動画ですが、この人の動画は好き。

大谷選手関係で出てくるBBWAAって何❓―⚾―#つぶやき英単語 2261

(2024.1.28)

大谷翔平選手がBBWAA Awards のディナーに出席して英語でスピーチしたというニュースが有ったんですが、そもそも BBWAAって何?

BBWAAは、The Baseball Writers’ Association of America 「全米野球記者協会」のことです。

毎年、このBBWAAがメジャーリーグの最優秀選手(MVP)、サイ・ヤング賞、最優秀新人選手や最優秀監督を投票によって選出しているんですね。
今回のMVPは、アメリカンリーグが大谷選手で、ナショナルリーグが ロナルド・アクーニャJr.選手です。

Xの投稿にも出ています。
The MVPs are decked out!
Ronald Acuña Jr. and Shohei Ohtani at the New York BBWAA Awards Dinner.
両MVPが正装で並ぶ!
ロナルド・アクーニャJr.選手と大谷翔平選手が、ニューヨークでのBBWAAアワードディナーに出席。
 deck out は、『飾り立てる、華々しい特別な服を着せる』のような意味です。  

大谷選手が英語でスピーチしたのは、好評だったようですね。

→大谷選手関連の投稿

干しぶどうと従兄の共通点―🍇―#つぶやき英単語 2260

(2024.1.27)

クイズです。
干しブドウと従兄の共通点は何でしょうか?

英語にすると
『干しぶどう』は raisin で、『従兄』は cousin です。
両方とも語尾が sin なのに、sではなくzの発音になります。
レイズンとカズンのように、カタカナで書くとズですね。

他にも sin で終わる英単語はありますけど、例えば、
assassin 『暗殺者』はアサシン
basin『鉢、洗面器、水盤』はベイスンに近い発音で、
これらはsの発音です。

なので、
干しぶどうと従兄の共通点は、
「英語の綴りがraisin とcousin。sinと書いてズンと読む。」ということです。

まあ日本語でも、同じ漢字の「人」を「じん」とか「にん」と読み分けてたりしますから
英語の綴りと音もそういうものだと思っていた方がいいですね。

woo は❓―😻―#つぶやき英単語 2258

(2024.1.26)

英語には woo という動詞が有るんですね。
これは『言い寄る、求婚する、得ようとする、せがむ』のような意味になります。

今日、英語の記事のタイトルでこんなのが有りました。

Japan’s village with the oldest population is wooing young residents to survive
(source: OPB)
「日本最高齢の村が生き残りをかけて若い住民を得ようとしている」

woo を使った例文です。
The animation studio is wooing the talented creators.
「そのアニメスタジオは才能あるクリエーターたちを獲得しようとしている」

wooって何か擬音語のような面白い語感ですし、ラテン音楽の掛け声っぽいかも。
実際にwoo はこの動詞以外に、興奮や喜びを表す間投詞としても使われるようです。

「借りてきた猫のような」の英語は❓―🐈―#つぶやき英単語 2257

(2024.1.25)

英辞郎を見ていたら
『借りてきた猫のような、とてもおとなしい』の意味の英語として
as meek as a kitten という表現が出ていました。

meek は『おとなしい』の意味で、kitten が『子猫』ですから
as meek as kitten は文字通りなら「子猫のようにおとなしい」という意味ですね。

例えば
He is as meek as a kitten in the presence of strangers.
「彼は見知らぬ人がいるところでは借りてきた猫のようだ」
のように使えます。

僕もけっこう借りてきた猫状態になります。
我ながら、もう少し図太く生きた方がいいとは思いますが。

「舌足らずに話す」の英語は❓―🗣️―#つぶやき英単語 2256

(2024.1.24)

『舌足らずに話す』という意味の lisp と言う動詞が有ります。

また、lisp は『(子どもなどの)舌足らずな話し方』の意味の名詞にもなり、
これを使った speak with a lisp でも『舌足らずに話す』の意味になります。

例えば、
It was hard to hear him because he lisped badly.
「彼がとても舌足らずに話すので聞き取りにくかった」
He always speaks with a lisp.
「彼はいつも舌足らずに話す」
のように使えます。

舌足らずも個性かもしれません。
話す内容と伝えようとする気持ちが大事なのでは。
(僕の英語も個性と思ってもらいたいところです。)

月に着陸したSLIMは何の略❓―🌕―#つぶやき英単語 2253

(2024.1.21)

JAXAの小型月着陸実証機 SLIMが、日本として初めての月面着陸に成功したそうですね。

この SLIM は Smart Lander for Investigating Moon の略で、
「月の探査のための高性能な着陸機」ということだそうです。

Xで見かけた記事では、このように説明されていました。
Japan’s SLIM spacecraft has the potential to transform space exploration.
「日本のSLIM宇宙船は、宇宙探査を一変させる可能性を秘めている。

Whereas conventional landers touch down on the Moon within a range of tens of kilometres, it has shown it is able to land within 100 metres of a target.
「従来の着陸機が数十キロの範囲内で月面に着陸するのに対し、この着陸機は目標から100メートル以内に着陸できることを示している。」

着陸は成功したものの太陽電池がうまく機能していないとのことで、
完璧な成功ではないのかもしれませんが、着実に一歩前進した感が有ります。
どれぐらいピンポイントだったか、続報が気になるところです。