「〜さえしないで」の英語は?―#つぶやき英単語 1483

(2022.1.5)

「彼は理由さえ告げないで、私から去っていった」
という文を英語にするとしたら?

「〜さえしないで」を英辞郎で調べると
without so much as doing という表現が出てきます。
(so much as は、without やnotに伴い『~さえも』の意味を表すそうです。)

これを使って上の文を英語にすると
He left me without so much as telling me the reason.
のようになります。

🔖

even も『~でさえも』の意味なので、
so much as をeven に変えることも可能です。

例えば
He walked away from me not even telling me why.
も上の文の英訳として成り立つと思います。
こっちの方が思い浮かびやすいかもしれません。

何でも思ったことをすっと英語にできるといいんですけど、なかなか簡単ではないですね。
そこに近づくには、自分の中で使える英語表現の引き出しを増やすしかないと思います。(頑張りましょか)

あと、会話なら、完璧じゃなくても自分の考えを伝えるための気持ちや努力が大事じゃないでしょうか。

We can’t accomplish anything without even trying, can we.
努力もしないで何かを成し遂げるのは無理なんじゃないですかね。


「子供の手を離さないで」の英語は?―🤝―#つぶやき英単語 1482

(2022.1.4)

コロナの影響はあっても、正月休みで人が多い所はあるものです。
駅とか、お寺とか神社とか。
そんな場所では、お子様連れの方は手をしっかりとつないでいる方が安心ですね。

let go of は、
つかんでいたものを解放するという意味の『放す、離す』に当たる英語表現です。

これを使うと、
「人混みではお子さんの手を離さないようにしてください。」を
Please don’t let go of your child’s hand in crowded area .
のように言えます。

🤝

迷子というのは子供にとって非常に心細いものなので、大人の方はくれぐれも目を離さないようにお願いしますね。

(僕は1970年の大阪万博会場で迷子になったことが有り、あの心細さは半世紀経っても忘れられません。
I once got lost at Osaka Expo in 1970, and even after half a century, I can’t forget the anxiety I felt. )

「組織犯罪」の英語は?―😎―#つぶやき英単語 1478

(2021.12.30)

一口に犯罪と言っても、 出来心というやつから確信犯まで、
金目当て、地上のもつれ、逆恨み、計画犯罪、完全犯罪、などなど、etc.
いろいろなタイプがございますな。

その中でも、『組織犯罪』というのは質の悪いもので、これ英語で何というかご存知?
さすがですね、旦那。
そう、organized crime っていうんだそうです。

ええ、organized が『組織された、組織的な』という形容詞、crime が『犯罪』ということで。

これ、マフィアとか暴力団とか、 大掛かりな詐欺グループなどの 犯罪組織 がやるイメージですね。
『犯罪組織』は英語ではcriminal organization になります。

ですが、普通の会社やお役所が組織ぐるみでルールを破る事も、組織犯罪と呼ぶ場合があるんですね。(企業が行うなら『企業犯罪』=corporate crime とも呼ばれますが、これも組織犯罪の一種と考えられます。)

いろいろ数値をいじったり、たいてい、下の人間がやらされるんですけれど。

「課長、これはまずいと思うんですけれど・・」
「いいんだ。上の判断だから」

まあ、良くはないでしょうね、こういうのは。
他人事じゃありませんよ。

最近は、コンプライアンス compliance と、
早い話がルールとか法律とか守るということが大切とどこでも言ってます。
当たり前のことですから、本当に当たり前な世の中にしていただかないとね。

まずは、お気を付けくださいませ。

「自分の時間」の英語―⏱―#つぶやき英単語 1476

(2021.12.28)

me-time (あるいは me time) が、『自分の時間』という意味の表現になるそうです。
オンライン英会話のレッスンで覚えました。

自作例文です。
Enjoying me-time allows us to refresh ourselves.
「自分の時間を楽しむことでリフレッシュできます」

自分の時間 me-time を上手に使って、人生楽しみたいものですね。
Work life balance が大切ですからね。

me-ism (または meism )という言葉も有りますが
これは『自己中心主義、利己主義』ということで、あまりいい意味ではありません。

自分の時間は大切ですが、人との時間も楽しめるようだと
もっと幸せかもしれません。


便秘は英語で何?―😫―#つぶやき英単語 1471

(2021.12.18)

オンライン英会話で、英語のエッセイの内容について話すレッスンをよく受けています。

その中で出てきた名詞 constipation は、これで『便秘』の事なんですね。

  He is suffering from chronic constipation.
「彼は慢性的な便秘に悩まされている。」

constipation というからには、
constipate が動詞だろうと思って辞書引くとビンゴです。
これは他動詞で『便秘させる』なんですね。

  Lack of dietary fiber would constipate you.
  「食物繊維が不足すると便秘になるよ。」

僕はそんなにひどい状態までの経験はないのですが、
出るものが出ないのは苦しいですね。

仕事がなかなか仕上がらないときの感じはちょっと似てるかもしれません。

(追記)
ついでですが、便秘は何で秘と書くのか知ってます?
この秘は「締め付けて外に漏らさない」という意味で用いられるようです。
(秘密の秘なので「隠し事をする」の意味もありますが、便秘を隠す人が多いからこの字というわけではないらしいですよ。)

「4年ごとの」の英語は?―🍀―#つぶやき英単語 1470

(2021.12.15)

オリンピックやワールドカップなど、
4年ごとに開かれるビッグイベントは結構ありますね。

英語では、 quadrennial が『4年ごとの』の意味を表す形容詞なんですね。
(これ『4年間続く』の意味の場合も有ります)

Leap years are quadrennial.
「うるう年は4年ごとです。」

🍀

『X年ごとの』の単語は、実はいろいろあります。

annual 『年1回の,1年の』  
biennial 『2年ごとの、2年続く』 
triennial 『3年ごとの、3年続く』
quadrennial 『4年ごとの、4年続く』
quinquennial 『5年ごとの、5年の』
decennial 『10年ごとの、10年間の』
centennial 『100年ごとの、100年間の』

まとめて覚えとけばお得かもしれません。

目の下のくまの英語は?―🐻―#つぶやき英単語 1469

(2021.12.13)

目の下のくま(漢字で書くと隈)は、疲労や寝不足などで目の下側の色が暗く見えたりするアレですけど、英語で何と言うでしょうか?

😩

英語では bags under one’s eyes で『目の下のくま』の意味になるそうです。

使い方はこんな感じです。
You have bags under your eyes.
「目の下にクマができているよ。」

この場合は bag は、袋状のもの=目の下のたるみのことを指しているらしいです。
たるみが影になって、暗く見える原因の一つになっているんですね。

他にも、
(dark) circles under one’s eyes とか
(black) rings under one’s eyes という言い方も有るそうです。

There were dark circles under his eyes.
「彼の目の下にクマができていた。」

🐻


今日は月曜日ですから、休養十分で平気かもしれませんが、
目の下にクマ作らない程度に今週も頑張りましょうか。

英語で「11月3日は晴れの特異日」は?―🎌―#つぶやき英単語 1451

(2021.11.3)

11月3日は文化の日で祝日ですが、晴れの特異日としても知られています。

🎌

『特異日』とは、ある天候や気象状態が前後の日に比べてひときわ多く現れた実績のある日のことです。
これは、英語では singular day や singularity といいます。

形容詞のsingular を辞書で見ると、『並外れた、まれにみる、非凡な、奇妙な、珍しい』などの訳語が載っており、これが「特異な」ということでしょう。
(ちなみに、英文法でsingular といえば『単数形(の)』などの意味になりますね。)

また、singularity には『たぐいまれなこと、非凡、奇妙さ、単独、単一』や『特異性』の意味があります。
「特異性のあるもの」もsingularity ということができて、これが気象用語なら『特異日』ということになります。

🌞

例文です。
It is said that November 3rd is a singular day of fine weather in Tokyo.
「11月3日は東京での晴れの特異日と言われています。」

今日、実際に日本中で見れば雨マークのところありますよね。
この11/3が晴れの特異日というのは、東京での話だと思うんです。
こういうのは、場所を限定して言わないと不正確な発言になるかもしれません。

「一夜漬け」は英語で何?―🥒―#つぶやき英単語 1449

(2021.10.30)

試験前の一夜漬けの思い出のある方は多いかもしれません。
僕も経験有ります。

Weblioの和英辞典で『一夜漬け』を調べると、cramming という語が出ています。
これは『詰め込み勉強』のような意味なので、日本語の一夜漬けに当たるわけです。
一夜という感じをはっきり出す場合には overnight cramming という言い方もあります。

cramming の元になる動詞のcram は基本的に『詰め込む』の意味です。
これが、勉強の関係の事では『詰め込み勉強をする』の意味になるんですね。

例文作りました。
You can’t pass the next math test just by cramming.
「一夜漬けだけで、次の数学のテストに合格はできません。」

🍆

ちなみに、食べる方の『一夜漬け』はというと、Weblioには
pickles salted overnight との訳が出ていました。

漬物ならば一夜漬けも結構ですけれど、
人間の実力というのは、一夜にしてはならないものなので、
毎日毎日の積み重ねが大事だと思いますよ。
英語力とかもね。

「文化の盗用」は英語で何?―👘―#つぶやき英単語 1447

(2021.10.27)

このごろ、他国や他民族の文化を軽々しく使ったりすると、文化の盗用として非難されることが多いようです。

この『文化の盗用』を辞書を引くと、cultural appropriation と出ています。

cultural は『文化の』で、appropriation には『流用、盗用』の意味が有るんですね。
(appropriation は、他には『(金などを)充当(すること)、 割り当て、充当金』などの意味を持ちます。)

🇺🇸

特にアメリカでマイノリティの文化を不用意に扱うと、
このcultural appropriation 文化の盗用ということで炎上するみたいですね。
最近、この観点で
Stay mindful of your costume choices this Halloween.
「今年のハロウィンでは、衣装選びに気を配りましょう。」
というご注意のtweet が出てました。

外国人が着物がきれいだから着てみたいと言えば、日本人はうれしく思う場合の方が多いんじゃないでしょうか。これ、そこにRespect があるかどうかが大きいですけどね。
以前に矯正下着にKimonoという商品名を付けようとして炎上したケースはあるそうですけど、文化を尊重されずに商売に利用されるのは不愉快な感じはします。

今の時期で言えば、
日本人がハロウィンで騒ぐのは、Cultural appropriation 文化の盗用なんじゃないでしょうかね。渋谷での大騒ぎにRespect は無いんじゃないかな。