close game や tight game が『接戦』なので, win a close game (tight game) が『接戦で勝つ』になります。
他に、『辛勝する、僅差で勝つ』を意味する動詞のedge も使えます。 edge はedge out の形でも使われます。
使ってみましょう。
Saitama Wild Knights edged Shizoka Blue Revs in Japan Rugby League One yesterday. The visitor, Wild Knights, won a close game by 26 to 25 in the game. They completed the come-from-behind victory in the last minute. 「昨日、ジャパンラグビーリーグワンでは、埼玉ワイルドナイツが静岡ブルーレブスを僅差で下しました。ビジターのワイルドナイツは26対25の接戦を制しました。 彼らは、終了間際に逆転し勝利をものにしました。」
辞書には a cornered rat will bite a cat. という 「追い詰められたネズミは猫にかみつく」のほぼ直訳の例文が出ていました。 corneredが『追い詰められた』で、rat は『ネズミ』で比較的大型のクマネズミやドブネズミのことです。
似た意味の英語のことわざとしては A stag at bay is a dangerous foe. というのも辞書に出ています。 stag は『雄鹿』、at bay が『追い詰められて』、foe は『敵』ということなので、 直訳だと「追い詰められた雄鹿は危険な敵だ」ということです。 → 関連投稿 at bay
そもそも、「窮鼠猫を噛む」は中国の漢代の塩鉄論に出ている「窮鼠狸を噛む」という意味の記述が元らしいのです。(猫じゃなくタヌキなんですね) なので、a cornered rat will bite a cat の方は、日本あるいは中国のことわざを訳したものかも。
Oxfordの辞書の説明では dark horse Noun A candidate or competitor about whom little is known but who unexpectedly wins or succeeds. 「ほとんど知られていないのに予想外に勝ったり成功したりする候補者や競技者」 ということです。
このdarkは、「明らかになっていない=よく知られていない」ということらしいです。
競馬などで「穴馬に賭ける、大穴を狙う」は、 bet on a dark horse と言えるようです。
また、競馬以外でもdark horseは dark horse candidate 「穴馬的な候補者」のように使われます。
例文です。 He always bets on dark horses. 「彼はいつでも穴馬狙いだ。」
The Japanese film may become a dark horse at this film festival. 「今回の映画祭で、その日本映画がダークホースになるかもしれない。」