malaise は?―😵―#つぶやき英単語 1459

(2021.11.23)

特定の病気ではなくても、何となく気分がすぐれないことありませんか?
malaise という単語は、このような『不快感、倦怠感、不調』のことだそうです。
(英検1級ぐらいで必要になる単語だとか)

例文です。
I’ve been feeling a certain malaise lately.
「このごろ、倦怠感を感じるんですよ。」

この単語は、体調だけでなく経済の沈滞などに関しても使われます。

The economic malaise of this period is known as the lost decade.
「この期間の経済の不調は失われた10年として知られています。」

malaise は語源はフランス語で、その元は「不快」の意味のラテン語らしいです。

どこの国の人も、調子の悪い時はあるもので、
そんな時は、休息をとるなり、病院に行くなりした方がいいですね。

経済の方の不調については、岸田さんや日銀の人に、良い解決策を考えてもらいたいところです。

unanimous がいっぱい―⚾―#つぶやき英単語 1458

(2021.11.21)

形容詞のunanimous が『満場一致の』という意味だとは知っていましたが、
大谷翔平選手にあらためて教わった感じです。
unanious と Ohtani で検索すると、大谷選手が満票でのアメリカンリーグMVPに選出されたことに関して、ニュース記事や野球関係のポストがたくさん出てきます。
unanimous や 副詞のunanimously『満場一致で』は、これで大谷選手の顔を思い浮かべれば忘れないかもしれません。

⚾

MLB.com のニュース記事タイトル
Unanimous! Ohtani takes home AL MVP
Two-way star is fourth Angel to win award, 19th to sweep all first-place votes
「満場一致! 大谷選手、ALのMVP獲得
 二刀流のスターがエンゼルスの選手として4人目の受賞で、一位票の独占は19例目」
( https://www.mlb.com/news/shohei-ohtani-wins-2021-al-mvp-award )

エンゼルスのtweet
Shohei Ohtani is your unanimous American League Most Valuable Player!
「大谷翔平選手、満場一致でアメリカンリーグ最優秀選手」
( https://twitter.com/Angels/status/1461481418572189699 )

The Japan News の記事タイトル
Ohtani voted unanimous American League MVP
「大谷選手、満場一致でアメリカンリーグのMVPに選出」
( https://the-japan-news.com/news/article/0008008905 )

SPORTING NEWS の記事タイトル
Shohei Ohtani joins elite company with unanimous MVP selection
大谷翔平選手、満場一致のMVP選出でエリート選手の仲間入り」
( https://www.sportingnews.com/us/mlb/news/shohei-ohtani-unanimous-mvp/bsowygpluapt14xwi8u6v6fdn )
等々

Congrats Ohtani, the unanimous American League MVP! 🎉
おめでとう大谷選手、満場一致のアメリカンリーグMVP!

「文化の盗用」は英語で何?―👘―#つぶやき英単語 1447

(2021.10.27)

このごろ、他国や他民族の文化を軽々しく使ったりすると、文化の盗用として非難されることが多いようです。

この『文化の盗用』を辞書を引くと、cultural appropriation と出ています。

cultural は『文化の』で、appropriation には『流用、盗用』の意味が有るんですね。
(appropriation は、他には『(金などを)充当(すること)、 割り当て、充当金』などの意味を持ちます。)

🇺🇸

特にアメリカでマイノリティの文化を不用意に扱うと、
このcultural appropriation 文化の盗用ということで炎上するみたいですね。
最近、この観点で
Stay mindful of your costume choices this Halloween.
「今年のハロウィンでは、衣装選びに気を配りましょう。」
というご注意のtweet が出てました。

外国人が着物がきれいだから着てみたいと言えば、日本人はうれしく思う場合の方が多いんじゃないでしょうか。これ、そこにRespect があるかどうかが大きいですけどね。
以前に矯正下着にKimonoという商品名を付けようとして炎上したケースはあるそうですけど、文化を尊重されずに商売に利用されるのは不愉快な感じはします。

今の時期で言えば、
日本人がハロウィンで騒ぐのは、Cultural appropriation 文化の盗用なんじゃないでしょうかね。渋谷での大騒ぎにRespect は無いんじゃないかな。

 

ラグビー日豪戦の英語記事タイトル2―🏉―#つぶやき英単語 1445

(2021.10.24)

興味のあることを通して学ぶというのは、なんか理想的な感じがしませんか?
ということで、にわかラグビーファンとして、
日本代表Brave Blossoms対オーストラリアWallabiesのテストマッチの英文記事タイトルの表現をチェックしてみました。
(昨日も一つ取り上げたので、今日はそれ以外ということになります。)

Wallabies scrape past Japan to make winning start to spring tour
「ワラビーズが日本を振り切り、春のツアーを勝利でスタート」

https://www.theguardian.com/sport/2021/oct/23/rugby-wallabies-hold-on-against-japan-to-make-winning-start-to-spring-tour
★ scrape past は『~を振り切る、勝利する』の意味です。

Rugby: Japan fall 32-23 to Australia in entertaining battle
「ラグビー:日本、接戦の末、オーストラリアに32-23で敗れる」https://mainichi.jp/english/articles/20211023/p2g/00m/0sp/047000c

Rugby: Wallabies hold off Japan for fifth straight victory
「ラグビー:ワラビーズが日本を抑えて5連勝」
https://www.nzherald.co.nz/sport/rugby-wallabies-hold-off-japan-for-fifth-straight-victory/UOSCNGWUU4OVKVSKWMD3DNAXWU/

‘Rusty, frustrating’: Wallabies take ‘a step backwards’ but make it five straight
「鈍くて、フラストレーション:ワラビーズは一歩後退したものの、5連勝を達成」
https://www.foxsports.com.au/rugby/wallabies/wallabies-vs-japan-2021-live-test-rugby-scores-results-highlights-video-updates-australian-rugby/news-story/f410a8bdb9c65a62003c95fae822c743

オーストラリア側から見ると、日本に追い上げられているようでは心もとないということなのでしょうか。一歩後退 a step backwards とか言われてます。
まあ、日本も、これから調子を上げて、11月の試合は3連勝したいところですね。

フリーサイズは英語で何?―👕―#つぶやき英単語 1439

(2021.10.16)

衣服や帽子などでフリーサイズというのがありますが、このフリーサイズ Free Size というのは和製英語らしいです。
(日本や一部アジアの商品説明ではfree size の記述が多いようです。オンラインショッピングの世界的広がりを見ると、いずれ認知されるのかもしれませんが、現時点の辞書ではfree size は和製英語認定になっています。)

そこで、『フリーサイズ』を和英辞典でひくと、
one-size-fits-all やone size fits all という訳語が出てきます。

自作例文です。
These one-size-fits-all gloves are made of highly stretchable material.
「このフリーサイズの手袋は伸縮性の高い素材でできています。」

フリーサイズ=one-size-fits-all の商品は、
例えば、伸縮性が高かったり調節できたりでサイズ対応範囲は広いのでしょうが、
本当にどんなサイズの人にも合うということでもないようです。
また、使えたとしても、フィット感が悪い場合も当然有ります。

🧤

one-size-fits-all は比喩的な使い方では、
『(方法・解決策などが)それ一つでどんな場合にも通用する、汎用的(画一的)な』や
『(薬などが)万能の』の意味にもなります。
この意味の one-size-fits-all は 少しネガティブな文脈で使われる場合があるようです。
日本語でも「画一的な対策」と言ったら、何か細かな配慮を欠いていて、うまくいきそうにない感じがしますよね。

There is no one-size-fits-all solution to promote the various local economies.
「様々な地域経済の振興に万能の解決策はありません。」

本当は、one-size-fits-allで全てが解決できれば、そんないいことはないのですが、
世の中それほど単純じゃないということでしょう。



ditch は?―🙈―#つぶやき英単語 1437

(2021.10.15)

ditch に は『見捨てる、ほったらかす』や『(学校などを)さぼる、ずる休みする』の意味があるそうです。

🏫

記事のタイトルにこんなのが有りました。
Kyrsten Sinema ditches Senate negotiations for fundraising trip to Europe
「キルステン・シネマ上院議員、上院での交渉をさぼってヨーロッパに資金調達の旅へ」

この方はアリゾナ州から出ている民主党の上院議員だそうです。
細かいことは分からないんですが、議論が必要な重用局面で外国行って資金集めするのは、上院議員として批判されてもしょうがないのではないでしょうか。

ditchには名詞で『溝、排水溝』の意味があり、
これに対応して『溝を掘る、溝に落とす(落ちる)』の動詞としても使われるようです。

Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428

(2021.9.28)

Rugby Championship のRound 5 として、ニュージーランド All Blacks と南アフリカ Springboks の試合が先週末に有りました。結果は、19-17の接戦でした。

このラグビーの試合、ハイライトだけ見たんですが、弟の方のバレット選手のペナルティキックで最後にオールブラックスが逆転したんですね。

その試合の英文記事タイトルをいろいろ見たら、
わりと面白い表現を見つけたので、ちょっと情報おすそ分けさせていただきます。

① Rugby-All Blacks edge Springboks in 100th test to win Rugby Championship
「100回目のテストマッチでオールブラックスがスプリングボクスに僅差で勝ち
ラグビーチャンピョンシップを制す」
この場合のedge は動詞で『(相手を)僅差で破る』の意味です。
(https://jp.reuters.com/article/uk-rugby-union-championship-nzl-zaf-idUKKBN2GL07O)

② Rugby Championship – New Zealand 19-17 South Africa: All Blacks seal title with late penalty
「ラグビーチャンピオンシップ – ニュージーランド 19-17 南アフリカ:
オールブラックス、終盤のペナルティでタイトル獲得」
seal ~ with … で、『…により~を決定付ける、を固める』の意味になるようです。
ペナルティキックで勝ってタイトルを決定付けたわけですね。
(https://www.bbc.com/sport/rugby-union/58689678)

③ New Zealand pip South Africa in 100th Test to claim Rugby Championship
「100回目のテストマッチでニュージーランドが南アフリカを破り、ラグビーチャンピョンシップを制覇」
ここでのpip は『(相手を)打ち負かす』の意味の動詞です。
(https://www.rugby.com.au/news/all-blacks-springboks-how-to-watch-australia-centurion-test-live-blog-live-scores-time-teams-match-report-2021925)

④ All Blacks deny Springboks at the death in Rugby Championship
「ラグビーチャンピオンシップで 死闘の末 オールブラックスがスプリングボクスを倒す」
ちょっと、これ訳に自信ないけれど、こんな言い方も有るんだなと言うことだけ
覚えておきましょう。
(https://www.theguardian.com/sport/2021/sep/25/all-blacks-deny-springboks-at-the-death-in-rugby-championship)

記事のタイトルは一行で目を引かないといけないので、簡潔かつキャッチーな表現を使うのだと思います。記者さんのセンスが問われるところかもしれません。

個人的な感想ですが、All Blacks や Springboks でも、特に日本のチームでプレーしていた選手は、つい応援したくなりますね。

cryptocurrencyは?―💰―#つぶやき英単語 1427

(2021.9.26)

最近、英語のニュース記事でcryptocurrency という単語を見かけるのですが、
『暗号通貨』のことだそうです。

🤑

速報: 中国中央銀行、暗号通貨関連の取引はすべて違法と発表

Wictionaryに出ている説明を引用すると
cryptocurrency 
A digital currency based on a cryptographic system.
暗号通貨
「暗号システムを利用したデジタル通貨」
だそうです。
(cryptographic は『暗号の』で、cryptograph が『暗号』です。)

デジタルでやり取りができる資産で、暗号によって安全性が確保されているもののようなんですが、いまいちよく分かりません。

そもそも、何でそんなものが通貨として通用するのかも分かりません。
(本物の通貨だって何で数字が印刷された紙が物と交換してもらえるのかだって、
突き詰めると分からないんですけど。)

中国でcryptocurrencyを法的に禁止するらしいのですが、これがどう影響するのかもよくわかりません。
まあ、とりあえず言葉としては覚えましたので、その分だけは僕の得になったことは確かです。

学会の英語名のパターン―📚―#つぶやき英単語 1424

(2021.9.22)

学会の英語名にはいくつかパターンがあるようです。
ちょっと前に書いたSocietyがつくものもその一つですが、他にもあるのでちょっと分類して例を挙げてみます。

Society がつく学会名
 国際エイズ学会  International AIDS Society
 米国人工臓器学会 American Society for Artificial Internal Organs
 (社)日本動物学会  The Zoological Society of Japan
 (社)日本水産学会  The Japanese Society of Fisheries Science 
 (社)日本数学教育学会  Japan Society of Mathematical Education, JSME
など

Association がつく学会名
 家政学会  Home Economics Association
 コンピューター学会  Association for Computing Machinery (ACM)
 (社)日本感染症学会  The Japanese Association for Infectious Diseases
 日本哲学会  Philosophical Association of Japan
 日本私法学会  Japan Association of Private Law
など

Institute がつく学会名
 (社)石油学会  The Japan Petroleum Institute, JPI
 (社)日本エネルギー学会  The Japan Institute of Energy, JIE
 米国建築学会  American Institute of Architecture
 米国宝石学会  Gemmologists Institute of America
 (社)電気学会  The Institute of Electrical Engineers of Japan, IEEJ
 など

その他 academy, conference などがつく学会名
 米国聴覚学会  American Academy of Audiology
 万国家禽学会  the World Poultry Science Conference
米国放射線科医学会  American College of Radiology
など

僕が見た中では、最も多数派がSociety で、Association、Instituteが続く感じです。
その他は少数派になります。

それぞれ、学会に当たる単語が来る位置、国や地域の付け方でバリエーションが有りますし、細かな点では定冠詞が付くかなどでも違いが出ます。

日本赤十字社の英語名は?―🏥―#つぶやき英単語 1422

(2021.9.20)

馴染みのある団体の名前でも、それを英語で何というかと聞かれると、
すっとは出て来ないかもしれません。

🏥

で、「日本赤十字社は英語で何というか」なんですが、
今日たまたま見かけた車に答えが書いてありました。

日本赤十字社は Japanese Red Cross Society なんですね。

米国赤十字社 American Red Cross Society
英国 赤十字社 British Red Cross Society
のような例に合わせて Japanese Red Cross Society になっていると思われます。

society は『社会、社交』などの他、『会、協会、学会、組合、団体』の意味もあって、
団体名にもよく使われています。
日本塗料協会  Japan Paint Society
日本獣医学会  Japanese Society of Veterinary Science
日本天文学会  Astronomical Society of Japan
日本鋳造工学会  Japanese Foundry Engineering Society    など。
これらでは、Societyは協会、学会に当ります。

赤新月社(イスラム圏の赤十字社に当たる団体)の英語名は、 Red Crescent Society となります。
これらの赤十字社や赤新月社のように、社=Societyとしている団体名はレアケースだと思います。