同調圧力は英語で何?―🙀―#つぶやき英単語 1375

(2021.6.8)

『同調圧力』とは、ある集団の中で少数意見をもつ人に対して、多数意見に合わせるようにかかる暗黙の心理的圧力のようなことですね。
これを英語では、peer pressure というそうです。だそうです

peerは、『同等のもの、仲間』の意味です。

peer pressure のAMERICAN HERITAGE DICTIONARY での定義は
 Pressure from one’s peers to behave in a manner similar or acceptable to them.
「集団と同様な、あるいは集団に受け入れられる行動をとるよう、仲間からかかる圧力」
だそうです。

集団でベクトルを合わせることが必要な場合もありますから、
同調圧力 peer pressure のような作用が働いても一概に悪くはないと思います。
ただ、程度問題かと。
度が過ぎると、息苦しい感じになっちゃいますよね。

ひとりよがりは英語でなに?―🤥―#つぶやき英単語 1366

(2021.5.18)

『ひとりよがり』を和英辞典で調べたら、complacency という単語が出てきました。
これは、complacence でも『ひとりよがり、自己満足』と出ていてほぼ同じ意味です。

 例文書いてみます。
 They are in a state of complacency.
 「彼らは自己満足に陥っている」

『ひとりよがりの、自己満足の』を表す形容詞は、complacent になります。

  Please refrain from making complacent statements.
「ひとりよがりな発言はつつしんでください」

🕺🏼

self-satisfactionという言葉も『自己満足、ひとりよがり』の意味で辞書に載っています。

   His act is just self-satisfaction. 
   「彼の行為は他だの自己満足です」

そもそも、ひとりよがりというのは
「他人の意見を無視して、自分だけでよいと思い込んでいることや、その様」です。

ひとりよがりは、漢字を使えば『独り善がり』です。
独善というやつか!

ちなみに、『独善』を辞書で引くと、self-complacence と出てました。
complacency や complacence には、self- のついたパターンも有って、
これもほぼ同じ意味になるんですね。 なるほど。


自己暗示は英語で何?―👍―#つぶやき英単語 1358

(2.21.4.29)

『自己暗示』は英語で autosuggestion と言うそうです。

この auto- は、『自己の』の意味の接頭辞です。
autobiography なら、auto-自分のとbiography 伝記で『自伝』になります。

suggestion はよく『提案』の意味で使われますが、『暗示』の意味もあるんですね。

英英辞典のサイトに載っていたautosuggestion の説明は
The hypnotic or subconscious adoption of an idea that one has originated oneself, e.g. through repetition of verbal statements to oneself in order to change behavior.
「行動を変えるために、自分自身に言葉を繰り返すなどして、自身から発したアイデアを催眠的または潜在意識的に取り入れること。」 のようなものでした。
(日本語は僕に訳なので、こなれてないですが。)

とりあえず、自分で positive な言葉を意識的に使うだけでも、何か視界が開けていく気がします。

明日はきっといい日になりますよ。
Tomorrow will be a good day for us.

complexity bias は何?―🧩―#つぶやき英単語 1357

(2021.4.28)

complexity bias という言葉が、
オンライン英会話の先生との会話の中で出てきたんですけど
「複雑な概念を過度に信用してしまう論理的誤り」とでもいうのでしょうか。
あるいは「単純なことより、複雑なことの方を好んだり、正しいと思ってしまう」ようなことだと思います。

この言葉で検索すれば英語の記事が出てきます。
例えば
Complexity Bias: Why We Prefer Complicated to Simple
「Complexity Bias : なぜ私たちは単純さより複雑さを好むのか」
など。

🧩


でも、英和辞典で引いても出てこないんです。直訳なら「複雑性バイアス」なんでしょうが、日本語として使われてるのか、今のところ確認とれていません。

ただ、この言葉の意味するようなことは確かにあると思います。
複雑な方が、単純なものより良いように思う傾向は割と普通じゃないでしょうか。
そもそもcomplexity bias とか難しい専門用語使った方が、もっともらしく聞こえたりするのもそういうことですよね。

calculating person は?―🧮―#つぶやき英単語 1315

(2021.1.29)

calculating person は、人間コンピューターみたいな意味ではなくて、『打算的な人』の事なんです。

まあ誉め言葉ではないですね。

🧮

calculating は『計算用の』のような使い方もされますが、
『打算的な、計算高い』の意味も有るんです。
いつでも計算しているという感じなんでしょう。

例文です。
He is a calculating person, so we have to be cautious with him.
「彼は打算的な人物なので、用心して付き合わなければならない。」

ちょっとこんな風には言われたくないですね。
全く計算できないというのも困りものですけれど。

英語で「トイレのしつけがされた猫」は?―🚽―#つぶやき英単語 1312

(2021.1.27)

トイレのしつけがされた猫は、potty-trained catsというんですね。

potty-trained が『トイレのしつけがされた(できた)』という意味の単語で、
これは子供にでもペットにでも使えるとのこと。

potty-training なら、『トイレのトレーニング』です。

🚽

名詞のpotty は『(子供用の)便器、おまる』です。
これは、pot (chamber pot 寝室用便器)+ -y(小さいことを表す接尾辞=小指辞)で、小さな室内用便器=おまるになるわけです。

ちなみにpotty には、『いかれている』などの意味の形容詞も有るんで要注意です。

🚻

自作の例文です。

This hotel allows your cat to stay with you if he is potty-trained.
「このホテルは、あなたの猫がトイレのしつけができていれば一緒に泊まれるんですよ」

(猫よりも、飼い主の方のしつけが問題だったりして。)

flint and steel は?―🔥―#つぶやき英単語 1306

(2021.1.12)

flint and steel は、『火打ち道具(火打ち石と打ち金)』だそうです。

flint は燧石(すいせき、ひうちいし)と言われる硬い岩石の一種です。これを、鋼鉄に打ちつけて火花を出して、火おこしなどに使うことができるんですね。

flintが火打ちに使われる代表的な石ということで、英語ではflint = 火打石ということになってるんだと思うんですが、実際には他にも火打に使える岩石はいろいろあるようです。現に、通販サイトでは、石英 quartz、瑪瑙 agate、アメジスト amethyst などが火打石として売ってたりします。

🪔

 最近、僕が仕事に行くときに、うちの奥さんが火打石と打ち金をカチカチと当てて火花を出す「切り火」というのをやってくれるんです。
 時代劇の中とかでも出てくる習慣ですが、これは火で邪悪なものを払い、無事な帰りを願うというような意味のまじないのようなものです。(僕は銭形平次か?) 
 でも、カチカチという音で送り出されると、なんか気持ちが引き締まる感じがして、いいもんですよ。(無事に帰ってきてほしいと思われていて、よかった。)

自作例文です。
In the old Japanese custom called ‘Kiribi’, a flint and steel is used to produce sparks for dispelling evil spirits.
日本の古い風習である「切り火」では、邪気を払うために、火打石と打ち金を使って火花を出します。

火打ち道具 flint and steel は、割と簡単に火花が出せるものが売っています。サバイバル的な意味でも持っていて役に立つことが有るかも知れません。

運転手付きの自動車 は英語で?-🚘-#つぶやき英単語 1271

(2020.11.20)

お抱え運転手が付いている自動車は、chauffeured car と言うんですって。

chauffeur は名詞なら『(お抱え)運転手』で、動詞なら『運転手を務める』です。
語源は「ヒーター係」の意味のフランス語とのこと。

😊

僕には縁がないかもしれないけど、言葉知っておくのは悪くないですよね。

midwife は?―👶―#つぶやき英単語 1251

(2020.10.9)

midnightは真夜中、じゃあ midwifeは?
真のワイフとかではありませんよ。

ある人のプロフィール見てたら、midwife が職業名として書いてありました。
これで『助産師』なんですね。
辞書だと『助産婦、産婆』とも出てて、主に女性に用いる言葉のようですけど、
そのプロフィールの人は男性でした。まあ、そういう方もいるということで。

👩🏻‍⚕️


mid には「中央の、中間の」の意味があって、例えば、
midnight は、真ん中の夜=真夜中ですね。

でも、midwife は古語英語のmidwifが語源で、
この場合のmid は、「with =いっしょに」みたいな意味なんですって。
で、wifは「女性」の意味。
だから、midwife は女性=妊婦さんと一緒にいてくれるというか、一緒に頑張ってくれる人、つまり産婆さんとか助産師さんということなんじゃないですかね。

(子供が生まれた時とか思い出すと、助産師さんには本当にお世話になったって感じでした。まあ、僕が生んだんじゃないんですけど。)

また、midwife には、物事を生み出す時に産婆のような役目をする人のことを表すことも有ります。

The American Heritage Dictionary にはこんな例文が出てました。
“In the Renaissance, artists and writers start to serve as midwives of fame” (Carlin Romano).
ルネッサンス期には、芸術家や作家は名声を生み出す手助けをする役目を担い始めた。
カーリン ロマーノ

因みに、Midwiferyは『助産学』で、日本助産学会は、Japan Academy of Midwifery というそうです。

word saladってどんな意味?-🥗-#つぶやき英単語 1249

(2020.10.2)

word salad って言葉あるんですね。
でも、英辞郎でこれ引いたら、「言葉のサラダ」って出てて・・・。
そりゃそうかもしれないですが、意味不明!

Weblioでword saladを調べると、また「言葉のサラダ」と書いてあったのですが、
他の説明も有りました。

それによると、一つは心理学、精神医学関係で
「統合失調症などで現れる言語の支離滅裂さ」のことらしいです。

そして、
「文法としては正しいが意味が破綻している文章のこと」
「言葉を無作為に羅列して作成された、無意味な、しかし一見すると普通の文章に見えるような文のこと」
というようなことも出てました。

(なんか、salad サラダなんて適当に野菜混ぜときゃいいと思ってる人が作った言葉なのかな。)

🇺🇸

この言葉見つけたのは、
最近行われたアメリカ大統領候補の討論会の話題でだったんですが、
そんなに混乱した「言葉のサラダ」っていう感じだったんですかね?