マットレスのこと―😴―#つぶやき英単語 1525

(2022.2.15)

マットレスに毎日お使いで、一から十まで知り尽くしているというあなたに質問です。

Q1)マットレスの英語の綴りは? レはLかRかどっちでしょうか?
カタカナ語のラリルレロにはLなのかRなのか問題がついて回りますね。

これは、Rで、mattress が正解です。tが二つ、sが二つですね。
(less だと何かが無い感じになっちゃうもんね。)

Q2)マットレス mattressの語源は何語でしょうか?

mattress って、語感的にもなんか西洋的な感じがしますよね 。
ところが、これ「横たわるために床に投げ落とされたもの」と言う意味のアラビア語からきているんですって。

この mattress と言う言葉が英語に取り入れられることになったのには、
十字軍が関係しているらしいのですよ。
文化と文化が関わると、いろいろ影響があるんですね。

🛌

I’ve been experiencing a bit of insomnia lately. Can I sleep better if I get a more expensive mattress?
「この頃ちょっと不眠症君ぎみなんですけど、もっと高価なマットレスにしたら、よく眠ることができるんでしょうか?」

森林限界の手前?―🗻―#つぶやき英単語 1524

(2022.2.14)

将棋の藤井聡太五冠の話。(参考:Yahooニュース、元は報知新聞の記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/6de59e368f14e53e046a0042e38770e493d2b1fd )

王将位を取って五冠になった翌日の会見で、
「将棋において達した地点は、富士山なら何合目か?」という記者の質問に対し、
藤井五冠は
「将棋はとても奥が深いゲームで、どこが頂上なのかは全く見えない。まだ頂上が見えない意味では、森林限界の手前。上の方には行けてないです」と答えたそうです。

藤井五冠の答え、英語にするならこんな感じでしょうか。
Shogi is a very deep game, and it is hard to see where the top is at all.
In the sense that I can’t see the top yet, I am still before the forest limit.
I haven’t reached the high point.

『森林限界』 forest limit は、木が生育できず森林を形成できない限界線のことです。
山では、ある高度以上で森林が見られなくなりますが、その境目の事ですね。
地理が好きな人らしい言葉のチョイスですね。
でも、5冠を持っている将棋のが森林限界の手前だったら、他の人はどうなっちゃうんでしょうか。

🌲

だけど、このセリフは応用が利きそうです。
例えば、Shogi というところにEnglish と入れれば、こんな感じになります。

English is a very deep language, and it is hard to see where the top is at all.
In the sense that I can’t see the top yet, I am still before the forest limit.
I haven’t reached the high point.
「英語は奥が深い言語で、どこに頂上があるのか全く見えません。
まだ頂上が見えないという意味では、森林限界の手前ということになります。
高いところに到達していないんです。」

なんか、かっこいい。
本当は僕なんかだと森林限界どころか、山梨県や静岡県に入る手前ぐらいなんですけど。

レモン以外の意味のlemon?―🍋―#つぶやき英単語 1523

(2022.2.13)

lemonという単語はレモンという意味以外でも使われる場合があるのをご存知ですか?

lemon を英和辞典で引いたら第一に出てくる意味は『レモン』なわけですけれど、
口語的な使い方として『できそこない、欠陥品』や『不快なもの(人)』という意味も出てきます。

🍋

Weblioに載ってる例文では
This car’s a real lemon. 「この車は全くの欠陥車だ」

レモンは酸っぱくて普通にパクパク食べられるわけではないので、
フルーツとして一番好きと言う人は少ないと思います。
甘みを加えて飲料にしたり、料理の味を引き締める場合にはモンの良さが出るので、
欠陥品の代名詞のように言うのは酷な気はしますけど。


英語で「元素の周期表」は?―🧪―#つぶやき英単語 1522

(2022.2.12)

化学の授業で出てくる『元素の周期表』は英語で何というでしょうか?

periodic table of the elements と言うのですね。
periodic table だけでも通じます。

elements『元素』の periodic 『周期的な』∔ table 『表』ですから、まあそのまんまなのですけれど。

原子量で並べると周期的に似た性質の元素が存在しているのを periodic law 周期律と言うのですが、これを表に整理して見やすくしたのがperiodic table 周期表です。

🥼

日本語と英語の元素名や元素記号の対応が分かりにくい元素が有るので、
その辺確認するために隙間時間でPeriodic Tableにまとめてみました。
(なんやかや1週間ぐらい、いじくっていた気がします。)

これが僕がEXCELで書いた元素周期表で、元素の英語名と日本語名を並べています。
This is the periodic table of elements that I made using EXCEL, showing the English and Japanese names of the elements.

英語での元素名の読み方や、日本名との違いなどについては、今までにもちょっと書いたんですけれど、ちょっと別にまとめようと思ってます。今日は周期表だけで満足しました。

→関連記事)Sodiumとか

英語で「建国記念の日」は?-🇯🇵-#つぶやき英単語 1521

(2022.2.11)

今日、2月11日は『建国記念の日』ですね。
英語では National Foundation Day ですと。

foundationが『創立、設立』の意味になりますね。 

建国記念日じゃなくて建国記念の日なんですよね。
「の」の微妙なニュアンスは、この日が近代的な意味で日付の確かな記念日ではないということから来ていると思います。

Wikipedia の英文での説明を引用させていただきます。
National Foundation Day February 11
This national holiday was established in 1966 (and first held in 1967) as a day to reflect on the establishment of the nation and to nurture a love for the country. From 1872 to 1948, February 11 was known as Kigen-setsu (紀元節), a holiday commemorating the day on which—according to the Nihon Shoki— the legendary Emperor Jimmu is said to have acceded the throne in 660 BCE.

訳はこんな感じです。

建国記念の日 2月11日
「この国民の祝日は、建国をしのび、国を愛する心を養うための日として、1966年に制定された(1967年に初実施)。1872年から1948年までは、2月11日は「紀元節」として知られ、日本書紀により伝説的な神武天皇が即位したとされる日(紀元前660年)を記念した祝日であった。」

これは、長い歴史の所以ということでしょうね。
何にしても、人々が紡いできたこの国の歴史や伝統を尊重することは大切なことだと思います。

(とりあえず、今日は祝日で良かった。仕事に出かけないから、昨日の雪で道が凍結してるとか心配しなくていいし。)

snow angelは?―❄―#つぶやき英単語 1520

(2022.2.10)

snow angelは? (答えは最後)

雪が降っているので、snow がつく言葉で面白げな奴をいくつか。
(英辞郎調べ。へそ曲がりなピックアップのため実用性は不問でお願いします。)

⛄

snow job 『嘘を本当だと信じ込ませること、口車、でっち上げた話』
snow someone with 『(人を)信じさせようとする』
そもそも、snow は他動詞として『(うまいこと言って人を)説得する、たらし込む』の意味になるんですね。(アメリカの俗語だそうですけど)

snow monkey 『ニホンザル』
北限のサルのイメージですね。

snow off 『雪のために中止する』
 The soccer game was snowed off.
「そのサッカーの試合が雪で中止になった」

snowball into a major issue 『(小さな問題などが)急激に大きな問題になる』
snowball は動詞として『雪だるま式に増大する(させる)』の意味を持ちます。

🏂

最後に
snow angel  『新雪の上につけた人型』
これ、雪の上に寝転んだ状態で両腕を上下に動かすと、起き上がった時に天使の形のように見えるからなんですって。
きれいな雪の上ならちょっと試してみたいかも。

関連)snow cone は?

chime in は?―🔔―#つぶやき英単語 1519

(2022.2.9)

chime in というイディオム、どんな意味かご存知ですか?

chimeという単語は、チャイムとして日本語にもなっており、
名詞としては『(調律した)ひと組の鐘、鐘楽』、『チャイム(の音、装置)』や
『旋律、調和』などの意味が有ります。

これ動詞にもなって、『(鐘を)打つ、奏する』のような他動詞の用法もありますし、
『チャイムが鳴る』のような自動詞としての使い方も有ります。

自動詞としては、chime with ~の形で『(ものが)~と調和する』という意味でも使われます。

🔔

で、chime in なんですが、
『(歌などに)合わせる、(~と)調和する』や『同意する、相づちを打つ』などの意味があります。
これに加えて、『話に割り込む』と言う意味も辞書に出てるのですよ。
ただ、この意味でも、同意しながら横から口を出すような場合に用いるのが適当だと考えられます。

例えばこんな感じかと、
When we were talking bad about our boss, Tom chimed in.
「ボスの悪口を言っていたら、トムが口をはさんできた」

トムも上司の悪口を相当言ったんじゃないかな。

関連)For Whom The Bell Tolls は?

英語で「魔性の女」 は?―💃―#つぶやき英単語 1518

(2022.2.8)

『魔性の女』って英語で何というでしょうか?

辞書サイトのWeblioで『魔性の女』を調べたら enchantress と出てました。
逆に enchantress で調べると『魔法使いの女、魔女』『魅惑的な女』と。

enchant は動詞で『魔法をかける』『(魔法のように)魅了する』の意味です。
-ress は女性を示す名詞を造る接尾辞です。
なのでenchantress は、魔法のように魅了する女性=魔性の女ということですね。

他にも表し方はあるでしょうけど、ここではWeblioの顔を立てて
魔性の女=enchantress ということにしときましょう。

例文です。
One of the important characters in this story is the enchantress who follows the main character around.
「この物語の重要な登場人物の一人は、主人公に付きまとう魔性の女です」

幸いにもか、不幸にもか分かりませんが、現実ではそんなに魔性の女にあったことはありませんけどね。

関連)両手に花は?


invictus は?―🏉―#つぶやき英単語 1517

(2022.2.7)

今さらですが、2009年作の「インビクタス/負けざる者たち」という映画をAmazon Prime で見ました。南アフリカでのラグビーワールドカップとマンデラ大統領の関りが描かれていて、なかなか良かったです。
(南アフリカの代表チーム Springboks とニュージーランドのAll blacks の決勝戦、こんな展開だったのか!)

このinvictus という単語、辞書サイトWeblioで調べると日本語訳が出てないんですよ。(映画の解説は出てるんですけど)

唯一、Weblioに含まれているWictionary の英英での説明で、
invictus の類語がいくつか出ていましたので、それをお勉強しとこうと思います。
意味は、1と2に分かれていて
1) unconquered=征服されない
   unsubdued=支配されていない
2) invincible=征服できない、無敵の、頑強な
   undisputed=意義のない、明白な
   undefeated=無敗の

映画のサブタイトルに「負けざる者たち」とあるように、
征服されない、負けない、というような意味なんですね。

ただ、invictus という単語の良く分からないのは、ろくに辞書に出ていないのに
映画だけでなく、音楽や小説のタイトルになっているらしいということです。
何でなんでしょうか。

結論は無いんですけれど、まあ、ついでに類語もチェックできたから
よしとしておきましょう。

関連) Rugby Championship Round Five : All Blacks vs Springboks の記事タイトルで拾った表現―🏉―#つぶやき英単語 1428

24/7 の小噺?―#つぶやき英単語 1516

(2022.2.6)

どこの国でも人ってえのは長い言葉や堅苦しい言葉を使わずに
省略したり記号にしたり、まあ古い言葉にすりゃあ符牒というような
言い換え・書き換えをするもんでして。
その中で、数字が入った符牒ってのも有るんですな。

例えば、24/7 はご存知? 
(分数? ・・・)

🌞

かの大英帝国 の言葉、英語の話なんですが、
24/7は、24 hours a day, 7days a week 。
一日24時間、週7日のことだそうです。
all the time 『いつも、常時』という意味ですが、
わが日本語で言うところの「四六時中」に似ておりますね。
四掛ける六が二十四、一日の二十四時間中ってことで、
どこの国でも人は人、同じような発想をするものでございます。

蛇足ですが、四六時中は、もともと「二六時中」だったんだそうですな。
昔の「 いっとき(一刻)」は昼や夜を六等分したものなので、
昼の六刻と夜の六刻を足した二六時はちょうど一日ということになるのでありますよ。
時の数え方が変わって言い方も改まったわけで、まさに「言葉は世につれ」ということですね。

🌛

24/7の使い方はこんな感じで。
He was exhausted from being forced to help out at his family’s 24/7 convenience store.
「彼は家業の24時間年中無休のコンビニを手伝わされて疲れ切っていた」
(セブン-イレブンなのに、24/7とはこれいかに。)

The convenience store is open 24/7.
「そのコンビニは24時間365日営業だ。」
のようにも使えます。形容詞でも副詞でも行けるタイプなんです。

今、こんな流行り病でおかしな世の中でもコンビニが有ってありがたいと思います。
コンビニの方々、いつもありがとうございます。🙇
経営される立場では感染対策からバイトさんの確保まで何かとご苦労あるかと思います。
近所に商売敵も有ったりしてむずかしいところですが、
ご家族の方にも負担が大きかったりするなら、無理に24時間年中無休でなくてもいいと思うんですけどもね。

まあ、24/7なだけに、割り切れない話ということで。