キューティクルの英語は?―💇🏻‍♀️―#気になる英語調べ隊 2414

(2025.1.21)

シャンプーのコマーシャルとかでお馴染みのキューティクルは、
髪のもっとも外側にあるウロコ状の形をした表皮です。
これには、毛表皮や毛小皮という言い方も有るそうですが、
もはやキューティクルの方が通じやすいですね。

このキューティクルは、英語で書けば cuticle です。

ただ、cuticle は必ずしも髪の毛の表皮だけを指す言葉ではありません。
例えば、研究社の新英和中辞典では
『表皮、(つめの付け根の)あま皮、(植物の) 上皮』のような訳は出ていますが
髪に関する記述は有りません。

知らなかったけど、爪にもcuticleが有るんですね。

なので、いわゆるキューティクルのことを言うのなら
hair cuticle とした方が誤解が無いと思います。

Inauguration Day は?―🇺🇸―気になる英語調べ隊 2413

(2025.1.20)

Inauguration Day は、『(米国の)大統領就任式の日』です。
4年に1回、大統領選挙の次の年の1月20日が Inauguration Day です。

inauguration が『就任、就任式』の意味ですね。

President-elect Donald Trump and First Lady Melania Trump arrived for a service at St. John’s Church on Inauguration Day, Jan. 20, 2025, in Washington
2025年1月20日、就任式の日にドナルド・トランプ次期大統領とメラニア・トランプ夫人がワシントンのセント・ジョン教会での礼拝に到着した

このInauguration Day が、何か大きな変わり目になるかもしれませんね。

「生ハム原木」の英語は?―🍴―#気になる英語調べ隊 2412

(2025.1.19)

ぼくにはあまり縁がないのですが、
世の中には「生ハムの原木」というものがあるそうですね。

生ハムの原木は、スライスする前の丸ごとの生ハムの塊で、主に豚のももの形のままのものを指します。これには骨付きのもの(bone-in)と、骨を抜いたもの(boneless)があるようです。

この『生ハムの原木』を英語では、
whole leg of prosciutto や whole leg のように呼ぶようです。
『生ハム』を意味するprosciutto はイタリア語由来です。

実際にオンラインで
Authentic Prosciutto di Parma Whole Leg 「本物のパルマ産生ハム原木」のような説明で生ハム原木が売られています。
ぼくが見たものは、通常価格が $263.65(156.3円/ドルで41208円)でした。

なお、これが何で「原木」と呼ばれるのかははっきりしませんが、
外観や表面の色・質感が木材のように見えるからかもしれません。
外国語の名称には、原木に関係するような表現は含まれていないので、
本当に何でこう呼んでいるのかよく分かりません。
(誰か、知ってる方教えてください)

本日の白銀ノエルさんの配信で、『生ハム原木』の話が出ていたので調べました。

「埋蔵金」の英語は?―💰―#気になる英語調べ隊 2411

(2025.1.18)

『埋蔵金』は英語では buried gold あるいは buried treasure です。

bury が『埋める』なので、buried は 『埋められた』になりますね。

例文です。
Her finding that old chat exchange was like finding buried treasure.
「彼女がその古いチャットのやりとりを見つけたのは、
埋蔵金を見つけたようなものだった。」

今日、ホロライブのノエル団長が配信中に面白い古いチャットを見つけたのを
「埋蔵金を見つけた」のように言ってました。
お金よりも大切なものも有りますからね。

(関連投稿→白銀ノエルさん関係

one of a kind は大谷選手のこと?―⚾―#気になる英語調べ隊 2410

(2025.1.17)

one of a kind は『ユニークな、他に例のない、唯一無二の』の意味です。

これ、大谷翔平選手みたいなことと思っておけば間違いなさそうです。

2024年9月20日、大谷選手が50-50を達成した時のMLBのポストで、
この表現が連発されています。

Shohei Ohtani
One-of-a-kind achievement
One-of-a kind moment
One-of-a-kind player

大谷翔平 唯一無二の偉業 唯一無二の瞬間 唯一無二の選手

確かに大谷選手は、one of a kind だと思います。

関連投稿⇒大谷選手関係

walk the talk は?―🚶―#気になる英語調べ隊 2409

(2025.1.16)

walk the talk は似た音の繰り返しになっていて面白い表現ですが、
これで『自分の言ったとおりのことをする、有言実行する』の意味だそうです。

walk the walk という表現でも、
『(口先だけでなく)物事をきちんと実行する』の意味になります。

また、talk the talk というのも有って
『言うべきことを言、きちんと話す』という意味と英辞郎に出ています。
ただ、これは walk the talk や walk the walk とともに使われて、
「言うことは言う(けどやらない)」ということを表すのに使われる場合が有るようです。

例えば
He is the man who can talk the talk but can’t walk the talk.
なら
「彼は言うことは言うが、実行できないやつなんだ。」
のようないみですね。

この walk the talk という表現を
僕はオンライン英会話のBizmates のレッスンで覚えました。

sitting president は?―💺―#気になる英語調べ隊 2408

(2025.1.15)

今日、BBCのニュース記事タイトルで sitting president という表現を使っていました。

このsitting は文字通りの「座っている」ではなく、『現職の』の意味で使われています。
つまり、sitting president は『現職大統領』ということですね。

S Korea’s Yoon becomes first sitting president to be arrested
「韓国のユン氏、現職で逮捕される初めての大統領になる」

お隣の国もいろいろ大変そうです。

英語で「首都圏外郭放水路」は?―☔―#気になる英語調べ隊 2407

(2025.1.14)

「首都圏外郭放水路」は首都圏の水害防止のために作られた世界最大級の地下放水路で、
英語名は Metropolitan Area Outer Underground Discharge Channel (MAOUDC)です。
(Metropolitan Areaが『首都圏』、Outerが『外側の』、Underground『地下の』、Discharge Channel が『放水路』ですね。)

この地下神殿のような施設が有るのは埼玉県の春日部市で、申し込めば見学もできるみたいです。

「遠心分離」の英語は?―💫―#気になる英語調べ隊 2406

(2025.1.13)

英語で『遠心分離』はcentrifugal separation や centrifugationと言います。

この場合、centrifugal が『遠心力の、遠心力による』の意味になります。
遠心とは「中心から遠ざかろうとすること」で、
そのように働く力が『遠心力』 centrifugal force です。

遠心分離をするための『遠心分離機』は centrifuge と呼ばれます。
centrifuge は『遠心力を作用させる、遠心分離機にかける』の意味の動詞にもなります。

例文です。
The fine particles suspended in this liquid are removed by centrifugation.
Using this centrifuge, particles can be separated faster than by gravity sedimentation.
この液体中に浮遊する微粒子は遠心分離によって除去します。
この遠心分離機を使用すると、重力沈降よりも早く粒子を分離することができます。

もうジャッカルとは呼ばない!―🏉―#気になる英語調べ隊 2405

(2025.1.12)

今年になって日本ラグビー協会が、統括団体であるワールドラグビー(WR)に合わせるためにラグビー用語変更の通達を出したそうです。これにより、いくつかのラグビー用語が実際に変更されています。

たとえばボールを前に落とす反則は、これまでノックオン Knock-on と呼ばれていましたが、ノックフォワード Knock forward に変更になっています。
これ、言い慣れているので、しばらくはノッコンと言ってしまいそうです。

また、密集の接点で相手からボールを奪うプレーはジャッカル Jackal と呼ばれていましたが、これからは スティール Steal が正しい言い方になります。
Jackal は動物の名前に由来していましたが、Steal は『盗む、うまく手に入れる』なので、より直接的で意味は分かりやすいですね。
でもJackal の方がかっこいいような気もします。

これをする選手も ジャッカラー Jacklerでなく、スティーラー Stealer と呼ばれることになります。

埼玉パナソニックワイルドナイツのラクラン・ボーシェー選手はジャッカル Jackal の名手と言われていましたが、これからはスティール Steal の名手と言うのが正解ということになります。

( 以前の関連投稿 →「 Jackal を辞書で見たら」 「ラグビー×英語:jackler は?」 )