英国の通貨と安物買いの件-💷-#つぶやき英単語 1219

(2020.8.6)

英国の通貨と言えば、 ポンド pound です。
Sterling pound が正式名称で、この略号はSTGとのこと。
Great Britain Pound とも言い、この略号のGBPもよく使われます。記号は£ですね。
日本語では、スターリング・ポンド、英ポンドと言います。
(エジプトとか、通貨として「英ポンドじゃないpound」 を使ってる国が複数有ります。だから場合によっては、区別して語る必要があるわけです。)

ドル dollar にセントcentがあるように、
ポンド pound には補助通貨のペニー pennyが有ります。

pennyの複数形として、普通にpenniesというのが有るんですが、これは硬貨を数える時に使うもの。金額になるとpenceを使うんですって。

だから
One penny is worth 1/100th of a pound.
「1 ペニー は 1 ポンドの1/100の価値です。」
So, 1 pound is equal to 100 pence, right?
「なら、1ポンドと100 ペンス が 等しいということですね。」 

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Penny wise and pound foolish. という諺があります。

これ、「安物買いの銭失い」「一文惜しみの百失い」あるいは「木を見て森を見ず」的な意味らしいです。

要するに、
小さな金額の損得は考えても、大きな金額になると馬鹿な判断をするとか、
小さい見方しかできず、大局を見ない
ということですね。
(イギリスにも僕みたいな人がいるんだなと、
人のふり見て反省しようか)

urnは何?-⚱-#つぶやき英単語 1218

(2020.8.5)

この3文字の単語 urn は、『壺(つぼ)』のことなんです。

つぼっていうと pot とかもそうですけど。

脚がついてるような『飾りつぼ』は、urnなんですね。
Cambridgeの辞書サイトで、ガーデニングで使いそうなurnの写真も出てました。

また、『骨つぼ』はurnみたいですよ。
mortuary urn とかcinerary urn でも骨つぼです。
mortuary は『死の、埋葬の』みたいな意味で、cinerary は『納骨(用)の』ですと。

それに、つぼじゃなくなりますが、
『(蛇口つきの)コーヒー沸かし、紅茶沸かし』もurnなんだそうですよ。
なんか、ホテルのバイキングなんかで見たような気が。

urn は発音は、カタカナで書けばアーンです。
(甘えた感じのアーンとは違うアーンですからね)

英語で博物学は?-🦉-#つぶやき英単語 1217

(2020.8.4)

『博物学』は英語で Natural history と言うんです。
簡単な英語なんだけれど、知らないと出てこないですね。

The American Heritage Dictionary of the English Language でのNatural history の定義は、以下の通りです。

The study and description of organisms and natural objects, especially their origins, evolution, and interrelationships.
「生物や自然物に関し、特にその起源、進化、相互関係についての研究と記述」

狭い意味では、動物、植物や鉱物を含む自然物の種類、性質、分布などを整理分類する学問と言えます。広くとらえると、自然科学全般が関わってきます。

Natural history は『自然史』とも訳されます。
こちらの方が直訳で分かりやすいですが、これが博物学と同じものだと思っていませんでした。

Gunma Museum of Natural History は、群馬県立自然史博物館です。
(博物学博物館という名前はつけないんですね。)

up in the air は?-⛅-#つぶやき英単語 1216

(2020.8.3)

up in the air には、文字通り『上空で、上空に』の意味が有ります。
例えば、
 The wind was strong up in the air. 「上空では風が強かった」

🌬

でも、この他に up in the airには、
『(計画など)未定の、漠然とした』の意味も有ります。
これは、日本語の『宙に浮いた』に似た発想だと思います。

例文です。
The schedule of Tokyo Olympic games is still up in the air.
「東京オリンピックの競技スケジュールはまだ宙に浮いている」

また、up in the air は『とても幸せな、有頂天になって、興奮して、怒って』の意味にもなるそうです。
幸せでも怒りでも、興奮して舞い上がった状態が up in the air ということなのでしょう。

Since she told me a lie, I went up in the air. 「彼女がうそをついたので、私は怒った。」

😊

比喩的な意味でも、これぐらいだったらイメージでとらえて違和感ありませんね。

角栓は?ー😩ー#つぶやき英単語 1215

(2020.8.1)

ネットでなんか探してると、毛穴から角栓がきれいに取れる的なPRがちょいちょい入ってくるんですけど・・・。

この『角栓』は、horny plug , keratin plugやkeratotic plugと言うそうです。

plugが『栓』です。
hornyは『角(つの)のような』ということですね。
名詞ならhorn=角(つの)ですから。

keratin は『ケラチン』。髪や爪を形作るたんぱく質です。(動物の蹄や角なんかもね.)
keratoticは『角化の』だそうです。

『角栓』をWeblioで調べたら、例文のところに
角栓除去剤 KERATOTIC PLUG REMOVER(AGENT) とか出てますが、
出典が特許庁となっているので、これたぶん特許のタイトルです。

こういう特許が出てるってことは
毛穴をすっきりさせて、きれいな肌でいたいという需要が高いってことですね。

sugar glider ってそうなんだ。-😲-#つぶやき英単語 1214

(2020.7.27)

ラグビーのDavid Pocock選手のツイートで、
オーストラリアにsugar glider という動物がいるのを知りました。

このツイートには縄張り争いしている小さな動物 sugar gliders の動画がついてます。
(having a territorial dispute で「縄張り争いしている」なんですね。)

これ和名は、『フクロモモンガ』というんです。
モモンガは木から滑空する動物だから、gliderなんですね。

フクロというところから分かるように、sugar slider は有袋類の動物です。
ついでに言うと、有袋類は英語で marsupial です。
Pocockさんの文でも
Amazing little marsupials. 「驚くべき小さな有袋類」と書いてあります.

で、sugar glider のsugar なんですが、甘い食べ物好きだかららしいんですよ。
その辺はざっくりしてますけど。

この基準で言ったら、僕も甘いもの嫌いじゃないので、
そのうちに「sugar爺」とか呼ばれることになるのかも。

今日の表現
sugar glider フクロモモンガ
marsupial 有袋類
territorial dispute 縄張り争い、領土紛争
have a territorial dispute 縄張り争いをする

黒にオレンジの君はだれ?-🍊-#つぶやき英単語 1213

(2020.7.25)

道で、黒とオレンジのツートーンでとげとげの毛虫が歩いているの発見。君は誰かな?

英語の名前どころか、日本語の名前も知らないけれど、
こういうの調べるの面白いじゃないですか。

道で遭遇した黒とオレンジの幼虫君
Larva of Indian Fritillary

「黒 オレンジ 毛虫」 で検索したらすぐ分かりました。

ツマグロヒョウモンという蝶の幼虫ですと。
漢字で書くと「褄黒豹紋」 (なんか暴走しそうな・・)

こんな蝶になるんですね。

うさぎ屋写真さんによる写真ACからの写真

で、英語名は Indian Fritillary というそうです。
ラテン語の fritillus “dice-box”が語源だとか。
黒い点がサイコロっぽいからかな。

👉

この蝶、日本ではもともと南西諸島、九州、四国、本州南西部で見られる種で、1980年頃までは近畿地方以西でしか生息していなかったらしいです。それが、生息域がだんだん北上して、今では北関東でも普通に見られるんですって。
(蝶の幼虫から温暖化を教わった感じです)

ツマグロヒョウモン Fritillaryの幼虫は、スミレとかビオラの葉を食べるんです。そういう花育ててる人には迷惑なやつなのかもしれませんが、毒はないみたいだし、ちょっとぐらいだったら大目に見てやってくれませんかね。
みんなが殺虫剤で始末しちゃったら、あの蝶も見られなくなっちゃうんで。

I found a black and orange caterpillar on the road, which is a larva of Fritillary. In Japan, this species of butterfly originally was of the southern area, but it is common now even in Kanto area due to global warming.

Mean Mowerってやばい芝刈り機!-⛳- #つぶやき英単語 1212

(2020.7.23)

こんなツイートが有りました。
200bhp Honda Mean Mower sets new Guinness World Record
「200bhpのHonda Mean Mower(ホンダのやばい芝刈り機)がギネス世界記録を更新」

この場合、Mean Mower は固有名詞なんでしょうが、
mower が芝刈り機です。動詞のmow が『刈る』ですから。

前についているmeanはというと、俗語として
『とても良い、すごい、(いい意味で)やばい』の意味で使われているらしいです。

形容詞のmeanは、普通には
『劣った、ひきょうな、意地悪な、けちな、ささいな』
みたいな意味で、いいとこ無しなんです。

かっこいいものをmeanというのは、
日本語で良いものを「やばい」という気分に似てます。
現に「やばい」で辞書(英辞郎)を引いて、良い意味のやばいで出てるのはmeanだけみたいですよ。

ついでに言うと、meanには『意味する、つもりである』や、『平均(の)』とかいろんな意味があります。要チェックの単語ですね。

さて、ホンダの芝刈り機は、時速100マイルまで加速するタイムのギネス記録更新ということです。芝刈り機として世界最速で、そこらのスポーツカーより速いわけですね。(やるな、ホンダ)

因みに、200bhpのbhpはbrake horse power (ブレーキ馬力)という単位だそうです。要するに馬力です。こういう高馬力のエンジンつけて、大メーカーが本気でチューニングするんですから、ちょっと「ひきょうすぎてかっこいい」んじゃないでしょうか。

Sundayじゃないサンデーは?-🌞- #つぶやき英単語 1211

(2020.7.19)

バナナサンデーとかの『サンデー』は sundae です。
日曜日のSunday とは発音は同じですが、スペリングが違うのです。
(こういうの異形同音異義語=homophoneというのですよ。)

🍨

でも、sundaeって名前はやっぱり日曜日のSundayから来てるんです。

sundae はアイスクリームの上にいろいろなソース・シロップやトッピングを加えたスイーツ。これアメリカ生まれですと。

一説によると、 ice cream soda (クリームソーダ)を日曜日に販売することが禁止されていて(?)、その代わりのバリエーションとしてできたとのこと。

で、このクリームソーダのソーダ抜き、Sunday って名前になったんだか、しようとした時に、
「安息日の名前を甘い食べ物につけるとはいかがなものか」
といううるさいクレームが出て、
「いえ、ちがう綴りですから」
ということにしたのがsundae というネーミングらしいです。
(結局、他の日にも売るようになったし。)

🥄

そもそも日曜日にクリームソーダ売るのが禁止されてた事にびっくりです。
僕の安直な理解では「安息日に不要不急の商売以外するな、なんだこのチャラチャラした食い物は」的な理由みたいなんです。
Blue lawsで検索すると、いろんな国や地域で実施されていた安息日の法規制について説明が出てくるみたいですから、興味のある人はどうぞ。クリームソーダのことが書いてあるかは分かりませんが。
(今もめんどくさいこという人たちがいるけど、昔の社会のめんどくささは「けた違い」だったんでしょうね。)

英語で「たこ」はカラスか?-✍🏻- #つぶやき英単語 1210

(2020.7.17)

 手足などのすれる部分で、皮膚が硬くなり盛り上がったりしているのを『たこ』といいますね。

 この『たこ』に当たる英語を辞書で調べると、callousっていうのが出てきます。
これ、発音はカラスかキャラスみたいな・・・。

だから、たこ=callous=カラスと言ってもいいかと。

まあ、callousは、『たこ』の意味の名詞callusの異なるつづりのvariantと説明されています。この意味ではcallusの方が一般的なのかな。こっちの発音はカルスに近い感じ。

callous には『(皮膚などが)硬くなった、たこができた』の意味の形容詞もあります。

ついでに言うと、
形容詞のcallousは『(他人の痛みに対して)冷淡な、無情な、無神経な』といった意味でも使われます。
(これ、皮膚の硬い「たこ」の部分は痛みを感じにくかったりすることから、比喩的にできた用法だと思われます。実はcallousは、こちらの意味で使われる方が多いようです。)

🐧

例文
He has a pen callous on his middle finger.
「彼は中指にペンだこができている」

僕のペンだこも昔はなかなかのものだったんですけどね。
(遠い目・・・)