「あり得るってば」の英語―🤬―#つぶやき英単語 1494

(2022.1.16)

英辞郎に出ていた会話形式の例文で、
日本語訳は以下の通りなのですが、
元の英語分かりますか?
🙉「あり得ませんよ」
😼「あり得ます」
🙈「あり得ないって」
😾「あり得るってば」

正解は
🙉 No way.
😼 Way.
🙈 No way!
😾 Way!
です。

no way は『決して…ない』の意味の副詞として、以下のように使われます。
There’s no way I’m resigning.
「私が辞職するなんてあり得ない」

これ No way. のように間投詞的に使うと
『あり得ない、無理だ、だめだ、とんでもない、そんなわけない』の意味ですね。

この no wayの対比として、way が『確かにあり得て』の意味になります。
これは主に、No way. 「無いよ」と否定された時に、Way. 「有るんだ」と返す場合に使われるようです。

上の会話で、
😼 Way.「あり得ます」から、 😾 Way! 「あり得るってば」 と
記号!一つでちょっとエキサイトしている感じになって面白いと思いました。

いつか No way! 「それは無いわ!」と言われたら、
Way !! 「有るってばよ !!」と全力で返してみたいと思います。

by the day は?―📅―#つぶやき英単語 1493

(2022.1.15)

by the day という表現がオンライン英会話のレッスンで出てきました。

by the day は『一日一日、日ごとに』の意味になります。
なので、day by day と同じような表現なんですね。(こっちはよく知ってたけど。)

例えば
The case numbers of COVID-19 infection are increasing by the day.
「COVID-19の感染者数が日に日に増えています」
のように使えます。 
by the day のところは、もちろん day by day でもいいですね。

(コロナの件、状況は今良くないですが、一日も早く収まってくれるのを願うばかりです。)

🗓

ついでに言うと、
by the day は、これとは異なった場面でも使われることがあります。
賃金などに対して『日決めで』という意味の表現にもなるんです。

これは例えば
Their wages were paid by the day.
「彼らの賃金は日給で支払われた」
のように使います。

work by the day なら『日給で働く』ということです。

こういう簡単な単語の組み合わせの表現でも、
ここぞという時になかなか口から出て来ないかもしれません。
いつでも出せるように「身に着ける」には、とりあえず試しにでも使ってみるのが大事なんじゃないでしょうか。

queue-jumper って?―🐇―#つぶやき英単語 1492

(2022.1.14)

queue-jumper って、何を跳ぶ人なのかって感じですけれど、
これで『(順番を無視して)列に割り込む人』のことなんですね。

queue が『(順番を待つ人などの)列』のことなので、
queue-jumperは、順番とか跳び越えて列に入ってくるような、要するに割込みをする人です。

『(順番を無視して)列に割り込む』というのは、jump the queue でいいそうです。


queue は主に英国で用いられて、cue も同じ意味で使われることがあるようです。

他に line も『列』の意味の単語ですから、
jump the line でも同様に『列に割り込む』の意味になります。
他にもcut in line や put in line でも同じ意味になるようです。

何にしても
列に割り込む人って本当に許しがたいですよね。
Those who jump the queue are really unacceptable.


右回りと左回りの英語―↪―#つぶやき英単語 1491

(2022.1.13)

『右回り』なら right-hand turning 、
『左回り』なら left-hand turning という言い方が有ります。
「右回りに回る」ならmake a right-hand turn のように言えます。

これだと、右、左という日本語と対応しているので分かりやすいですね。
では、rightやleft を使わないで、同じことを言う表現はご存知ですか?

🔃

それは
『右回り』なら clockwise rotationで、
『左回り』は counterclockwise rotation と言うのです。
こっちの方が和英辞典で引けば、最初に出てくるかもしれません。

これ『時計回り』と『反時計回り』じゃないかという文句も有るかもしれませんが、
つまるところ、右回り=時計回りで、左回り=反時計回りということです。

clockwise が『時計回りの、右回りの』あるいは『 時計回りに、右回りに』 で、counterclockwise が 『反時計回りの、左回りの』 や 『反時計回りに、左回りに』 の意味になりますね。

〆に例文書きます。

「この歯車が右回りに回ると、隣の歯車は左回りに回ることになる。」
If this gear rotates clockwise, the neighboring gear will rotate counterclockwise.

Hoops は?-⚽-#つぶやき英単語 1490

(2022.1.12)

hoop っていうと『(たるなどの)たが、輪』です。
(輪っか状のものがhoopなので、バスケットのリングもhoopと言うらしいです。)

これを踏まえて、Hoops というニックネームスポーツチームがあるのご存知ですか。

これは、スコットランドのサッカーチーム、
セルティック・フットボール・クラブ(The Celtic Football Club)のニックネームなんですって。
セルティックと言えば、以前は中村俊輔選手が所属していましたし、今は古橋亨梧選手が活躍していますので、日本に縁のあるチームです。

で、Celtic が何でHoops か?

実は、チームのユニフォームが緑と白の横じまだからだそうです。
これ見方によっては緑と白の『輪っか』が積み重なっているわけで、つまりHoops なんですね。
(なるほど)

Celtic には、前田大然選手、井手口陽介選手、旗手怜央選手も新加入するとのことで、
3選手にも横じまのユニフォームでの大活躍を期待します。

C’mon the Hoops !

mnemonic は?-🤓-#つぶやき英単語 1489

(2022.1.11)

mnemonic は、形容詞としては『記憶を助ける、記憶術の』の意味です。
名詞としては『記憶を助ける工夫』で、具体的には公式や覚え歌などいろいろな形が有りえます。
発音はニマニクとかニモニク(nimɑ́nik、nimɔ́nik)で、綴りの最初のmは音にはならないようです。

mnemonics になると『記憶術』と言う意味だそうです。

簡単な覚え方みたいなものをmnemonic と言うので、かなり知られているものも有ります。

例えば、
The ABC song is a simple mnemonic for the alphabet.
「ABCの歌は、アルファベットの簡単な覚え方になっています。」

Fleming’s left-hand rule is a visual mnemonic for the direction of forces generated by magnetic fields and electric currents.
「フレミングの左手の法則は、磁場と電流で生じる力の方向の視覚的な覚え方です。」

等々

何か覚えなきゃいけないことがあるときは、覚え方を考えるのも一方法かもしれません。
良い mnemonic を考えついたころには、覚えちゃっているかもしれませんが。

心に響く resonate ―♬-#つぶやき英単語 1488

(2022.1.10)

最近のオンライン英会話のレッスンでも出てきたんですけど
resonate という言葉、なんか好きです。

そもそもresonate の意味は、自動詞なら『鳴り響く、(~に)共鳴する』です。
他動詞の用法も有って、その場合は『鳴り響かせる、共鳴させる』になります。
『共振、共鳴する(させる)』の意味で、技術用語としても使われます。

なんでこの単語が好きかというと
resonate は、「心に響く」という場面でもよく使われて、一種の比喩的な表現としてもきれいな言葉だと思うのですよ。
日本語でも同じように心に響くと言うので、感覚的に理解しやすいところもポイント高いです。

人の心に響くと言うには、
resonate with か、 resonate in one’s heart という形を取ります。
例えば、こんな風になります。

His speech resonated with the people.
「彼のスピーチはの人々の心に響きました。」

What words will resonate in your heart?
「どんな言葉があなたの心に響きますか?」

このブログ、基本的に自分の勉強のためにコツコツ書いているのですが、
たまには誰かに響くことがあったら嬉しいです。ホント。

「二番目に重要な役 」の英語は?―✌―#つぶやき英単語 1487

(2022.1.9)

演劇や劇映画で、脇役も重要であることは言うまでもありませんね。
では、二番目に重要な役という意味の英単語をご存知ですか?

✌

deuteragonist は、この『二番目に重要な役、脇役』を意味する単語です。
もともとギリシャ古典劇についての用語で、second actor を意味するギリシャ語が語源だそうです。
deuter-が「二番目の」で、agonistには「闘士、参加者」の意味が有ります。

🎲

これに対する『一番重要な役、主役、主人公』に当たる単語は protagonist です。
これも、語源はfirst actor に当たるギリシャ語ということです。
prot-が firstに意味に当たります。

protagonist は、演劇を離れて
主義・運動などの主唱者,指導者の意味でも用いられます。

🥉

また、tritagonist という単語も有って、
ギリシャ古典劇 などで『三番目に重要な役』の意味になります。

使ってみます。
He is not the protagonist but the deuteragonist in that story.
「その物語で彼は主人公ではなく、副主人公です。」

cronyismもついでに―🌸― #つぶやき英単語 1486

(2022.1.8)

前にnepotism 『縁故採用』について書いたので
ついでに似た感じの単語をもう一つ取り上げたいと思います。

cronyism は『(政治家などの友人関係による)えこひいき、縁故主義』
の意味だそうです。

crony が『親友、仲間』の意味で、これにismがついて、
政治家の方が友達関係を妙に大事にしちゃうことを表すわけですね。

使ってみましょう。
The politician’s behaviors were criticized as cronyism.
「その政治家の行動は縁故主義だと批判された」

📰

なんか、実際そういう政治家の方がいましたね。

nepotism は?―👨‍👦-#つぶやき英単語 1485

(2022.1.7)

nepotism という単語は、
『(就職などの際の)縁者びいき、縁故採用』と言う意味です。

これは、甥 (nephew)を意味するラテン語を語源としており、
中世において法王が親族(多くは甥)を枢機卿に据えたことに由来しているそうです。

⛪

私企業であれば nepotismも全てが悪いというわけではないかもしれません。
小規模な店や工房などなら、関係ない人を雇うより家族や血縁者で働く方がいい場合もあるでしょう。
これが大きな会社となると、社会的な責任として公平な採用判断も求められます。実際に縁故採用が多いような会社があれば、そういう情報は伝わるものなので、有能な人材を集められず競争力を失うかもしれません。

一方、税金で成り立っているお役所では、そもそも公務員の採用は公平であるべきで、縁故採用は基本的に認めてはいけないと思います。

この意味で最も問題なのは、一種の公務員である議員の世襲が当たり前になっていることです。あれって一種の nepotism ですよね。
有権者は、世襲についてより厳しい目で見なければいけないんじゃないでしょうか。
そういう世襲議員ばかりになれば、公平な政治が行われなくなる恐れがあり、国や自治体としての活力を失うことにもなりかねないと思います。

✏

例文を書きます。
Nepotism in government and parliament do harm a fair and vibrant society.
「政府や議会での縁故主義は、公平で活力ある社会を損なう」