「メンツを保つ」の英語は?―😬―#気になる英語調べ隊 2576

(2024.11.29)

メンツは漢字では面子となり、「世間に対する体裁」のことです。
面目や体面と同じような意味です。

『メンツを保つ』というのは、何かをやって世間的な評価を保つというようなことで、英語の save face という表現に当たります。
例えば
He made bitter excuses in an attempt to save face.
「彼はメンツを保とうとして苦しい言い訳をした」
のように使えます。

反対の意味の『メンツを失う』は lose face になります。
He lost face for killing the chance.
「彼はチャンスをつぶしたことでメンツを失った」
のように使えます。

面子の面にも、face と同じように『顔』の意味が有りますね。
この点で、面子を保つ(失う)と save(lose) face は
似たような感覚でできた表現だと思います。
日本語でも英語でも、人間の感じ方にそう違いは無いのかもしれません。

関連投稿→「顔をつぶされる」



英語で「顔をつぶされる」は❓―🤬―#気になる英語調べ隊 2564

(2024.11.18)

『顔をつぶされる』は lose face でいいらしいです。
日本語が受け身っぽい言い方になっているのに、
英語はそうじゃないですが、その辺は柔軟に考えましょう。

lose face は『恥をかく、面目を失う』などとも訳せます。
(面目を失うがlose faceには一番近いかもしれません)

例えば、
If he fails, his boss will lose face.
「彼が失敗したら、彼の上司の顔がつぶれる」
のように使えます。

まあ、部下をカバーするのも上司の仕事ですからね。

when it comes to は?―💻―#気になる英語調べ隊 2559

(2024.11.13)

オンライン英会話 Bizmates のレッスンで、
ある先生がよく when it comes to という表現を使ってるのに気付きました。

これは『~のことになると、~に関して言えば』の意味なので、
けっこう汎用性のある表現だと思います。

例えば、
When it comes to food, there are many things he cannot eat.
「食べ物に関して言えば、彼には食べられない多くものがある。」
のように使えます。

今度、自分でも使ってみようと思います。

steel oneselfは?-🔨-#気になる英語調べ隊 2550

(2024.11.4)

steel oneself という表現があります。
steel は名詞なら『鋼』ですが、ここでは動詞です。

動詞のsteel は、 steel oneself の形で以下の意味になります。
: to make (oneself) ready for something difficult or unpleasant
 「困難なことや不愉快なことに対して備える」
: to fill (oneself) with determination and courage
 「決意と勇気をみなぎらせる」
Merriam-Webster

研究社の新英和中辞典でも
「心を固くする、心構えする、心を鬼にする」などの訳が出ていました。

使ってみましょう。
She had to steel herself for bad news.
「彼女は悪い知らせを覚悟せざるをえなかった」

Because of the quality problems, we steeled ourselves for a decline in profitability.
「その品質問題のために、私たちは収益の低下を覚悟していた。」

鋼が硬いというイメージから、このような表現ができたと思うと、
なかなか面白いと思います。
(オンライン英会話、Bizmates のレッスンで覚えた表現です。)

turn the tide of は?-⚾-#気になる英語調べ隊 2546

(2024.10.31)

turn the tide of は『~の流れを変える(一変させる)』の意味になります。

A single play can turn the tide of a game.
「たった一つのプレイが試合の流れを一変させることもある。」

MLBのワールドシリーズ、ドジャースとヤンキースの試合でも、
なんか一つのエラーが流れを変えたような気がします。

何にしても、ドジャース優勝おめでとう。🎉

大谷選手関係:「フェンス直撃の」の英語は?―⚾―#気になる英語調べ隊 2530

(2024.10.14)

本日のNLCS=ナ・リーグ優勝決定シリーズの第一戦で、ドジャースがメッツに勝利しました。

大谷翔平選手も2安打、1打点でチームの勝利に貢献しました。
そのうち、2本目のヒットはフェンス直撃で、もう少し上がればホームランになるような当りでした。

このような場合の「フェンス直撃の」は英語では off the fence となり、
例えば以下のように使います。

Ohtani hit a single off the fence.
「大谷選手はフェンス直撃のシングルヒットを放った。」

ドジャースが先勝し、大谷選手もいいところで打っています。
欲を言えば、そろそろ大谷選手のホームランが見たいかな。

関連投稿⇒大谷選手関係

pitch in は?―🤾―#気になる英語調べ隊 2468

(2024.8.13)

pitch in は投げ入れるみたいに見えますが、
『協力する、力を貸す』の意味になるそうです。

他にもpitch in は『懸命にやりだす』『 勢いよく食べ始める』の意味でも使われるそうです。

例えば
He pitched in with the party preparations.
「彼はパーティーの準備に協力した」
のように使えます。

fall under は?―⚠―#気になる英語調べ隊 2467

(2024.8.12)

fall under ってなんか落下するみたいに聞こえますが、
これで『~の分類に入る、~に該当する』や『~の支配下(監督下)に入る』の意味になるそうです。

使ってみましょう。

「この動物は爬虫類に属する」
This animal falls under the reptile category.
(=This animal belongs to the reptile family.)

「その地域は隣国の支配下に置かれた」
The area fell under the control of the neighbor country.


harp は「竪琴」ですね。それでは harp on はどんな意味?―♪―#気になる英語調べ隊 2464

(2024.8.10)

harp は名詞では楽器の『ハープ、竪琴』で、動詞としては『ハープを弾く』の意味にもなります。

それでは harp on だとどういう意味になるでしょうか?
これは『~のことをくどくどと言う、つらさ(悲しさ)を繰り返し訴える』の意味なのだそうです。

使ってみましょう。
They harped on the unfairness of the referee’s decisions that affected the outcome of the match.
「彼らは試合結果に影響した審判の判定の不公平さについてくどくどと言った」

ハープと言うと、なんか美しい女性が弾いているイメージがありますね。
これとharp onの「くどくどと言う」がどう結びつくのでしょうか?

実は、harp on は harp on the same string というイディオムが短縮されたものです。
つまり、これは「同じ弦だけを弾く」というような表現で、比喩的に「同じことを繰り返し言う」ことを表しているのです。
なるほど。

「吉田選手が起死回生のホームラン」の英語―⚾―#気になる英語調べ隊 2429

(2024.7.7)

MLB レッドソックスの吉田正尚選手が、ヤンキースとの試合で9回の2死から同点2ランホームランを放ちました。打ち取られればゲームセットの状況で、まさに起死回生の一発でした。

この「起死回生のホームランを放つ」は、英語でどう言えばいいでしょうか?
気になりますね。

ちょうど、研究社の新和英中辞典に出ていました。
「起死回生のホームランを放つ」は
hit a homer to pull the game out of the fire
ですと。

pull ~ out of the fire が『~を起死回生させる』だそうです。

使ってみましょう。
Yoshida hit a 2-run homer to pull the game out of the fire.
「吉田選手が起死回生の2ランホームランを放ちました」

最終的にレッドソックスが勝ったので、吉田選手の一振りは値千金でしたね。