「悪事や解決すべき問題などを見て見ぬふりをする」と言う場合には、 英語では turn a blind eye toという表現が使えます。 例文 She turned a blind eye to the human right issues in the country and instead spoke in its defense. 「彼女はその国の人権問題について見て見ぬふりで、かえって擁護する発言をした」
「嫌な現実や問題について知らぬふりをする」という感じなら、 put one’s head in the sand という表現も有ります。 (put の所は stick、bury などでも同じ意味になります。) 頭を砂の中に突っ込む感じですが、これはダチョウが敵に追われて頭だけ砂の中に隠すという話から来ているそうです。 例文 You shouldn’t put your head in the sand anymore. 「もう見て見ぬふりをしてちゃダメ」
他にも「見て見ぬふりをする」の意味で look the other way pretend not to see pretend one didn’t see などの表現があります。
例文 The officer looked the other way as to the root cause of the accident. 「警官はその事故の根本原因について見て見ぬふりをした」
He pretended not to see her blushing cheeks. 「彼は彼女の赤らめた頬を見て見ぬふりをした。」
She pretended that he didn’t see small mistakes in the work of his younger colleagues. 「彼女は若い同僚の小さなミスは見て見ないふりをした」
nose をWeblio(研究社 新英和中辞典)で見ると 最初に名詞の意味として『鼻』と出ているのは当たり前ですが、 その少し下に 『(好奇心・おせっかいの象徴としての)鼻』と・・・。 鼻って、いつからそんなものになったの?
そう言えば poke one’s nose into 『(他人のことに)口を出す、干渉する、首を突っ込む、余計な詮索をする』 という使い方が有ります。 例文) You always poke your nose into my affairs. 「あなたはいつも私のことに首を突っ込むのね」 (pokeを put, push, stick にしても同様の意味になります。)
nose は動詞としても 『詮索する、干渉する』の意味でも使われるのです。 例文) Stop nosing into her affairs. 「彼女のことを詮索するな」
形容詞の nosy も『詮索好きな』や『知りたがって』の意味になります。 例文) Don’t be nosy . 「詮索はやめてくれ」
Oxfordの辞書での説明では dilly-dally to take too long to do something, go somewhere or make a decision 「何かをしたり、どこかに行ったり、決定を下したりするのにに時間がかかりすぎること」となっていました。(口語的で旧式の表現らしいですが)
この意味からすると『だらだらする』という日本語でもいいかもしれませんね。ちょっと音も似てますし。
使ってみましょう。 Don’t dilly-dally. You only do is wasting time. 「ぐずぐずするな。君は時間を無駄にしているだけだ。」
GRAMMARISTというサイトの説明には The expression sticky fingers came into use in the mid-1800s and calls to mind an image of paper money sticking to someone’s fingers, as if the criminal weren’t really planning to steal. 「sticky fingersという表現は1800年代半ばに使われるようになり、紙幣が指にくっつき、まるで犯人が本当に盗むつもりがなかったかのようなイメージを思い起こさせる。」と書いてありました。