ラグビーの「バンカー」の英語-🏉-#つぶやき英単語 2137

(2023.9.29)

今やっているラグビーワールドカップで、バンカー= bunker というシステムが取り入れられています。

INDEPENDENT の記事によると
ラグビーワールドカップフランス大会でのbunker は
Put simply, the bunker is an area away from crowds and other interference, which will be occupied by dedicated foul play review officials. During the World Cup, it will be at the International Broadcast Centre in Paris.
「簡単に言えば、バンカーは反則審査専門の職員が配置される、群衆や他の妨害から離れたエリアのことである。ワールドカップ期間中は、パリの国際放送センターに設置される。」
だそうです。

レッドカードの可能性のある反則が有った時、審判はとりあえずイエローカードを出してその選手を10分間の退場とし、離れたところにある専門の場所(bunker)で、レッドカードとしてずっと退場させるか、イエローのままで10分後に試合に戻すか判断するわけです。
このシステムにより、レフェリーがその場でレッドの判断のために試合を止めることが避けられるメリットが有ります。

bunker には軍事用語として『掩蔽壕(えんぺいごう:鉄筋や強化コンクリートの分厚い装甲をもった、あるいは地下や山を掘りぬいて作られた軍事建造物)』や『(地下の堅牢な)観測室』の意味が有ります。これが、ラグビーのbunker も、この軍事用語のイメージから名づけられたと思われます。

ちなみにbunkerには他にも、『(燃料の)大きな箱、貯蔵庫』やゴルフの『バンカー』の意味が有ります。

今日、ラグビーの日本対サモア戦で、堀江選手がボールを持った相手の選手と頭同士ぶつかってイエローカードもらいましたが、bunker でレッドカード判断にならなくてよかったです。
日本、試合に勝ちましたけど、あれレッドだったらどうなってたか・・・。

ラグビーWC: 南アフリカ vs アイルランドの試合結果の英語ちょい読み-🏉-#つぶやき英単語 2132

(2023.9.24)

フランスで行われているラグビーワールドカップで、
アイルランドと南アフリカの試合、なんかすごかったです。

[Sky Sports News]
BREAKING: Ireland have beaten South Africa 13-8
in Pool B of the Rugby World Cup
速報:ラグビーワールドカップのプールBでアイルランドが南アフリカを13-8で下した。」

[The Japan News]
Ireland Edges South Africa in Rugby World Cup Clash of Titans.
「ラグビーワールドカップの強豪同士の激突で、アイルランドが南アフリカに辛勝

[Jaun News English]
Ireland defeat South Africa 13-8 in epic Rugby World Cup clash as Mack Hansen scores for the victors
「ワールドカップでの壮絶な激突、マック・ハンセンが得点し勝利の立役者となり、アイルランドが13-8で南アフリカを下す」

[SA Rugby magazine]
The Springboks missed 11 potential points through kicks at goal as Ireland held out to claim a crucial World Cup pool victory in Paris on Saturday night.
「土曜の夜パリで、スプリングボクスは可能性のあった11点分のゴールキックを外し、アイルランドがワールドカップ・プール戦での重要な勝利を収めた。」

Breaking (News) 『速報』
edge 『(相手に)僅差で勝つ、辛勝する』
epic 『叙事詩的な、壮大な』の意味の形容詞。『最高の』ぐらいの意味でも使われる。
Springboks 『スプリングボクス』はラグビー南アフリカ代表チームの愛称。Boksと略される場合も有る。元のspringbok はシカやガゼルのような動物の名前。
claim a crucial victory 『重要な勝利を収める』

決勝戦でもおかしくないカードで、いいゲームでした。
南アフリカはプレースキックがね・・・・。



国の「チリ」とスパイスの「チリ」の英語は❓-🌶-#つぶやき英単語 2131

(2023.9.23)

紛らわしい案件の「国名のチリと香辛料のチリ」の英語について書きたいと思います。

国名の『チリ』は Chile で、英語での正式名は Republic of Chile です。

これに対して
唐辛子の『チリ』は 通常、chili と綴られます。

最後の文字が e と i で違いが有りますね。
そもそも、国名の方は大文字で始まるので、それほど紛らわしくはないと思うかもしれません。

しかし、
発音記号で見ると、国の Chile が tʃíli で、スパイスのchili が tʃíli
・・・同じです。
ついでに言うと、chilly 『冷え冷えする』も発音は tʃíli で同じなんです。
(こういう発音は同じで綴りや意味が違う単語は、異形異形同音異義語 homophone と呼ばれます。)

また、スパイスの chili は、実は chile という表記をされることも有るのだそうです。
なかなかの紛らわしい案件じゃないでしょうか。

なお、chili は メキシコ原産の唐辛子で、国のChileとは特に関係が無いようです。


今年のラグビーワールドカップ にチリが出場していて、
次はラグビーの母国のイングランドと対戦します。
初出場ということもあり、チリはちょっと応援したくなるチームです。


fumble がなぁ・・-🏉-#つぶやき英単語 2126

(2023.9.18)

fumble は、球技ではボールを『取りそこねる、落とす』や『取りそこねること』の意味になります。

(その他に、fumble には『手探りをする、いじくり回す、不器用に扱う、しくじる、へまをする』などの意味も有ります。)

ラグビーワールドカップの日本 vs イングランドは、日本が12-34で 負けました。
残念。

日本にもいい時間帯が有りましたけど、まあ最終的には地力の違いですかね。
ちょっと日本選手がファンブル(fumble)するシーンが目立ってたような気がします。
次のサモア戦では、ミスを減らしてぜひ勝利してほしいと思います。


日本代表、ラグビーWCで対チリ戦勝利の英語記事タイトル―🏉-#つぶやき英単語 2119

(2023.9.11)

昨日、ラグビーワールドカップで、日本チームがプールDでの初戦でチリに42-12で勝利しました。

今日は、この試合に関する英語記事のタイトルをいくつか見てみましょう。

BBC
Japan 42-12 Chile: Rugby World Cup debutants beaten in Toulouse
「日本 42-12 チリ:ラグビーワールドカップの初出場チーム、トゥールーズで敗れる」
  *debutant は『初舞台の俳優、 社交界に初めて出席する人』の意味ですが、
  もっと一般化して『デビューする人』の意味でも使われるようです。
  ここではdebutants を初出場チームと訳しました。

The Gardian
Japan too strong for Rugby World Cup debutants Chile in bonus-point win
「ボーナスポイント獲得して勝利の日本、ラグビーワールドカップ初出場のチリには手強過ぎた」
 *ボーナスポイントは4トライ以上取って勝つともらえるみたいです。

The Japan Times
Chile Makes Rousing Rugby World Cup Debut as Japan Wins
「日本の勝利だったが、チリは熱のこもったワールドカップデビューを飾る」
  *rousing は『興奮させる、熱のこもった』の形容詞

The Asahi-Shinbun
Japan down brave Chile to take World Cup Pool D lead
「日本、勇敢なチリを下してワールドカップ・プールDで首位に立つ」

The Mainichi
Rugby: Japan cannot rest on laurels after Chile win as England await
「ラグビー:日本はチリ戦に勝利も、イングランド戦が待ち受けるので浮かれてはいられない」
*laurelは『月桂樹』ですが、『名誉、栄冠、勝利』の意味にもなります。

とりあえず、日本代表、初戦に勝ってよかったです。
特に、松田選手はプレースキックが直前のテストマッチでよくなかったので心配してましたが、全部きっちり入れたのはさすがだと思いました。
確かに、次は難敵のイングランドですが、日本代表やるときはやってくれると思います。
がんばって!

サッカー 日本 vs ドイツ・・これはfluke ではない―⚽-#つぶやき英単語 2118

(2023.9.10)

サッカー日本代表がドイツと試合して4-1で勝ったんですね。
去年のワールドカップでもドイツに勝ちましたけど、あの時はぎりぎりの2-1のスコアでした。なんか、すごいです。

Redditでも、たくさんの人が、この試合結果についてコメントを書いていました。
その中で、こんなコメントが有りました。

Japan proved that the WC result is no fluke
「日本はワールドカップの結果がマグレでないことを証明した」

Comment
byu/SpiritedSuccess5675 from discussion
insoccer

fluke という単語には『まぐれ当たり、思わぬ幸運、偶然』の意味が有ります。

例えば 
It was a total fluke that he scored with a long shot.
「彼がロングシュートで得点を挙げたのは、全くのまぐれだった。」
のように使えます。

(なお、fluke には『いかりづめ、(釣り針などの)かかり』や
『ヒラメ、カレイ』の意味も有ります。)

なんか、スポーツの秋という感じになってきましたね。
ラグビーワールドカップでも、日本代表の最初の試合が今日あります。
期待しかありません。


ポーコックさん、declassified は❓―🇦🇺-#つぶやき英単語 2087

(2023.8.11)

パナソニックワイルドナイツでもプレーした元ラグビー選手のDavid Pocockさんは今オーストラリアで議員として活躍されています。

ポーコックさんのツイートから気になる英単語・表現を拾ってみましょう。

move a motion『動議を提出する』
  make a motion も同じ意味になります。
  motion が『動議』です。
  
declassified 『秘密区分を外した』
 classify に『機密扱いにする』の意味が有り
  declassify が『機密指定から外す』です。

crossbench 『無所属議員(席)』

など

なお、ONI は Office of Naval Intelligence 『海軍情報局』だと思われます。

訳は以下のような感じになります。
「今日、私は政府に対し、ONI気候リスクアセスメントの機密解除されたコピーを開示するよう動議を提出した。
労働党と連立与党は、公開させないために反対票を投じた。
オーストラリア国民は、気候変動がもたらす国家安全保障上の脅威について知る権利がある。」

David Pocockは、ラグビーではジャッカルの名手として知られていました。
タックルで倒された選手を安定した足腰と長い手で抑え込んでボールを出せなくするが彼の得意技だったわけです。

今は環境保護派の無所属議員としてがんばっているようですが、
政府や与党にとってもけっこう手強い相手なんじゃないでしょうか。
(少なくとも彼にタックルされたくはないと思いますし・・)

no mitigation ふたたび・・・―🏉-つぶやき英単語 2082

(2023.8.6)

mitigation には一般に『軽減』の意味が持つ単語です。

このmitigationはラグビーの用語としても『軽減要因』という意味で使われます。

ラグビーで、例えばタックルがボールを持つ選手の首より上にヒットするような危険なプレイ(ハイタックル)は反則になり、レッドカードが出されて、その危険なプレーをした選手が退場になります。
ただ、危険なプレーでも罰則を軽減する理由=軽減要因 mitigation が有る場合には、レッドより一段軽いイエローカード=10分間の退場の処置になる場合が有ります。
例えば、ボールを持っていた選手が急に姿勢を変えたこともハイタックルになった要因と考えられれば、これが軽減要因 mitigationになります。
(→以前の関連投稿:ラグビーの審判が言ってたmitigation投稿は?

8/5のラグビー日本代表とフィジーの試合で、前半の早いうちに日本代表がハイタックルの反則でレッドカードを受けました。
ビデオでも「軽減要因が無い=No mitigation」と確認されており、判定としては正当と思いますが、その結果、日本チームは一人少ない14人で戦わざるを得なくなり、かなり差をつけられた配線に終わりました。

日本チームには、ちょっと前のサモア戦でも同じことがありましたので、
チームとしてその辺をどうケアしてきたのかが問われるところです。

レッドカードを出された選手には、その後の数試合の出場停止も加わることになります。
もうすぐ、9月から本番のラグビーワールドカップが始まるため、日本代表チームメンバーの最終決定にも影響するようなレッドカードになったような気がします。

ここは反省点として、反則を犯さないための『規律=discipline』をもう一度確認して、激しくかつクリーンな日本ラグビーをワールドカップで見せてほしいと思います。

英語で「サモア人、トンガ人、フィジー人」は❓-🌏―#つぶやき英単語 2079

(2023.8.4)

『サモア』は Samoaで、『サモア人』は Samoan

『トンガ』は Tongaで、『トンガ人』は Tongan

『フィジー』は Fiji で、『フィジー人』は Fijian

『イタリア』は Italyで、『イタリア人』は Italian

『チリ』は Chileで、『チリ人』は Chilean

『イングランド』は Englandで、『イングランド人』はEnglander、English man

もう一度
『サモア』は Samoaで、『サモア人』は Samoan

『アルゼンチン』は Argentina で、『アルゼンチン人』は Argentine、Argentinean

ラグビー日本代表の試合
7/22 Japan 22 – 24 Samoa
7/29 Japan 21 – 16 Tonga
8/5 Japan vs Fiji
8/26 Italy vs Japan
Rugby World Cup ↓
9/10 Japan vs Chile
9/18 England vs Japan
9/29 Japan vs Samoa
10/8 Japan vs Argentina

Go Japan!

JRFUのニュースに出てたMoU は❓-🏉-#つぶやき英単語 2078

(2023.8.3)

MoUは、Memorandum of Understanding 『合意覚書』の事だそうです。

日本ラグビーフットボール協会(JRFU)のサイトの記事に以下のようなタイトルのものが有りました。

MoU Signed Between Japan Rugby and Rugby Australia
「オーストラリアラグビー協会との合意覚書締結」

The Japan Rugby Football Union (JRFU) is delighted to announce that it has signed a Memorandum of Understanding (MoU) with Rugby Australia (RA). The agreement will see the JRFU and RA deepen their cooperation around growing rugby in both countries, along with the wider Asia Pacific region, and will place an emphasis on the mutual development of high-performance programmes.
「日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は、ラグビーオーストラリア(RA)と合意覚書を締結しました。この協定により、JRFUとRAは、両国およびアジア太平洋地域におけるラグビーの発展に向けた協力関係を深め、ハイパフォーマンスプログラムの相互発展に重点を置くことになります。」以下略

これニュージーランドとのMoUの話も、少し前に有りました。

日本のラグビーを盛り上げるにも、ラグビーの強い国との協力は必要ですから、いいことなんじゃないでしょうか。

少なくとも、日本代表と強いチームとの国際試合が増えるのは大歓迎です。