D/E ratio は?―📈―#気になる英語調べ隊 2363

(2024.11.28)

D/E ratio は debt-to-equity ratio のことで、日本語では『負債資本倍率』と言います。

debt が『負債』で、equity はこの場合『株主資本』の意味になります。
ratio は『比、比率』ですね。

D/E ratio 『負債資本倍率』は、企業の借金である有利子負債が返済義務のない自己資本(株主資本)の何倍かを示すもので、企業財務の健全性を計る上で有用な指標です。

この数値が低いほど財務内容が健全と考えられます。
有利子負債の削減や利益拡大による内部留保の積み増しにより、D/R ratio は低くなります。

こういう略語とかを説明なく使うのは、あまりよろしくないかと思いますけど。
(勉強不足を棚に上げて言わせてもらえば)

「新紙幣」の英語は?―💴―#気になる英語調べ隊 2329

(2024.7.9)

先週、新紙幣が発行されましたね。

英語のニュースでは『新紙幣』のことを、 new banknotes と言っているようです。

例えば、こんな感じで。
The BOJ began issuing new banknotes. The hometowns of the new faces on banknotes — Eiichi Shibusawa, Umeko Tsuda and Shibasaburo Kitasato — celebrated the issuance of the bills, showing local pride.
「日銀が新紙幣の発行を開始した。渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎ら新紙幣の顔の出身地では、地元の誇りを示すものとして新紙幣の発行を祝った。」

他には bank bill が使われているのも見ました。
banknotebankbillも『紙幣』ですが、
banknoteは主に英国、bank bill は主に米国で使用されるそうです。

「投げ売りする」の英語は❓―🥎―#つぶやき英単語 2526

(2024.4.1)

『投げ売りする』は、損を承知で安値で売ることを指しますが、
これは英語で何と言うでしょうか?

英辞郎で『投げ売りする』を調べたら dump と出ていました。
dumping で『投げ売り』の意味にもなります。

dump という動詞は『投げ捨てる、投棄する、放り出す』等の意味が有り、
この延長で、捨てるような値段で売ることも表すのだと思われます。

使ってみましょう。
Because of the company’s scandals, I was forced to dump my shares in that company to avoid further losses.
「その会社のスキャンダルのせいで、私はさらなる損失を避けるためにその株を投げ売りせざるを得なかった。」

ちなみに、荷台を傾けて積み荷を降ろせるダンプカーのダンプも、このdumpですね。
ただし、ダンプカーは和製英語で、正しい英語ではdump truck や dumper truck と言うそうです。

forex は❓―💶#つぶやき英単語 2515

(2024.3.22)

英単語クイズみたいなアプリで
ぼくが最近間違えた単語の一つが
forex

これ、foreign exchange 『外国為替』の略語なんですね。
(それならそうと言ってくれればいいのに)

辞書 Collins のforeign exchange の説明
Foreign exchanges are the institutions or systems involved with changing one currency into another.
「外国為替とは、ある通貨を他の通貨に交換することに関わる制度やシステムのことである」
となっています。

forex せっかくなので使ってみます。
For us exporters, stability in forex market is desirable.
「私たち輸出業者にとっては、外国為替市場の安定が望ましい」

円安みたいですけど、
なんかちょうどいい所で落ち着いてほしい気がします。

bedrockは❓―🛏―#つぶやき英単語 2195

(2023.11.26)

bedrock は、ベッド+岩なので寝心地良くなさそうに聞こえるかもしれませんが、
これで『(最下層の)岩盤、床岩、根底、根本、底、最低の状態』などの意味になるそうです。

bed には寝るための『ベッド』の他に、
riverbed 『川底』、seed-bed『苗床』、bed of concrete 『コンクリートの土台』などのように使われることから分かるように、『底、床、土台』などの意味があります。
これらのbedの意味から、bedrock は「底の岩=岩盤」というのが根本イメージと思われ、他の意味もそこからのつながりで理解できると思います。

使ってみましょう。
They have a plan to dig down to bedrock for a geological survey of the site.
「彼らはその場所の地質調査のために岩盤まで掘り下げる計画を持っている」

Respect for others is the bedrock of our group operations.
「他者の尊重が私たちのグループ運営の根幹です」

ちなみに、bedrock は、bedrock price 『底値』のようにも使えます。
何か買う時は一番安い底値に買いたいものですが、なかなかタイミングが難しくて・・・。Black Fridayも過ぎちゃいましたし。

 

液体に関係ありそうなliquidator は❓-🌊-#つぶやき英単語 2112

(2023.9.4)

liquidatorって、なんか液体 liquid に関係ありそうな単語ですが、
これで『清算人』と言う意味なんだそうです。

動詞のliquidateに『清算する、弁済する、(倒産などで)整理する、現金にする』などの意味が有るんですね。

例えば、会社が倒産して精算するということになれば、会社を解体して残った資産を現金化するなどして動かせるようにする必要があります。これがいわば「流動化」的なことなので、liquidate という言葉になるのだと思います。

使ってみましょう。
Do you know who the liquidator of that bankrupt company is?
「あの倒産した企業の清算人が誰か知ってますか?」
I think it would take quite a long time to liquidate a company that big.
「あれだけ大きな会社だと清算するのにかなり時間がかかると思います。」


rip off は❓-💰-#つぶやき英単語 2075

(2023.7.31)

rip off は『法外な金をとる、ぼる』という意味だそうです。

動詞のrip には『切り裂く、引き裂く、はぎとる』などの意味があります。
(ripper というと『切り裂き魔』の意味にもなります。

なので、rip off は「お金をはぎ取る」イメージから、「ぼったくる」のような意味になるわけですね。

使ってみましょう。

The shop rips the tourists off.
「この店は観光客からぼったくっている」

夏休みとか、宿泊料も特別高かったりして
ちょっとぼられている感じがするのですが、
まあ需要と供給なのでしょうがないですかね。

借金が run up ❓-🏃‍♀️-#つぶやき英単語 2052

(2023.7.8)

run up は『(出費や借金が)かさむ、たまる』と言う場合に使えるそうです。

例えば、こんな感じです。
He has run up debts to more than a million yen.
「彼は100万円もの借金をためてしまった」
同じことを
His debts have run up to more than a million yen.
とも言えます。
上が他動詞で、下が自動詞ということになります。

run up には他に
『駆け上がる、走り寄る』や『急増する』などの意味も有ります。

run up の事じゃないけど、例文を書いてて思いました。
yen の複数形は yen で s がいらないのが不思議じゃないですか?

sunk cost fallacyは❓-💸-#つぶやき英単語 2039

(2023.6.26)

sunk cost fallacy という言葉を、Weblioで調べたら
『コンコルド効果』という訳語が出ていました。

sunk cost は『埋没費用』、fallacy は『誤った考え、誤謬、論理上の誤り』の意味です。
なので、sunk cost fallacy は『埋没費用効果』とも言われるようです。

これは、
「ある対象への金銭的・精神的・時間的投資を続けると損失につながるとわかっていても、それまでの投資を惜しんで投資がやめられない状態」のこと。

これを『コンコルド効果』と呼ぶのは、超音速旅客機コンコルドの商業的失敗がこのような「誤り」の典型例だからなんですな。

お金や時間をつぎ込んできたことをスパっと切り捨てるのはなかなか難しいですが、
その方がいい場合も確かにありますね。

ビジネスで使われるstreamline は❓-🚄-#つぶやき英単語 1988

(2023.5.8)

streamline は名詞なら『流線(形)』の意味です。
これは、形容詞『流線形の』や『流線形にする』の意味の動詞としても使われます。

しかし、ビジネスの話の中では、このstreamline が違った意味になり、
『(仕事・生産などを)合理化する、能率化する』を表す動詞としても使われるのだそうです。

使ってみましょう。
We will further streamline our production processes in order to compete in the steel sector.
「鉄鋼分野での競争に勝つため、我が社はさらに生産プロセスを合理化します」

企業も本当の意味での合理化・能率化を進めてほしいものです。
その場限りで人を減らすのが、合理化ということではないと思いますので。