「麻酔」の英語は?-😵-#つぶやき英単語 1770

(2022.10.13)

『麻酔』は英語で anesthesia です。
発音は æ̀nəsθíːʒə で、アネスシージャに近い感じです。(もちろんシーはth音ですが。)
語源は「感覚の欠如」の意味のギリシャ語だそうです。

形容詞の『麻酔の』は anesthetic で、他動詞の『麻酔する』は anesthetize になります。

さらに、関係する言葉も挙げておきます。
麻酔学、麻酔科 anesthesiology
麻酔医 anesthesiologist, anesthetist
麻酔剤 anesthetic
全身麻酔 general anesthesia / 局所麻酔 local anesthesia
等々

今日、10月13日は「麻酔の日」なんだそうです。

October 13 is “Anesthesia Day”, established by the Japanese Society of Anesthesiologists. This is the anniversary of the world’s first successful operation to remove breast cancer using general anesthesia, performed by the Japanese doctor Hanaoka Seishu.
10月13日は、日本麻酔科学会が制定した「麻酔の日」です。
これは、日本人医師 華岡青洲が世界で初う手術をめて全身麻酔を用いた乳癌摘出手術の成功を記念した日です。

これ1804年、鎖国していた江戸時代の日本でのことですから、まさに偉業です。


英語で『量子』は? ノーベル物理学賞のニュースから-😵‍💫-#つぶやき英単語 1764

(2022.10.8)

『量子』は英語で quantum です。
量子 quantum は、粒子と波の性質をあわせ持ったもので、
電子 electron、中性子 neutron、陽子 proton、光子 photon やその他の素粒子もこれに含まれます。

2022年の ノーベル物理学賞 は、フランスのアラン・アスペ教授、アメリカのジョン・クラウザー博士、オーストリアのアントン・ツァイリンガー教授が受賞しました。
そのニュースでは、
『量子もつれ』 quantum entanglement
『量子情報科学』quantum information science
といった言葉がキーワードになっています。

The 2022 #NobelPrize laureates in physics have conducted groundbreaking experiments using entangled quantum states, where two particles behave like a single unit even when they are separated. The results have cleared the way for new technology based upon quantum information.

「2022年のノーベル物理学賞受賞者たちは、2つの粒子が離れても1つのユニットのように振る舞う「量子もつれ状態」を利用した画期的な実験を行いました。この成果が、量子情報科学に基づく新しい技術への道を開きました。」

こういう研究成果が『量子コンピュータ』quantum computer の開発につながるということですが、正直なかなか中身が理解できません。
まあ、そういうのが話題というぐらい知ってればいいんじゃないでしょうか。

cog in the machine は?―⚙️-#つぶやき英単語 1758

(2022.10.2)

今日の気になる英語:cog in the machine

cog は『歯車の歯』の意味の単語です。

なので、cog in the machineは、比喩的に『大組織の中で小さな(つまらない)役割を担う人』を意味します。
(cogだけでも。文脈上で同じような意味を表す場合も有ります。)

これは日本語でも、「組織(会社、社会)の歯車」という表現が有りますから、
どこの国の人でも共通している感じ方なのではないでしょうか。

使ってみましょう。
I don’t want to be a cog in the machine any more.
「もう、組織の歯車でいるのはいやだ。」
Without one cog, the whole machine would not run well.
You should be proud that you can contribute to society through your work.
「一つの歯車が無ければ、機械はうまく動きません。
 仕事を通して社会に貢献できることに誇りを持つべきです。」

歯車としてちゃんと動いていれば立派なものだと思いますよ。

「単3電池」の英語は?―⚡-#つぶやき英単語 1687

(2022.7.22)

今日の気になる英語:単3電池は英語では何と言うの?

なんか、乾電池の単3とかいうのは日本独自の呼び方なんですよね。
アメリカでは AA battery と言うそうです。

一般的な乾電池の米国呼称を大きい方から言うと
『単1電池』 Size D battery, D battery
『単2電池』 Size C battery, C battery
『単3電池』 Size AA battery, AA battery
『単4電池』 Size AAA battery, AAA battery
だそうです。

ついでに言うと
『乾電池』は英語では dry cellやdry battery です。

辞書の merriam-webster.comの定義では
dry cell 
a voltaic cell whose contents are not spillable
— called also dry battery
「dry cell 乾電池
 内容物を流出させない構造のボルタ電池。
 dry battery とも呼ばれる」
だそうです。

au の通信トラブル原因「輻輳」は英語で何?―📱-#つぶやき英単語 1668

(2022.7.4)

ニュース記事でauの通信障害の原因が『輻輳(ふくそう)』と書いてありました。
あまり、聞き覚えのない言葉ですが、この言葉に対応する英単語、何かご存知ですか。

輻輳(ふくそう)は、英語では congestion でいいようです。英辞郎にも通信用語として出てました。
一般的には、congestion は『密集、過密、渋滞、うっ血』等の意味を持つ単語です。

で、今回の通信障害は、コアネットワークのルーターの交換時に音声通話の不具合が生じ、これに対処する間に一部でアクセスの集中が起こって輻輳=congestionの状態になったそうです。

congestion という言葉は通常の交通渋滞などでも使えますが、今回の通信障害も大規模な渋滞のような状態が原因と理解すればいいのかと思います。

ただし、この輻輳=congestion は僕の見た英語の記事では使われておらず、
concentration of traffic トラフィック集中 のような表現になっていました。
(道路とかならtraffic は交通ですが、通信の場合は、そのままトラフィックですね。)

何はともあれ、電話とか通信は重要な社会的インフラなので、重大な問題をひき起こさないようなメインテナンスをお願いしたいところです。

英語で「生体認証」は?―👁-#つぶやき英単語 1645

(2022.6.11)

『生体認証』は英語で何と言うでしょうか?

biometric authenticationbiometric identification あるいは単にbiometrics と言うようです。
bio-は『生物の』で、metric が『計量』なので、
biometric は『生物(生体)測定の』の意味になります。

authentication は『証明、認証』です。また、identification は基本的に『同一』ということですが、この場合は『同一であることの証明、身分(身元)証明』のような意味です。
biometrics についているs は、学問や技術の名称につくsで、『生物計測学、生体認証』ということにつながります。近年はバイオメトリクスとカタカナ語でも使われるようになってきています。

Biometric authentication of electronic devices and systems uses technologies that recognize personally identifiable patterns, such as fingerprints, iris, face, and veins in the fingers and palms.
「電子機器やシステムのバイオメトリクス認証は、指紋、虹彩、顔、指や手のひらの静脈など、個人を特定できるパターンを認識する技術を使用しています。」

今日、NHKの番組で手のひらの静脈パターンで認証するシステムの開発の話をやってました。
銀行のATMとかで使っているのですね。
こういうアイデアをきちんと実用までもっていく技術力というのは、日本の強みだと思います。

栽培してはいけないケシの花の英語-😵‍💫-#つぶやき英単語 1628

(2022.5.25)

ケシには栽培してはいけない品種があります。

禁止されている『ケシ』は、英語では opium poppy と言います。
opiumは『阿片(アヘン)』のことで、日本語でも阿片ケシと呼ぶ場合もあるそうです。
このケシの実が阿片の原料になるわけです。
(そもそもopium の語源はギリシャ語で、「ケシの汁」の意味だそうです。)

なお、poppy とだけ言うと、園芸品種のヒナゲシ cone poppy などもふくみます。
似たような花でも麻薬成分を多く含む危険な品種と、そうではないものがあるのです。

最近、この opium poppy が多く自生しているところが見つかったとのニュースが出ていました。→これ

内容は
As many as 3,500 opium poppy plants, which can be used to make opium, were found growing wild.
「阿片の原料となるケシが3500株自生しているのが発見された。」

ちょっと見ればきれいな花かもしれませんが、危険な作用があるものですのでご注意ください。


ブルーサーマルの thermal は?―🛩―#つぶやき英単語 1553

(2022.3.13)

ブルーサーマルというアニメ映画が公開されていて、僕の所にも良い評判が聞こえてきます。グライダーが出てくる話なんですね。

このブルーサーマル blue thermalについて、ちょっと調べました。
サーマル=thermal という単語は、一般的には形容詞で『熱の』の意味ですが、
この場合のthermalは名詞で、Weblioに『上昇温暖気流』という訳語で載っています。航空・飛行関係用語で、カタカナのサーマルでも通じるようです。

Oxford Dictionary にも説明が出ています。
thermal  Noun
An upward current of warm air, used by gliders, balloons, and birds to gain height.
「サーマル (名詞) : 上に向かう温かい空気の流れ。グライダー、気球や鳥が高度を上げるために用いられる」

Wikipedia(英語) のthermal の説明の中では
thermal column (or thermal) と書いてありますので、thermal column という言葉のcolumn が省略されて、上昇気流を表す名詞のthermal になったと思われます。
(元は形容詞∔名詞だったのに、みんなが名詞を省略して使うので、形容詞が名詞になっちゃったパターンかもね。)

ハンググライダーで飛ぶ人のイラスト(男性)

ブルーサーマル =blue thermal については、コトバンクに出ている説明ですと
「サーマルが上空に昇っていっても雲にならない状態を言う。特に、しっかりしたサーマルコンディションであって、雲のない時などに使われることば。」だそうです。

アニメ映画「ブルーサーマル」の公式サイトでは
「“ブルーサーマル”とは、青空の下で発生する上昇気流のこと。」と説明しています。
それに、ブルーサーマルは「つかまえたら幸せになれる風」なんですと。

この映画の舞台(のモデル?)は、埼玉県熊谷市の妻沼グライダー滑空場らしいですよ。
(ちょっと行って幸せになれる風つかまえてこようかな? 高所恐怖症だけど・・・)


英語で「顔認証」は?―🥺―#つぶやき英単語 1500

(2022.1.21)

スマホで顔認証を日常的にお使いの方もおられると思いますが、
これ英語で何というかご存知でしょうか。

『顔認証』は英語だと face authentication というのです。

authentication が『証明、立証、認証』を意味します。
動詞は authenticate で『信頼できることを証明する、本物であることを証明する』の意味になります。

ちなみに、『指紋認証』なら fingerprint authentication ということになります。

使ってみましょう。

Face authentication on smartphones is inconvenient when wearing a mask, so some people prefer fingerprint authentication for that reason.
「スマホの顔認証はマスクをしていると不便で、そのため指紋認証の方を好む人がいる」

僕はまだ指紋認証にスマホですけど、特に支障はないですけどね。

英語で「組み換えタンパク質ワクチン」は?-#つぶやき英単語 1497

(2022.1.18)

塩野義製薬の新型コロナウィルス用の国産初のワクチンが治験の最終段階に入ったとのニュースがありました。

塩野義製薬のリリース情報(2022.1.17)のタイトルはこんなでした。
Notice Regarding the Initiation of an Active Control Neutralizing Antibody Comparative Clinical Trial for COVID-19 Recombinant Protein-based Vaccine, S-268019 in Japan
これを訳すと
「COVID-19 組み換えタンパク質ワクチン S-268019の 中和抗体価比較試験の国内での開始についてのお知らせ」

『組み換えタンパク質ワクチン』 Recombinant Protein-based Vaccine
塩野義製薬が開発中の新型コロナワクチンがこのタイプで、
「ウイルスのタンパク質の一部を遺伝子組換え技術で作成し投与するもの」だそうです。
このタイプは副反応はおこりにくいそうですが、免疫がうまく機能するタンパク質の設定や、効果を高めるための副成分などが技術的な課題とされています。

ちなみに、Recombinant が『(遺伝子)組み換えの』の意味だそうです。
『遺伝子組み換え』は、gene-recombination になります。

💉

とりあえず、ワクチンや治療薬の選択肢が増えるのは望ましいことですので、塩野義製薬さんにも頑張ってほしいところです。
3月ごろまでに承認されたら、次に僕がブースターショットで打つのは国産ワクチンと言うことも有りうるわけですかね。