何にでも効く「万能薬」の英語は❓―💊―#つぶやき英単語 2241

(2024.1.9)

何にでも効く『万能薬』のことを英語では panacea と言うそうです。
発音記号では pæ̀nəsíːə です。
このpanacea は『(あらゆる問題の)解決策』という意味でも使われます。

この他に、cure-all という単語も『万能薬』の意味になります。

使ってみましょう。

In reality, there is no such thing as a panacea for every disease.
「実際には、どんな病気にも効く万能薬など存在しない」

Raising product prices is not a panacea for improving this company’s performance.
「製品価格の引き上げは、この会社の業績を改善する万能薬ではない」

まあ、基本的に何にでも効く薬なんて無いのですから、
そんなものを前提とした話は疑ってかからないといけませんね。

英語で「同位元素」は❓―📚―#つぶやき英単語 2215

(2023.12.14)

原子番号が同じで質量数が違う原子のことを『同位体』や『同位元素』と言いますが、これを英語では isotope と言います。

The Free Dictionary でのisotope の説明は、
one of two or more atoms with the same atomic number that contain different numbers of neutrons
「原子番号が同じで、中性子の数が異なる2つ以上の原子のうちの1つ」
となっていました。

また、『放射性同位元素』は radioactive isotope になります。

使ってみましょう。
Objects containing organic material can be dated by radiocarbon dating using the properties of 14C, a radioactive isotope of carbon.
「有機物を含む物体の年代は、炭素の放射性同位体である14Cの特性を利用した放射性炭素年代測定によって知ることができます。」

科学って教わるから分かりますけど、原子とか中性子とか同位元素とか、
自分の目と頭でこういうことを考えつくというのは大変なことですね。
科学を切り開いた先人たちの功績には敬意を払うべきでしょう。

bedrockは❓―🛏―#つぶやき英単語 2195

(2023.11.26)

bedrock は、ベッド+岩なので寝心地良くなさそうに聞こえるかもしれませんが、
これで『(最下層の)岩盤、床岩、根底、根本、底、最低の状態』などの意味になるそうです。

bed には寝るための『ベッド』の他に、
riverbed 『川底』、seed-bed『苗床』、bed of concrete 『コンクリートの土台』などのように使われることから分かるように、『底、床、土台』などの意味があります。
これらのbedの意味から、bedrock は「底の岩=岩盤」というのが根本イメージと思われ、他の意味もそこからのつながりで理解できると思います。

使ってみましょう。
They have a plan to dig down to bedrock for a geological survey of the site.
「彼らはその場所の地質調査のために岩盤まで掘り下げる計画を持っている」

Respect for others is the bedrock of our group operations.
「他者の尊重が私たちのグループ運営の根幹です」

ちなみに、bedrock は、bedrock price 『底値』のようにも使えます。
何か買う時は一番安い底値に買いたいものですが、なかなかタイミングが難しくて・・・。Black Fridayも過ぎちゃいましたし。

 

ATLAのrailgun !-🎥-#つぶやき英単語 2160

(2023.10.23)

railgun (レールガン)は、物体を電磁気力で加速して撃ち出す装置のこと。

この言葉からアニメタイトルを思い出す方もいると思いますが、
実際の防衛兵器としての開発が進められているようです。

ATLA has accomplished ship-board firing test of railgun first time in the world with the cooperation of the JMSDF. To protect vessels against air-threats and surface-threats by high-speed bullets, ATLA strongly promotes early deployment of railgun technology.

「ATLA(防衛装備庁)は、海上自衛隊の協力のもと世界で初めてレールガンの艦上射撃試験を実施しました。高速弾丸による空からや地表からの脅威から艦船を守るため、ATLAはレールガン技術の早期導入を強力に推進します。」

 *ATLA(Acquisition Technology & Logistics Agency=防衛装備庁)
  JMSDF(Japan Maritime Self Defence Force=海上自衛隊)

どれくらいすごいのか分かんないですけど、
攻撃されたときにミサイルとか撃ち落せるならいいですね。

宇宙に行ったSLIMは❓-🚀-#つぶやき英単語 2115

(2023.9.7)

本日、H-ⅡAロケット47号機の打上げが成功したということで、
ほっと一安心ですね。

このロケットで、小型月面探査機「SLIM」が打ち上げられました。

このSLIMは、Smart Lander for Investigating Moon のことで、
直訳なら「月の調査のためのスマートな(頭の良い)着陸機」という感じです。
land が『着陸する』なので、lander が『着陸船、着陸機』の意味になります。t
この探査機は、ピンポイントで月面の降りたいところに着陸する技術の立証を目的としているため、この名称になったのですね。

何にしても、月にうまく着陸して月面の絵を見せてほしいと思います。

同ロケットでは X線分光撮像衛星「XRISM」も打ち上げられましたが、これはX-Ray Imaging and Spectroscopy Missionから来ています。
X線撮像器とX線分光器を用いて宇宙観測をする目的の衛星らしいです。

宇宙の成り立ちに迫る発見を期待したいと思います。

英語で「超電導」は❓-⚡-#つぶやき英単語 2096 

(2023.8.19)

『超電導』は superconductivity で、『超伝導体』は superconductor です。

Collins の説明では
Superconductivity is the ability of certain metals to allow electricity to pass through them without any resistance at very low temperatures.
「超伝導とは、ある種の金属が非常に低い温度で抵抗なく電気を通す能力のことである。」
となっています。
(実際は、金属以外にも超電導を示す物質が有ります。)

このような、超電導が常温で実現できれば画期的な技術革新になります。

『常温超電導』は room-temperature superconductivity
『常温超伝導体』は room-temperature superconductor です。

近頃、常温超伝導体ではないかと話題になった物質LK-99については、
ネガティブな結果が出てきているようですが、
この種のチャレンジは有用なことと思います。
失敗は成功の元とも言いますし。



光の reflection とrefraction は❓-💡-#つぶやき英単語 2064

(2023.7.20)

光に関係する英単語で、reflection と refraction が有って、
ちょっと紛らわしいと思います。

reflection は『反射』で、「光が物体にあたってはねかえること」です。
Wiktionary の説明では
The property of a propagated wave being thrown back from a surface (such as a mirror). 
となっていました。
「伝播した波が表面(鏡など)からはね返される性質」ということですね。

これに対して、
refraction は『屈折』で、「光が異なる物質を進む時に、その境界面で折れ曲がる現象」を言います。
Wiktionaryでは
The turning or bending of any wave, such as a light or sound wave, when it passes from one medium into another of different optical density.
「ある媒質から光学密度の異なる別の媒質へと通過する際に、光波や音波などの波が曲がったりすること」と説明されています。

この光の反射とか屈折は、中学1年ぐらいで習う内容だそうです。
こういう基礎的な科学用語ぐらいは、英語でも覚えておきたいところです。


英語で「橋げた」は❓-🌉-#つぶやき英単語 2051

(2023.7.7)

『橋げた』は英語ではbridge girder と言うそうです。

girter が『けた、大はり』の意味で、
a horizontal main structural member (as in a building or bridge) that supports vertical loads and that consists of a single piece or of more than one piece bound together  (→Merriam Webster)
「垂直荷重を支える(建物や橋の中の)水平な主要構造部材で、単一または複数の部材が結合して構成されるもの」のことになります。

ニュース記事にbridge girderという言葉が出ていました。
2 workers killed as bridge girder falls from freeway under construction in Japan
「日本で建設中の高速道路から橋げたが落ち、作業員二人が死亡」

大変な事故で、何か作業にミスがあったのかもしれません。
原因を究明して、二度と起きないようにすることが大切ですね。

英語で「鉄筋コンクリート」は❓-🏢-#つぶやき英単語 2050

(2023.7.6)

『鉄筋コンクリート』は、英語では reinforced concrete と言うそうです。
reinforce は『補強する』なので、reinforced は『補強された』ですね。
なので、reinforced concrete は「(鉄筋で)補強されたコンクリート」ということになります。

また、ferro-concrete でも『鉄筋コンクリート』の意味になります。
ferro-は『鉄を含む、鉄の』の意味の接頭辞です。
ferro-concrete は「(補強のための)鉄を含むコンクリート」と理解されます。

ここで、建築で用いられるコンクリート=concrete は
a hard strong building material made by mixing a cementing material (such as Portland cement) and a mineral aggregate (such as sand and gravel) with sufficient water to cause the cement to set and bind the entire mass
→Merriam Webster )
「セメント材料(ポートランドセメントなど)と鉱物骨材(砂や砂利など)を十分水を加えて混合し、セメントを固化させて全体を結合させた硬くて強い建築材料」だそうです。

なお、concrete は『具体的な、具象の、現実の』などの意味の形容詞としても用いられる単語ですね。

鉄筋コンクリート reinforced concrete に鉄筋が入っていなかったら、
補強されてないただのコンクリートです。
そんな手抜き工事は絶対ダメですね。