「ネギ」の英語? ちょっと違和感 -🍲-#つぶやき英単語 1808

(2022.11.20)

『ネギ』を和英辞典で見ると Welsh onion や green onion と出てるけど
これ、ちょっと違和感無い?
(変な文体だけど、今日はこのノリで行きますんで、ヨロシク)

onionって『タマネギ』だよね。「タマ(玉)=球根みたいな食べるとこがあるネギ」じゃないすか。

onion の語源は「たくさんの層が一つになったもの」の意味のラテン語なんだって。これ、あの球根有ってのネーミングなんじゃないの?

だからさー、ネギにはタマネギみたいな球根ないじゃん。
タマのないネギはタマネギじゃないのに、
なんで名前にonion つけてんのさ。

ネギは 学名ではAllium fistulosum (ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属)
タマネギはAllium cepa(ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属)
なんだね。

まあ同じ仲間なんだってことは分かったから許す。

鍋にすきやきにネギ (食べるの白いとこだけど) 

許すけれども、ネギは知ってるけど
Welsh onion ってどんなのさ?

なんか、微妙に下半身太って・・・まあ良しとしよう。
Welish onion は、bunching onion や long green onion とも言うのか。
覚えとこ。
(bunching は『束になる』ってことだね。)

まあ、勉強になった。ありがとよ。

ハート形の大きな葉っぱ・・・『サトイモ』の英語-♡-#つぶやき英単語 1800

(2022.11.12)

畑にでっかいハート形の葉っぱの野菜が植えられてたんですけど、
あれ『サトイモ (里芋)』なんですね。

『サトイモ』を和英辞典で調べると、 taroという単語が出ています。
これはタロイモというもので、そう聞くと南国で食用にされているイメージですが、実はサトイモ科の食用植物を広く含んだ言葉なんだそうです。
なので、サトイモも taro の一種であり、taroと呼ぶのは正しいのです。
ただ、taroにはサトイモ以外の品種もあるわけですね。

『サトイモ」の訳語としては、これ以外にも eddo という単語も出てきます。
また、学名は Colocasia esculenta と言います。

サトイモをタロイモと区別するなら、Satoimoと書いて、説明を加えるのがいいかもしれません。

Satoimo is a kind of taro native to Southeast Asia and used as an ingredient in Japanese dishes.
「サトイモは東南アジア原産のタロイモの一種で、日本食の食材として使われます。」

これ、なぜサトイモと呼ばれるかご存知ですか?

山で自生するヤマイモ(山芋)に対して、
人里で栽培される作物なのでサトイモ(里芋)と呼ばれるのだそうですよ。



「ヤマボウシ」の英語は?―👒―#つぶやき英単語 1795

(2022.11.7)

近くの街路樹にぼつぼつした表面を持つ赤い実がなっていました。(写真1)
この木は『ヤマボウシ』だと思われます。
英語で Kousa Dogwood や Japanese Flowering Dogwood と呼ばれるようです。

夏ごろに同じ木の花の写真も撮ってました。 (写真2)
ヤマボウシは、 ハナミズキ(Dogwood )と近縁種で、花もよく似ています。

でも、実については違いが有ります。
The fruits of Dogwood are inedible, while those of Kousa Dogwood are edible and quite tasty.
ハナミズキの実は食べられませんが、ヤマボウシの実は食べられて、かなり美味しいそうですよ。

写真1  ヤマボウシの赤い実 Red fruits of Kousa Dogwood

 

写真2  初夏に花をつけたヤマボウシ Kousa Dogwood in bloom in early summer

街路樹のヤマボウシになった実なので、みんな鳥の御馳走になるんだと思うんですけど、
出来たら一個でも味見してみたい気がします。

英語俳句「虫食い穴」-🍂-#つぶやき英単語 1791

(2022.11.3)

『虫食い穴 』は worm hole や worm bore と言うそうです。
 (この場合のbore は『穴』の意味です)

久々に英語俳句に挑戦。

秋の葉の 虫食い穴に 空青し

In wormholes
See how blue the sky is !
autumn leaves

推敲します。

See, how blue it is,
the sky through the worm holes
in autumn leaves

こっちのほうがいいでしょうか?

もう11月ですね。

「ホウキギ」の英語―🧹-#つぶやき英単語 1784

(2022.10.27)

『ホウキギ(ホウキグサ)』という植物をご存知でしょうか。
その乾燥した茎を 箒(ほうき)に使うので、こういう和名がついています。
和風の箒の掃くところの素材を思い浮かべていただければいいと思います。

このホウキギの英語名が Kochia なんだそうです。
そう、この『コキア』という名前の方でご存知の方の方が多いかもしれません。
そうコキアというと、こんもりとした樹形が特徴的で、緑色していたものが秋には赤くに紅葉するので、観賞用としても育てられています。国営ひたち海浜公園のコキア Kochia は有名でよく写真を見かけます。

このコキア kochia を近所で見かけました。今赤くなっていますね。

Kochia

このコキア Kochia ですが、その実が食用にもなるんだそうです。
これ「とんぶり」という秋田県の名産品だそうで、畑のキャビアと呼ばれるような
プチプチした食感の食べ物です。

コキア Kochiaって箒になったり、とんぶりになったり、観賞用だけじゃないんですね。

梅の「種」は英語で何? -🍑―#つぶやき英単語 1780  

(2022.10.23)

seed は植物の『種(たね)、種子』のことですね。でも、梅干しの中の「種」は、英語では違う呼び方になるようです。
何と言うでしょうか?

🍙🍙🍙

答えは stone です。(石のstone と同じです。)
stone は『ウメ・モモなどの果実の中の核(堅い内果皮に包まれた部分)』のことです。
日本語ではこの核のことを普通「種」と呼んでいます。
ですが、植物学的な意味での本当の「種子」は、核の殻の中にあるのだそうです。英語では、この辺を分けた呼び方になっているということですね。

ちなみに、このような核が中にあるタイプの果実を『核果』と呼ぶそうで、
これは英語で stone fruits となります。

英作文に使ってみましょう。
Umeboshi are made by pickling whole ume-plums containing those stones inside.
「梅干しは、種が入った丸ごとの梅の実を漬けて作られます。」

「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の英語は?-✊-#つぶやき英単語 1776

(2022.10.19)

「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」という諺がありますが、
この英語バージョンは
a drowning man will grasp at straws
a drowning man will clutch (catch) at a straw
とかだそうです。

Cambridge の辞書での説明
a drowning man will clutch at a straw
said about someone who is in a very difficult situation, and who will take any available opportunity to improve it
溺れる者は藁をもつかむ 
「非常に困難な状況にある人が、それを改善するために可能な限りの機会を手に入れること」となっていました。

drowning manは「溺れてる人」、straw は『藁、わら』で
grasp at 、 clutch atあるいは catch atは『(…を)つかもうとする』の意味になります。

日本語と英語で似たような諺でも、出てくる物だったり何かしら違うのが多いのですが
上の例ではほとんど直訳のような内容ですね。

それも当然で、この日本語の「溺れる者は藁をもつかむ」は、英語のことわざを翻訳したものなんだそうです。
わらしべ長者みたいな純日本的イメージを抱いていたのですが
僕の認識不足でした。

 

唐揚げrecipeから「かたくり粉」の英語を知る-🍳-#つぶやき英単語 1720

(2022.8.26)

実は、今晩のおかずが唐揚げでした。うまし。

それで、唐揚げの英語でのRecipeがどんな感じか気になって見てみたのです。

材料(Ingredients)に、Potato starch とあったので、
potato 『ジャガイモ』のstarch 『でんぷん』だとは思ったのですが、
一応 Weblio辞書で確認しました。

そしたら、potato starch 『かたくりこ』と出てきて、「ちょっと待て」と。
片栗粉(かたくり粉)は、カタクリから作るもんなんじゃないの?

認識不足でした。
市販の『かたくり粉』のほとんどは、ジャガイモからとったでんぷんなんだそうです。
かたくり粉という名前でも、実際は potato starch ジャガイモでんぷんなんですね。

まあ、ジャガイモでんぷんのかたくり粉を使った唐揚げをずっと食べてきたので、味に文句はないのですが、食品の名前と内容は合っている方が望ましいのではないでしょうか。

ちなみに、植物の『カタクリ』は dogtooth violet と言うそうなので、
これを使った本物の『かたくり粉』は dogtooth violet starch となります。

この話を、オンライン英会話のレッスンで話題にしたのですが、
英語の中に日本語の「かたくりこ」を入れてしゃべっているうちに、
面白くなってきて「かたくりこ、かたくりこ、かたくりこ」と連発してしまいました。
英語のリズムの中だと、この言葉の音は面白く聞こえる気がします。

英語で「モロヘイヤ」は?-🥗-#つぶやき英単語 1710

(2022.8.16)

『モロヘイヤ』って野菜、どんなのか見たことありますか?
これです。


モロヘイヤは、もともとエジプト語です。
英語の辞書にもmulūkhiyyaや molokheiyaとして載っていますが
別に英語名も有って、Jew’s marrow と言うそうです。

marrow は野菜としては『ペポカボチャ』だそうですので、
Jew’s marrowは「ユダヤ人のペポカボチャ」ということになりますね。
(イメージがわかないけど)

実は、モロヘイヤには「タイワンツナソ」という和名も有るのだそうです。

Jew’s marrow or mulūkhiyya is known for its high nutritional values of 9 times more calcium and 4.6 times more carotene than spinach.
It is also rich in potassium, vitamins B2, C, E, and iron.

「モロヘイヤ(Jew’s marrow、mulūkhiyya)は、ほうれん草の9倍のカルシウム、4.6倍のカロテンと栄養価が高いことで知られています。また、カリウム、ビタミンB2、C、Eや鉄分も豊富に含んでいます。」

健康には良さそうですよね。
僕はエジプト風のモロヘイヤスープより天ぷらがいいかな。

yamの日のすすめ?-🗻-#つぶやき英単語 1705

(2022.8.11)

『ヤマノイモ』は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草です。
ヤマイモ(山芋)やジネンジョ(自然薯)とも呼ばれ、とろろとして食用されるのでおなじみですね。

この『ヤマノイモ』の英語名は、 Japanese yam あるいは glutinous yamだそうです。
(glutinous は『粘着質の、ねばる』という意味です。)
単にyam とも言いますが、ヤマノイモ以外にサツマイモもyamと呼ばれる場合があるそうで、注意が必要かもしれません。

yam の発音は jǽm (ヤム)で、なんかヤマノイモのヤマに似ていますね。
ただ、語源的な結びつきがあるという説明は見当たらないので、音が似ているのは偶然ということでしょうか。

今日は祝日「山の日」ですが、とろろとか食した方に限っては「yam の日」と呼んでも間違いではありませんね。
古より滋養強壮がつく食べ物とされていますので、
夏バテ解消に山芋料理を食べる「yamの日」を JAさんあたりで真面目に推奨してみたらどうでしょう。