「人食いバクテリア」の英語は❓―🏥―#つぶやき英単語 2278

(2024.5.23)

『人食いバクテリア』の患者数が増えているとニュースに出ています。
これは、英語では flesh-eating bacteria と言うそうです。
flesh は『肉』なので、英語では「肉食いバクテリア」と呼んでるわけですね。

このバクテリアによる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(streptococcal toxic shock syndrome=STSS)」は、手足の壊死(えし)を引き起こして死に至ることも有る病気です。怖いですね。

Xには、こんなことも出ていました。
AUSTRALIA: Mosquitoes spread flesh-eating bacteria that causes Buruli ulcer from possums to humans, scientists say
オーストラリア:ブルーリ潰瘍の原因となる人食いバクテリアは、蚊がオポッサムからヒトに感染させる、と科学者が発表した。

蚊が媒介する可能性もあるんですかね。
この辺にオポッサムはいないと思うけど・・・やだなあ。

漁師王と呼ばれる鳥―🐥―#つぶやき英単語 2266

(2024.5.11)

Kingfisher は king 『王』+fisher 『漁師』ですから、
直訳なら「漁師王」のようなことですが、
これが鳥の『カワセミ』の英語名です。

今日、Xで見かけました。
Kingfisher wanting his friends lunch
カワセミが仲間のランチを欲しがっている

きれいな鳥ですね。

musty は❓―📖―#つぶやき英単語 2563

(2024.5.8)

辞書サイトのWeblio にその日の単語検索ランキングが出ているのですが、
昨日5/7のランキング4位に musty という単語が新しく入っていました。

musty は『かび臭い、かびの生えた』を意味する単語で、
比喩的に『古臭い、陳腐な、時代遅れの』の意味でも用いられます。

musty は「ねばならない」などの意味のmust とは関係ないのですが、
実は、『かび臭いこと』という意味の別のmust というと名詞があって、
そこから形容詞のmusty ができたらしいです。

例えば、
The inside of the storage room smelled a little musty.
「倉庫の中は少しかび臭かった」
のように使われます。

しかし、なぜ昨日この単語を調べる人は多かったのかは、よく分かりません。

ちなみに、この日の検索ランキングのトップはunmet という単語でした。
この単語についてはちょっと前に書いていますので、こちらをどうぞ。



「バナナの皮をむく」の英語は❓―🍌―#つぶやき英単語 2561

(2024.5.6)

「バナナの皮をむく」を英語でどう言えばいいでしょうか?

peel a banana で「バナナの皮をむく」の意味になるんですね。

このpeel は『(表面の皮、膜を)むく、剥がす』の意味の動詞です。
(peel はorange peel のように『(果物・野菜の)皮』の意味の名詞としても使われます。)

動詞のpeel はバナナのように手でむく場合だけでなく、
りんごやジャガイモのようにナイフ・包丁を使う場合でも、
peel an apple や peel a potatoのように使えます。
ジャガイモなどの皮をむく道具を peeler と言いますもんね。

例文です。
While I was driving, the driver of the car in front of mine peeled and ate a banana and then suddenly threw the peel out the window.
「私が運転していたら、前の車のドライバーがバナナをむいて食べた後、とつぜん窓から皮を投げ捨てた」

まあ、そんなことも有るかもしれません・・・気をつけましょう。

「こいのぼり」を英語で何と言えばいい?―🎏―#つぶやき英単語 2560

(2024.5.5)

今日は子供の日で、昔風に言えば端午の節句。
端午の節句には鯉のぼりが付き物ですね。

この『こいのぼり(鯉幟)』、英語では何と言えばいいでしょうか?

調べると、carp streamer や carp windsock という言い方がされるようです。
carp は『コイ(鯉)』で、これはお馴染みですね。
streamer は『吹き流し、長旗、ひるがえる飾り』の意味で、
windsock は『(円すい状の)吹き流し』だそうです。
なので、いずれも「コイの形の吹き流し」と言っていることになります。

こいのぼりは日本の伝統的な物なので、英語での言い方が決まっているわけではないのでしょうが、carp streamer や carp windsock と言えばイメージが伝わると思います。
まあ、会話なら補足説明も必要かもしれません。

Koinobori, carp streamers displayed on Tango-no-Sekku(the Boys’ Festival), are meant to wish for the healthy growth of children and their success in life.
端午の節句に飾られるこいのぼり(鯉の形の吹き流し)には、子どもの健やかな成長と立身出世を願う意味が込められています。

今日見かけたこいのぼり  2024.5.5

広い庭のある家じゃないと本格的な鯉のぼりを飾るのは難しいかもしれませんけど、こういう伝統は守っていきたいものですね。

芍薬と牡丹の英語―🪷―#つぶやき英単語 2557

(2024.5.2)

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、女性の美しさを形容する言葉ですね。

この『芍薬(シャクヤク)』と『牡丹(ボタン)』ですが、
英語ではどちらもpeony あるいはChinese peonyと呼ばれます。

同じボタン科ボタン属の植物の植物ですが、芍薬は宿根草で、牡丹は低木という違いが有ります。
なので、区別する際には、牡丹の方を tree peony のように言うようです。

牡丹の葉は切れ込みが有り、芍薬の葉には切れ込みが入っていないそうです。
芍薬の方が葉にツヤが有るので、その点でも区別できるようです。

芍薬(シャクヤク) Chinese peony 
牡丹(ボタン) FChinese tree peony

今、芍薬も牡丹も、どちらも咲いています。
僕が撮った最近の写真で、上が芍薬、下が牡丹だと思います。

ちなみに冒頭の
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」を英語に直訳するなら、
standing like peony, sitting like a tree peony, and walking like a lily
のようになります。

「重箱の隅をほじくる」の英語は❓―🧐―#つぶやき英単語 2547

(2024.4.22)

『重箱の隅をほじくる』は、つまらぬあら探しをすることですが、
nitpick という動詞がこれに近い意味になります。

Wiktionarynitpickの説明を見ると
(figurative) To correct insignificant mistakes or find fault in unimportant details.
『 (比喩)取るに足らない間違いを正したり、重要でない細かな間違いを見つけたりすること。となっています。
他に『細かいことにうるさく言う、いちいちけちをつける』等の意味にもなります。

例えば、
He is always nitpicking others.
「彼はいつでも他人のあら探しをしている」
のように使えます。
このような重箱の隅をつついて来る人の事を
nitpicker と言うそうです。

nit には『毛ジラミの卵』の意味が有り、
nitpickはそもそも誰かの髪の毛から小さなシラミの卵を探して取ることだったとか。
これが、つまらぬあら探しをすることの比喩として用いられているわけですね。


ソメイヨシノの「自家不和合性」の英語―🍒―#つぶやき英単語 2537

(2024.4.12)

『自家不和合性』とは、雌雄同株の植物で、自家受粉では受精しない性質のこと。
英語では self-incompatibility と言うそうです。
『自家不和合性の』はself-incompatible です。

All Someiyoshino are clones with the same genes and are self-incompatible, which means that they cannot produce seeds by self-pollination.
Therefore, it cannot be propagated by seed, but only by grafting or cuttings.
ソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持つクローンで自家不和合性です。そのため、種子による繁殖はできず、接ぎ木か挿し木により繁殖させるしかありません。

難しい講釈はともかく今年もサクラはきれいでした。

「接ぎ木」の英語は❓―ソメイヨシノはそうなんだって―🌸―#つぶやき英単語 2535

 (2024.4.10)

接ぎ木とは「枝などを切り取って、同種または近縁の他の植物の幹に接ぐこと」で 、
これにより枝の部分の特徴通りの木を作る事ができるわけですね。
繰り返していくと、同じDNAを持った木をどんどん増やせることになります。

この『接ぎ木』という手法は、英語では grafting と言います。
『接ぎ木する』は graft や engraft という動詞で表されます。

使ってみましょう。
Grafting is one of the techniques to create clonal trees with the basically same DNA.
接ぎ木は基本的に同じDNAを持つクうくローンの木を作る技術の一つです。

Somei-Yoshino cherry trees have been repeatedly grafted from a single original tree discovered at the end of the Edo period and increased until today.
桜のソメイヨシノは江戸時代の終わりごろに発見された一本の原木から接ぎ木を繰り返して、今日まで数が増やされてきました。

The beauty of these cherry trees is due to the efforts of many people who have continued to protect them.
この桜の美しさは、守り続けてきた多くの人々の努力が有ってのものなのですね。

花の名:golden bell は❓―📷―#つぶやき英単語 2531

(2024.4.6)

golden bell という英語名の花は何でしょうか?

春に咲く黄色い花、『レンギョウ』のことです。
英語では他にも golden bell flower やforsythia の名でも呼ばれるようです。

今日、公園で見かけて写真撮りました。
この季節、桜に目が行きますがレンギョウの黄色もきれいですね。

レンギョウは漢字で書くと連翹。俳句では春の季語として扱われるそうです。