welsh は使わない方がいいかも―🙊―#つぶやき英単語 2193

(2023.11.25)

大文字で始まる Welsh は、
『ウェールズの、ウェールズ人(語)の』あるいは『ウェール語』です。

これが 小文字始まりのwelsh になると
『賭け金を支払わずに逃げる、借金をごまかす、違約する』の意味の動詞として辞書に載
っています。

研究社の新英和中辞典では welsh について
「ウェールズ人 (Welsh) はこの語を軽蔑的な語と感じる」との注釈がついています。

意味を知っておくのはいいとして、
人の気分悪くさせる可能性がある語をわざわざ使う必要はないと思います。
ウェールズの人達とも仲良くしたいですからね。

ginger はショウガ。それでは、 gingerly は❓―#つぶやき英単語 2192

(2023.11.24)

ginger ale『ジンジャーエール』や ginger pork 『豚の生姜焼き』などの ginger は
『ショウガ、生姜』ですね。

それでは、ginger の語尾にlyのついた形の gingerly はどんな意味になるでしょうか?

この gingerly は副詞として『非常に用心深く、きわめて慎重に』の意味で、
『きわめて慎重な』の意味の形容詞にもなるそうです。
(ショウガとは関係無いんかい!)

使ってみましょう。
He gingerly opened the box.
「彼は慎重にその箱を開けた」

She is putting the pieces of the puzzle together in a gingerly manner.
「彼女はパズルのピースを慎重に組み合わせている」

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ginger と gingerly はいかにも関係語のような形で、全く関係が無いというのが不思議な感じがします。ちょっと紛らわしいですしね。

研究社の新英和中辞典によると、
gingerly の語源は古期フランス語 gent 「高貴な」の比較級に ‐ly が付加されたものと説明されています。
つまり、ショウガのginger と語源が異なるので、意味のつながりが無いんですね。

前に書いたbamboo とbamboozle もそんな感じでしたが、
こういう他人の空似的な単語のペアを見つけるのも、英単語調べの楽しみの一つかもしれません。

in the doldrums は❓―🌏―#つぶやき英単語 2190

(2023.11.22)

in the doldrums というイディオムは、
『無風帯に入って、沈滞状態で、ふさぎ込んで』の意味だそうです。

Collinsの辞書の説明では
If an activity or situation is in the doldrums, it is very quiet and nothing new or exciting is happening.
「活動や状況が in the doldrums というのは、それが非常に静かで、新しい事や興奮させるようなことが起こらないことだ」
となっていました。

なお、doldrums というのは
『(赤道)無風帯、無風状態、憂うつ、ふさぎ込み、停滞状態』の意味だそうです。
(赤道無風帯は「北東貿易風と南東貿易風に挟まれた赤道付近の風の弱い地帯」のことです。)

使ってみましょう。
Our food business is in the doldrums.
「私たちの食品事業は停滞しています」

無風ってそそんなに悪くないと思うのですが、
このin the doldrums というイディオムは、停滞する等の少しネガティブな意味で使われることが多いようです。

これはdoldrum が航海用語ということを知ると理解できると気がします。
つまり、風で動く昔の帆船は無風状態ではなかなか進まないので、
無風帯にいる(in the doldrums)ということが、停滞するという意味につながると考えられます。

主に食べ物関係の morsel は❓―🥄―#つぶやき英単語 2189

(2023.11.21)

morselという単語は『(食べ物の)ひと口、一片、少量、小片』という意味だそうです。

辞書サイト Collins の説明で
A morsel is a very small amount of something, especially a very small piece of food.
morsel はとても少量の何か、特にごく少量の食べ物」
となっています。

使ってみましょう。
I felt like I was in heaven after eating a morsel of Kobe beef.
「神戸牛を一口食べて、天国に居るような気分になった」

(食べ放題で詰め込むよりも、本当に美味しい物をちょっと食べるのが幸せのような気がします。)

ちなみに morsel は、食べ物以外にも使うことは可能です。
If you had a morsel of common sense, you would not do that.
「君に常識のかけらでもあれば、そんな事はしない」
とか。

ニュースの言葉:dictator ―👤―#つぶやき英単語 2184

(2023.11.16)

dictator は『独裁者』ですね。
最近のニュースで、この言葉が使われていました。

Joe Biden reiterates Xi Jinping is a dictator at press conference after talks between two leaders
「ジョー・バイデン、両首脳会談後の記者会見で習近平は独裁者だと繰り返す」

reiterateは『何度も何度も繰り返す、反復して言う』の意味です。

dictator とは、たった今会談した相手に対して、かなりきつい言い方ですね。

でも意外な言葉というわけではないかな。

can’t じゃなくて cant は❓―🗣️―#つぶやき英単語 2183

(2023.11.15)

can’t なら 『できない、はずがない』の意味のcannot の短縮形ですね。

では、「 ‘ 」apostropheが無い cant という単語はどういう意味でしょうか?

cant は、名詞では
『うわべだけの言葉、もったいぶった言葉、一時的流行語、業界語、隠語』や
『角、斜面、傾斜、ひと押し、堤防、背板、割り材』など意味だそうです。
また、動詞では『もったいぶった言い方をする』や『傾く、傾かせる』などの意味になるそうです。

このcan’t と cant は 、発音記号ではkǽnt で同じ発音と言えます。
(イギリス英語だと can’t が kɑ́ːnt という発音になりますけど)

使ってみましょう。
I can’t stand the politician’s cant regarding tax policy.
「その政治家の税制に関するうわべだけの言葉が我慢できない」

政治家の方々には、うわべだけでない実のある言葉で議論してほしいと思うのですが・・・。(望みすぎ?)

大谷選手、Silver Slugger賞🎉―ところで slugの意味は❓―⚾―#つぶやき英単語 2180

(2023.11.12)

Silver Slugger賞は、MLBのその年に各ポジションで最も打撃に優れていた選手がリーグごとに選ばれるものです。

今年のア・リーグでは、大谷翔平選手がDHとしてSilver Slugger 賞に決まりました。🎉

このSlugger は『強打者』のことで、もちろん slugという動詞から来ています。

このslug には動詞として『強く打つ』の意味があり、これが野球の打撃に関して使われるわけです。
ただ拳で打つボクシングや格闘でも使われるので、その場合は『殴りつける』のようにも訳されます。
slug で『強打』の意味の名詞にもなります。

slug は、これ以外に全く違う意味も持ちます。

まず、slug で辞書を引いてすぐ出てくるのが『ナメクジ』です。
これに続いて『怠け者、のろのろした動物』とか・・・。
(大谷選手と結びつかない感じの意味ですね)

また、『金属の小さな塊、鉛玉、弾丸、(自動販売機用の)代用硬貨』の意味も有ります。


大谷選手の話に戻すと、Silver Slugger は2021年にも受賞しているので、今年は2回目になります。

もうすぐMVPの発表も有りますが、大谷選手が2度目の受賞をするのだと思います。
大谷選手がFAでどこのチームに行くのかも気になるところで、
オフでも大谷選手のニュースからは目が離せない感じです。

あの dust 、この dust ―🧹―#つぶやき英単語 2179

(2023.11.11)

dust は名詞では『粉末、ちり、ほこり、ごみ、粉塵』などの意味ですね。

これが動詞だと『(粉末を)ふりかける、まぶす』と『ほこりを払う』の意味が有ります。

この二つは、粉っぽいものを取り除くのと、振りかけるので、全く違うことをしている感じです。

例えば
I dusted the cake with sugar. あるいは I dusted sugar over the cake.
  「私はケーキに砂糖をふりかけた」
He is now dusting the table.
  「彼は今、テーブルの粉を払っている」
のように使えます。
(私が砂糖をふりかけたときにテーブルにこぼれて、彼がそれをきれいにしてくれているのかもしれません。この両方が同じ動詞dustで言えるんですね。)

dust については、オンライン英会話のレッスンで
contronym (またはcontranym)
=A word that has two opposing meanings「相反する二つの意味を持つ単語」の例として出てきました。

一字違いのballet, billetそしてbullet―💃―#つぶやき英単語 2178

(2023.11.10)

一字違いは大違いなんて言いますが、本当にそうですね。

ballet は『バレエ、舞踊劇』のことです。

billet にはいろんな意味があるのですが、
名詞では『兵士用宿舎(提供命令書)、勤め口、短い書簡、メモ、鋼片、ビレット』
動詞では『(兵士用の)宿を提供する、宿を提供させる、泊める、宿を取る』
等の意味になります。

bullet は、『銃弾、弾丸、小球、(釣糸の)おもり』などの意味になります。

当り前ですが、全然関係ない単語です。
まあ、形が似ているので、まとめて覚えておけばいいかなと。

ちなみに、bellet と bollet は僕の調べた範囲で辞書に出ていませんでした。
こういう英単語は無いという理解でいいのではないでしょうか、

bright と blight は全然違う!―💡―#つぶやき英単語 2177

(2023.11.9)

bright と blight はrと l の一字違いですけど、全然違うんです。(当たり前だけど)

r の bright は、『明るい、輝く、晴れやかな、あざやかな、朗らかな、快活な』などの意味でお馴染みの形容詞ですね。文字通り、明るいイメージの単語です。

一方、l のblight は、名詞では『(植物の)胴枯れ病、虫害、(都市環境の)荒廃、(士気・希望などを)くじくもの、障害、暗い影』などの意味だそうです。
他に、動詞では『枯らす(枯れる)、だめにする、くじく』の意味になります。
なんか、全体にネガティブなイメージのような・・・。

でね、このblight って単語はいけないと思うのですよ。
中にlight[『光、輝き、明るい所』というのが入ってるので、
明るい方のbright のスペリングを間違ってblight と書く人が居るかもしれません。
まあ、紛らわしいのは確かですね。

使ってみましょう。
We continued to search for a solution to the city’s blight, and finally we found a bright hope.
「私たちは街の荒廃の解決策を探し続け、ついに明るい希望を見出した。」

RとLの区別って、ネイティブの人なら簡単なんでしょうけど、
日本人にとっては難題だもの。
こういう紛らわしい単語はやめてほしいところですが、
まあそうもいかないので、いっそペアで覚えてしまえばいいと割り切りましょうかね。