yellow feverは何?-🍋―#つぶやき英単語 1221

(2020.8.10)

ツイッターで目についた話ですが、
ニューヨークで1798年にyellow fever の流行があったんだそうです。
yellow fever は『黄熱(病)』です。

yellow fever 黄熱は、蚊が媒介するyellow fever virus 黄熱ウィルスによるものです。
発熱とともに、肝臓へのダメージで体が黄色くなる黄疸の症状が出るため、黄熱病 yellow fever という病名なのですね。
(野口英世博士がかかって亡くなった病気としても知られています。)

🍋

1798年の黄熱病の流行では、 棺桶が不足するほどだったとのこと。
当時、原因も分かっておらず、治療法も予防法も分からない病気でした。
献身的な医療関係者の犠牲も大きかったらしいです。
貧困層での被害が大きかったことから、伝染病と信じず人の行いに対する結果という偏見も生み出していたようです。
(その後、原因が解明され、蚊を駆除する対策や有効なワクチンができて、
yellow fever 黄熱病は未知の恐ろしい病気ということはなくなりました。)

🍌

現在のコロナ禍の社会を見て、医療も研究手段や学問もこれだけ進んでいながら、
人間の心は黄熱病流行の当時とあまり変わっていない気がするんですけど、
どうなんでしょう。

コロナ関連:hoaxだと思ってたって・・・ 😔 #つぶやき英単語 1207

(2020.7.14)

アメリカでコロナパーティーに出て感染して死んだ人の記事:

A 30-year-old man who believed the coronavirus was a hoax and attended a “Covid party” died after being infected with the virus, ・・・・・・
By Bryan Pietsch
Published July 12, 2020 Updated July 13, 2020

「コロナウイルスをデマと信じて「Covidパーティー」に参加した30歳の男性がそのウイルスに感染して死亡した」

何て言っていいのか。

hoax という単語が、名詞だと『だますこと、かつぐこと、悪ふざけ、でっち上げ』のような意味なんですね。

動詞なら『(真実ではないことを言って人を)だます、かつぐ)』の意味になります。

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hoax って単語、今までうろ覚えだったんですが、なんか完全に頭に焼き付いた気がします。 でもなあ・・・・。

コロナ関連:英語の三密も覚えたよ – 👨‍👨‍👦- #つぶやき英単語 1201

(2020.6.28)

日本のコロナウィルス感染症対応にいろいろな意見があるかもしれませんが、「三密」という言葉で最も危険な状態を説明してクラスター発生防止を呼び掛けたのは評価高いのではないでしょうか。お役所の作った三密のポスターもよくできてて、その英語版は海外の人もツイッターとかで使ってます。

この日本語・英語のポスターを二つ並べるとよくわかりますが
三密
①換気の悪い密閉空間
②多数が集まる密集場所
③間近で会話や発生をする密接場面
です。

これを英語にすると
Three Cs
1. Closed spaces with poor ventilation.
2. Crowded places with many people nearby.
3. Close-contact settings such as close-range conversations. 
なんですね。
(この場合の setting は「状況」といった意味です。)

6月末になってもCOVID-19の問題はまだ収まっていませんし、東京での感染数がなにげに多いのが気になるところです。

まだしばらく、Avoid the three Cs ! 「三密を避けましょう!」を心がけないと。
手洗いとマスクの着用もね。

コロナ関連: 第2波は英語で何? – 🌊 – #つぶやき英単語 1196

(2020.6.16)

そのままな感じですけど、『第2波』は second wave でいいんですね。

🌊

COVID-19関係のニュース記事でもこんな感じで使われています。

Cases of coronavirus are rising again, prompting fears that a second wave has hit the U.S.

「コロナウイルスの感染数が再び増加し、第2波が米国を襲ったとの懸念を呼び起こす。」

🏄‍♂️

たぶんCOVID-19の第2波は来るんでしょうけど、上手く乗り越えていかないとね。

Probably the second wave of COVID-19 is coming, but we’ll have to get through it well.

コロナ関連: PCR test using saliva – 😷 – #つぶやき英単語 1192

(2020.6.8)

先週のJapan Times の記事のタイトルで
Japan approves safer, easier PCR virus test using saliva
「日本がより容易・安全な唾液によるPCR ウイルス検査を承認」というのが有りました。

saliva が『唾液』です。

因みに、よだれを垂らすとかは、dribble salivaなんですね。
カッコ悪いドリブル。
  He often dribbles saliva while sleeping.
  「彼は寝ている時によくよだれを垂らす」

🤧

で、PCRなんですが、
既存の方法では、綿棒(cotton swab)で 鼻の奥の粘液(mucus)を採取しなければいけなかったので、くしゃみとかで採取する人は感染する可能性もあったんですね。鼻も痛そうだしね。

唾液 saliva なら自分で容器入れればいいので、ずいぶん簡単。
ちゃんと保険も効くようで。

実用化に尽力いただいた方たち、ありがとうございます。
薬やワクチン Vaccine を開発してる方たちも、よろしくお願いしますね。

コロナ関連: 抗体検査は英語で何? -🏥-#つぶやき英単語 1186

(2020.5.20)

『抗体』は英語で antibody です。(antibodyは「体嫌い」ではないんですね。)
辞書でのantibodyの定義は、こんな感じ

a protein produced in the blood that fights diseases by attacking and killing harmful bacteria, viruses, etc.:

Cambridge dictionary

抗体とは「血液中で作られるタンパク質で、有害な細菌やウイルスなどを攻撃して死滅させることで病気と戦う働きをするもの」ということです。

で、この原因となる細菌やウィルスが『抗原』ですが、これは 英語では antigen と言います。

新型コロナウィルス感染症関係のニュースで出てきている
『抗体検査』は antibody test 、『抗原検査』はantigen test です。

Redditというサイトに、
「日本ではCOVID-19の抗体検査 antibody test を大規模にやるべき」という外国の方の意見が出てました。
感染の全体像を捉えるためには、どこかのタイミングでそれも必要かと思います。

「元の木阿弥」は英語で何?-🙊-#つぶやき英単語 1185

(2020.5.19)

「元の木阿弥」って、「いったん良くなったものが、また元の状態に戻ってしまうこと」を言うんですね。

この言葉の由来にはこんな説もあります。
戦国時代、筒井順昭という武将が死んだ後、その息子が成人するまで死を隠したんだそうです。どうやったかというと、声の似た木阿弥という男を寝所に寝かせて、外来者を欺いたんですと。で、息子の順慶が成人し順昭の喪を公表したので、木阿弥は元の身分に戻ったということから「元の木阿弥」という言葉が出来たとか。
(元に戻れてストレス無くなった気もするんだけど)

辞典で元の木阿弥に当たる英語を調べたら、いろいろ出てきて。
例えば
  The wheel comes full circle
直訳したら「車輪が一周してくる」みたいな感じです。

他には
  be right back where one started とか。
「振出しに戻る」っぽい表現ですね。

コロナの事態も少し落ち着く感じになってきましたが、ちょっとしたことで元の木阿弥になりかねません。

So that you don’t be right back where you started, don’t let your guard down just yet.
「元の木阿弥にならないよう、まだ油断してはいけません。」

コロナ関連: サイトカインの嵐―😷-#つぶやき英単語 1182 

(2020.5.9)

コロナの 緊急事態は続いて、僕の関連ボキャブラリーも増えてきてます。

サイトカインストーム(cytokine storm)という現象がCOVID-19の重症化に関わっていると、TVのワイドショーでも説明してますね。

cytokine をOxford英英辞典で調べると、こんな定義になっています。

cytokine NOUN Physiology
Any of a number of substances, such as interferon, interleukin, and growth factors, which are secreted by certain cells of the immune system and have an effect on other cells.

Oxford dictionary 

「cytokine サイトカイン:(名詞、生理学)インターフェロン、インターロイキン、成長因子など免疫系の特定の細胞から分泌され、他の細胞に影響を及ぼす種々の物質のいずれか。」

cytokine storm のWiktionaryでの説明はこんなです。

An immune system–cytokine positive feedback reaction to certain infections and certain drugs, which occurs when large numbers of white blood cells are activated and release inflammatory cytokines, which activate more white blood cells.

Wiktionary

「(病理学)特定の感染症や特定の薬剤に対する免疫系サイトカインのポジティブフィードバック反応。大量の白血球が活性化されて炎症性サイトカインが放出され、さらに多くの白血球が活性化されることで起こる。」 なんか難しい。

要するに、免疫系を活性化するcytokineが過剰に放出されることで、自分の臓器組織を攻撃する、免疫の暴走のような現象が起こるんですね。免疫作用に必要なcytokineも、「嵐」のように出しまくったら、自分の体が危ないということです。
(過ぎたるは及ばざるが如し= Too much is as bad as too little. なんだな。)

このcytokine storm を抑えるタイプの薬剤が、重症のコロナウィルス感染症の治療薬として試されています。

抗リウマチ薬(anti-rheumatic drug)であるアクテムラ(ACTEMRA)がそれです。実はリウマチもインターロイキン(IL)-6などのcytokine が過剰に放出されて起こるとされており、アクテムラはそのIL‐6の働きを抑えるよう作用します。これでコロナのcytokine storm も抑えられれば、重症の患者さんが救われると期待されます。

アクテムラの治験(clinical trial) は大変な仕事だと思いますが、中外製薬さん、病院や関係機関の方、そこのところは迅速かつ確実に進めていただくよう、よろしくお願いします。

1175)コロナ関連用語をCambridgeに教わる

つぶやき英単語1175   (2020.4.19)

Cambridge dictionaryの最近のツイートで、こんなのが有りました。

「最近、Coronavirusのニュース記事でこんな単語を見たことがありますか?  下のコメント欄で、これらの言葉使って練習してみてください。 安全に過ごして!」みたいな。

外ほっつき歩かないで英語の勉強してろ、ということですね。

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epidemic 名詞 「 同時に多くの人々が特定の病気になること」=『(病気の)流行 』です。 😐これは、よく見る。

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pandemic 形容詞「(病気が)地域内のほぼすべてに、または人々、動物、植物のグループのほぼすべてに広まっている」

名詞のpandemicもありますね。😐もはやパンデミックは身近な日本語です。

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Mitigation 名詞 「何かの有害、不愉快あるいは悪さの程度を減らす行為」=『緩和、軽減』 😐なるほど。

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Zoonosis 名詞 「動物から人間に広がる病気」=『動物原性感染症』 😐動物園の名前ではないのだな。

👉

Cambridge dictionary さんの言う通り、英作文で使ってみました。

We are used to seasonal flu epidemics. 「 私たちは季節性インフルエンザの流行には慣れています。」

Unlike these, recent COVID-19 is an impact for us, being pandemic. 「それとは違い、最近の新コロナウィルス感染症はパンデミックとなり、私たちに大きな影響を与えています。」

One of the mitigations against this is city lockdown.

「これを緩和する対策の一つが都市封鎖です。」

For the first time, we have realized that a zoonosis could give rise a real risk for our society.

「私たちは、人畜共通感染症が私たちの社会に真のリスクをもたらす可能性があることを初めて認識しました。」

😐おかしなところが有ったら、教えてください。勉強させていただきます。

1172)コロナで覚えたcontractの意味

つぶやき英単語1172  (2020.4.9)

contract というと『契約(する)』の意味で馴染みのある単語なんですが、それだけじゃないんです。

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ニュース記事の見出しで、こんなのがありました。

At least 100 sailors on US aircraft carrier contract COVID-19

by Victoria Gatenby01 Apr 2020 GMT+3

「米空母の乗組員の少なくとも100名が新型コロナウィルス感染症にかかる」

⚓️

contract には『(病気に)かかる』の意味もあるんですね。へえ。