ammunition depot は?-💣-#つぶやき英単語 1718

(2022.8.24)

今日の気になる英語:ammunition depot は?

近頃のニュースとかツイートで見かけるammunition depot という言葉は、
『弾薬庫』のことです。
ammunitionが『弾薬』の意味なんですね。
この場合のdepotは『貯蔵所、倉庫』で、発音は díːpou デーポゥのようになります。

例えば、こんなツイートが有りました。
A major ammunition depot in Russian Belgorod has been blown up and the authorities are evacuating people. Obviously, this was done once again by the Ukrainians, but the local authorities claim that it was caused by the hot sun!

「ロシアのベルゴロドで主要な弾薬庫が爆破され、当局が人々を避難させています。
これは明らかに、またウクライナによるものですが、地元当局は暑い日差しが原因と主張しているそうです。」

ロシアの強がりが、ちょっとイタい感じになっていますね。

「遺族」の英語は?-😢-#つぶやき英単語 1709

(2022.8.15)

『遺族』は英語では bereaved family と言うそうです。

今日は終戦の日です。
英字紙 The Mainichの記事に、77回目になる戦没者記念式典での戦争遺族の方のスピーチの内容が載っており、bereaved families という言葉が使われていました。

Kenichi Otsuki, the 83-year-old representative of relatives of the war dead, said in a speech that the world is still witnessing bereaved families in conflicts such as Russia’s invasion of Ukraine.
戦没者遺族代表の大月健一さん(83歳)はスピーチで、世界は今もロシアのウクライナ侵攻などの紛争で生じる遺族を目撃し続けていると指摘しました。

“We have to recognize again that war is not something in the distant past but something close to us,” said Otsuki, who lost his father in China, pledging to continue to pass down the tragedy of war and the preciousness of peace to future generations.
中国で父を亡くした大月さんは、「戦争は遠い過去のものではなく、身近なものであることを再認識しなければなりません」と語り、戦争の悲惨さ、平和の尊さを後世に伝え続けることを誓っていました。

遺族 bereaved familyの bereavedは『肉親に先立たれた、あとに残された』の意味の形容詞で、この元となる動詞の bereave は、事故などが人から『(肉親などを)奪う』の意味だそうです。

確かに戦争が人の命を奪っているのでしょうが、それを始めて続ける決断をしている人に責任があると思います。

英語俳句「夏の蝶」-🦋-#つぶやき英単語 1700

(2022.8.6)

英語俳句を一つ。 Here is my English Haiku.

Just enjoy living
No need for fighting now
Summer butterflies

      (by Zuka)

争わず 生きて楽しめ 夏の蝶   

(一般に蝶は春の季語とされますが、夏の蝶とすれば当然、夏の季語になります。)

オレンジと黒の色が特徴的な二匹の蝶を見かけました。
これは ツマグロヒョウモン(英名はIndian Fritillary)です。
前にこの幼虫を見つけて調べたので知っていました。
            (関連投稿→黒にオレンジの君は
模様が違うのは雄と雌だからです。仲がいいのは当たり前かもしれません。

ツマグロヒョウモン (左が雄、右が雌) Indian Fritillaries

もし、死んだ人の魂が何かの形で、例えば蝶になって帰ってきたとしたら、
今の世の中をどう見るのでしょうか。
If the souls of those who died somehow returned, say as butterflies, how would they view the world today?

今日、8月6日は広島の原爆投下から77年目の記念日だそうです。
Today, August 6, 2022, is the 77th anniversary of the atomic bombing of Hiroshima.

「来た、見た、勝った」にあと一歩・・・Rugby test match:Japan vs France―🏉―#つぶやき英単語 1673

(2022.7.9)

「来た、見た、勝った」(veni, vidi, vici:英訳 I came, I saw, I conquered.) はジュリアス シーザーが戦争の勝利をローマに知らせたときの言葉だそうです。

2022.7.9 国立競技場で行われたラグビー日本代表とフランスとのテストマッチ、
もうちょっとで、僕を含めた50000人以上の観客が
「来た、見た、勝った」We came, We saw, We conquered. と言えたかもしれません。
本当に惜しかった。フランス20-15日本のスコアでしたけど
あれがトライになってたら・・・。

なので、実際は
「来た、見た、勝てたかも」 We came, We saw, We could have won.
という体験でした。

ここで、久々の英語俳句を一句。
Leaving a bitterness
On the summer lawn
No side !
「夏芝に くやしさ残す ノーサイド」

僕の「見た光景」を貼っときます。

大谷君のチームの「乱闘」のこと、英語で何と言ってるの?-⚾-#つぶやき英単語 1661

(2022.6.27)

野球などのスポーツの試合で時々起こる『乱闘』ですが、英語で何と言うでしょうか?

『乱闘』のことは、bench-clearing brawl と言うようです。
bench-clearing は『ベンチから全員が出てくる(ような)』という意味で、
brawl が『取っ組み合い、けんか』のことです。
これ、bench-clearing だけでも『乱闘』の意味になるようです。

MLBでは、大谷選手のいるANGELSとMARINERSとの試合で、だいぶ派手な乱闘が有ったようですね。

これに関するBen VerlanderさんのTweet でも、
WE HAVE A LEGIT BENCHES CLEARING BRAWL IN ANAHEIM!!
「アナハイムで正真正銘の両軍全員がベンチから出るような乱闘があった。」
のように書かれています。
ここで、わざわざBENCHSと複数形になっているのは
「両方のベンチが空っぽになるほどの」ということなのだと思います。

大谷選手がまきこまれてケガしたら困るので、乱闘になる前に止めてほしいですけどね。

サボる、サボタージュあるいはsabotage―#つぶやき英単語 1646

(2022.6.12)

サボるという言葉が、sabotageから来てるのはご存知ですよね。

sabotageは
『労働争議中に労働者が機械・製品などに故意の損傷を加えること』『妨害破壊行為』のことです。過激ですね。

これに対して、
日本語の『サボる』は、「(仕事、授業、練習などを)怠ける、怠けて休む」という意味ですから、sabotage とは内容が異なります。

また、カタカナの『サボタージュ』も、sabotage と同じではないのです。
日本では、労働争議の戦術としての「怠業」をサボタージュと呼んでいて、
業務能率を落とすことはしても、破壊行為までは含まないイメージです。
(日本語のサボタージュ=怠業は、英語ではslowdown や go-slow と言うそうです。)

逆に、英語のsabotage は怠業という意味を含まないのだそうですよ。
そんな生ぬるいのはsabotage じゃないということでしょうか。

sabotage の語源はフランス語で、フランスの労働者が争議中に木靴 (sabot) で機械などを破壊したことに由来するらしいです。
そもそもの成り立ちから破壊ありきなんですね。




英語で『和平』は?-🕊️-#つぶやき英単語 1602

(2022.4.30)

「人や国が争いをやめて平和になること」を『和平』と言いますが、
これは英語で何になるのでしょうか?

和英辞典で調べると、『和平』は peace ですと。

peace と言えば『平和』ですけれど、
この漢字をひっくり返した『和平』もpeace なんですね。

『和平交渉』なら peace negotiations になります。

例文です。
Peace negotiations should be pursued to prevent further civilian casualties.
「これ以上市民の犠牲を出さないために、和平交渉を進めるべきです」

オリーブの枝をくわえた鳩のイラスト

なお、日本語でも、和平と平和には「世の中が穏やかであること」などの共通のイメージがあり、基本的には類義語と言えます。
ただ、争いを納めて穏やかにする行為に関しては「和平」を用いるのが普通ということだと思います。

bereaved family は?-😿-#つぶやき英単語 1592

(2022.4.20)

NHK WORLD-JAPANの英語ニュースで
bereaved family 『遺族』という表現を使っていました。

そのニュースのウクライナのレポートで、戦死した人の遺族が出てたので・・・。

病気などで人は必ず死ぬので遺される人が出るのも仕方がないことですが、
でも戦争でたくさんの人が亡くなる状態は何とかできるんじゃないでしょうか。

一刻も早く戦争を止めてもらいたいと思います。

遺影で使われる額縁のフレーム素材

bereave が『奪う、失わせる』の意味の動詞で、
bereaved が『肉親に先立たれた、あとに残された』の形容詞です。
the bereaved でも『あとに残された人、遺族』の意味になります。

The grief of the bereaved families was palpable.
「遺族の悲しみが伝わってきた」

英語で「挑発」は?-🤪-#つぶやき英単語 1588

(2022.4.16)

『挑発』を英語で何というでしょうか?

和英辞典で『挑発』を調べると provocation と出ていました。

これを使った例文です。
Their menace and provocation triggered the conflict.
「彼らの威嚇と挑発が紛争の引き金となった」
( menace 威嚇 については最近書いたばかりです→No.1586) 

変顔のイラスト

関連する語として
動詞の provoke 『挑発する』や、形容詞の provocative『挑発的な』が挙げられます。

例文です。
Never try to provoke us.
Or, you will pay for your provocative attitude.
「私たちを挑発しようとするな。
さもないと、その挑発的な態度の代償を払うことになるぞ」

挑発的な態度をとって、あまりいいことはないと思います。
争いを起こすよりも、納める方が大変ですからね。

英語で「威嚇」は?-🚀-#つぶやき英単語 1586

(2022.4.14)

『威嚇(いかく)』を表す英単語には threat, intimidationmenace などがあります。
threatenintimidate は動詞で『威嚇する』の意味にもなります。
menace はそのまま動詞としても使われます。

使ってみましょう。
He often makes threatening remarks. 
「彼はよく威嚇的な発言をする」
Intimidation by the military exacerbated the situation.
「軍による威嚇が状況を悪化させた」
The president continued to speak in a menacing tone.
「大統領は威嚇的な口調で話し続けた」

ただ、『威嚇射撃』は warning shot と言うようです。

化け猫のイラスト

なんかロシアの潜水艦が日本海でミサイルを発射したとか。
こういうのを威嚇と言うんですね。