(2021.1.3)
正月の1月2日と3日、何ということなく箱根駅伝見て過ごしてる人は多いはず。
(僕だけではないでしょう?)
で、スポーツの名前ってJudo をはじめ、日本発で英語の辞書に載るレベルまで国際化しているものがいくつかありますよね。
それでは、駅伝 Ekiden の英語圏での認知度はどんなレベルでしょうか?
One look dictionary searchというサイトで検索して、柔道、空手、競輪、駅伝が、いくつの辞書でヒットするかを試してみましょう。(Generalと分類されたオンライン辞書・辞典のみカウントします。Sports用語集などは、カウントしません。)
まず、柔道 Judo は? One lookで、24種類の一般的なオンライン辞書・辞典に載っていることが分かります。OxfordでもMerriam-Websterでも、英語の辞書なら載ってなかったらモグリというレベルですね。前の1964年の東京オリンピックから正式競技ですし、当然と言えば当然の認知度ですね。
空手 Karate も日本の武道の代表格で、これはjudoよりも多い25件の辞書に載っていました。柔道を100%としたら、104%の辞書に載ってることになります。やはり、空手の方がちょっと派手だからでしょうか。Karate kid とか映画も有ったし、今度の東京オリンピックでも採用されていますからね。まあ、Karateも英語になってる感じです。
次に競輪というかケイリン Keirinですが、5つの辞書に載っています。
Oxford, Collinsという老舗の辞書にも載ってますが、Judoを100%とした時の英語辞書界での認知度は約20%というところでしょうか。
たぶん、Keirinは五輪正式競技ですが、2000年のシドニーオリンピックからの実施で、自転車競技の一部門なので、言葉の普及度としてはこんなもんかと思います。
最後に問題の駅伝 Ekiden なんですが、One lookで出てくるのは2件、WictionaryとWikipediaのみでした。英語辞書への普及は、柔道を基準とすると約8%にとどまっています。まだ、なかなか英語圏の普通の人には通じないかもしれませんので、話題にするなら説明をしてあげればいいと思います。
Wictionaryでの説明は
Borrowed from Japanese 駅伝 「日本語の駅伝からの借用語」
A Japanese long-distance relay race, typically on roads.
「日本式の長距離リレー競技で、通常ロードで行われる」
となっています。
でも、Ekiden、オリンピックでやったら面白いと思うんですけどね。
個人的には、箱根駅伝のコースの上りを外国の選手が走ったら、世界的な「山の神」が出てくるのか興味あります。ケニアの選手とか強そうですよね。
山の神レースだけでも、どこか主催しないですかね。