「リース」の英語は?―🎅―#気になる英語調べ隊 2384

(2024.12.20)

『リース』と聞いて、カーリースを思い浮かべた人。
そのリースは lease で
『賃貸借、賃貸借契約、賃貸期間』の意味です。
発音記号では líːs です。

『リース』で、クリスマスのリースを思い浮かべた人。
そのリースは wreath で
『(花・葉・小枝などで作る)輪、花冠』の意味です。
発音記号では ríːθ です。

英語では全く違うのに
カタカナで書くと同じになるのが・・・。

tear one’s hair out は?―🧔🏻‍♂️―#気になる英語調べ隊 2383

(2024.12.19)

tear one’s hair out はどういう意味でしょうか?

これで『(悲しみ・怒りなどで)髪の毛をかきむしる』の意味になるそうです。
場合により『取り乱す、ひどく興奮(心配)する、頭を抱える』などのようにも訳せます。

tear というと『涙』と思うかもしれませんが、
この場合の tear は動詞で『引き裂く』のような意味になります。
(この『引き裂く』の tear の発音は tέər(テア)で、
『涙』のtear の発音 tíər (ティア)とは異なります。)

例文です。
He was so concerned for his daughter’s safety that he was tearing his hair out.
「彼は娘の安否を心配するあまり、髪の毛をかきむしっていた」

取り乱した状況で髪の毛をかきむしったりするのは
日本でも英語を使う国の人でも同じなんじゃないですかね。

このごろ見かけない「公衆電話」「電話ボックス」の英語―☎―#気になる英語調べ隊 2382

(2024.12.17)

公衆電話とか電話ボックスって、このごろ見かけませんね。

『公衆電話』は英語では、pay phone や public phone のように言います。

『電話ボックス』は (tele)phone booth や call box などのように言うようです。

もうニューヨークには一か所も電話ボックス残ってないらしいです。
東京にはまだあるんじゃないかと思いますが、いずれ無くなるかもしれません。

まあみんな携帯電話持ってるんで、当たり前といえば当り前ですけど。

一字違い:blain と brain ―🧠―#気になる英語調べ隊 2381

(2024.12.16)

日本語に無い L と R の違いは、
聞くにしても話すにしても僕には難しい点に感じられます。日本人だからね。

で、L と R が入れ替わった一字違いの単語にも、じゃっかんの苦手意識が有ります。

たとえば、ブレインという言葉は日本語にもなって、「脳」や「知性」といった意味で使われていますね。
これカタカナで書いてしまうと、レが LだかRだか分かんなくなったりしません? 

この場合のブレインは『脳、知力』などの意味の単語 brain なので、 R の方ですね。

ややこしいのは、
もしスペルの Rを間違えて L にして blain と書いてしまっても、
スペルチェックでは引っかからないのです。
だって有るんですよ、このblain という単語。

blain は 『膿疱(のうほう)、はれもの、まめ』の意味になります。
これ自体はあまり使われない単語かもしれませんが、
僕は chilblain 『しもやけ、凍傷』という単語から、
この blain という単語を知りました。

これLとRの区別のないカタカナ語にしちゃうから
こういうことになるんですよね。

fumigate はバルサンで?―🐛―#気になる英語調べ隊 2380

(2024.12.15)

fumigate という動詞、
辞書サイトMerriam-Webster での定義は以下のようになっています。

to apply smoke, vapor, or gas to especially for the purpose of disinfecting or of destroying pests
「特に消毒や害虫駆除の目的で、煙や蒸気、ガスを使用すること」

この単語の和訳は、
『燻蒸(くんじょう)する、燻蒸消毒する、(煙で)いぶす』になります。

関係する名詞には、fumigation 『燻蒸』、fumigant 『燻蒸剤』があります。

例文です。
I want to fumigate my house to get rid of cockroaches, what should I use?
「ゴキブリ駆除のために家を燻蒸をしたいのですが、何を使えばいいですか?」

The most well-known fumigants in Japan are Varsan or Earth Red, which are sold at drugstores.
「日本で最もよく知られている燻蒸剤はバルサンやアースレッドで、ドラッグストアで売っています。」

ああいうの、どれくらい効くんですかね?
後始末のところが心配だけど・・・。

英語で「自給自足」は?―🥬―#気になる英語調べ隊 2379

(2024.12.13)

自給自足とは、必要とするものを全て自分で賄ってまかなって足りるようにすることですね。

この『自給自足』は、英語では self-sufficiency と言います。
sufficiency が『足りること、充足』の意味なので、self-sufficiency は自分で充足することですね。
形容詞 self-sufficient が『自給自足の』の意味になります。

例文です。
He dreamed of living a self-sufficient life, but he also understood that complete self-sufficiency would be difficult.
「彼は自給自足の生活を夢見ていたが、完全な自給自足が困難なことも理解していた。」

まあ、家庭菜園で野菜つくるぐらいなら、できそうな気がしますけど。

この単語は、オンライン英会話 bizmates のDiscovery Lesson で使用した英文に出てきました。

rule 34って何?―🙈―#気になる英語調べ隊 2378

(2024.12.12)

辞書サイトWeblioの検索ランキングで、
rule 34 というのが上位に入っていました。

rule 34というのはネットスラングで
「この世に存在する全てのものにそれを扱ったポルノがある」
ということを指すそうです。

何にでも、それを意味する言葉があるものですね。

それにしても、
今日、なぜ多くの人がこのrule 34 を調べたいと思ったのでしょうか?
謎です。

「氷山の一角」の英語は?―🧊―#気になる英語調べ隊 2377

(2024.12.11)

『氷山の一角』とは、物事のごく一部分だけが外に現れている状態を表す言葉ですね。
氷山で水面から出ているのはごく一部ということから来たたとえです。

この『氷山の一角』は、英語では tip of the iceberg になります。

iceberg が『氷山』です。これは「氷の山」の意味の中期オランダ語が語源だそうです。
tipは『先端、(山の)頂点』などの意味です。

例文です。
The political finance scandal that has come to light is only the tip of the iceberg.
「明らかになった政治資金スキャンダルは氷山の一角に過ぎない」

政治については、この際に大掃除が必要な気がしますけどね。

cry for the moonは?―🌕―#気になる英語調べ隊 2376

(2024.12.10)

cry for the moon は『得られないものをほしがる、できない事を望む』の意味の表現です。

cry for が『(を求めて)叫ぶ、欲しがる 』の意味なので、
直訳ならcry for the moon は「月を欲しがる」ということになります。

このcry for the moonという表現は、
「名月を 取ってくれろと 泣く子哉」
という小林一茶の俳句を思い起こさせますね。

さすがに子供に月をとってくれと泣かれても無理な物は無理。
そんな時は、月の写真を撮ってお茶を濁すぐらいでどうでしょう。
「ほらとったよ」

the downfall of society ―🚥―#気になる英語調べ隊 2375

(2024.12.9)

downfall には『失墜、破滅、失脚、破綻』の意味が有ります。

the downfall of society begins with the individual
「社会の破綻は個人から始まるのです」

母が初めて日本に引っ越してきたとき、
人通りの少ない住宅街でベビーカーを押しながら信号無視をしようとした。
すぐに身なりの良い年老いた日本人男性に呼び止められた。
彼は完璧な英語で「社会の破綻は個人から始まるのです」と穏やかに言った。

(こういうお年寄りはかっこいいと思います。)