steel oneselfは?-🔨-#気になる英語調べ隊 2338

(2024.11.4)

steel oneself という表現があります。
steel は名詞なら『鋼』ですが、ここでは動詞です。

動詞のsteel は、 steel oneself の形で以下の意味になります。
: to make (oneself) ready for something difficult or unpleasant
 「困難なことや不愉快なことに対して備える」
: to fill (oneself) with determination and courage
 「決意と勇気をみなぎらせる」
Merriam-Webster

研究社の新英和中辞典でも
「心を固くする、心構えする、心を鬼にする」などの訳が出ていました。

使ってみましょう。
She had to steel herself for bad news.
「彼女は悪い知らせを覚悟せざるをえなかった」

Because of the quality problems, we steeled ourselves for a decline in profitability.
「その品質問題のために、私たちは収益の低下を覚悟していた。」

鋼が硬いというイメージから、このような表現ができたと思うと、
なかなか面白いと思います。
(オンライン英会話、Bizmates のレッスンで覚えた表現です。)

statue と statute ―🗽―#気になる英語調べ隊 2303

(2024.9.29)

statue は『彫像、塑像』です。
Statue of Liberty なら「自由の女神像」ですね。

このstatue のu とeの間にt を入れると、
statute という別の単語になり、『法、法律、規則、制定法』の意味になります。

statue と statute、意味は全く違うのに、似ている綴りでかなり紛らわしい感じですね。

実は、この statue とstatute は語源が同じで、「立てられたもの」の意味のラテン語だそうです。
像は実際に「立てられたもの」ですし、
法律に関しても「立法」と言いますから、立てるというイメージがあるわけです。

二つ合わせて使ってみましょう。
Any determination regarding the ownership of this statue must be made in accordance with the statute.
「この像の所有権に関するいかなる決定も、法令に従って行われるべきである。」

発音について言うと
statue の発音記号が stǽtʃuːで、statute は stǽtʃuːt です。
これも、最後のt の有無の違いだけなので、リスニングでも聞き間違えることも有るかもしれません。

なお、この二つの他に、r がついている stature という単語も有りますから、
これを加えるともっと紛らわしいかもしれません。
stature については前に書いてますので、そちらも見てくださいね。
→ stature について

トランプ氏のstunning photo !-🇺🇸-#気になる英語調べ隊 2336

(2024.7.15)

大統領候補のトランプ氏の暗殺未遂事件、間一髪でしたね。びっくりです。
この事件自体もそうですが、事件直後に、血を流しながら拳を挙げるトランプ氏と取り囲むSP、青い空に掲げられた星条旗というニュース写真にも驚きました。
ある意味で、 stunning photo 「見事な写真」という感じです。
stunning は『気絶させるような、見事な』の意味の形容詞ですね。

右派のコラムニストの方が、Xにこんな投稿をしてました。

Woke up thinking about this and I’m still stunned. I’ve been as big a Trump critic as anyone else on the right over the past couple of years, but what happened last night, Trump’s brave, defiant reaction, and especially the stunning photos that captured it, stirred something in me that I never knew was there. Somehow, I want to run through a wall for someone I worked against the entire primary cycle. If this didn’t change the world, it certainly changed me.
訳すとこんな感じです。
「これを考えながら目が覚めて私は唖然とした。過去数年間、私は右派の側の誰よりもトランプ氏を批判してきた人間だ。しかし昨夜起こったこと、トランプの勇敢に戦おうとする反応と、特にそれを捉えた見事な写真が、私な中に有ると思っていなかった何かをかき立てた。なぜか、私は予備選の全期間を通じて敵対していた人物のために壁を突き破りたくなった。これが世界を変えなかったとしても、私を変えたことは確かだ。」

これは、アメリカの人が好きそうな写真で、
なにかAIが作り込んだのかと思うほどです。
大統領選挙にもこれが少なからぬ影響を与える気がします。

「直立する」の英語って❓―🧍‍♂️―#気になる英語調べ隊 2326

(2024.7.7)

辞書サイトのWeblioに「みんなの検索ランキング」というのが載っています。
何日か前、このランキングの上位に『直立する』というのが入っていたのですが
これは英語だと stand erect だそうです。

へえー・・・。

でも、なんでこの言葉をみんなが検索してランクインしたのでしょうか?
わからん。

白銀ノエルさんの英語版プロフィールでstronk を覚えました―⚔―#つぶやき英単語 2301

(2024.6.14)

ホロライブのVTuber 白銀ノエルさんの英語版プロフィールstronk という単語が使われてました。こんな感じで
’Hungering for power, she came to train to the VTuber world where all the stronk people are.’

ぼくは最初、strong の打ち間違えなんじゃないかと思ったんです。
これ教えてあげた方がいいかとも思ったぐらいですが、ぼくが無知なだけでした。

stronk という単語もあるんですね。
どんな辞書でも載っているといった単語では無いのですが、Wiktionary に 出てました。

Intentional misspelling of strong for humorous or sarcastic effect. In some cases, it is meant to evoke a non-native pronunciation of strong.
「ユーモアや皮肉を込めて意図的にstrongをスペルミスしたもの。
strongのネイティブでない発音を連想させる場合もある。」

このプロフィールも、わざとstrong じゃなくて stronk を使っているのか!

当り前ですがノエル団長のプロフィールには日本語版も有ります。
上の英文に対応する部分は
「強さに憧れるあまり、つよつよな人達が集まるVTuber界に武者修行にきた。」となっています。

つまり日本語で「つよつよな」とちょっと面白い言い方をしているので、
英語でもユーモラスな感じを入れて stronk にしているわけですね。


ということで、stronk = つよつよな と思っておけばいいでしょう。
白銀ノエル団長から 英単語をひとつ教わった感じです。

これは、白銀正騎士団に入団して恩返しせねば。

(白銀ノエルさん関連→ここ

ビジネスで使われるstreamline は❓-🚄-#つぶやき英単語 1988

(2023.5.8)

streamline は名詞なら『流線(形)』の意味です。
これは、形容詞『流線形の』や『流線形にする』の意味の動詞としても使われます。

しかし、ビジネスの話の中では、このstreamline が違った意味になり、
『(仕事・生産などを)合理化する、能率化する』を表す動詞としても使われるのだそうです。

使ってみましょう。
We will further streamline our production processes in order to compete in the steel sector.
「鉄鋼分野での競争に勝つため、我が社はさらに生産プロセスを合理化します」

企業も本当の意味での合理化・能率化を進めてほしいものです。
その場限りで人を減らすのが、合理化ということではないと思いますので。

WBC決勝:Storybook ending-⚾-#つぶやき英単語 1937

(2023.3.22)

WBC決勝戦すごかったですね。
特に大谷 vsトラウトのエンディングは、アニメかなんかですか?

この試合を英語記事の見出しで何と表現しているか、拾ってみました。

Fox News
STORYBOOK ENDING: Japan won its third World Baseball Classic, taking down the United States, 3-2.
「物語のような結末:日本が3-2でアメリカを下して、3度目のワールドベースボールクラッシック優勝」

YAHOO!SPORTS
Baseball Gods Delivered Dream Ohtani-Trout Matchup in WBC Final
「野球の神様が WBC決勝で夢の大谷-トラウト戦を実現した」

REUTERS
WBC win the best moment of my life, says Japan’s Ohtani
「WBC優勝は人生最高の瞬間と語る日本代表の大谷選手」

USA TODAY
‘He won Round 1:’ Shohei Ohtani vs. Mike Trout gave World Baseball Classic the storybook ending it deserved
「1ラウンド目は彼の勝ち:大谷翔平 と マイクトラウトの対決が、ワールドベースボールクラシックにふさわしい物語のような結末をもたらした」
   「1ラウンド目は彼の勝ち」はトラウトのせりふらしいです。

こういうのを storybook ending と言うのですね。
覚えました。



梅の「種」は英語で何? -🍑―#つぶやき英単語 1780  

(2022.10.23)

seed は植物の『種(たね)、種子』のことですね。でも、梅干しの中の「種」は、英語では違う呼び方になるようです。
何と言うでしょうか?

🍙🍙🍙

答えは stone です。(石のstone と同じです。)
stone は『ウメ・モモなどの果実の中の核(堅い内果皮に包まれた部分)』のことです。
日本語ではこの核のことを普通「種」と呼んでいます。
ですが、植物学的な意味での本当の「種子」は、核の殻の中にあるのだそうです。英語では、この辺を分けた呼び方になっているということですね。

ちなみに、このような核が中にあるタイプの果実を『核果』と呼ぶそうで、
これは英語で stone fruits となります。

英作文に使ってみましょう。
Umeboshi are made by pickling whole ume-plums containing those stones inside.
「梅干しは、種が入った丸ごとの梅の実を漬けて作られます。」

sticky fingers は?-👈―#つぶやき英単語 1775

(2022.10.18)

sticky fingersは『盗癖』という意味なんですね。
have sticky fingers で『盗癖がある』です。

sticky は『ねばねばする、粘着する』の意味があるので、
sticky fingers は文字通りだと「くっつきやすい手」というようなことです。

GRAMMARISTというサイトの説明には
The expression sticky fingers came into use in the mid-1800s and calls to mind an image of paper money sticking to someone’s fingers, as if the criminal weren’t really planning to steal.
sticky fingersという表現は1800年代半ばに使われるようになり、紙幣が指にくっつき、まるで犯人が本当に盗むつもりがなかったかのようなイメージを思い起こさせる。」と書いてありました。

確かにそういう人が捕まったら
「あっしは盗るつもりは無いんですよ。
でも、なぜかお金の方から手にくっついてきちゃうんで・・・」
とか言いそうなイメージが有ります。

盗みって言っても、ルパン的な大泥棒というよりは
スリとか置き引きのイメージですね。

使ってみましょう。
There are not a few people in this area who have sticky fingers.
「この辺じゃ盗み癖のある人間は少なからずいます」

日本だと、平気で荷物置いて席取りしてたりしますけど、
まあ、ちょっとは用心したほうがいいかもしれませんね。

「ものもらいができた」の英語-👁-#つぶやき英単語 1768

(2022.10.11)

I got a sty in my left eye.
「左目にものもらいができた」

sty が『ものもらい、麦粒腫』です。
(sty には他に『豚小屋、汚い家』の意味も有ります。なんかひどい。)

他にhordeolum でも『麦粒腫、ものもらい』の意味になります。

「ものもらい」はまぶたにある脂腺や汗腺に細菌感染して起こる病気で、麦のような大きさの膨れができるため「麦粒腫」とも呼ばれるそうです。

本当にできました。
とりあえず、左目がかゆいです。