「不完全燃焼」の英語は?-🔥-#気になる英語調べ隊 2333

(2024.10.30)

『不完全燃焼』は英語で
imperfect combustion や incomplete combustion と言います。

imperfect や incomplete が『不完全な』で、
combustion が『燃焼』ですね。

反対の『完全燃焼』は
perfect combustion や complete combustion となります。

Xのポストで incomplete combustion が使われていました。
Do not burn waste in open.
Burning waste in the open results in incomplete combustion thereby releases various gases that are harmful to human health.
「野外でごみを燃やさないでください。
野外でごみを燃やすと不完全燃焼が起こって人体に有害なさまざまなガスが発生します。」

とりあえず、勝手にごみを燃やすのはやめましょう。

英語で「知的財産」は?―🧠―#機になる英語調べ隊 2273

(2024.8.30)

『知的財産』は英語では intellectual property と言います。
IPと略されることも有ります。

Merriam-Webster 辞書のintellectual propertyの説明
property (such as a concept, idea, invention, or work) that derives from the effort of the mind or intellect
also : a right or registration (such as a patent, trademark, trade secret, or copyright) relating to or protecting this property
「精神または知性の努力に由来する財産(概念、アイデア、発明、著作物など)。
また、この財産に関係したり守るための権利や登録(特許、商標、企業秘密、著作権など)。」
となっています。

エンタメ関係では、マンガやアニメ作品や人気キャラクターのIP=版権・著作権 のことがしばしば話題に出ます。
日本は、この種のIPビジネスでは強いですね。

Youtuberの「案件」の英語は❓―#つぶやき英単語 2315

(2024.6.27)

国語辞典的に言えば『案件』は「取り地扱いの対象になっている事柄」です。
でも、Youtuber などが『案件』という場合、企業案件というような意味で、製品のPRを目的とした配信の事だったりします。

英語では、この意味の『案件』をInfluencer marketing と言うそうです。
SNSなどで、人気のある人の影響力で製品を宣伝するようなことですね。

例えば、こんな感じ。

白銀ノエルさんがミツカンとのコラボで味ぽんのPRの配信をしていて、
彼女自身、事前に案件の配信予定があると言っていました。

ただ、英語でインフルエンサー本人が言う場合、influencer marketing と自分では言わないような気がします。(自分のことをinfluencer と言うのはどうかと思うし)
例えば
We are collaborating with a company and have plans to stream product promotions on Youtube.
「ある会社とのコラボで製品のプロモーションを配信する予定がある」と言った方が分かりやすいかもしれません。

[白銀ノエルさん用語6:案件の英語]

(白銀ノエルさん関連→ここ



animate と inanimate ―📺―#つぶやき英単語 2552

(2024.4.27)

animate という単語には、動詞として
『生命を吹き込む、活気づける、励ます、アニメ化する』などの意味が有ります。
これは僕も前から知ってました。
(アニメ・マンガグッズを扱うお店の名前にもなってますね)

それで、inanimate という単語を初めて見た時にぼくは、
in- は否定の意味の接頭辞だから「活気を失わせる」的な意味と推測したのですが、
大外れでした。

inanimate は『 生命のない、無生物の、活気のない』の意味の形容詞です。

実は、animateは動詞の他に、
『有生の、生命のある、生気のある』の意味の形容詞としても使われるんです。
inanimate は、この形容詞のanimate の反対語になっているわけですね。

使ってみましょう。
It is obvious that computers are inanimate objects, but they appear to be capable of certain kinds of thinking.
「コンピュータは明らかに無生物であるが、ある種の思考が可能なように見える」

無生物といっても、AIとかになると人間より役に立ったりします。
これからの世の中、生物でいるのも楽ではないなと思います。

英語で「生意気な若造」は❓―👶―#つぶやき英単語 2511

(2024.3.17)

「生意気な若造」は、英語で何と言えばいいでしょうか?

「葬送のフリーレン」のアニメ第27話で、
デンケンがリヒターのことを「生意気な若造」と言っています。
これ、英語字幕では insolent youngster となっているようです。

insolent は『生意気な、横柄な(で)、無礼な(で)』の意味で、
語源は「慣れていない」の意味のラテン語です。

youngsterは『若者、若造、子供、少年』です。
young 「若い」+ -ster 「…な人」で、この意味になります。

このシーンでのデンケンのセリフは
「リヒター、おまえは本当に生意気な若造だ」で、
その英語訳は
”Richter, you truly are an insolent youngster.” となってました。

デンケンは、リヒターのことを「生意気な若造」と言いながら、
嫌いじゃない、自分もそうだったからのように続けています。
これはリヒターに対する励ましの言葉の中で言っているんですね。

デンケンは権力争いの末に宮廷魔法使いの座についたということですが、けっこういい人に見えます。ちゃんと周囲の人を理解し深く考えていないと、権力争いもできないのかもしれません。(孫娘のようなラオフェンと一緒にいるのが微笑ましいですし。)

ちなみにデンケン Denken は、ドイツ語の「考える」で、英語の think に当たるそうです。

in the doldrums は❓―🌏―#つぶやき英単語 2190

(2023.11.22)

in the doldrums というイディオムは、
『無風帯に入って、沈滞状態で、ふさぎ込んで』の意味だそうです。

Collinsの辞書の説明では
If an activity or situation is in the doldrums, it is very quiet and nothing new or exciting is happening.
「活動や状況が in the doldrums というのは、それが非常に静かで、新しい事や興奮させるようなことが起こらないことだ」
となっていました。

なお、doldrums というのは
『(赤道)無風帯、無風状態、憂うつ、ふさぎ込み、停滞状態』の意味だそうです。
(赤道無風帯は「北東貿易風と南東貿易風に挟まれた赤道付近の風の弱い地帯」のことです。)

使ってみましょう。
Our food business is in the doldrums.
「私たちの食品事業は停滞しています」

無風ってそそんなに悪くないと思うのですが、
このin the doldrums というイディオムは、停滞する等の少しネガティブな意味で使われることが多いようです。

これはdoldrum が航海用語ということを知ると理解できると気がします。
つまり、風で動く昔の帆船は無風状態ではなかなか進まないので、
無風帯にいる(in the doldrums)ということが、停滞するという意味につながると考えられます。

in the abstract は❓-😱-#つぶやき英単 2142

(2023.10.4)

in the abstract
『理論上は、理論的に考えれば』の意味になるのだそうです。

使ってみましょう。
In the abstract, the use of artificial intelligence could increase our process efficiency.
「理論的に考えれば、人工知能の利用でプロセス効率を上げることができる」

名詞のabstract は『抽象芸術、抽象画』や『抽象的なもの』の意味を持ちます。
これが『抽象的(理論的な)な思考』の意味にもなるようです。

他にも、abstract には『要約』という意味も有りますね。

What an influencer! 大谷翔平-⚾-#つぶやき英単語 2129

(2023.9.21)

だいぶ前に「Angels の関係でちょいちょい出てくるHalosって何?」というのを書いたんですが、昨日(9/20)になって、これ見る人が急増しました。

「何これ?」と思ったんですが、「これか!」と納得しました。
大谷翔平選手が手術を受けてから出したコメントに書いてあったんですね。

It even affects my blog,
What an influencer, Shohei Otani!
僕のブログにまで影響するんだから、
なんてインフルエンサーなんだ、大谷翔平!

ちなみにinfluencer は『大きな影響を与える人、影響力を持つ人』のことです。
(世の中にいる自称インフルエンサーは、influencer ではないのでは?)

Halos は 大谷選手の所属する Angels の別名と言うか、
チームのニックネームみたいなものです。
大谷選手が Go Halos って言うのも、なんか面白い感じ。
(試合出ている時は、言われる側だったですから)

inter- じゃない inter は❓-🪦-#つぶやき英単語 2114

(2023.9.6)

接頭辞のinter-は『中・間・相互』という基本的な意味を持っています。
international なら「国と国の間の」ということで『国際間の、国際的な』の意味になるわけです。

ところが、接頭辞ではない inter という単語も有って、
『(死体を)埋める、埋葬する』の意味なんだそうです。

この動詞は、以下のように使えます。
Soldiers who died in the war were interred at this site.
「戦争で死んだ兵士たちはこの場所に埋葬された」

なお、接頭辞のinter-は、amongや betweenの意味のラテン語 inter に由来するそうです。
一方、動詞のinter は、in + ラテン語 terra (=”earth” )から来ているとのことです。

同じ字面で意味のつながりが感じられないのは、そもそも語源が違うからなんですね。


indictは❓(トランプ前大統領の記事から)-📰-#つぶやき英単語 1948

(2023.4.1)

The New York Times の一面の見出し:
TRUMP INDICTED
THE FIRST EXPRESIDENT TO FACE CRIMINAL CHARGES
「トランプ 起訴!
 起訴された前大統領は史上初」 

トランプ前大統領の起訴のニュースで、トランプ氏の顔が大きく出ています。

動詞 indict は『起訴する』の意味で、見出し中の indicted はその過去分詞になります。
TRUMP has been indicted 「トランプ氏が起訴された」ということですね。

関連する名詞 indictment =『起訴 (手続き)』も同新聞社のTweet で使われています。

The front page of The New York Times for March 31, 2023.
Follow our updates on the indictment of Donald Trump.
「ニューヨークタイムスの2023年3月31日の一面
 ドナルド・トランプ氏の起訴に関する最新情報をご覧ください」

これ記事の日付が3月31日でよかったですね。
4月1日だと、これフェイクニュースと思う人がいるかもしれないし。
でも、この人の不倫口止め料に関する起訴らしいから、
エイプリルフールのネタとしたら現実味がありすぎるかもしれません。