cry for the moonは?―🌕―#気になる英語調べ隊 2376

(2024.12.10)

cry for the moon は『得られないものをほしがる、できない事を望む』の意味の表現です。

cry for が『(を求めて)叫ぶ、欲しがる 』の意味なので、
直訳ならcry for the moon は「月を欲しがる」ということになります。

このcry for the moonという表現は、
「名月を 取ってくれろと 泣く子哉」
という小林一茶の俳句を思い起こさせますね。

さすがに子供に月をとってくれと泣かれても無理な物は無理。
そんな時は、月の写真を撮ってお茶を濁すぐらいでどうでしょう。
「ほらとったよ」

一字違い:clutch と crutch は?―🩼―#気になる英語調べ隊 2296

(2024.9.22)

一字違いの clutchcrutch は、両方とも一般的な辞書に載っている単語で、
当然意味が違います。

clutch という英単語には、
動詞として『ぐいとつかむ、しっかり握る』や
名詞として『つかむこと、(自動車などの)クラッチ、ピンチ』などの意味が有ります。

また、clutch は『ピンチで頼れる』の意味の形容詞にもなります。
野球で clutch hitter というのは「ピンチに強い打者」と辞書に出てました。
(チャンスに強い打者のような気もするのですが・・・)

一方、l が r になった crutch は『松葉づえ、支え』の意味の名詞です。
『(松葉づえ、棒などで)支える』の意味の動詞にもなります。

両方いっぺんに使ってみましょう。
He clutched his crutch tightly to prevent it from being stolen.
「彼は松葉づえを盗まれないようにしっかり握った。」
ちょっと無理やりですが。

ラグビーのクロコダイル・ロールは?―🐊―#気になる英語調べ隊 2338

(2024.7.17)

週末のラグビーの試合でも起こったのですが、このごろ『クロコダイル・ロール 』Crocodile roll でペナルティーになるケースが目立っている気がします。

Crocodile 『クロコダイル(アフリカ・ア異議るジア・アメリカ産の大型のワニ)』は、大型の獲物に嚙みついたままで自分の体を回転させ肉を食い千切ると言います。
ラグビーで、このワニのような動きで相手の選手をどけようとする Crocodile roll は非常に危険なプレーで、最近これを禁じるルールが厳格化されたようです。

ラグビーのルールの説明英文に以下のように出ています。
New definition:
Crocodile roll: A prohibited action where a player laterally rolls/twists or pulls a player, who is on their feet in the tackle area, to ground. The action often lands on the player’s lower limbs
新しい定義:
「クロコダイル・ロール: 禁止されている行為で、プレーヤーがタックルエリアで立っているプレーヤーを地面に向かって横にロール/ツイスト、または、プルをするという禁じられた行為。この行為ではしばしば、プレーヤーの下肢に落下する。」

このクロコダイル・ロールを禁止する理由は以下のように説明されています。
Rationale: Player safety. While low in number, these actions continue to cause long-term injuries in many players. The Shape of Game meeting showed clear support for removing the specific action in law.
「理論的根拠:選手の安全。
数は少ないものの、こうした行為は多くの選手に長期的な負傷を引き起こし続けている。シェイプ・オブ・ゲーム会議では、特定の行為を法律で撤廃することへの明確な支持が示された。」

なるほど。選手のケガを防ぐためなら、Crocodile rollを厳格に禁止するのは理解できますね。

この前の日本 vs ジョージア戦では、この反則でのレッドカードが日本チームの数的不利につながりました。今、厳しく適用されているようなので、次の試合では日本の選手の方たちも、無理に相手をはがそうとしてこの反則を取られないようにしてほしいです。
第一、お互いに重篤な負傷を防ぐことになるので、全てのラグビーチームで徹底してもらいたいものです。

Xに出ていた南アフリカ vs アイルランド戦でのケースは、本当に痛そうです。

Hard to watch this…
Crocodile roll needs to be stamped out of the game.
「これは見ていられない・・・
ラグビーからクロコダイル・ロールを排除する必要がある。」

大谷選手の打球音は英語でどう言われてるか❓―⚾―#つぶやき英単語 2532

(2024.4.7)

大谷翔平選手、ホームラン打ち始めました!

それにしても、
大谷選手のホームランの打球音は他と違うと感じている人が多いですね。
そういう英語コメントを集めて訳してみました。

例えば、Xに大谷選手の今シーズン第一号ホームランについて、こんなコメントが出ていました。

The sound off Shohei Ohtani’s bat is just insane
大谷の打球音は本当に狂ってる

他に、大谷選手の第一号ホームラン後のReddit のスレッドでも
バットの音についてのコメントが多くありました。

that sound is addictive, maybe the best bat crack I’ve heard in my life
あの音は中毒性がある。私の人生で聞いた最高の打球音かもしれない。

*crack には『裂け目、割れ目』のような意味も有りますが、(鞭で)パシッと打つ音や、(銃の)パンという発射音の意味にも有ります。大谷選手のホームランの打撃音は、銃の発射音に近いかもしれませんね。ここでは野球なので『打撃音』と訳すことにします。

for real, he didn’t hit this one especially hard but for some reason he always produces the loudest bat cracks
本当に彼は今回特に強く打ったわけではないのに、なぜか彼はいつも最も大きな打球音を出す。

Absolutely thunderous bat crack
全く雷のような打球音

There was an article about it posted in this sub. It’s his bat. Forgot what kind of wood it is.
これに関する記事がこのサブの中に有った。バット(の違い)なんだよ。何という種類の木か忘れたけど。

The bat sounds more “woody“. I know it’s kinda like saying “this wine tastes like grapes” but sometimes it’s applicable…
このバットの音は、より木っぽいね。 「このワインはぶどうの味がする」と言うようなものだが、時にはそれが相応しいことも・・・

bro it’s like a gunshot. i hopped up off my ass
おい、こりゃ銃撃みたいだ。俺、ケツから飛び上がっちまった。

Saw him a few years ago hit 2 HRs at Yankee Stadium and it was easily the loudest ball on bat sound I had ever heard.
数年前に彼がヤンキースタジアムで2本ホームランを打ったのを見たけど、俺が聞いてきたボールとバットが当たる音の中では余裕で一番大きな音だった。

I heard him hit a triple in Colorado and it was nuts loud
彼がコロラドで三塁打を打ったのを聞いたが、くそでかい音だったわ。

That crack was exceptional.
あの打撃音は並外れている

That wasn’t the bat. It was Ohtani exhaling.
あれはバットじゃない。大谷が(あの音を)出しているんだ」

that’s a beautiful sound. i was just listening to it over and over
あれは美しい音だ。何回も繰り返して聞いてた。

As someone who never played baseball I’ve always wondered what makes that sound so different on different hits? Is it the hitters power? Contact with the ball? Timing?
野球をやったことのない私は、いつも不思議に思っていた。打者のパワーなのか? ボールとのコンタクト? タイミングか?

Hitting the sweet spot on the bat makes a different sound
バットのスウィートスポットに当たると違う音が出るんだ。

Always sound that good.
いつもいい音。

was there in person. it sounded like it did on tv. insane crack
現地にいたんだけど、テレビで聞いた通りの音がした。異常な打撃音だ。

Yeah everyone stood up the instant they heard the crack.
イヤー、全員があの打撃音聞いたとたん立ち上がった。

His homers always sound so satisfying off the bat.
彼のホームランはいつも満足感を与えるような打撃音だ。

What the fuck was that sound?
いったい、なんていう音だ。

That sound is truly different lol
あの音は、本当に違う (笑)

That fucking crack 🥲
すげー打撃音。

The sound of that hit startled me a little haha
あの音にちょっと驚いちゃった、ハハ。

That sound off the bat is absolutly scary
あのバットの音、こわっ。

Damn, that sounded beautiful!
くそ、あれは美しい音だ!

Dude his bat cracks are just pure eargasms
彼の打球音はただ純粋に耳の快感だ。

The sound of the bat and the crowd going crazy like it was a playoff game.
How can you not love baseball
あのバットの音と熱狂する観客たち、まるでプレイオフの試合のようだ。
野球を好きにならないはずがない。

THE SOUND IS BACK
あの音が帰ってきた。

Baseball is Back!
いや、野球が帰ってきたんだ!

大谷選手のホームランの打撃音の良さは、言語の壁と関係なく伝わると思います。
(当然、通訳も必要ありません。)

大谷選手に関連する投稿

Cross-Border Rugbyでも強いワイルドナイツ-🏉―#つぶやき英単語 2467

(2024.2.4)

cross-border は『国境を超えて行われる』と言う意味なので、
Cross-Border Rugby は国境を越えて行われるラグビーの試合ということですね。

今日、Cross-Border Rugby 2024として行われた、
ニュージーランドのチーフスと我らが埼玉ワイルドナイツの対戦は、
まさに国境を越えたぶつかり合いという感じでした。

結果はワイルドナイツの快勝!🎉

ワイルドナイツ公式Xは以下の英語コメントを出しています。
That’s a wrap for the inaugural Cross-Border Rugby 2024
An amazing achievement from the boys in blue 🎉
Wild Knights 38-14 Chiefs
Thank you all so much for your support of our Wild Knights! 💙⚔️
「初開催のクロスボーダーラグビー2024の試合終了。
青いジャージの選手たちの驚くべき成果🎉
ワイルドナイツ 38-14 チーフス
ワイルドナイツへの応援、大変ありがとうございます!💙⚔️」

チーフスにとってはまだプレシーズンであることを割り引いても、
ワイルドナイツ、普通に強かったですね。

ワイルドナイツのラクラン ボーシェー選手と
チーフスのダミアン マッケンジー選手
(マッケンジー選手は試合には出ませんでした。)

「刑事告訴」「逆告訴」の英語は❓―📰―#つぶやき英単語 2465

(2024.2.2)

『刑事告訴』は criminal complaint だそうです。
この場合、criminal が『刑事上の』で、complaint が『告訴』です。

これを使って『刑事告訴する』というのは、
lodge a criminal complaint against (somebody) のようになります。

lodge には『宿泊する(させる)』の意味も有りますが、
この場合は『提出する、申し立てる』という意味になります。
lodge のところは file 『提出する』も使われますし、
complaint はcharge でも同じ『告訴」ということになります。

これに対して
『逆告訴』は counter-accusation 、
『逆告訴する』はcountersue と英辞郎に出ていました。


サッカー日本代表の伊東純也選手の件が週刊誌に出て騒ぎになっているようですが、まあ、こういうことは真実が分からない周りは静かにしといた方がいいかなと・・・。

だけど、インパクトが大きい国際試合の大会期間中をわざわざ狙って記事を出したとしたら、週刊誌のやり方も鼻につきますね。

clap じゃなくて crap か、くそ!-💩-#つぶやき英単語 2123

(2023.9.15)

clap は『拍手(する)』とかの意味ですが、
一字違いの crap の意味は全く違います。(当たり前か)

crap は『くそ、排便、たわごと、がらくた、くだらないこと、うそ』や
『排便する、ふんをする』などの意味なんですね。

例えば、以下のように使えます。
動詞:
That bird crapped on the windshield of my car.
「あの鳥は俺の車のフロントガラスにふんをしやがった」

不可算名詞:
This article is crap.
「この記事はたわごとだ」

そうかもしれないけど・・・。

紛らわしくない? clamp, cramp, clump そして crump ‼-😵‍💫-#つぶやき英単語 2117

(2023.9.9)

clamp, cramp, clump そして crump、どれも辞書に載っている英単語です。
似てますよね。

clamp  (発音記号 klǽmp)
名詞『クランプ、かすがい、締め金、(複数形で)やっとこ、鉗子』
動詞『(クランプ、かすがいで)締める、固定する』など

cramp (発音記号 krǽmp)
名詞『さしこみ、激しい腹痛、けいれん、こむらがえり』『かすがい』
動詞『けいれんをおこす』『かすがいで留める、束縛する』

clump  (発音記号 klʌ́mp)
名詞『 茂み、木立、集団、群れ、かたまり』『重い足音』
動詞『群れ[集団・塊]になる(する)、凝集する(させる)』『重々しく歩く』

crump (発音記号 krʌ́mp)
名詞『バリバリいう音、爆発音、爆弾・砲弾』
動詞『バリバリという音を立てる、爆発する(させる)』

なんか、紛らわしくないですか?
特に、clamp と cramp に『かすがい』という共通したような意味があるところなんか。

laのclamp は、主に工具・道具関係の『クランプ、かすがい』の意味。
raのcramp は、主に『けいれん、こむらがえり』ですが、『かすがい』の意味も有る。 
と覚えておこうかなと思います。



「片思いの相手」の英語は❓-😻-#つぶやき英単語 2104

(2023.8.27)

crush という単語には『片思いの相手、(一時的に)夢中になっている人』という意味が有るそうです。

こんな感じで使えます。
She is my crush, but I haven’t told anyone about her.
「彼女は僕の片思いの相手だが、誰にも彼女のことは話していない」

crush は『(一時的な)心のときめき、恋、片思い』の意味も持ち、
He has a crush on her. 
「彼は彼女にべたぼれだ(片思いしている)」のようにも使えます。

ただ、crushの基本的な意味は『押しつぶす(こと)』なので
なんでこれが片思い的なことになるのか不思議です。
こういうどうにもならない気持ちって、押しつぶされている感じなのかもしれないけれど。

(→関連投稿「僕ヤバ」への海外コメントから気になる英語ピックアップ



「僕ヤバ」の英語コメントで覚えた cringe -📖-#つぶやき英単語 2099

(2023.8.22)

アニメ 「僕の心のヤバイやつ」に対するYoutubeでの英語リアクション動画の中で、 cringe という単語がよく使われていました。
(youtube動画は
I LOVE THIS ANIME! | Dangers in My Heart Episode 1

例えば
He is so cringe.
というように形容詞として使われています。

Collins の説明によると、
形容詞の cringe はinformalな用法で
causing feelings of acute embarrassment or distaste
「強い恥ずかしさや嫌悪感をひきおこす」
という意味だそうです。

なので、
He is so cringe.
「彼はキモイ」「彼はイタイ奴だ」とか「彼には引くわ」とか
の意味になります。
(僕ヤバの最初の方の主人公「市川」が何回もこう言われてます)

ついでに他の単語も拾っておきます。

weird『変な、奇妙な』

FWB Friend With Benefits 『セフレ』

kink『変態』

wholesome『健全な』

など。